交換用ラバーネットで自作ランディングネット作ってサクラマスをランディングするまで

DIY
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今回は交換用のラバーネットを使って自作のランディングネットを作ります。

というかですよ。

最近、湖に時々行くようになったんですが、その湖というのがあの朱鞠内湖でして。

やはりイトウが釣れてしまうかもしれないんです。

いや、釣れてしまうかもっていうか、そりゃ釣りたい。釣れるものなら釣りたいけど、なんか釣ったことないから怖い。

しかも、釣れてしまった場合に怖いのが。

僕は大型魚用のランディングネットを一切持ってない。

これでイトウが釣れてしまったら、きっとランディングミスでイトウに食われるに違いない。

まぁイトウに襲われる心配だけでなく、大型の魚がいるあの湖で釣りをする以上、やっぱり安くてもいいから大型のランディングネットをそろえたいところ。

けれど、前回渓流用のランディングネットを買ってしまい、スッカラカンになってしまった僕には、もはや大型ネットを買う余裕などない。

だったら、もうこのさい作ってしまえばいいじゃないか。

ということで、貧者の知恵を振り絞り、どうにかランディングネットを作ることにしたのです。

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間違って購入したPROXの交換用ラバーネットがあった

そもそも僕がこんなトチ狂った行動に出たのは、ただの持病や貧困だけが原因ではありません。

実は、すでに買ったラバーネットがあったんです。

しかも19型という大型用ネットです。

でも、なぜ渓流やってる僕が19型なんてデカいネットを持ってたのか不思議ですよね?

というわけで

ここでカッコ付けても仕方がないんで正直に言いますよ。

ああ間違えたよ!

ミスって19型買っちまったんだよ!

笑えよ!ほら!笑ってくれよ!

そうです。

僕は前回、超コスパ木製ランディングネットを買ったあと、ネットが破れたら即ラバー製に交換しようと交換用のラバーネットを頼んでたんです。

で、Amazonで探したらPROXの交換用ラバーが980円位で売られているじゃないですか。

酒を飲み、ネットフィリックスでルシファーみながら密林探検をしていた僕は

「やっすいなーこれ買ってしまうぞー我買ってしまうぞー我地獄からの使者、Amazonをさまよう堕天使なりーひゅー」

とか意味不明な言葉を発しながらポチったんです。

けど、家に届いたのは12型でも15型でもなく

ものの見事に19型。

でけぇよ、うそだろ、なんだこれ

ルシファー見ながら酒飲んで頼んだラバーネットが巨大化してんだけど。魔力か?こわ!

とか言ってたんですが、注文履歴を見ると、どうやら僕が間違って頼んでしまったらしい。

で、思ったんです。

そのまま返品しても何だし、こいつを使って湖でも使える大型ランディングネットを作ってしまおうと、悪魔じみた発想が脳裏を支配しはじめたのです。

ブットい針金使って自作ランディングネットを作ってみた。

というわけで、作ってみましょう。

ていうか出来てる!すでに!

なんせこいつ

「なんか家に補修用で使ったブットい針金あったなぁ、あれで試しにやったらできたりして」

と、針金をまげてみて

「ん?これでもうできた?」

と、試しにラバーネットを装着したら、あっというまに完成していた。

所要時間、わずか15分。

太い針金を適当な長さに切って丸くまげたあと、グリップ部分で3回ほど曲げて、上から縄を巻いた。

たったそれだけの、超即席ランディングネットなんです。

凄く簡単ですし、家にあるものであっという間にできてしまう。

もし天災により食料難になり、川の魚を取ろうと思った時

「くそ・・・こんな時にランディングネットさえあれば!」

というピンチになったぜひ試してください。簡単に作れるうえ、魚だけでなく命も救えます。たぶん。

ただし、見た目のほうはダイブダサイ。

まじで無人島で作ったレベルっていうか

トムハンクスがバレーボールに話かけながら作られた感

つまり

なんかキャストアウェイっぽい気がしないでもない。

自作ラバーネットでサクラマスをランディング

このサバイバル的生活の中で作られたラバーネットを手に向かったのは、やっぱり朱鞠内湖。

この湖は超有名スポットということもあり、釣り場には遥々遠くからやってきた人も多い。

そして、普段まるで見ることのない超高級車もずらりと並ぶ湖のほとり。

ベンツに、BMW、レクサス、クライスラー、Jeep

金持ちたちがワールドシャウラ取り出し、全身シムスでそろえ釣りの準備をするなか。

砂利を跳ね飛ばしつつボロ車でのりつけ

全身ワークマンで出てきたと思ったら

取り出したのは無人島で作った粗暴なラバーネットですよ

そりゃもう注目も集めますよ

なんだあいつすげーネット持ってんぞみたいな。

けどね、知ったことじゃありませんよ

こちとら釣りするだけで精一杯ですからね、貧乏人の人生なんていつだってサバイバル

人の目気にしてたら、こんなネット作ってすらいませんよ

で、みなさまがワールドシャウラやらアングロとか取り出しているのを横目でみながら、ゆうゆうと9ftのロングロッドを肩に担いで歩いてポイントへ向かう。

ちなみにこのロッド

リサイクルショップで900円で買った代物

アクションはMLで、9~21gをキャスト可能。

こんなとんでもないロッドを肩にかついでましたが、リールもカストキングって辺りが自慢。

みろセレブよ、これが本物の貧困層だ。

まぁ認めましょう。

あの湖でもっとも浮いた存在ということを

でも、それでも朱鞠内湖に行きたいんですよ

今年からは渓流だけでなく、いろんな釣りをやってみようと思ってるんですが、とりあえず去年まったく行かなかった朱鞠内湖にも時々出向いています。

しかし、あまり人に出会いたくない僕は、土日に滅茶苦茶人が集まるこの湖に未だなじめていない。なにこれ、人気スポットがすぎる。

それもそのはずで、凄まじく手軽に釣りができる。

レンタルボートに渡し船、さらに前浜ならスニーカーで釣りできるし、とんでもなく楽。

普段渓流に入るためにヤブをこぎ、すっころびながら山を登っている僕ですが、この手軽さに慣れすぎると、もはや渓流に入れなくなりそう。なんだこれ快適か。

そんなわけで、ファミリー客も多い前浜周辺でいつも釣りをするんですが、ロッドを振っている子供に

「みてみてーあの人粗末なネットもってる!あの人生活保護なのかな!それともキャストアウェイに出てるのかな!」

と言われて気がしたので、できるだけ人がいない場所へと移動しました。

とにかくです

トムハンクスが寂しさのあまり作ったランディングネットを背負い湖に立ち、まずはルアーを選ぶことに。

とりあえず時期的には、とっくにイトウシーズンは終わり。

どうせ釣れないイトウよりも、メインで狙うのはやっぱりサクラマスってことで、メタルジグをセットします。

使ったのはトンデンジグの15g

こいつはリトリーブでブリブリ泳ぐ海サクラに効果絶大なただ巻きタイプのジグ。

シャローで遠投して、沖にいるサクラマスにアピールするにはもってこいのルアーです。

で、こいつを9ftのロッドでバシューンと大遠投。

そこからは、ただリールを巻くだけ。

ずっとこれの繰り返し。

ちなみにフックはスズキ針の18番をバーブレスにしたものを使用。

これ、結構バレにくいんですよね。

開始20分ほどした位で、沖のほうでガツンとヒット。

それから必死にリールを巻くんですけど、巻いてる最中おとなしいもんだから「あれ・・・これ何?ウグイ?なに?」と不安になりつつも手前によせる。

すると、手間に寄ってきて突然猛ダッシュ。

水面下に見えたのは銀色の魚体。

朱鞠内湖のランドロック・サクラマスです。

ネットにいれた瞬間ルアーがフックアウトしましたが、あぶなかった。

遠くでバーブレスで掛けると、魚によっては途中でバレてしまう確率も高くなる気がして怖いので、ひたすらゴリ巻きですよ。

いい顔をしたサクラマス。

こういう魚が沢山いるから、別にイトウ釣らなくてもぜんぜん楽しい。

ちなみに、なぜかココではアメマスだけは釣ったことがないんですよ、なんででしょうね。

湖へと帰っていくサクラマス。

このバカみたいにデカイ湖で、ふたたび回遊しはじめるんでしょうか。

そうすると、なぜか人に話しかけられる。

普段から鬼のような人見知りの僕は、しどろもどろで会話をしましたが、たぶん朱鞠内に遠征にきた人なんでしょう。すんごいハキハキ喋ってきます。

人「サクラマスですか!ルアー何使ってるんですか?」

僕「・・・ジ・・・ジグです」

人「ああ!スプーンですか!」

僕があまり声が小さいせいで、スプーンとしか思われなかった。

ち、ちがうんですよ!ジグなんですよ!こいつは!

と、心では大声でしゃべっていたつもりなのですが。

僕「ジ・・・ジグです・・・メタル・・・ジグ」

人「ああジグ!へぇージグ!」

と蚊の音くらいの声でしか喋れませんでしたが、なんとかジグということが伝わったようでした。

で、一匹釣れてこの日は終わり。

また別の日に同じく朱鞠内湖に向かい、今度はジャックポットスプーンの8gをセット。

風も吹きまくり、足元の波打ち際に小魚がワラワラ集まってきたので、きっと魚が岸際に入ってくるだろうとユックリ引けるスプーンを選択。

河川だとまず出番はないですが、シャローならこいつは結構使えますよ。

で、キャストして表層をグリグリ巻き、フォールさせた瞬間にひったくりバイト。

暴れない内におりゃぁあーと巻くと、手前によってきてからガンガン暴れ出すサクラマス。

ああヤバいヤバいと急いで自作ネットでランディングすると、ギリギリのところで口からフックがすっ飛んでいきました。

なんか2回行って2回ともサクラマス釣れてますが、このアタリでランドロックのサクラマスが釣れるのはここだけ。

だから、行くたびに何故かサクラマスを狙ってジグを投げてしまう。

もちろんイトウ釣れたらいいーなと思ってるけど、なぜだろうか。

にしても、奇麗な魚体です。

うーんいいね、やっぱりサクラマスは。

なんか湖にいるこの魚に惹かれてしまう。

自作のポンコツネットだけど、ラバー製だから魚体も傷みにくいし

なんて言ってても仕方がないので、撮影をすませてリリース。

基本イトウ釣れたらどうしようと思って作ったネットだけど、サクラマス釣りに来てるようなもんだから、毎回イトウがネットにおさまらない。

いつかここにイトウが収まったら、その時には良いネット買おうと思ってます。

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