いや、意欲もそうなんですけど、皆様のおかげでポイントが溜まったわけですありがとうございます。
渓流で鱒レンジャーを使ってインプレ

というわけで色々と難しい説明はあとにして、実際に渓流で使ってきた感想を書きます。
すでに有名なロッドですから色々なところでインプレやレビューがありますから、購入を考えているなら、そちらもぜひ参考にするといいですが、このロッドに関してはそう悩まず買えちゃう値段っていうことですし、まずは買ってみるのもおすすめ。
なんせ、このロッドはとにかく楽しいから。
釣るためというより、ひたすらに遊ぶためのロッド。
このロッドを使ったおかげで、僕もグラスロッドなしでは釣りが楽しくなくなってしまった一人です。
なお長期インプレはこちらからご覧ください
本流で使ってきた

鱒レンはもともとエリアトラウト用のロッド。
そこから人気に火がつき、様々なバリエーションがでてきましたが、残念ながら渓流用モデルというのは未だ発売されていません。
なぜかって?だって鱒レンジャーはもともと渓流で使えるから
しかも本流で
雨が降ってやたら増水した濁流の中でも使えるから
だからこその安心感。
この日の前日まで大量の雨が降っていたせいで、川は滅茶苦茶に増水状態になっていまして。
さすがにこのタフコンディションで鱒レン使おうなんて思う人はいないでしょうが、だからこそテストにはうってつけ
なわけがない。
大丈夫なのか?鱒レンジャー!いくらなんでも荒れ狂った天塩川水系で使えるのか?
ひたすら不安で一匹たりとも釣れないだろうなと思いつつも、ともかく使用感を伝えていきたいと思います。
まずはキャスト性能から

ルアーフィッシングはどんな場所だってキャスティングからスタートするしかありません。
それはこの日もおなじ、ひたすら雨で増えまくった川。
見ての通り流心にはまるで近づけない状態なので、基本ロングキャストが求められました。
というわけで、7gのケンフォードスプーンカスタムを使用。
公式スペック的には限界ギリギリのウェイトでしたし、本当はもっと軽いルアーから投げたかったんですが、今回は飛距離が求められます。
オーバヘッドキャストで一投目。
左右へのブレはさほどないですが、放物線の角度が高すぎてあまり飛距離が出ません。
もう一度投げながら竿先を見ていると、思ったよりも曲がりながらキャストしている。
つまり、リリースポイントが早くて高めのキャストをしてしまったということ。
これは鱒レンジャーを使う時には以前から言われていることで、ワンテンポ遅らせてキャストしないと思った角度にルアーが飛ばないのです。
ただ、別に難しくもなんともありません。
だいたい3投げもすればリリースポイントはつかめます。
飛距離は十分なのですが、さらに重いルアーも投げてみようと10gのチヌークSも投げてみました。
たしかに投げにくくはありますが、かといって竿が折れるかもという不安はありません。
バッドが結構しっかりしているのと、ソリッドグラスロッドは折れないという神がかりの安心感からでしょう。
さらに重い12gの自作メタルジグも投げてみましたが、こちらも投げにくいものの、キャストできないわけではありませんでした。
フリップキャストが凄い得意
サイドキャストもワンテンポズレたリリースポイントになる。
普通に考えてキャスティングはけっしてやりやすくはないし、そこが面白くはあります。
ただし、フリップキャストに関してはまるで別。
むしろフリップキャストのために生まれてきたロッドなんじゃないかと疑うレベルです。
ティップがめちゃくちゃ柔らかいので、手首だけでキャストするようなフリップは最高にやりやすいですね。
キャスティング精度を求められる小渓流なら、間違いなくフリップで攻めていくと釣りやすいロッドだと感じました。
スプーンはとても使いやすいけどトゥイッチは苦手

とりあえず投げていたケンフォードスプーン7g。
このルアーは人生で一番投げているスプーンといっても過言じゃないレベル。
なのですが。
スプーンを投げると、今まで使ったことのない操作感を味わってしまいました。
普通、スプーンを引いてきても竿先には特に変化は現れません。
ところがティップが柔らかいせいで、スプーンがアクションを起こすと必ず竿先をプルプルと震わせるのです。
しかも、感度が悪いとは言われつつも、竿先が揺れる振動はよくわかる。
コメント
たまたま、鱒レンジャーのベイト版が欲しくて調べていたら、ちょっと間違いが気になったのでコメントさせて頂きます。
>硬すぎるがゆえに引張強度が弱く、素材を曲げた時に折れる限界値が低いという欠点があります。
これは明らかな間違いです。引っ張り強度に関してはカーボンの方が上です。
引っ張り強度が高いからこそ剛性を上げることが出来るわけです。
ですが、引っ張って伸ばしたときにはグラスより伸びずに切れます。
イメージとしては、グラスがナイロンでカーボンがPEです。
PEの方が引っ張り強度はありますが、同じだけ伸ばしていくとPEの方が先に切れます。
ちなみに、この傾向は同じカーボンでも高弾性になればなるほど顕著です。
つまり高い竿ほど繊細というのは上記の理由からです。
>しかし、グラスファイバーは繊維同士の結束力が強く、ひたすら素材を曲げても(繊維を引っ張っても)ロッドが折れる限界値がひたすらに高い。
これも、あくまでカーボンの方が伸びないので耐えられる変形量が小さいだけのことです。
記事は楽しく拝見させて頂きました。
竿の調子なんかは大変参考になりました。
カラフルなベイトモデルは無いようでちょっと残念です。
コメントありがとうごございます。
教えて頂きありがとうございます、勘違いしていたみたいですいません。
あとで訂正させていただくため、当該箇所をいったん削除させて頂きます。
記事をお楽しみいただけて幸いです。
それとカラフルなモデルはないですね。
普通の鱒レンジャーを改造している人は結構みます。