というわけで、ここはあんまり変態度は高くない。
バッドパワーがしっかりと確保されているぶん、のされても限界までやられない。
だからでかい魚とのやりとりも可能。
Mだけどやられるだけじゃない、しっかりと芯をもったMなのです。
一方、SP40の方はそこまでバットパワーがありませんので、ぐにゃぐにゃのペナンペナン。
つまり本物のM。360日間、鼻の穴に強制器具をつけながら受付嬢ができるくらいのヤバいロッド。
ですから、もしあなたがヤバいほうのロッドをご希望ならSP40のほうをお買い上げ頂いたほうがよろしいかと。
間違いありません。
あいつはマジで変態です。
ガイドはやっぱり微妙

鱒レンジャーのガイドはやっぱり微妙ですね。
さすがに値段相応。fuji製品ではない安物のガイドが装着されています。
そこまでダメなガイドというわけでもなく、普通に使う分には交換の必要はないと思います。
ガイドリングが外れるっていうこともないですしね。
ですが、本格的に改造するベース素材にするなら、ガイド交換は必須ですね。
グリップはコルクシートで握りやすい

グリップ部分はトラウト用らしくコルクシートで作られてます。
リールを固定するためにはグリップ上部を回します。(パイプシート方式)
安いロッドをお使いの人なら知っているかもしれませんが、案外ここまできちんとコルクシートを使っているタイプは少ないんですよね。
しかも、ちゃんとリールを固定する部分にもあるのは珍しいです。
かなり握りやすいですし、ぎりぎり両手で握れる長さになっていて使いやすいです。
鱒レンジャーの購入方法
鱒レンジャーは店頭とネットの二つの方法で買うことができます。
ただ、店頭で鱒レンジャーを買ったという人はあまり居ないし、そもそも僕が住んでいるド田舎だと釣具屋すらありません。
そういう人は、たいていネットで鱒レンジャーを買っていますね。
ただし、売り切れるのも早いし、値段を吊り上げている連中もいるので初心者の人は気を付けてください。たまに2倍以上の値段でボラれている人がいます。
鱒レンジャーにあうリールの種類
リールは2000番以下が一番合うと思います。
僕は2000番のアブガルシアのエントリーモデルであるカーディナルⅡ2000を装着してます。
1000番くらいまで落としてもいいでしょうが、5ftのロッドなんでそこまでサイズダウンしなくても良いかなと。4ftのレンジャーなら2000番より下のリールがマッチします。
しかし、ここにたどり着くまでの道のりは簡単ではありませんでした。
鱒レンジャーをなくしてしまった過去
実はかつて鱒レンジャーを持っていたのですが、それを無くしてしまったのです。
無くしてしまったのは石狩湾。
その当時、仕事終わりの夜間にナイトロックばかりやっていた僕でしたが、その時に鱒レンばかりを使っていたのです。
あの時、僕は鱒レンジャーに狂っていました。
今回購入したの同じイエローの鱒レンで釣るソイがひたすら面白いせいで、とにかく鱒レンばかりを振りまくっていました。
ところがです。
仕事おわりにナイトロックで鱒レンでカレイが釣れた夜。
しかもサイズはなかなかの50㎝。
こんなナイスサイズを鱒レンの限界ギリギリファイトで釣りあげ大興奮。
「やったぞうぉおお!!」と叫びだしそうな瞬間、急に電話がなりまして。
「おい、仕事やぞ」
当時の僕の仕事は昼夜なんか特に関係ない時が時折ありまして、うわまじかよとテンションが高いまま急いで車に乗り込んだんです。
で、その後仕事を終えて自分の車に戻ってきた時、はたとして気が付きました。
あれ、鱒レンなくね?
気が付いて急いでそのまま石狩湾に戻ったのですが、すでに鱒レンは見当たらない。
誰かが持っていってしまったのか、それともまったく別の場所に落としてしまったのかわかりませんが、ともかく、僕がトチったせいで鱒レンを無くしてしまったのです。
それからすでに数年。
今のいままで鱒レンジャーを買おうかと思いつつも、無くしてしまったショックがいまだに引きずっていたのか、買う気にはなれなかったのです。
しかし、最近購入する意欲が沸いてきたわけで。
コメント
たまたま、鱒レンジャーのベイト版が欲しくて調べていたら、ちょっと間違いが気になったのでコメントさせて頂きます。
>硬すぎるがゆえに引張強度が弱く、素材を曲げた時に折れる限界値が低いという欠点があります。
これは明らかな間違いです。引っ張り強度に関してはカーボンの方が上です。
引っ張り強度が高いからこそ剛性を上げることが出来るわけです。
ですが、引っ張って伸ばしたときにはグラスより伸びずに切れます。
イメージとしては、グラスがナイロンでカーボンがPEです。
PEの方が引っ張り強度はありますが、同じだけ伸ばしていくとPEの方が先に切れます。
ちなみに、この傾向は同じカーボンでも高弾性になればなるほど顕著です。
つまり高い竿ほど繊細というのは上記の理由からです。
>しかし、グラスファイバーは繊維同士の結束力が強く、ひたすら素材を曲げても(繊維を引っ張っても)ロッドが折れる限界値がひたすらに高い。
これも、あくまでカーボンの方が伸びないので耐えられる変形量が小さいだけのことです。
記事は楽しく拝見させて頂きました。
竿の調子なんかは大変参考になりました。
カラフルなベイトモデルは無いようでちょっと残念です。
コメントありがとうごございます。
教えて頂きありがとうございます、勘違いしていたみたいですいません。
あとで訂正させていただくため、当該箇所をいったん削除させて頂きます。
記事をお楽しみいただけて幸いです。
それとカラフルなモデルはないですね。
普通の鱒レンジャーを改造している人は結構みます。