ダイソーやセリアなどの100円ショップでは、指ぬきタイプのグローブがよく売られています。親指・人差し指・中指の3本だけが出ているタイプで、見たことがある方も多いのではないでしょうか。
このグローブ、実は釣りにぴったりなんです。私は車の中に常に予備として1つ入れておくようにしているのですが、釣り用グローブを忘れてしまったときに何度も助けられました。
そもそも、グローブによって釣果が劇的に変わるわけでもありませんし、「使いやすければそれでいい」というのが正直なところ。むしろ、グローブをまったく使わないという方も多い印象です。
つまり、100均グローブをメインで使ってもまったく問題ない、ということです。
今回は、この100均の指ぬきグローブが釣りにどれくらい使えるのか、実際に使って感じたメリットやデメリットを紹介してみたいと思います。
100均グローブを釣りで使うメリット

安くて手に入れやすい
最大のメリットは、やはり「安くて手に入りやすい」という点です。ダイソーやセリアなど、どこの100円ショップでも比較的かんたんに見つかるため、日用品の買い物ついでに購入できます。
「ちょっと使ってみようかな」と思ったときにすぐ試せるのは、非常にありがたいですね。
実際、使い勝手が良い
使い心地についても、想像以上に快適です。グリップ力もそれなりにあり、釣行中に岩や木をつかむときに手が痛くなりにくい点が好印象です。
また、薄手でよく伸びる素材なので、指先の動きが妨げられにくく、操作感も良好。特に渓流釣りのように繊細な動作が求められる場面では、この“薄くて柔らかい”という特徴が高評価につながります。
シンプルな見た目が意外と魅力的
見た目はとてもシンプルで、地味とさえ言えるデザインです。これは一見デメリットに思えるかもしれませんが、個人的には好印象です。
釣具店に並んでいるグローブは、黒ベースに赤いラインやゴツめのロゴが入っていたり、どこか「スポーティすぎる」と感じることがあります。
それに比べて100均グローブは無地で控えめ。主張がないからこそ、気軽に使えますし、「あえてこの地味さがいい」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
夏でも快適に使える
多くの100均グローブは薄手なので、夏場の使用にも向いています。
私も夏場は厚手のグローブを避けて、涼しいものを選びがちですが、この100均グローブは通気性も良く、濡れても乾きやすいため、暑い季節でも快適に使えます。
軍手感覚で気軽に使える
このグローブは、いわば「釣り用の軍手」のような位置づけです。つまり、汚れたら洗うというより、ある程度使ったら交換する“消耗品”として気兼ねなく使えます。
高価なグローブとは異なり、フックが引っかかって破れても「まぁ100円だし」と気軽に扱えるのが嬉しいポイントです。木の枝にひっかけたりしても気にならないので、雑に使える安心感があります。
100均グローブを釣りで使うデメリット

素材感はやはりチープ
価格が安いぶん、素材の質感はやはりチープです。グリップ部分はゴムのような素材で少しボコボコしているので、釣り専用って感じではないですね。
「本格的な装着感」を求める方には、やや物足りなく感じるかもしれません。
耐久性はそれなり
耐久性に関しては、正直あまり期待できません。軍手と同じくらいの感覚で考えるのが良いでしょう。
特に、フックなどが引っかかるとすぐに破れてしまうことがあります。「長く使いたい」という目的には向いていないと割り切ることが大切です。
見た目の“安っぽさ”は否めない
やはり「見た目が安っぽい」と感じるのは否めません。街中で着けていてカッコいいと思われるようなデザインではありませんし、他人の目を気にする方には不向きかもしれません。
ただ、逆に「目立ちたくない」「存在感を消したい」という方にとっては、この地味さがちょうど良いという見方もできます。
予備として車に入れておくのがオススメ
100均グローブは、メインで使うのももちろんアリですが、特におすすめなのは「予備」として車に積んでおく使い方です。
洗濯中でグローブが使えないときや、うっかり忘れてしまったときなど、あると非常に助かります。また、釣り以外の作業やアウトドアでも活躍してくれるので、ひとつ入れておいて損はありません。

