Zombait(ゾンベイト)が死んだ魚をゾンビ化させて本気で怖かった

タックル考察
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こんばんはαトラウトです。

年始早々何かと忙しかったわけですが、とにかくこれだけあ記事に書いておかなければ。

そう思わせたのが、クラウドファウンディングによって作られた新たな釣具。その名も「Zombait(ゾンベイト)」

この動画がツイッターのタイムラインで回ってきたというもの、しばらくZombait(ゾンベイト)がトラウマになるほど怖かったのでとにかく言いたい。もうこれは色々と言っておく必要があるぞという意味でさぁレッツゴー。

 

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Zombait(ゾンベイト)を使えば死んだ魚が動き出す

まずは問答無用でこちらの動画を見てください。

 

なんと、サバになにか妙にいやらしい細長い棒を突っ込むと、ビクビクと死んだはずのサバが動きはじめるではありませんか。

 

この道具はすぐ死んでしまう生き餌問題を解決するため、死んだ魚をまるで生きているかのように見せる釣具だそうです。

 

ここまで書くと、B級ホラーファンの方々は「ゾンビーバーの続編出たの?」と騒ぎ出すか、ジョージAロメロが墓場から復活して魚を主人公にしたクトルフチックな映画でもとりはじめた。

とか思うでしょう?

ええ、僕もです

ゾンビーバの続編かとマジで思いましたしね。

(画像引用元:http://eiga.com/)

ただ、釣り人の僕からすると、これはれっきとした釣具。

生き餌を使うんでルアーでもなく、僕が釣りで使うこともなさそうなんですけど、とにかく魚がビックンビックンしているインパクトがすさまじい。

 

なにこれ、やばいよ、コレ絶対やばいやつだという本能のアラートが鳴りっぱなしになるレベルの恐ろしさを感じさせる。

 

しかもキャッチコピーは「スマート釣具」

 

どう見てもホラー釣具だろというツッコミは僕以外の全世界200万人のアングラーがすでに入れているとおもいますが、改めて言いってます。もう我慢できない。

 

しかも、この動画のラストは次の台詞で終わる

 

「ゾンベイトが普及すれば釣りを始める人が増えるかもしれませんね」

 

残念ながらそんなわけがない

 

そもそも、釣りが苦手な人がどういう人種なのか?

それはだいたいこんな感じだ。

 

「魚が気持ち悪くて触れない」

「餌が気持ち悪くて触れない」

 

こういう人が大半なわけで、釣りを誰かに教えたことがある人ならまぁこんな反応は見飽きたはず。

 

じゃぁそんな相手に、いきなり魚に電動器具を突っ込んで見せるとどうなるのか?

釣りをやめるどころじゃない。

 

ただのトラウマ(思い出)作りだよ

 

しかしもしかしたら、こんな人間がいるかもしれない。

 

「死んだ魚がバタバタ動くことに感動して釣りをはじめました」

 

申し訳ないが、こんなヤツいたら絶対隣で釣りしたくない。

むしろ釣りしてる場合じゃない、僕も殺されてゾンベイトぶちこまれること間違いなし。

なんかヤバイ外国人がドヤるのも印象的

この釣り回始まって依頼のサイコ釣具を作った開発者が動画に出てくるのですが、この男もなんかこうシャクに触るやつなのも至って印象的。

 

クラウンドファインディングで作った位だから、それなりに需要はあるんでしょうが、とにかくカメラに向かって喋る姿が犯行声明的なヤバさを感じる。

 

「釣りがもっと効率的で楽しいものにしたいんだ」

「釣具のスマート化を進めて 全く新しい釣りの体験を作り出したい」

 

と、ITベンチャー企業を作ったハーバードの学生みたいな事を言い出しているんですが、その背景に写っているのは水中でビクビクしている死んだ魚なのだ。

 

言っている内容、背景のやたらサワヤカな音楽、そして死んだ魚がビクビクと震える姿を全て一言でいうと

 

 

こいつ完全なサイコパスだな

です。

 

もう頭の良い人間は何を考えるかわかったものではありません。釣り買いのマッドサイエンティストに認定した。

 

この映像を見てるとV2ロケットを作ってドイツにぶち込んだフォン・ブラウン博士並の狂気を感じます。

 

「魚を釣るためだったら悪魔にも魂を売った」

 

という架空の名言が今ボクの脳裏をよぎりました。

むしろ、死体蘇生という点ではゾンビ科学の第一人者ロバート・コーニッシュでしょうか。

死んだ人間は必ず蘇生出来ると信じていた彼は蘇生に失敗しましたが、このように体内に電動の棒を突っ込むことで蘇生できると知ったらコーニッシュが墓場から復活してきて「その手があったか!」と言い出しそうでしたが。

だが、この手はやめとけコーニッシュ。

 

ゾンベイトのスイミングデッド

ゾンベイを突っ込まれた死魚は、ゾンビとして復活。

死霊シリーズよりもウォーキングデッドが好きな僕からすると、魚にとってはかなり切なく恐ろしい物語が生まれそうだとも思う。

それも8シーズン位続いて、主人公よりも袖なしジャケットきて弓矢は放つ金髪が人気が出たり、サムライソード持った黒人女性が出て来たりするような壮大なストーリが。

 

ある日の朝。

日本海近海を泳ぐ二魚の夫婦に悲劇が襲った。

 

魚夫「やめろ!くそぉおお!スポーニング中の妻になにを!!」

魚妻「やめてぇ!!あなたぁ!!!助けてぇええ!!」

 

~数日後の荒廃した近未来水域~

 

魚夫「くそう、妻はどこに行ったんだ・・・もうこの水域に妻はいないのか」

魚妻「…‥‥……」

魚夫「は!妻よ!よかった無事だったか・・・」

魚妻「……ビクビクビクビクビクビクビク」

魚夫「そんな………まさか……」

魚妻「ビクッビクビクッビクビクッビクビクビク」

魚夫「‥‥…ノ―‥‥…ノオオォオオオオ!!」

(引用元:αトラウトの脳内)

といった具合に、壮絶なスイミングデッドが水中で起きているかもしれません。

まさかあの妻が、ゾンベイトとなって帰ってくるとは、視聴者もろとも完全に予知できた展開。

 

このあと結局ゾンベイトとなった妻を助けるため、魚夫の大活躍がはじまります。

 

ゾンベイトだったらバ○ブで良いんじゃないか問題

魚の中にグネグネと動く棒をツッコミ、それによって魚を動かすというこのアイディは随分と画期的だと言われておりますが。

 

ツイッターの反応、実際に動画を見た感想、そしてαトラウトの脳内によって導き出された最終結論。

 

それは

 

 

もしかしてゾンベイトはバ○ブなんじゃないか?

 

 

というなんとも見も蓋もなく下品なアンサーでした。

 

ですがこの卑猥な結論を真面目に考えると、すでにバ○ブはこれら全ての問題をクリアしているんですよ。

 

彼が言っているスピード調節も、なんらな防水機能も、ありとあらゆる面でゾンベイトを凌駕していると思うんです。で、すでにこれがバ○ブで良いというなら、むしろ彼ははじめっからバ○ブを作っていたということ。

 

つまりです。彼は全世界のアングラーからお金を集めて魚に突っ込むバ○ブを作っていたド変態のサイコパスなんじゃと疑いはじめてきたんです。

 

 

落ち着いて聞いてください。

 

ここからあくまで仮定の話であり、αトラウトの推測が多分に混じってはいます。

 

しかし、もしかしてという可能性は捨てきれない。

 

もしかして。

 

彼は決して釣具が作りたかったわけじゃなかもしれない。

 

もしかしたら、世界一スマートな釣具を作りたかったわけでもなくて。

 

魚を愛しすぎるが故に世界一スマートな方法で誰1人理解できない恐ろしい大人の玩具を作り上げた変態の可能性が浮上してくるんです。

 

だめだ、もう何もかもが怖い。

 

広すぎて怖いよ世界。

世界にはとんでもない変態がいるとわかった

僕自信、まぁそれなりに変態だなという自覚はあったんです。

わけのわからないルアーを作ったり、わけのわからない下ねたを言ったり、とんでもない変態野郎だとね。

 

けれど、死んだ魚に○○○を突っ込んでブンブンいわせて釣りをするという鬼畜変態紳士が世界にいることを知り、今愕然としています。

 

上には上がいる。

 

怖い。

 

釣りの世界が怖いと思ったのは初めてだよ

 

でまぁ、ゾンベイト見て改めて思いましたね。

 

うん、やっぱりルアーだなって。

 

ちなみにゾンベイトは確実に玄人向けの道具だと思います。

トローリングする人にとっては良いでしょうね。

ていうか、これは釣り人じゃなくて、漁師さんのほうが嬉しいでしょうね。

 

ライブベイト(生き餌)の釣りはアメリカではかなり普通なようで、釣具屋さんに行くと生け簀があり、そこで生きている魚を買うこともできるんです。

 

ブラックバスやパイク、トラウトも生き餌で釣る人も多く、ルアー派、フライ派に続いてライブベイト派もかなりいます。

 

しかし、ライブベイトは値段も高い。

だったら死んだ魚を動かせれば、ってことでこのアイテムが登場したんでしょうね。

 

でもまぁ僕は使いません。

だってね、ただキモイ。これはただひたすらキモイ。

Twitterでは「残酷だ!」とか「これ残酷とかいうなら釣りそのものが残酷!」的な意見あるじゃないですか。たぶんゾンベイトの検索でこられた方はそれも見ていると思います。

ただね、いっときますけど、これ釣具ね。

だから僕らの感想はシンプルで良いと思うの。商品なんだから。

もうそれで良いと思うの。

で、思うの。

倫理観とかもうどうでもいいから。これ、ひたすらにキモイの。

お魚さんかわいそうっていう前にキモイの。釣りする以前にキモいの。人間には、これをキモイと思う感情がたぶんにそなわっているの。ってことを忘れてする議論はもはやこのゾンベイトと一緒。みーんな電気仕掛けのサイコかゾンビなの。

 

で、こういうキモさが平気な人もいるわけ。

漁師さんがそうだし、生き餌使いなれている人もそう。狩猟なれしていればこういうのもヘッチャラなの。でもね、それは結構現代社会では特殊なことでもあったりするから、当たり前じゃないの。世界はとても広くて、ゾンベイトを作る変態紳士がいる位広いの。

 

だから、僕のやっているトラウトフィッシングの世界では、まずゾンベイトは受け入れられないでしょう。特にルアー派は。

 

ルアーの美しさやかわいさ、かっこよさ、もしくはダサさ。そしてアングラーの操作感、釣るための機構を含めた楽しさと釣果の両立を追求するのがルアーフィッシング。偽物で釣ることのゲーム性に特化している世界です。

 

だから、こういうただ釣るためのアイテムは、話題にはなってもすぐ飽きられますね。

残念ながら、このゾンベイトは面白いんですし変わり種であっても、ルアーフィッシングの世界における革命ではなくほぼ自爆テロ。そもそもなぜルアーを名乗ってるのか不明。本当のイノベーションはジョイクロを代表とするジョイントビックベイトみたいな、面白さと釣れるを両立したものじゃないかな。あれは革命だと思うよ。

 

つまり何が言いたいかっていうと

ゾンベイトで釣るなら僕はバ〇ブで釣ります

ということです。

なんでかって、同じキモイならまだ笑えるほうが良いんですよ。だって釣りだもの。あいだみつを。

 

というわけで、ゾンベイトを見て一応ルアー作ってる僕が学んだのは、楽しくて釣れるルアーを作ろうということでした。ではでは。

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