クランクベイトで渓流トラウト!なんか巻きで食ってくる

クランクベイト タックル考察
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渓流トラウト(ヤマメ・ニジマス)をクランクベイトで釣っていく記事です。

暑さも少し抜けはじめた今日この頃。

いまだ水温も20度越えの状態が続いておりますが

ヤマメ様、ニジマス様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?

わたくしはあまりの暑さに先日から日中の外出は控えております。

昨年にもまして暑さが厳しく感じられます。

炎暑酷暑のみぎり、皆様のご健勝とご自愛をお祈り申し上げます。

さて、トラウト様各位にお知らせがございます。

この度、クランクベイトが朝の4時~7時の間に渓流を通過することになりました。

大変暑いなか申し訳ございませんが、もしよろしければ

お手すきの際に噛みついて頂ければ幸いです。

──と、渓流に手紙を送り

暑中見舞いのお中元に、日本ハムではなくクランクベイトを送ったαトラウトです。冷や麦。

 

それにしてもまだ暑い。

お盆のこの季節、世間では墓参りなどで忙しいですが、暇人と思われがちなαトラウトも忙しい。

毎朝早起きしては釣りに出かけ、帰ってきては朝ごはんを食べて試験勉強をしていますが、気が付くとラジオ体操をしている夏休みキッズとほぼ同じ生活サイクル。

けれども絵日記も自由研究もなし

貧乏暇なしか金もなし

やるのは仕事と国家試験の勉強って話ですよ。

ああ、大人ってのはいやですよ。

絵日記とか書きたいよ。

全文字ひらがなでやりたいよ。

あさがおの様子を観察しているだけで研究って言える時代に戻りたい。

ただね、このブログを読んでいるキッズの方々は、ぜーったいにこんなオッサンになっちゃだめですよ。

30過ぎてから試験勉強しなくちゃならないオッサンなんて酷いもんだよ。

夏休みの宿題おわらずに大人になったからこうなってるよ。

だからそう

みんなには、なるべく早めに宿題をしてほしい。

できるだけ夏休みのポケモン映画とか見に行かないで、先に勉強して。

そうすると、夏の後半の涼しくなる時期に釣りもできるでしょ?

クソ暑いお盆時期なんて魚のかっせい下がりまくりだから

ぜひ釣り中心の夏休みを送るために宿題を早めに終わらせてほしいです。

おじさんのお願いです

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トラウトを釣るために渓流でクランクベイトを使う

さて話が脱線したところで、今回はクランクベイトを渓流で使う回ですよ。

渓流でのトラウトフィッシングでは、プラグと言えばミノー。

なんですが、若干マイナーながらもクランクベイトも渓流で使うことができます。

クランクベイトといえば、あの丸っこくでズングリムックリしたやつなんですが。

わからない?

ああ、ネイティブトラウト狙う人は知らないかもしれません。

たとえばこう、丸くて、ずんぐりしていて、なんかリップが無い・・・

・・・そうそう、泳ぐジャガイモみたいなやつ。

そんなもの、水温の高い渓流で投げたらどうなるのか?

たぶん煮崩れして溶けちゃうんじゃないかと思われてますよね?

でも大丈夫、最近のクランクベイトは渓流で煮込み過ぎても問題なし。

専用アイテムでなくとも、サイズさえ小さければ結構なんでも釣りになる。

しかも、ミノーイングにはない面白さや見た目の可愛さ、そして驚きのスナッグレス性能などもあり、案外楽しいアイテムだったりするんです。

渓流のトラウトをクランクベイトで釣りあがれ

クランクベイトと言っても色々ありますが、渓流で一番強いのは、ジャガイモというより大豆みたいな、こんな小さなアイテムです。

こんな小さくて丸いルアーだと、かなりの確率で赤ちゃん言葉でしゃべりかけてしまう。

 

「あらぁ?どうちたんでちゅかぁ?渓流でヤマメさんと遊びたいんでちゅかぁ?」

 

と良いながらラインに結び付けている山の中のオッサンを想像した貴方が、もし強い吐き気に見舞われたとしても当ブログは一切の責任を負いません。

ただ、これだけ可愛くて丸いルアーはミノーにはまず見られませし、可愛いルアーで渓流を釣りたいと思ったら、やっぱり豆クランクを超えるアイテムはなかなかありません。

クランクベイトはアップクロスがかなり強い

渓流でのクランクベイトは、釣りあがりのアップクロスが一番使いがってが良いです。

ていうか、強い。

ヘビーシンキングミノーならヒューンと流れていくだけの所を、小さなクランクベイトはとにかくひたすら丁寧に、流れと等速に近い状態で誘い続けられます。

その理由はリップの角度と大きさ。

クランクベイトはどれもリップが大きく、しかも横に広い。

ミノーの倍はあるこのリップが、水をしっかりと噛んでくれるおかげで、わずかなリトリーブでもしっかりと動いてくれます。

また、全体に丸い流線形のボディも、アクションが出やすい原因の一つ。

扁平系のボディよりも、丸い体のほうが水の抵抗をいなしやすく、アクションが出しやすい原因になっています。

シンキングモデルもあるのでボトムもトップも狙える

トラウト用クランクはフローティングだけでなく、シンキングモデルも存在します。

クランクベイトのシンキングなんて珍しいですが、これがあるんですね。

僕が持っているテイルウォークのSSSトラウトクランクも3.2gのシンキングモデル。

飛距離はかなり出ますし、その割に水噛みが良いので、丁寧に探りたい時や、活性が引くい時にはクランクベイトを投げてやります。

 

とまぁ前置きはこの辺りにして、さっそく川に出かけましょう。

トラウトクランクを渓流で投げ倒してきた

というわけで夏の朝、渓流に出向きトラウト用のクランクベイトを投げてきました。

向かったのは、これまたマイナー過ぎる超細い支流。

ぎりぎり川の名前がついておりますが、周囲が完全に草木で覆われているせいで存在自体気が付かれないレアスポットです。

この川にいるのはヤマメさんとニジマスさん。

小さい川ですが田畑の水が流れているので、水温が高く活性はいまいちですが、とりあえずクンランクベイトを投げていこうと思います。

渓流でクランクベイトを使うタックル

トラウトをクランクベイトで狙う場合は、普通の渓流ロッドで良いと思います。

というわけで、今回使うタックルは鱒レンジャー

リールは2000番のカーディナル2S

というあいも変わらずの極貧使用で挑みます。

鱒レンジャーのミノーイングではPEラインを使う僕ですが、今回はナイロンラインの6lbをチョイス。

ナイロンを使う理由は、クランクベイトが巻物だから。

巻物系のルアーはリトリーブが主体となるので、トゥイッチはあまり掛けません。

また、ラインの初期伸び率が高いほうが巻いている最中のヒット率が高い。

なのでナイロンラインを使い、グリグリと渓流を巻き倒していく予定です。

クランクベイトで狙う時には柔らかいロッドのほうがいいのか?

クランクベイトとミノーでロッドを変える必要はあまり無いと思います。

でも、LよりもULのロッドのほうが確かに食わせる間を与えやすいように感じますね。

クランクは巻物とはいいまうが、リトリーブ主体の釣りというのはスプーンと対してかわりません。

なので、ミノーにライトアクションを使って、スプーンにウルトラライトを使うのと一緒。

普段からライトアクションのロッドを使ってミノーイングしている場合でも、ナイロン使ってればそこまで気にならないかもしれません。

 

ヤマメさんがクランクベイトで釣れた。

まずはヤマメさんがクランクベイトに食ってきました。

高水温のせいで活性が低いということもあり、あまり餌を食べていないのかと思いましたが、やっぱり食べてますね。

この時期は夜中から朝方の涼しい時間帯に虫を食べているので、日中になると殆ど浮いてこず、あまり餌も追いたがりません。

なので、早いミノーイングだと見切られやすいので、クランクベイトを漂わせるように動かしてヒットに持ち込みました。

表層を意識したデッドスローアクションが有効

エリアトラウトではクランクベイトを表層を引き並みを立てて泳がせるテクニックがあります。

これを渓流でやるとどうなるのか?

といって試してみましたが、やっぱり釣れますねこの時期は。

表層の虫を意識して食べているような状態もあり、着水してから即座にリトリーブを開始すると、ゴボ!っと水面を割るシーンが何度かありました。

フローティングミノーよりもゆっくりと表層を引けるので扱いやすい。

放置プレイでも無論バイトが稼げます。

投げて巻くだけのアクションで釣れる

中層を意識した普通のリトリーブ。

渓流でのクランクベイトは、これが一番釣れる気がします。

こちらもミノーよりゆっくりとした速度で流せるので、アップクロスで丁寧に探れるというメリットがありますね。

ミノーのトゥイッチで追いきれない魚も、追いやすい速度で流れてくるクランクは食いやすいみたい。シンキグタイプのクランクでも動かしやすく、リトリーブだけで十分釣りになります。

なお、トゥイッチを入れて釣ることも全然できますよ。

トゥイッチ時には水の抵抗が大きいせいで、移動距離は短め。

そのぶん、やはりアップクロスでは早く動きすぎず、魚にルアーを見せる時間が長い。

早い釣りではなく、ゆっくりとしたトゥイッチが効く状況だとかなり有利です。

ボトム狙いのアクションでも引っ掛からない

クランクベイトは本来潜らせて使うもの。

もちろん渓流でも潜らせてボトムを狙う時に重宝します。

また、クランクベイトのリップは根掛防止効果が高く、ボトムをガンガンせめても根掛しにくい。

スナッグレス効果が低いルアーばかりの渓流では、ボトム攻めの要としても重宝してくれます。

 

ニジマスさんもクランクベイトで

ヤマメさんがクランクベイトで釣れるなら、当然ニジマスさんも釣れます。

というか、クランクベイトに関してはニジマスさんのほうが実績は高いですよね。

渓流での釣り方は基本的にヤマメさんと一緒で、リトリーブメイン、ときどきトゥイッチという感じです。

結構ダウンクロスに弱いから注意して

渓流ではクランクベイトではなく、シャッドが多様されている理由。

それは、アップクロスがめちゃ強いけど、ダウンクロスではよくひっくり返るからだったりします。

今回の釣りでは、ニジマスさんがダウンクロスでヒットしてくれましたが、やはり水を噛みすぎるせいでよくひっくり返る。

小さい渓流での釣りあがりでは便利なアイテムですが、釣り下がりでは出番がまずないという弱点があるので気を付けたいですね。

ストップ&ゴーで食わせる

今回の渓流クランクベイトでは、ボトムを擦るようにリトリーブしつつのストップ&ゴーが結構効果的だったりしました。

たぶんボトムを這っている活性低めの魚が多かったからかもしれませんが、リール半回転で止めて、また巻くという動きでボトムを小突いていると食ってくるニジマスが多かったです。

たぶん、川虫というよりもエビだと思って食ってきたんでしょうね。

クランクのメインターゲットであるブラックバスはエビを食うので、ボトムをゴリゴリと引く時に良く使われたりしますから、ニジマスでも同じアクションが有効だったのかも。

渓流でのトラウトフィッシングでおすすめのクランクベイト

今回釣ったような渓流でおすすめのクランクベイトを紹介します。

渓流用クランクは数があまりないのですが、エリアトラウト用のクランクは沢山売られているので、僕もそっちを流用して渓流で釣ってます。

テイルウォーク SSS TROUT CRANK 32S

今回メインで仕様していたティルウォークから発売されているクランクベイト。

元々エリア用ですが、3.2gのシンキングタイプであり、渓流でも使い勝手が良いモデルです。

かなり小型で、フックもテールにしかなく地獄のスナッグレス効果が発生。

そして、なにより安くて可愛い。

その値段、わずか500円前後。

サーキットボードのリップも付いていて軽やかに動いてくれます。

珍しい渓流用クランクのボトムトランク

スカジットデザインからかつて発売されていたボトムトランクというルアーです。

現在は中古でしか販売されていませんが、渓流でも使えるヘビーシンキングクランクというかなり珍しいアイテムです。

名前の通り、こちらは徹底的にボトムを狙うためのクランクベイト。

水の噛みのよいリップ構造のため、丁寧に川底を探れます。

エリアの必殺クランクふわとろ

エリアトラウトの反則ルアーふわとろも、渓流でも恐ろしい威力を発揮。

サイズが35mと小さく虫を演出するのに効果的。

個人的にはクリア系の黒や赤、ピンクが強いと感じてます。

フローティングのジョイントクランクなので僅かな抵抗で大きくアクション。

表層で放置プレイや、アップクロスでトロトロと引いてあげるとヒットを誘発してくれます。

可愛いから使うのが渓流クランクだと思っている

渓流トラウトではミノーが主流。

ディープレンジはシャッドやシンキングミノーがあるので、実際に必要性はそこまで感じてはいません。

ただ、必要性だけがルアーフィッシングではないですよね。

釣れる釣れない以前に、ルアーの見た目だって重要。

その点、クランクは見た目の可愛さや「これで釣れるのかな?」的な面白いものもたくさんある。

それに、スリムなミノーばかりじゃものたりない。

どうせだったら、ちょっとぽっちゃりしてたほうが可愛い。

そんな性癖を持つのはきっと僕だけではないはず。

キビキビと動くミノーイングに飽きてきたら、こんなずんぐりむっくりした可愛いルアーで渓流を釣りあがるのも楽しいもの。

あと、小さいクランクはなぜか安いものが多い。

エリアトラウト以外で殆ど使われていないせいでしょう。

売れないクランクがばかみたいな値段で出回ってるのをよく見ます。

コスパ面でも重宝するアイテムがあるので、新規開拓で探してみるのもおすすめ。

釣果は普通に出ますし、ダウンで使わなければさほど問題なし。

ミノーに飽きたと思ったら、たまにはクランクで渓流を釣りあがってみましょう。

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