謎のルアーを追え!正体不明のダイワスピナーを手に入れたのでインディージョーンズばりに調査した

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超コラム

さて、釣りに行ったものの魚が釣れなかった次の日。

大好きな中古ショップでルアーを探しにいったαトラウトです。

αトラウトが中古ショップを好きなのは単純に金が無いからだけではありません。

いえ、それは貧乏人にしかわからない楽しみ。

安価で、手軽にお宝を手に入れられること。

さらにお宝を探しだすプロセスを味わえることです。

インディージョンズが金曜ロードショーで流れていたころ、僕はあの世界にひたすらに憧れていました。

そして思ったものです。

いつか自分もあの失われたアークを求め、ジョーンズ博士の助手になり、宝探せる日がいつかくるのではないか?と

しかし現実は違い、失われたアークどころか預金通帳の残高が見当たらない。

どうやら失われるのはアークではなくお金ばかりのようです。

しかし、そんな自分でも古代文明の遺跡を探検できるとしたら、それは中古ショップ。

というわけで、今回発掘してきたのはこちらのルアーです。

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200円で謎のスピナーを買ってきた

 

こちらが今回の発掘品。

わずか200円で買った中古スピナーたちです。

スピナーは今年から使ってみようと思ったルアー。

メタル系ルアーは好きだし、なにより中古市場でも価格が安いのが魅力。そして釣れる。反則かという感じで釣れるので、メタル系ルアーの中では唯一完成をみたルアーの一種な気もしています。

 

で、売られているルアーの中でも、妙な形や色をしていたこの2つを買ってきたわけです。

で、今回の記事のテーマにしようと思ったのがこのルアー

なんだか相当汚れているブレード。

其の下にはうっすらとダイワのロゴが見えます。

ブレードの裏側も汚れていて、光沢も何もあったものじゃぁありません。

これじゃぁ200円も当然なんですが、このルアーには妙な所がいくつかあり、そこが気になりました。

まずはダイワのでかいロゴです。

ダイワのスピナーで調べると、真っ先に出るのがブレットン。

でも、ブレットンは海外の輸入ルアーで、ダイワの製品ではありませんし、ダイワのロゴなんてありません。

しかし、このルアーにはきっちりとダイワのロゴが入ってますし、なんだかよくわかりません。

 

次に変わっているのが、このフック部分。

カットした後がないので純正なんでしょうけど、蛍光色の糸がまいてあります。

ボディ部分も太めの形。メップスに似てますけど、それよりもスリムです。

 

ただ、この汚れがまず気になるので、この汚れた200円のスピナーを綺麗にしてあげることにしました。

オンボロスピナーを磨いてあげる

というわけで、まずはボロボロで名前もわからないスピナーを綺麗にしてあげることに。

使うのは水、それとダイソーの水垢落とし用スポンジだけ。

これでゴシゴシと吹き続けて10分。

次第に綺麗になってきました。

しかしまだ汚い。

さらにゴシゴシと拭き続けると。

ついに輝きはじめた。

まるでホコリまみれの宝。ジョーンズ博士!

ついに伝説のスピナーを見つけましたよ!

 

これだけ綺麗になって、ようやく満足。

とはいきません。

 

というのも、綺麗にした結果、さらにこのスピナーに謎が増えてしまったからです。

ブレードを綺麗にしたのでよく見えるようになったのですが

このブレード、ダイワのロゴの上に何か鳥のようなマークがあります。

不思議です。

ダイワのロゴに、一度だって鳥なんかでてきたことあったでしょうか?

 

さらに不思議なのが、ダイワのロゴの下にある小さな文字。

それを読むと「MADE IN ITALY」とあります。

ITALYって、それ、イタリア?

つまりこれ、ダイワが輸入したイタリアのスピナーなの?

 

確かにダイワは自社でスピナーを作らない方針らしくて、なんでかしらないけどブレットンも輸入品です。

しかし、ブレットンは有名でも、このルアーはまったく知らない。

わからないことはつい調べてしまうのがαトラウト。

以前のチャートカラーの記事のように、一旦はじめると何時間も永遠と調べ続けてしまいます。

そんな悪癖は今回もでてきてしまい、この謎のスピナーの正体についてネットで調べてみることにしました。

謎のダイワスピナーの正体を探れ

中古ショップで見つけた煤けた謎のスピナー。

それを磨いてみると、よけい正体不明に。

いったいこのルアーの正体は何なのか?輸入品だとしたらどこからやってきたのか?

こんな時、きっとインディだったらすぐに飛行機でアマゾンの奥地に飛ぶと言い出すんでしょうが、あれから30年は経過した現在は、とりあえずはグーグル先生に聞いてみるのが適切でしょう。

 

その結果、わかったのは日本のサイトではこのルアーの正体について詳しくわからないということ。

ただ、ベテラントラウトルアーマンのある人のサイトで、このルアーの名前がわかりました

タイニースピナー:ダイワが輸入販売したスピナー。イタリア製。製造メーカー名は不詳。

(引用元:http://blog.livedoor.jp/anclo/archives/4453202.html

 

というわけで、このルアーは「タイニー・スピナー」という名前だということが判明。

やはりダイワの輸入製品なんだそうですが、輸入元については判明しないそうです。

それに、このスピナーはブレードの模様などは一緒なんですけど、僕のもっているものデザインがかなり違います。

 

ただ、名前がわかったのは大収穫。

そこでタイニースピナーについて検索してみましたが、このルアーについて言及しているサイトはここだけ。

あの大手ダイワのルアーのくせに、ダイワのスピナーとして検索しても一切何もでてこないんです。

というわけで、今度は方向を変えています。

タイニー・スピナーが日本でわからないなら、今度は海外サイトでこのルアーの正体を探ってみようというわけです。

そもそも、もとが輸入製品なら、日本での情報よりも海外のほうが多いかも。

というわけで、様々な言語でタイニー・スピナーについて検索してみました。

タイニー・スピナーが海外で販売されていた

(画像引用元:http://www.bidbaits.ru/bids/99286/

ということで調べ続けた結果、ロシア語のサイトでタイニースピナーが販売されているのを発見しました。

これはさっき見たタイニースピナーですね。

箱は見たこともない緑色で、2個セットで売っているんですね。

 

で、他にもタイニー・クルセイダーなるルアーも発見。

どうやらダイワは、一時期タイニーという名前を付けた小型ルアーを売りだしてたみたいですね。

 

が、このサイトでも、ダイワが輸入したルアーのメーカーは不明。とりあえずロシアでは600円程度でまだ売っているというものもちの良さとダイワマニアが多いことは判明しただけです。ダイワマンめ。

 

これは困った。

といいつつも、ここまでわからないと何がなんでも輸入元が知りたくなってしまい、さらに調べを続けました。

 

英国人が似たようなルアーを発掘していた

 

さらに検索を進めていきますが、もはやタイニーの名ではどの言語でもヒットしない。むしろアダルトポルノしかでてこない。これ本当に(タイニーは小さく可愛いという意味で、スピナーは○○)

 

で、とりあえず一服。

これじゃぁ何も出てこないなと思い、今度はイタリアのルアーをとにかく探すことにしました。

しかし、イタリアというだけでルアーは多数あるので探すのがたへん。

とりあえずワードを足しながら検索をすすめると、偶然タイニー・スピナーによく似たロゴが付いたルアーがヒットしました。

このスピナーのようなルアー。

なぜかブレードが2つ付いている奇妙な形をしていますが、注目すべきは下側の黄色いもの。

ボディの形が殆ど同じですし、この特徴的な鳥の模様。

これと僕が購入したタイニースピナーを比べてみると。

おんなじです。

まったく同じロゴがついたスピナーをようやく発見しました。

 

ところが、まだ終わりではありませんでした。

実はこのルアーの持ち主は、倉庫を掃除しているときにこのボロボロのルアーを発見したそうで、そもそも買ったかどうかも不明ということらしいのです。

しかし、このルアーにはNETTSという文字があります。

 

つまり、この名前こそが本来のブランド名。

そこで早速ネットでNTTSの名前を検索。

ところが、そんなルアーメーカーは一切存在しなかったのです。

くそ、もうツブれてしまったのか。

ここで調査は終わってしまうのか。

椅子にもたれ天井をみあげ諦めかけようとしたとき、僕の心にインディーが語りかけてきました。

 

「宝の眠る地図をたどっても、宝の示すありかにそれがあるとは限らないのさ」〜魔宮の伝説〜

 

そうだった。

そうだよインディ。

だれも正しい宝のありかなんて示してくれないけれど、宝はかならずあるんだ!

 

諦めかけた僕は復活し、再びパソコンに向かった。

そしてあらゆる可能性をもさくし、今度はドメイン名の検索。ついにはインターネットアーカイブまで活用しはじめる。

諦めてはいけない。

きっと宝はその先にあるんだと、どんな苦労もおしんではならないと、猿の脳みそを食った時のインディの顔を思い出したながら地道な調査を続けたのです。

 

ついに輸入元のメーカーを特定

(画像引用元:http://www.nettsheron.com/index.html

ようやくです。

ようやくこの謎のスピナーの販売元を特定しました。

 

このタイニー・スピナーの輸入元は確かにNETTSでしたが、NETTSという会社はすでに合併し名前を変えていたせいでした。

現在、このブランドはHERONという名前になっていましたが、運営する会社はイタリアのCarsonというルアーメーカー。その名は唯一、ドメイン名に残されていただけです。

そのため、現在発売されている同じタイプのスピナーにはNETTSの名前がありません。どうりでメーカーがわからないはずですよこれ。

しかし、HERONと名を変えたあとでもあの鳥(サギと思われる)のロゴだけは健在。助かりました。

 

ルアーの本来の名前はLucclola

 

このルアーの本来の名前はLucclola。

ルッコロラと読みたくなるところですが、ルチオーラが正しいんでしょう。バリ島におんなじ名前の店があります。画像を見ると現行カラーとは違えど、形はまったく一緒です。

 

 

ちなみに特徴のフック部分ですが。

この画面下のMOSCA FLYというモデルが僕の持っているタイプなんでしょう。

ちなみに、日本のベテランルアーマンさんの持っているモデルはというと。

このVespa(ベスパ)というモデルを輸入したものですね。

 

そして、イギリスで謎のルアーを発見したとネットにのせていたヒトのモデルは・・・

このLuccloa Tandemでしょうね。

相当変わったスピナーですが、Luccloaを2つつなげたみたいです。スピナーベイトみたいですね。

 

このメーカーの歴史はそうとう古いみたいで、一応創始者の自伝的な記述がありましたが、イタリア人特有の叙情的かつ官能的でフランス語へのリスペクトが強すぎる文体のあまりグーグル翻訳がついていけず敗退。チャタレイ婦人の恋人でも読み込ませているのかと思いましたよ。

かわりに単語ごとに意訳した結果、どうやら1963年に創立されたルアーメーカーであり、このスピナーの開発で一財なしたとのことですね。

 

その後、当時のダイワにスピナーを提供したんでしょうが、それは一時的なもので終わったんですね。とんだレアルアーですよ。

しかし、このサギのロゴだけ残っていてくれたおかげで、自分の持っているルアーの正体にようやく気がつくことができました。ロゴのこしていてくれてありがとう社長。

 

謎のルアーの正体がわかったところで

 

というわけで、このルアーの出処はイタリアの元NETTSであるHERONというブランドでした。

いやいや、ようやく正体がわかってすっきりしましたよ。

にしても、ダイワさんも面倒なことしてくれます。

輸入するならブレットンみたいにちゃんと名前書いておいてほしいものですが、これも中古ルアーの楽しみなのかもしれません。

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