北海道大停電~その夜のαトラウト~

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どうもαトラウトです。

ついに電気とネットが完全復活したのでひとまずブログ記事を更新しようと思いまして。

すでに皆様ご存知の通り、現在北海道では北海道胆振東部地震と言われる震災が起きており、余震も続いている状態です。

しかし、すでにこのブログを書けている通り、僕の住んでいる場所は電気もインターネット回線も復旧していまして、こうしてブログを更新できる電気のありがたみを感じております。

というわけで、そんな大停電の生活をまずはレポートしていきたいと思います。

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動画の記録もしておいた

今回は動画の撮影もしておきました。

停電になった一日の記録ですが、平和そうな風景に不穏さが隠れています。

9月6日朝方 揺れ

まず朝ですが、とにかくすごい揺れました。

揺れで目が覚めて、妻と一緒に「なんだなんだなんだ!」と起きて家の中で大騒ぎ。

でも寝起きなんで正確には「にゃんのにゃんのにゃんの」とかハム語言で騒いだ気もしないでもない。

ともかく寝起きでハム太郎になりながらもひとしきり騒いだあと「そうだテレビをつけよう」となったわけですが、それでもつかない。

ついでに電気もつかないし、パソコンも起動せず。

で、スマホの通信回線だけが生きていたので、ニュースアプリを開いてみると、どうやら北海道で大規模な地震があっという速報がきているわけです。

これはやばいなーとか思って、妻と「にゃんかじしんおきてるんでぐけどどうじゅる?」と話かけると、嫁も「うそでじょ?どうじちゃったんだろね?」と、結局嫁もハム語です。

しかしハムスター同士会話は可能ですし、あまりに眠すぎて脳みそもげっ歯類サイズになっていたこともあり。

「んじゃとりあえずねまちょうか」

「ねまちょうねまちょうもふ!」

と、そのまま眠りについたわけです。

しかし、この時2匹のハムスターは気がついていませんでした。

すでに北海道がとんでもない事態に陥っていたことに

9月6日朝6時 速報

朝6時に目を覚ますと、妻はまだ寝ていました。

とりあえず台所で歯を磨こうと服をぬぎ、電気をつけようとすると、一向につきません。

まだ停電が続いてるのか、ブレーカー上げ忘れたかなと思いながらも、とりあえず歯だけ磨こうと薄暗がりの中で歯ブラシを口に突っ込み、そのままシャコシャコしながら玄関のブレーカーをチェック。

しかし、ブレーカーは下がったまま。

一体何がおきているのか?不審に思い携帯をチェックすると、なぜか3G回線。電波も弱い?寝起きのボケた目をこすりつつニュースを見ると、よくわからない文章が目に飛び込こんできました。

「──北海道全域で停電が起きています。胆振地方の地震により複数の発電所が機能停止。復旧の目途は未だたっていません」

なんだこれ?

思わず歯磨きを喉の奥に突っ込んでしまい咽かえりますが、とにかくまだ信じられない。

そこでTwitterをチェックしてみると、長いロードを経て次々と情報が飛び込んできます。

「地震で停電やばい」

「北海道のみなさん大丈夫ですか?」

「これ復旧ないんじゃないの?」

とにかくやばいツイートが大量にやってくる。

これは・・・まさか・・・大震災なのか?

そこで、すぐさま妻を叩き起こします。

「おきろ!やばい!とにかくおきろ!」

「なにぃ・・・まだ30分寝るんでちゅけどぉ」

「起きろハム太郎!寝るな!今北海道が大地震で大変なんだ!」

「大変て?ええ?昨日の地震?」

そこでようやく妻が目を覚まし、僕は口につまった歯ブラシを吹き飛ばしながら叫びました。

「世紀末がついに来たんだよ!!!」

9月6日朝7時30分 食料を探せ

目覚めた妻と一緒に食卓につき、お互にスマホで情報をチェック。

回線はとにかく遅くはなっていたものの、まったく使えない状態ではないので、なんとか調べきることができました。

その結果わかった情報を整理し、出した結論。

・北海道の胆振地方で震度7以上の地震があったらしい

・札幌も一部やられている

・停電はここだけでなく北海道全域で起きてる

・水道が止まる可能性が高いらしい

とにかく情報が錯綜しまくっており、わけのわからないデマやらヤケにリツイートされる陰謀論、ついでに意味不明な災害マメ知識のせいでしぼりこむのに苦労しましたが、間違いないのはこの4つということになりました。

「これ、もしかしてスマホも充電やばいんじゃない」と、不安がる妻に「車のバッテリーを使おう、あと予備のスマホ充電器で対応だな」と、なんとか代案を出してみます。

しかし、やはり不安です。

電気がないとなれば、とにかく使えないものが多すぎる。

スマホも確かにやばいけど、一番不安なのは食料。

うちの冷蔵庫はとっくにストップしているけれど、このままならスーパーも当然生ものは終了。

おまけに信号も止まっているわけだし、輸送だって届かないかも。

さらに怖いのは、給水がストップするという情報。

そんな不安にかられ、早速僕は近所のコンビニに向かい食料と水を調達しに行くことに。

妻は家の水道を出して風呂場や開いたペットボトルなどに水をためつつ、スマホをチェックしてもらいます。

外に出ると、やはり付近で人がちらほら。

見ないちように不安そうですが、口々に喋っているのは「水道が止まる!」ということ。

みんな電気が止まるのも怖いですが、一番怖いのは水が使えなくなることのようです。

幸い、貧乏なうちはIHではなくプロパンガスなので電気が止まってもコンロは使用可能。

でも、水が出なくなればカップラーメン一つ作れなくなりますから、その気持ちはよくわかります。

道中、コンビニの前にやってくるとようやく表れた信号は止まったまま。

そこで交通整備をしている警察官がいましたが、停電している最中であっても道路では大量の車が走っています。

それを見て、「あれ、ガソリンスタンドも停電じゃ動かないんじゃ」と不安になりましたが、今は食料のほうが大事。

コンビニに入ると、すでに入口には車が大量に並んでいますが、店先の自動ドアは空きっぱなし。

店の中にいる人たちも普段とはまったく違う客層。

朝方のコンビニでよくみる作業服の男性は一人もおらず、いるのは子ずれの家族や老夫婦ばかり。みな一様に暗い店内で、停電の話をしながらカゴ一杯に物を詰め込んでました。

弁当コーナーは、このコンビニ史上最速で完売したようで、棚はほぼ空っぽ。

ただありがたいことに、在庫でしまっていたらいしいカップラーメンや缶妻、飲料水などをありったけ出してくれていたおかげで色々購入することができました。

店の中でレジに並ぶと、まわりの人たちが口々に不安を口にしているのが良く聞こえました。

「このあたりの停電っていつまで続くんだろうね」

「ねぇ、なんか水道とまるらしいよ」

「ほんと!?はやくうちかえって水ためないと!」

「ガソリンもうヤバイのに、このままだったらどうなるんだろう」

そんな話を聞いていると、僕もどんどん不安になっていきます。

水道はもう妻にためてもらっているけど、このコンビニで買えた食料はせいぜい2日分程度。もっと大量に手に入れないと、この後何かおきたら絶対に飢えてしまう。しまう。

しかもガソリンだって僕も半分位しかない、どこかでガソリンも給油しないと・・・

とめどない不安が言葉になって脳みそを揺らし、気が付くとレジの前。

「いらっしゃいませ!」と、こんな時でも元気におばちゃんが僕の商品を受け取ってくれましたが、その商品を読み込むバーコードリーダーがいつもと違う。

たぶん、予備で使っている充電式の物なんでしょうが、この時間だというのに、すでに表面にあるバッテリーマークに斜線が出ている。けれど、おばちゃんHが気にしたそぶりを見せず、僕の渡す商品を次々と読み取り「こんな時で大変ですけど、がんばってくださいね!」と笑って会計してくれました。

9月6日8時 ラジヲの時間

「食料なんとかあったけど、これじゃ足りないわ!それと、やっぱり断水するかもだって!」

玄関をあけ叫びながら、少ない食料を運び込むと家の中から誰かの喋り声が聞こえてきます。

なんだ?まさかテレビがついたのか?

とリビングになだれ込みますが、テレビは真っ黒なまま。

しかし、その代わりに妻が座る食卓の上には、アンテナが突き出た見慣れない小さな銀色の箱。

声は、そこから聞こえてくるもでした。

「ラジオを見つけたのよ、そういえばどっかにあったなーっておもって」

「ああ、これ確か実家にあげるっていってたやつ?」

「そう、お父さんが入院した時に使うかもって・・・でも見つけてよかった」

妻がそういって聞き入るラジオからは、懐かしいノイズ交じりの音。ポッドキャストに完全移行してしまった僕としては数年ぶりの懐かしさ。

しかし、そこから流れていたのは、かつて良く聞いたオールナイトニッポンのマッチャンの陽気な声ではありません。いつか見た、第二次世界大戦のドキュメンタリーで流れていたような、緊張を隠すたどたどしさと、冷たさが混じった声。

「──現在、北海道全域の停電は復旧の目途はたっていません。4か所の火力発電所の復旧をはじめ、他の発電所の復旧を試みているところですが、2か所の発電所から設備の損壊が見つかっております。北海道電力には速やかに復旧の目途について出すよう指示を出しております」

一体誰の声かはよくわかりませんが、おそらく菅官房大臣と思わしきものでした。

どうやら冗談ぬきで、胆振の地震は半端じゃないことになっている。

しかも発電所が本当に壊れちゃったなんて───

「これって、すぐに電力復旧しないってこと?」

僕が訪ねると、妻もラジオを睨みながらうなずきます。

「でしょう?これうちも水道もきっと止まるよ」

「ていうか、食料もやばくない?」

「だよね、やっぱり大きいスーパーとか行かないと」

というわけで、久々のラジオから流れてきた恐ろしい音に突き動かされた僕らは、すぐさま車に乗り込み、本格的な物資を手に入れるために動き出しました。

9月6日朝9時 道北買い出し紀行

「くそ!だめだろこれ!」

と僕がハンドルにもたれかかると、妻もため息をもらしていました。

「他いってみよ、あれ殆ど商品置いてないよ?」

「だな・・・もっと置いてあるとこに行こう」

そういって大手スーパーの駐車場を後にする僕。

その背後には、店先に並んだ商品を求める人々。

それでも物を売ってくれるマシでしたが、あまりに人が並んでいたので、別の店舗へ移動しました。

移動中の信号はどこも真っ暗になっており、時折警察官が誘導していない場所も幾つかあるほど。

主要国道に出る時はいつもハラハラします。

そんな思いをしながら向かった二つめの店舗。

でも、どうやら皆も考えることはみんな同じようで、ここにもすでに大行列ができていました。

けど、他の店舗よりも少ない。

というわけで妻と並んでいましたが、そこでも沢山の噂が飛び交っています。

「ここでは水道が止まらない!」

「いや、3時間後に止まる!」

「電気は1週間は止まったままらしいって」

「また大きい地震があったみたい」

「自衛隊もすぐに来るっていうぞ」

そんな会話を聞きながら、妻はどうしようとオロオロ。

「一週間も止まったままになるってあの人いってるけど・・・」

僕も不安でしたが「あんまり鵜呑みにしないほうがいいよ、とりあえず水とカップ麺、それと電池を買うだけ買おう」と、とりあえず気休めの言葉をかけます。

携帯がろくに使えないばかりか、あちこちで噂が飛び交っているこの状態。

もはや世界は終末へと向かっていることを予感しはじめたのか、今間でみた様々な映像が流れ始める。ドーンオブザデッド、フォールアウト、ドームズデイ、バイオハザード、そしてマッドマックス。

もしも電気だけでなく、水もなくなり、ガソリンもなくなったら、間違いなくマッドマックスになる。そうなったら最後、僕はガソリンを求めてあくなき戦いを挑み、愛車を鉄板装甲車にし、V8エンジンをあがめる白塗りの民族とやばい争いになるのか?いや無理だろ、そもそもあれはオーストラリアが舞台だ。この日本にあれだけやばい発想で進化する宗教母体なんかありはしない。

そこでリアルに想像したのが、僕が好きなアニメ「横浜買い出し紀行」

ある日から日本から文明が消え、世界が廃墟だらけになった世界の横浜を舞台に、人間と瓜二つのアンドロイドが送る、変哲もないアホカリプスの日常。

あの、のんびりとした日常は、とっくに世界が終わり切った日本。

そこにたどり着く数百年前は、きっとこんな始まり方をしたんじゃないかと思うと辛くなる。

そしてもう一つ浮かんだ光景。

それはフィクションの世界ではなく、リアルな過去。

そう、あの東北でおきた大震災です。

僕はあの時札幌にいましたが、仙台の支社の人たちと一切連絡が取れなくなり、続いて知らされたあの大災害です。

さらに被災し人手がまったく足らなくなったことから、5カ月間東北に出向。

その間に仕事をするたび見る光景。

山になった瓦礫、泥にまみれた家。

避難所の張り紙、行方不明者、海岸を歩く人々。

そして、災害にまぎれ入り込んだ、見たくもない闇。

思い返せば、消したい記憶ばかり。

でも唯一の救いがあるとしたら?

たぶんそれは、あんな修羅場に比べたら、まるでマシだと思えたこと。

それか、あの地震から何かを学んだということ。

それ以外に価値なんて、あんな地獄にあるわけがない。

そんなふうに、まだ貧乏じゃなかった昔を思い返していると、後ろにいたおばさんの声が聞こえました。

「大丈夫よ、私宮城にいたから、こんなの全然よ!」

どうやら、同じ意見の人が列にいた・・・というか、僕よりもずっと大変な経験をした人。

みんなが不安になっているなから、一人前向きでいられたのは、たぶんあの人だけです。

 

やがて僕らの番になると、商品を一気に購入。

さっきの店よりもやはり品ぞろえが豊富で、電池にカップ麺、水、照明器具、各種バッテリー関連器具、他にも必要なものがあれば店内に入って探すこともできます。

こんなことなら、最初から準備しておけばよかった──

そう思いながらも、やはり商品を出してくれるお店に感謝。

「水がきれました!」

「なんでもいいからありったけもってこい!」

そんな店員の殺伐とした声すら、頼もしさを感じてしまう。

おかげで大量の水やカップ面を買うことができました。

とりあえず水はたくさん集めました。

他にも段ボールに入った水のボトル。

それと外と中に貯めた水のポリタンクを置いてます。

カップ麺や缶詰めも購入。

こちらも他に箱にどっさり。

あとカセットコンロ用にガスボンベも手に入れてきました。

これでしばらく備えは万全でしょう。

9月6日午後12時 停電のグルメ

というわけで停電になった昼、ラジオを聴きながら昼食作りです。

といってもこの後どうなるかわかりませんし、とりあえず簡単なものをということで、カップラーメンと魚肉ソーセージのステーキ。それと目玉焼きです。

とりあえず美味しいですし、なんか簡易的だけどけっこうイケる。

停電していても、カップラーメンと魚肉ソーセージさえあれば僕はかなり満足できるようです。

しかし、ラジオからは不穏な情報が伝わってきてます。

震源地のほうはやはりヤバい状態になっているらしいですし、携帯もまだ電波が使えない。

「これっけこう美味いね」

「うん、そうだね」

といいつつ食べてましたが、やはり状況が気になってしょうがありません。

しかし、もうやることがない。

今の所ラジオを聴くか、飯を食べることくらい。

携帯もバッテリーが切れるのが怖いし、電波も弱いので使えない。

というわけで、ごはんを食べ終えてから普段できないことをやることにしました。

9月6日午後1時 掃除をしつつウェダーを修理

普段パソコンとインターネット環境がないとロクに仕事ができない僕の仕事は当然おやすみ。

というわけで、妻と一緒に部屋の掃除をしたあと、やり忘れていたウェーダーの修理をすることにしました。

ウェーダーに穴が開いて前に修理したものの、それから水がまた若干しみるようになったこいつ。

購入価格がめちゃくちゃ安いのにも関わらず1年も初心者の酷使に耐え続けております。

で、新品を買うお金もないので修理しようと思ってましたが、暇もなかったのでようやく着手することに。

とりあえず修理が完了したので、今年はギリギリ持つかなと思っております。

 

それからスマホの充電を開始。

やはりこういう時に車のバッテリーは活躍してくれます。

普段はこんなアイテムを登場させはしませんが、スマホ2台を充電するのに活用します。

ただね、結局ガソリンを食うわけなんでソーラーパネルとかが一番だなーと思いました。

9月6日午後5時 夕食紀行

というわけで色々と雑草とかを毟りながら時間が経ち夕飯に。

しかし炊飯器は電気がないので付けない。

というわけで土鍋を使ってごはんを焚いていきます。

ちなみに妻がごはんを土鍋で焚くという高等技術を持っており実行できましたが、僕一人ならまず無理。泣きながら生米噛むしかありません。

さらに、冷凍庫の中にある肉が溶けて使い物にならないかと思い

「だったら一番良い肉を食べるんだ!」という貧乏根性により、肩ロースを使ってカツ皿を作ることにしました。

この薄暗い中でカツを揚げるなんてどうかしてますが、もうこの非常事態になるとどうかしても良いという気になる。あげちまえ!もうこのさいあげちまえ!と

そんな貧しい気持ちと不安が入り混じり爆発した夕食。

土鍋ごはんにカツ皿定食。

しかし、夜になり停電の影響がさらに出てきた結果、この暗闇の中食べることに・・・

もっと明るければきっとおいしそうに見えたはず。

そんな思いを押し殺し、夢中でカツ皿を食べていきます。

「うまい!これはね!うまい!」

「ほんとにおいしいね!うん!」

しかし、しばらくして妻が一言。

「明日も電気通じなかったどうしよう・・・」

確かにそうです。

もし、明日もこの停電が続いていたとしたら。

そう思うとカツを口に入れる手も止まります

「いやね、まぁそうだけどね、とりあえず食おうか」

「そうだね・・・食べよう」

と、薄暗い室内もそもそとカツを食う僕と妻。

しかし、人間というのは案外単純なものというか。

結局、疲れた精神状態に突っ込んだ発泡酒とカツのせいで意識は朦朧とし、不安や悲しみよりも、腹が膨れた眠気が強くなり、妻はすぐに寝てしまいました。

しかし、僕はなかなか寝れず、そのあとも自室にこもり眠くなるのを待ちました。

9月6日 午後8時

いつも通りならパソコンを付けてネットフィリックスを見たり、ブログを更新したりする夜。

しかし、この日は液晶画面は一切眺めることはありません。

代わりに、ledランタンの明かりをともしながら、ルアーのフック交換をしていました。

ただ黙々と針先を確認し、甘いと思ったものを交換。

古いフックは研いで先端をとがらし、予備にとっておきます。

その作業をしつつ、ふと外にでて夜景でも見てみようと思いましたが、べつだんこの田舎だと普段からよく見えるので中止。

結局、薄明かりの中本を読むことにします。

読んでいたのは『I・Q』

アメリカで話題になっている探偵小説。

これも先日買ったけど余裕がなくて読めなかったもの。

どれどれ、いやこれ結構面白いじゃん当たりかも?

と思っているうちに欠伸が出てくる。

やっぱり疲れているらしい。

そう思い、布団に入ってしばらくして、突然目の前が明るくなる。

なんだ?まぶしいな、Xファイルでモルダーの妹がさらわれた時といっしょじゃん?あれこれもしかしてufo?うそやばいキャトらんの?これからがっつり攫われちゃうの?

と夢半ばでウナっていると、遠くからスカリーの声。

「起きて!電気がついたよ!!」

電気?ええ?

一気に夢から引き離され、目を開けると、天井にはufoではなく、丸い蛍光灯。

懐かし気持ちになるかと思ったのですが、

たった一日見なかったこの光が、もはや未知の文明の輝きにしか見えませんでした。

現在の状況

というわけで電気が無くなっただけでこのありさまですが、今のところは通電が続いています。

釣りにはしばらくいけませんが、その間にやれることはやっときたいし、ネットが使える時間が限られているので。

ガソリンなども給油できましたし、食料も十分。

でも、いつまた地震が来るかわかりませんし、胆振地方に近い人や、今だ停電が続いている世帯もあるようです。

ただ、ネットが繋がる限りはブログの更新を続けて行こうかと思いますし、そのうち動画もアップしようかと思います。レビューで書きたいことも溜まってますしね。

それと、改めて電気っで凄いなと思いましたね。いい意味でも悪い意味でも。僕らの生活を支えてもいるし、支配してもいるなと肌を感じて知ったというか、もう神レベルですよ。

とりあえず僕は生き延びておりますので、また色々と書いていこうと思います。

それでは。

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コメント

  1. shun より:

    僕の地域も停電が続き、昨日23時復旧しました!こういう時動かないといけない職種だったので、人のむき出しの感情にさらされましたが、改めて、ライフラインの重要性が認識できました。ただ、被災地近辺では頻繁に余震も続いてるみたいだし予断は許さない状況ですね。北海道でこんな大きな地震も起こり得てる現状で釣りなんて、と思われるかもですが、僕も落ち着いたらまた、渓流に行こうと思っている一人です(^^; だけど、人間って当たり前のことが寸断されたらこんなにも 弱くなってしまうんだなーとつくづく思いました。停電中はやけに星空が近く感じまして、当たり前のことに、当たり前に感動できたりして、色々考えさせられました。また、記事更新楽しみにしております(^^)

    • アバター画像 αトラウト より:

      shunさん>コメントありがとうございます!通電よかったですね。
      そうですかー、あの停電直後で動かないといけない仕事だったんですね。そういう人のおかげで大したパニックにもならなかったので、本当にありがとうございます。
      いまだ余震が続いてますね。あと1週間はやっぱり警戒しないといけませんね。
      いやほんとうに、釣りいきたいですねW 僕がもし一人で暮らしてたら間違いなく行ってますねW、電波通じないから仕事できないみたいな言い訳して
      そういえば当たり前のことが凄いなってほんとう思いましたよ。結構色々考えさせられましたね。
      記事の更新はがんばってやっていきます!お体にお気をつけてください。