激濁りの中全バラシの朝渓流

北海道釣行記
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今朝は小雨というものの、この日は日中から旭川に行く予定。

先日の紋別小旅行からほとんど釣りをしてないαトラウト。

世間はゴールデンウィークだというのに、この時期に限って釣りができないのはなぜなのか。

そんな中、今朝2時間ほど近くの渓流の様子を見に行ってみることにしました。

 

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激濁りの渓流に到着

今朝は渓流釣りがとにかくしたかった。

そんなわけで、近くの渓流に朝いちばんでやってきました。

ここは非常に不人気なスポットであり、このゴールデンウィークだろうと釣り人はやってきていないだろうという魂胆。ダム湖のほうはゴールデンウィークは叩かれまくっていること必須。というわけであえての渓流です。

しかし、今朝まで降っていた雨+雪解け水の影響でとんでもない増水状態。しかも濁りが凄すぎる。

だめだ、これはもしかしたら釣れないかもしれない。

そんな弱腰のαトラウトですが、自前の木製ルアーケースの中から声が聞こえてきます。

「なに弱気になっとんじゃわれぇ、はよワシを使わんかい」

こ、この覇気に溢れた声は

エックスラップカウントダウン5!

ラパラの若獅子、XRAPCD5。

ラパラの天下を取らんとする野心家。

前回の釣行から非常に濁りに強くアピール力が高いことで知られている。

なるほど、XRAPCD5か。

と、さっそく投入。

とりあえず流れが強すぎるため、流心は避けつつ攻める。

アップクロスでは勢いよく流されすぎるのと、活性がとても悪そうなので、今回はダウンで。

XRAPCDを沈めてから、流れにのせつつドリフト。

するとバイトがある。

さすがですXRAPCDさん。

続けて投げていくと、調子にのって沈めすぎたのか根掛。

「あーまずいこれはまずい」

と、回収しようと引っ張ると、いきなりXRAPCDさんが暴れはじめる。

さすが王の継承者。根掛すら覇気で外そうとしているのだろうか。

そう感心していると、いきなり竿先が引きずり込まれる。

いや、XRAPCDさんではない。

 

魚だ

 

そう思った瞬間、ロッドが一気に引き込まれる。

なんだこれはいったいまじかいやヤバいってうえぇえええ!?

と言っている間に、首振り一発。

そのままXRAPCD5が水面に浮いてくる。

おずおずと回収すると、竿先でXRAPCDさんが僕を睨む。

XRAPCD5「オドレなにしとんじゃぁ!完全に食っとったんぞおぅ!?」

スイマセンスイマセンスイマセンスイマセン。

とルアーに対して土下座した人間は僕位のものでしょう。

しかしXRAPCD5、ともかく覇気が凄い。

もはや僕はルアーを投げているのではなく、完全に投げさせられている。

XRAPCD5「おぅ、次投げろやぁ・・・しくじったら承知しねぇからな、俺の覇道止めてんじゃねぇぞ

僕「ハィ!わかってますハイ!」

というわけで、恐れ多くもキャストさせていただきました。

確かに、その後はXRAPCD5さんの力でバイトがある。

しかし、フッキングしようと思った瞬間にスッポーンと抜けて帰ってくる。

そのたびにXRAPCD5がブチギレた顔で僕を見てきます。

気まずい。本当に気まずい。

というわけで、XRAPCD5さんは魚を掛けてくれるのに、僕の腕ではまったく乗せれない。

いったい何が悪いのか、いやたぶんあれだ、そういえば納期すっかり忘れてた仕事あってまじでテンション下がってるのが悪いんだ。

むしろだったら釣りに来るなよ。

というツッコミがルアーボックスの中から聞こえてくる。

誰だろうか、このテンションただ下がりの僕に突っ込みを入れてくるルアーは。

テイルウォーク・SSSクランク その人である。

この可愛いクランクが僕に向かって語り掛けてくる

SSSクランク「ねぇ!ワタシならきっと釣れると思うの!」

そうなの!いやもうSSSクランクちゃんなら絶対いけるの。

それにしてもかわいいクランクである。

このSSSクランクのせいで渓流クランクフィッシングに目覚めてしまいそう。いや、むしろルアーへの禁断の愛に目覚めてしまいそうだ。

いかんいかん落ち着けαトラウト。

ルアーへの愛そのものはすでに異常だが、SSSクランクへの愛情は青少年育成法に抵触する恐れすらある。

そんなアングラーの異常な愛情はあまりにも危険。

しかし、この可愛いクランクを投げているとついデレてしまう。

SSS「ねぇ!投げてなげて!」

僕「よーしおじさん投げちゃうぞーほーらー」

といってSSSクランクをキャスト。3.2gのまるっとしたボディーが空中を舞う姿はもはやかわいい。ぽちゃんという着水音すらかわいい。

そのまま流れの筋にそってルアーを送り、流れが反転する部分でリトリーブ開始。

すると、いきなりバイト。

今度は乗った!さすがだSSSクランク!その可愛さはトラウトにも通用するのか?

サイズが小さいぶん、今度は乗った。

そのままリールを巻こうとした瞬間。

 

バレた。

 

嘘だ。

いやまさかそんな、さすがに2度めはありえない。

そう思いリールを回すとSSSクランクが帰ってくる。

こんなかわいいルアーなのに、まさかバレてしまうなんて、トラウトはまったく見る目が無い。僕だったらリーダーごと丸のみしているっていうのに。

 

僕「ごめんねぇ、僕がフッキングミスっちゃったのかな?」

 

SSSクランク「当たり前でしょゴミクズ、ホントウに最低なんだけどてかなんか臭いんだけどおじさんゴミなの?」

 

僕「・・・・・」

 

もうだめだ。

畜生ぉおおお!!!

なんでだぁあ!!

なんでこんなに今日はバレるんだぁ!!

ここまでバレてしまうなんて。

しかもSSSクランクに全力で嫌われるなんて。

いや嫌われるならまだいい。

むしろ闇が深すぎてTwitterの裏垢覗いちゃったみたいな暗鬱とした気持ちにさせられてきたんですけど。

バレてしまった理由を考える

XRAPCD5には脅され、SSSクランクにも嫌われてしまった僕。

これは完全に僕のせいだ。

にしてもいったいなぜここまでバラしてしまったのか。

とりあえずフッキングが甘い説。

これが一番強い。

というか、ダウンで釣る時にやってはいけないこと。

そう、ルアーを送るために必要な柔らかさが一切ないタックルを使ってしまったのだ。

これが一番でかい。

というか、小渓流で7フィートのミディアムを使った僕が完全に悪い。

(説明しよう。αトラウトは以前から6フィート以下のロッドを一切持っていないのである)

40cm位ならこのロッドでも難なくフッキングしてきたが、さすがに渓流で、しかも食いが浅い時期のダウンでこのロッドを使うのは自殺行為だった。

というわけで、今日旭川に行き、とんでもなく安い中古の56ULロッドを手に入れた。

これでようやくまともに渓流釣りが楽しめる。

ゾンビタックルとも無事におさらばできる気すらする。

とりあえず渓流がだめだったので、最後にダム湖の周辺を歩いてチェックしてみることに。

というか雨ふりすぎ。

なんでもう散策中に雨が降っちゃうの?

む辛い。こんなことなら仕事すませておけばよかった。

しかし、このダム湖はすさんだ心を癒してくれる。

それにしても失敗した。

アップとダウンの釣り方が違うことは知っていたけれど、それでもこれで釣れるだろうと完全にナメていた。これが失敗だ。

正直悔しい。

もうふんぞり返って足をバタバタしつつ騒ぐレベルで悔しい。

とにかく次回は失敗しないように、ラインもルアーも柔らかめのものを使うしかない。

次は絶対に釣ってやるぞ。

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