【絶対獲る!】道北の雷魚と鯰をフロッグで狙い続けてようやく釣れた【その1】

北海道釣行記
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道北地方は、北海道の北側。

つまり、日本の中では最も北側の地域にあたるわけです。

基本的にはトラウトがとても住みやすい環境であり、僕もこの地域ではじめてトラウトの面白さをしり、貧しいながらもコソコソとトラウトフィッシングを楽しんでおりました。

ところが、去年から偶然に近い形で、この地域に住む雷魚を目撃したのです。

さらに、道北地方にある沼には、雷魚が住むということも。

それを知りながらも、やはりトラウトが好きだからと渓流や湖にばかり通っていたのですが、6月も過ぎたころから、あの巨大な黒い影が頭の中を泳ぎはじめました。

雷魚、台湾ドジョウ、スネークヘッド、

正式名称はカムルチー。

いや、このさい名前はどうでもいいでしょう。

なんならヤマタノオロチとか、モンスタースネークアナコンダとか、

バリエンティ・ファイナル・グラウンド・ザ・グリード・ファイナルみたいな。ファイナル2個付けるレベルのモンスターみたいな名前でもいい。ていうかザ・グリードなんですよ。変なミニガンでも撃っても死なないんですよ!

いや、ともかく。さすがにミニガンでは死ぬし、豪華客船沈没させるほどの能力ないかえど。

ともかくです。

僕にとって、この道北地方ではまるで異質な存在ともいえるあの巨大な怪魚を、もう一尾釣りたいという欲求がふつふつと沸いてきたんです。

しかも、適当に偶然一匹釣ろうとか、そんなんじゃありません。

こんどは真正面から、狙って釣ってやりたいという欲望が、僕の中に湧き出してきたんです。

これが純粋な「挑戦」という気持ちなら、僕にとってはもう久しぶりのことです。

人生なんてとっくに諦めていたし、将来なんて閉店間際のスーパーみたいに蛍の光が流れているし、店員たちはさっさと帰りそうにしていて、それを我慢させながら商品を選んでいたはずの僕。

すると、突然空気を切り裂く音が響き、蛍の光が消える。

すると、黒尽くめの巨大な怪物が店の中に現れる。

そいつは退屈そうな店員がおびえる中、だまってレジの金を奪い、ゆっくりと店を出ていく。

怯えながら、彼の背中を姿が消えるのを見ていた僕は、気が付いたんですよ。

まだ人生はまだ終わってない。

これから、僕はこいつに挑むんだと。

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道北の雷魚を探せ

今回は動画も作ってみたのでお暇ならどうぞ

というわけで、雷魚釣りをスタートしましたスネークヘッドαトラウトです。蛇頭!

まぁスネークヘッドっていうと、中国を本拠地とする巨大密輸組織を連想するのは僕だけじゃないはず。

彼らは物だけではなく密入国でも財をなした組織であり、中国本土から日本にも多くの違法就労者を送り込んできました。

ただし、日本にとっては雷魚も密入国者といえるかも。

この北海道にやってきた雷魚は、もともと食用として本土から持ち込まれたものですが、それが野生化したという説が一般的です。

その生態は北海道に住むどの魚とも違い、まるで異質。

繊細かつ獰猛であり、淀んだ水でも生活可能なため、汽水域にも出没できる淡水魚。

逆に速い流れは得意とせず、カバー際を好むアジア原産の怪魚。

そんな魚を相手にするのですから、今回は冗談なんか言ってられません。

普段の僕では、あっというまにねじ伏せられるパワーの持ち主。

しかも、その居場所がまったくわからない。

そんな彼らを捕まえるのですから、今回はガチ中のガチというか、このブログはじめまって以来の本気のパワーフィッシング。

じゃぁいつもふざけてんのかっていわれたら、そりゃふざけてないよ。たまにチンチンとか言うくらいですし、医者にいわれた薬だって飲んでます。本当です。カウンセリングも週2回受けてますし、酒だって発泡酒にしています。本当です!僕は正常ですよ!

まぁですよ

道北地方の雷魚はそう数がいない。

さらにいえば、僕は雷魚を真剣に狙って釣ったことがない。

いぜんは偶然にも近い形ちで天塩川本流に潜む雷魚を釣ることができましたが、あんなのはただのラッキー。しかもワームを使いましたからね。

だから、今回は真剣に雷魚を狙いたい。

そう思っていた僕は雷魚用に怪魚ロッド・クロスフィールド732hを購入。

そして、リールはアサヒさんから譲り受けた代物。

変速ギアを内蔵したアンバサダー界の異端児、6500C3/2speed。

さらに雷魚用にPEラインまでいただき、フロッグも随分前に買ったものが一つあったので準備万端。といっても、ウィップラッシュファクトリーの廃版フロッグですけどね。

しかし、それでも雷魚釣りの基本は整った。

そして僕はいつもの貧しきアングラーではなく

道北怪魚ハンターとして、雷魚を狙いに行ってきたのです

本流雷魚を探してみるが

まずは偶然雷魚を釣ったことのある天塩川本流を探索しはじめたんですが。。。

これがまったく見つからない。

ところが1日、2日と探し続けるも、雷魚の姿は一向に見つかりません。

たしかに水温の問題もあるのでしょうが、にしてもおかしい。

上流へとやってくる時期じゃないのかもしれないけど、絶対近くにいるはずだと、雷魚がたまりそうな淀みのポイントにフロッグを打ち続けます。

とこが、どこにも居ない。

バイトどころか、姿すら見えない。

普通雷魚がいるなら、姿は見えなくとも呼吸音や、呼吸する様子が見えると聞いています。

ところが、それすらも無いということは、この周辺に雷魚がまったく存在しないことを意味しています。

だいたい、雷魚が天塩川本流、しかも中流から上流域にいることのほうがおかしい。この時期ですら水温16度しかないような場所だし、流れだって速い。雷魚が生活するにはあまりに適さない環境。

ならばと思い、不発に終わった2日目の夜に、自宅で永遠とGoogleマップを眺めていると、一か所だけ本流の影響をまるで受けないながら、雷魚が行き来することができるワンドを発見しました。

ここなら絶対にいるはず。

環境的にも、雷魚が住みやすい状況が整っている。

そして次の日から、ポイントに入ろうと現地に向かったのですが、川原は草木に覆われてまったく入ることができないことが判明。

ならばと翌日、無理を承知で下流側から川に入り、上流へと向かうルートで現地の探索に向かいました。

ところが、そこまで苦労したのにも関わらず。

ワンドがも抜けの空。

水流すらありません。

どうやら今年の減水のせいでワンドが消滅しかけていた様子。

おかげでポイントまで到達できたんですが、まさか水が流れていないとは・・・・

とりあえず内部に侵入してみますが、たしかに雷魚が生息するには適した環境でした。砂地であり、流れは殆どなく、しかも倒木や草木が多く、隠れる場所も豊富。

ここなら雷魚がいてもしくないのですが、水が無い以上、ここから本流へ抜け出したはず。

それからワンドに繋がる本流に幾度もフロッグを投げますが、やはり不発。

というか、流れがはやすぎてフロッグがまともに動きません。

で、ここでも呼吸音や姿すら見ることはできませんでした。

かなり有力なポイントだけに、さすがに心が折れそうになる。

だいたい、こんな原付自動車すら釣れそうな怪物タックルなんて本当に必要なのか、ひたすらにフロッグを投げていて疑問しかわかなくなってくる。

6500番のアンバサダーが最適だっていわれても、ここまでの化け物タックルが本当にいるのか、まったく理由が理解できない。

重いロッドに、デカイリール、そこに鮪釣りでも使わないPE8号をセットしている。

でも、本来雷魚マンたちはもっと強いPE10号まで使うし、ロッドもEXTRAヘビーなんて馬鹿げたしろものを使うという。

そんなバカげたタックルが必要な相手なのか?

釣れないストレスもあったんでしょう、投げるたびに疑問しか浮かばなくなった頃、この日も釣りは終了。

今の時期、川の雷魚は無理か・・・

けど、まだ探索が失敗したけ。

それに、道北の雷魚は、なにも天塩川だけではない。

ここは、あの場所に行ってみるしかない。

ていうか、このロッドもリールも、ぜんぶあの場所で投げるためにそろえたようなものなんですよ!

まってろよ雷魚・・・

絶対に釣ってやるからなぁ!!!

雷魚の有名スポットな某沼に到着

川雷魚を諦めましたが、まだ雷魚そのものを諦めたわけではありません。

そもそも、この道北地方で雷魚を釣るっていうなら、あの場所を外すわけにはいかない。

ということで、一旦川雷魚の探索を中止してら3日後

僕は真夜中の国道にボロ車を走らせていました。

向かったのは、所謂「某沼」

ここは雷魚が生息するとして有名な場所であり、近隣に住む人なら誰でも知っているレベルのスポット。

そもそも、本流の雷魚はフロッグで釣りあげることがあまりに難しい上、どこに居るのかも良くわからない。

だからこそ魅力的なターゲットなのですが、7月後半まで探索を打ち切るとして、そうそうにこの沼へと訪れる予定だったのです。

ポイントに到着したのは日の出直後。

周囲はまだ暗いですし、雷魚は日中のほうが釣れると聞いていたんですが、ここに来るのは実に3年ぶり。

しかも以前はフツーにフナとか釣ってましたからね。

あの時は雷魚の噂だけ聞いてはいたんですが、単純にフナでも釣ろうかなー位のノリで立ち寄った位でした。

しかし、そのうちに、この沼に雷魚がいるという噂はあちこちで聞くようになりました。

とくに聞いたのが、雷魚を釣って食べる人間がいるという噂。

彼らは道北にやってくる中国やベトナムの農業研修生達。

ようは農家の後継ぎ達なのですが、彼らは北海道の農業を学ぶという名目で、道北ならずあらゆる場所にやってくる。

ですが、彼らは消して良い給料を得ているわけでもなく、しかもその金は仕送りに消える。

だから食料を確保するべく、一部の外国人研修生はは馴染の魚である雷魚を釣るというのです。

北海道に住む僕にとっては、異質の外来魚。

しかし、彼らにとっては、見慣れぬ土地にいる祖国の魚。

それを食べるという文化すらも、僕にとってはまるで異質なのですが、この沼は彼らにとっては国の味を手に入れるための場所でもあるようなのです。

そんな沼のほとりに降り立つと、うっそうと茂る葦。

そして、水面を覆うように伸び始めた藻や蓮の緑。

本州ならば、典型的な雷魚スポット。

けれど、北海道という土地においては、この沼の風景そのものが、何か別世界ような場所でした。

ここなら居る、絶対に住んでるはずだ。

そう確信した僕は、すぐさまフロッグをぶん投げる。

しかし無反応。

絶対にいるだろうと思ったのに、まったくと言って良いほど無し。

おかしい、絶対おかしい

川雷魚を諦めて、沼雷魚にやってきたのに

1時間ぶん投げてもノーバイトってなんだ!?

と、半ばやけくそになりながらフロッグを投げるのですが、一向にバイトも拾えず、見かけるのはコイばかり。

いや、しかしでかいコイだ。

次はコイ狙いで怪魚釣りでもしようかな

なんて言ってる場合じゃない

僕の狙いは、あくまで道北の雷魚。

北方カムルチーを釣るのが目的じゃないか。

そのためにリールやラインまで頂き、応援までされている。

普段の僕なら、この時点で「あーもう帰ってネットフィリックスでジョジョの最新話みてーなー」とか「ディアボロまじでアニメ版カッコ良すぎだろ惚れるわあんなん」とかブチブチ言い出してるんですが、今回ばかりは違う。

絶対に雷魚を釣る

いつのまにか芽生えた執念に身をこがした僕は車に戻り、今度は沼の反対側に移動することにしました。

到着してみると、そこはやけにカバーが少ない場所。

この沼にしてはオープンな場所がとても多いです。

僕の雷魚釣りのイメージは、ドチャクソなカバーにフロッグをぶち込むような釣り。

こんな場所で釣れるとは思えず、とりあえずフロッグを入れてみる。

すると、何かが水面を割り、バコン!と派手な音を立てフロッグを引きずり込んだのです。

「なななななんだおらぁあああ!?」

と、いきなり強盗に襲われた位のビックリ合わせをしたのですが

すっぽ抜けたフロッグが物凄い勢いで僕の顔面にすっ飛んできました。

危ない!

とっさによける。

クソグラマーとは思えぬ反射神経

毎日エロサイトの移動式広告を見切ってきた成果がようやく生きた瞬間。

と思いきや、後ろで「ゴォン!」という鈍い金属音。

ふりかえると、すっ飛んだフロッグが僕の車にぶつかった後でした。

や・・・やちまった・・・いくらボロとはいえ、僕の愛車が・・・畜生!なんだこいつは!

と、もう一度同じ場所にフロッグを入れてみる。

こうなったら、僕の車の傷は君の体で払ってもらうしかない。

と、黒塗りベンツに追突したサッカー部員を狙うヤクザの気持ちでフロッグを引く。

すると、さっきとまったく同じようにバコンと水面に出てくるも、シッポでフロッグを弾き飛ばしていった。

なめている。

かつてズイールの代表、カシワギ氏の口癖「なめてますね~」を真似していたのですが、今回のはそんなレベルじゃない。

なめられている、完全に

そして、僕のフロッグを弾き飛ばしたシッポは、明らかに雷魚ではない。

しかも捕食音が違う。

雷魚を釣るために幾度となくユーチューブを見ていたり、子供のころに雷魚がアタックする音を聞いていた僕は、あの甲高く空気を割るような音が聞こえない。

ただ、その正体不明の魚はその一匹だけでは無かったのです。

別のシェード際にフロッグを投げ込み、ただ巻きでブレードを回していると、その後ろがモワっと沸き立つ。

なにかが来た!

その直後、ド派手な音を立てて水面を割った黒い物体が、再びフロッグを加えて反転。

今度は乗った。

と思い、思い切りフッキング。

そのままリールを巻き上げると、なんと水中からすっ飛ぶように黒い物体が現れ、そのまま宙を舞ったのです。

しかも、口からはフロッグが外れている。

上手くフッキングしきらなかったものの、732Hとローギアに切り替わったアンバサダー6500C3のパワーで無理やり引っこ抜いたからでしょう。

なんとか魚を取ろうと思い、慌てて水際に駆け寄ると、葦の上に落下した魚体がまだもがいていましたが、僕は驚きを隠せませんでしたね。

それは、雷魚でもコイでもなく

まさか、この沼に鯰が生息していたとは。

思わぬ誤算に、とにかく鯰を取ろうと手をのばしたものの「おまえごときにやられるもんかよ」と、そのまま葦際から落水し、水の中へ・・・

しかし、僕はすぐにロッドを手にとり、カバー打ちを開始。

雷魚やコイ、フナだけの沼かと思いきや、あの鯰まで生息していたとは

なんせ、ナマズといえばルアーフィッシングの好ターゲットとして、近年注目の的になっている相手。

それが、こんな道北地方にいたことに素直に興奮して、オープンエリアのカバー際にフロッグを投げ続けます。

しかし、僕はやはり完全になめられていました。

鯰と思わしき魚は連続してバイトを繰り返してくる。

豪快に水面を割り、時にはフロッグを加える。

けど、乗らない。

あの一回、フッキングすらできずに鯰を宙に浮かせた奇跡以外、ものの見事に全ての鯰をバラしたのです。

その数、およそ11回。

たった30分の間、11回も連続バイトがあるほどの鯰の密集地帯だったにも関わらず、たった一匹すら乗せることができなかった。

北海道で釣りをはじめて10年。

渓流をはじめて3年。

子供の頃から数えれば、釣りそのもののキャリアは20年は超えている生涯でも

ここまでバラしたことはないんですよ。

正直いって、愕然としていました。

鯰がミスバイトが多いのは知っていましたが、鯰側のバイトは全て成功しているようなもの。

ミスをしているのは、明らかに僕です。

もう無理だ・・・なんだこれ・・・もう完全に心折れたわ・・

と、何が悪いのかもさっぱりわからず、フロッグを投げることすらできませんでしたね。

そしてこの日は旭川に行くために終了。

朝8時に強制的に家に戻り、そのまま旭川に向かいました。

大して寝ていない状態でしたが

「なんで旭川に行かないといけないんだよぉお!」と思いながらも、仕事をこなすために旭川へと向かいましたよ。

で、旭川で仕事をすませ、お昼には超有名店「天金」へ

普段ならとても好きなラーメンだし、なんだこれ神の食べ物だなとか叫びながら食べてるんですけど、この日は無言でしたね。

なんせ、頭の中は今朝ばらした鯰のことばっかりだったんですから。

本当は雷魚を狙っていたのん、頭の中は鯰だらけ

連続11バラシをやった自分への腹立たしさと同時に、どうやったらアレが釣れるのか?そして、自分の何が悪かったのか?

フロッグがそもそもバレやすいのか?それとも、怪魚用のあのロッドが

そんなことばかり考えていて、元祖旭川ラーメンを味わうことすら忘れていました

自宅に戻りなぜ釣れないか徹底的に調べる

夕方5時。

旭川での用事を終えた僕は自宅に戻り、すぐに鯰釣りの勉強をはじめました。

何がわるかったのかを見直すため、撮影していた動画もチェック。

自分の撮影した動画を、自分のミスをチェックするために使うなんてスポーティな真似、今までで初めてですね。

さらにユーチューブやネット、鯰釣りをしている人のブログもチェック。Twitterでも色々と質問

さらに、ユーチューブライブでよくお邪魔するロクベェさんのチャンネルでも、鯰釣りのパイセンに色々と教えてもらいました。

その結果わかったのは

・雷魚用フロッグでの鯰ゲームはそもそもバラしやすい

・ロッドが堅いと鯰がのりにくい

・僕のフッキングが下手すぎる

という重大な二つのポイントでした。

そもそも、僕はあのエリアに雷魚を釣りにいったわけで、鯰をみつけたのは偶然のこと。

だから僕は雷魚用のタックルしかないし、鯰用のプラグも一切持ってない。

しかも、雷魚用フロッグは太いため、鯰相手でも強めのフッキングをしないと刺さってくれないそうなのです。

で、僕が鯰を宙に浮かせてしまったシーンをもう一度見てみると。

巻き合わせしてやがりましたね。

なにが「思い切りフッキング!」だって話ですよ。

なんだこいつ・・・さっさと死ねばいいんだよ!

と、自分の動画を見ながらブチギレ、手元にあったテンガにフロッグの針を鬼フッキングする練習をしてやりました。

許せない。

世界一自分が許せないと怒り狂いながらテンガをボロボロにしていたんですが、そのうちに、自分の使ってるフロッグにも問題がある気がしてきました。

まず、なんかフロッグが堅い気がしたんですよ。

こいつは中古屋で随分前に買ったものだから、ゴムの劣化で硬くなってたのかもしれませんが、触った感じ妙に硬い。

ためしにもう一つあるバス用のフロッグと触り心地を比べてみると、やっぱりどう考えても硬い。

雷魚用フロッグをこれ一つしかもっていない僕は比較対象がないので、よくわからないけど、この硬さも原因じゃないのか?

いやいや、完全に前述の部分が原因で、ようは腕の問題だろ。

と、モンモンと考えていると、嫁が

「そういえばAmazonの荷物きてたよー」

と言ってきました。

荷物・・・ま、まずい!

慌てて部屋をでてリンビクに直行。

足をもつれさせながら到着すると、嫁がAmazonの箱を振っています。

「これなに?またパソコンのパーツ?仕事用?」

「そそそそうに決まってるじゃないか…」

「ナニはいってるの?」

「エ、AMDの新しいcoreに決まってんじゃないか、サブ機の性能をあげて、そっちでも作業できるようにするって言ったじゃないか」

「そうだっけ?わたし詳しくないからよくわかんない」

「え?ええ?知らないの?今AMDのコアがインテル超えの性能になってきて、安くて凄い使えるんだよ」

「へぇ・・・まぁ高くないならいいけど・・・幾らしたの?」

「え?え?さ、3000円」

「ならいいけどね」

と、窮地を逃れた僕はAmazonの箱を抱きかかえ、速攻で自分の部屋へと逃げ込みました。

だいたいAMDが幾ら安くても3000円はありえない。

僕が嫁にPCの話をしすぎて、嫁がデジタル嫌いになった効果が今ハッキされた!

Amazon箱を開封すると出来てたのはフロッグとブレード、そしてローリングスペイル。

雷魚を釣るにあたり、一個だけのフロッグでは不安だったので、頼んでいた商品たちでした。

僕が頼んだフロッグは、同じくウィップラッシュファクトリーのコマネズミというアイテム。

小型であり、一口サイズのフロッグということから、とても扱い易いとネットでも評判のフロッグでした。

で、さっそくフロッグを触ってみる。

や、柔らかい・・・!

僕が使っていた中古フロッグの倍以上柔らかい!

ということは、やっぱりフロッグの柔らかさも影響していたのか?

そして、フックが明らかに鋭利だし、フッキングしやすい位置にある。

このあたりはネットで勉強した情報でしかないんですが、テール側とフックの隙間が大きいほうがフッキングしやすいらしい。

なるほど・・・確かにこいつのほうが雷魚が釣れそうだし、もしかしたら鯰も・・・

そう確信した僕は、すぐさまフロッグを見様見真似で改造し始めました。

ただし、そもそもフロッグさえ買っておけば良いと思っていた僕は、フロッグ改造のなんたるかをまるで理解していなかった。

そして、家に帰ってやるはずの仕事に一切手を付けていなかったことも忘れていたのです。

(つづく)

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