ウキを使った釣りは、かなり渋い釣りと思われがち。
しかし、世界のトラウトフィッシングについて調べていると、常に登場してくるのがウキを使ったルアーフィッシングです。
特にカナダ・アメリカの河川で狙うトラウトフィッシングは、これがメインとばかりに登場してきますし、とってもメジャーな釣り方のようです。
そして北海道でも、このウキをつけてルアーを投げる方法は超メジャー。いわゆるアキアジ釣りです。
ただ、世界ではこれを海ではなく、河川でも行うし、湖でも行います。
しかもサーモンだけでなく、レインボーにスチールヘッド、チャーにブラウンと、あらゆるトラウトに行うので、たぶん「トラウトを釣るならウキで何か投げろ!」と、どこかの釣りの教科書に書いてあるに違いありません。
しかし、日本でウキをつけてルアーを川に放り込むなんてこと、まぁ存在しません。なぜならこの方法、トラウトを釣るという目的に特化しすぎているため、ルアーフィッシング的なゲーム性が実はあまりないのです。
とはいえ、川でトラウトを狙う餌釣りの面白さがある。
つまり、ルアーを使いつつも、餌釣りのゲーム性を併せ持つ。
これがトラウト・メジャーリーグの二刀流釣法です。
フロート・ルアー・フィッシング。
北海道でおなじみのウキルアー釣りは、実は世界水準のトラウトの釣り方だと、最近YouTubeを見て学びました。
なんせどこでもやってますからね。カナダ、アメリカ、南米、ヨーロッパと、トラウトがいる場所なら必ずウキにルアーをつけて投げる人がいる。北海道のアキアジ釣りは変わった釣り方などではまったくなく、あれはメジャーな釣り方なのです。
しかし北海道民でもやらない、河川でのウキルアー釣りが、実は海外では当たり前だったりします。
「いや、そこはエサ釣りじゃないの?なんかミミズとかブドウ虫とか川虫とかつけないの?」
と、日本人の僕は思うんですが、おもいっきりルアーをつけてますね……しかもいろんな種類のルアーをつけて、川でガンガン投げてます。
YouTubeでフロート・フィッシングをアメリカのプロガイドに教わろう
というわけで、ウキルアー釣りになじみがあっても、川でのやり方はさっぱり。
そこでアメリカのウキルアーの達人に、その方法を教わることにしました。
教えてくれる先生は「Addicted Fishing」というチャンネルのアングラーであり、アメリカではかなりディープな活動を行っているトラウト系チャンネル。というか、釣りのガイド会社ですね。
彼らはスチールヘッドやレインボートラウトなどをメインに、釣り方のレクチャーからガイドまで行っているグループで、かなり丁寧かつ親切に教えてくれます。
ただ、全部英語だしYouTubeの字幕がかなり読みづらい動画。さらっと見てもなんだかさっぱりわからないかもしれません。
そこで、その内容を要約したものをご紹介しておきます。ただし、動画もぜひ一緒に見てください。どんなタックルで、どんな仕掛けなのかは、彼らの映像を見るのが一番わかりやすいです。
Addicted Fishingが教えるアメリカ流フロート・トラウト・フィッシング
ヘイ、釣り仲間のみんな!今日はアメリカの人気YouTubeチャンネル「Addicted Fishing」から、めちゃくちゃ役立つフロート(ウキ)フィッシングのテクニックを日本語でシェアするよ。
スティールヘッドやサーモンを狙うなら、このフロート釣りのスキルは絶対モノにしたいところ。スライド式と固定式、それぞれの使い方をマスターすれば、釣りの幅がグッと広がるぞ。
さあ、ライン結んで、いってみよう!
フロートフィッシングに必要なアイテム一覧!
まずはロッドから。おすすめは8.5〜10.5フィートのロングロッド!長いほどラインの操作性が上がって、流れのコントロールがしやすくなるんだ。
ラインは水に浮きやすい50ポンドのPEラインが鉄板。視認性も高くて、扱いやすさバツグン!
スライド式フロート:どんな川でも対応できるオールラウンダー!
水深の変化が激しい場所では、やっぱこれ。スライド式フロートは、ウキ止めで簡単に深さを調整できて超便利。
セッティング内容:
- ゴム製ウキ止めでしっかりストップ
- ビーズでウキの滑りをコントロール
- スライドフロート本体をラインに通す
- インラインウェイトでバランス調整
- 約1〜1.2mのフロロカーボンリーダー
- Addicted Wormをジグヘッドに装着
これで準備はバッチリ。いろんな流れに対応できるぞ!
固定式フロート:小さな川やクリークでは最強!
固定式フロートは、流れが緩やかで浅いポイントにめっちゃ強い。
使用アイテム:
- Mustad製「Addicted Fixed Float」
- シリコンチューブで上下を固定
- ウェイト調整可能な設計でジグの重さにも対応
- 素材はバルサ材で、感度はピカイチ!
ワームは6インチを基本に、状況に応じてカット。今回は4インチに調整してみたよ。ジグヘッドはホットピンクの1/4オンスをチョイス!
実践編①:固定式フロートで流れにのせろ!
固定式では、仕掛けの動きがそのままウキに伝わるから、ライン操作が超重要!
流し方の基本:
- まずは近場から(近→中→遠)
- キャスト後にロッドを立てて、ラインを水から浮かせる
- 流れに合わせてラインをメンディング
Addicted Floatの遠投性能はマジで頼れる。対岸のポイントも余裕で攻められるぞ!
実践編②:スライドフロートで深場を攻略!
流れが速い、深さがある…そんな時はスライドフロートの出番!自由自在に深さを調整できるのが強みだ。
釣り方のポイント:
- 浅めの設定からスタート(4フィートくらい)
- 同じラインを2回流して、2回目で深さを少し深く
- 近く→中間→遠く、と順に探っていこう
ウキの傾きで水深がわかる!
- 上流に傾く → 浅すぎ
- まっすぐ → ちょうどいい!
- 下流に傾く → 深すぎ
この傾きチェック、超大事だから見逃さないでね!
ウキはおしゃべり上手?動きに注目!
ウキって、魚のサインを全部教えてくれる存在なんだよね。
- 傾きや揺れ=流れと深さのヒント
- ナチュラルなドリフトを保つとバイト率が爆上がり
- ラインテンションをキープして、アタリを見逃さない!
慣れてくると、ほんとに「ウキが話してる」ように感じるよ。
固定式もスライド式も、それぞれ得意なフィールドがあるから、状況に合わせて使い分ければ釣果アップ間違いなし!
固定式=浅場、スライド式=深場って覚えておけばOK。
このブログを読んだら、すぐに釣り場に出かけたくなるはず。ロッドを持って、思いっきり楽しんじゃおう!そしてこの情報、友達にもシェアして一緒にフロートフィッシングの沼にハマろうぜ!
次回はさらにマニアックなテクニックや、おすすめアイテム紹介も予定してるからお楽しみに!
ウキにルアーでもフライでもエサでもなんでも付けてよし
というわけでアメリカ流フロート釣りのやりかたを学びましたが、やっぱり日本とは大違いですね。
そもそもジグヘットにつけたワームをウキで流してるんですもの。
しかしウキそのものは日本でも手に入るタイプだし、誘導式や固定式は日本のエサ釣りでもよく使うもの。
つまり、それとルアーを組み合わせると作れるようですね。
ちなみに、この釣り方が最も有効とされている理由は、トラウトは常に上流から流れにのって、フワフワっとやってくる物体に反射的に口を使うからとサレています。
なので、ワームだろうがフェザーだろうがプラグだろうがなんでもよし。よく見ると、ただ丸いだけの変なルアーを使っていたりする。
つまり、ここに付けるのはサイズさえ合っていれば結構なんでも良いらしい。エサだけでなく、フワーっと水中を漂ってくるちょうど良いサイズのものはパクっとやるみたい。
なるほど面白い。たまにはウキを使ったルアー釣りでもやってみたくなりますね。