ビッグバドはアル中ご用達?ナマズにも使えるレビュー&インプレ

スポンサードリンク
トップウォーター

ビッグバドを自作した前回に続き、今回は本物のバドのレビュー&ナマズ実釣編になります。

にしてもね、まさかこいつをレビューするとはね。

そもそも頂きものなんですけど、北海道じゃまぁ使わないし見ないルアーですよ。

しかし、最近はじめたナマズ釣りで使うようになったのと、なんか異常なほどお気に入りのルアーになったので紹介させてもらいますよ。当然バドワイザーを飲みながらね!

スポンサードリンク

ビッグバドのレビュー動画も撮影したのでご覧ください

今回は動画も撮影しておきました。

実際に釣っているシーンをみながら、ビッグバドってどんなルアーなのかやんわりと解説しています。(全部言うと30分位になってしまったので、詳しいところがブログで解説しています)

なお、今回からレビュー系のまともな動画は全てサブちゃんねる「道北貧釣ユートピア」にのせていくことにしました。

本アカではあんまりやらない真面目な解説をやっているので、ぜひ登録しておいてください。

ビッグバドでナマズ釣り【北海道鯰】

超久しぶりに見たビッグバドの愛らしさよ

遥か昔、それは日本でのブラックバス総明記である90年代。

この当時に僕は一度ビッグバドと出会っていました。

最初に見かけたのは、図書館にあったルアーフィッシングの本。

その中に、なんかビール缶にリップをつけたようなルアーがあったんですよ。

それを見て速攻で思ったのは。

僕「なんだこのアホなルアーは」

だったのは言うまでもありません。

なにせ時は90年代。

当時ばりばりのキッズというか、ガチガチの中学生で教科書の代わりに快楽天を詰めていた僕は、キッズ丸出しでしたよ。

そのころ、雑誌に載っていたルアーはメガバス、ラッキークラフトなどのリアル系が一番カッコよかった時代ですよ。

そんなころのアメリカンルアーっていうのは、どうしてもダサく見えることがあったのも間違いではありません。

それでもシンプルなザラ系などは僕はカッコイイとか思ってたんですが。

ビッグバドだけはさすがに違った。

なんだこのアホなルアー、こんなもんで釣れるわけない。

けれど、なぜか2000年代を過ぎるころには、近所の釣り具屋に並びはじめたんですよ。

いやいやまてまて、本当に売ってるのかよ。

とか思いながらじーっと見てたんです。

でも、さすがに買う気にはなれない。

ていうか、こいつを買う金があればサミーもう一個買うわとかすら思ってたんですよ。

ところが数日後、友人がなぜかバドを持ってたんですよ

僕「いやいや、お前・・・それどうした」

友「え?面白そうだから買った」

まじかーそれ釣れねぇだろそれはー

とか思ってたんですが、そいつがガチャガチャ言わせながらビッグバドを投げて巻き始めて驚きましたよね。

まず潜らない。

冗談だろと思いましたよ。

だってあんな長くでデカいリップが付いているのに、一向にもぐらない。

変わりに水面でブリンブリンに泳ぐし、しかもガチャガチャすごい音がする。

いやまて、なんだそれ。

いくらなんでも、こんなバカバカしてバスが釣れるわけがない。

やっぱりアメリカ人は頭がおかしい、これ絶対アル中が作っただけだって、バドワイザー飲みすぎのアメフト好きのデブでメガネの白人が作ったに決まってる。

とか思っていたら、そのうちに友人がなんか釣ってる。

え?あのアホなルアーで釣ったのか?

と思ったら、ビッグバドを食えるかどうか超子バス。

でも、確かにバドで釣った。やたら満足そうだし、釣れただけで爆笑。

友人「釣れた!マジでこれで釣れた!!しかもちっちぇぇえ!!」

僕「ちいせぇ!アル中だ!アル中の子バスだこいつ!!」

と、ビッグバドに付いたブラックバスを見ながら笑いあっていました。

それから十数年が経った今。

まさか僕がそのアル中になっていたとは誰が思ったでしょうか。

そのせいか、送られてきたビッグバドを久々に見た時の僕は、懐かしさと共に

「バドワイザーのみてぇな」

としか思わなかったですからね。

あのときアル中だと笑っていた人間に僕がなるとは、こんな大人になるつもりは無かったよ、うん。

けれど、アル中になって良いことがあるとしたら、このビッグバドが今はかなり好きになってしまっているという意味です。もちろんアル中的な意味で。

ですから、この記事を書く最中は、ビッグバドのためにバドワイザーをしっかり飲んでいますよ。

ビッグバドの正体と歴史を見てみよう

さて、このビッグバドとは一体何なのか?

アル中のオッサンになってしまった僕から見ると、酒好きのアメリカのアホが作ったルアー程度に思っていますし、僕も同じアホなので、むしろ共感すらできる。

そりゃそうだよな、アル中ならビールをルアーにしなきゃ嘘だよそんなもん。

とか言いながらすでに2缶目で若干画面が見えてないんで、ちゃんと文字が打ててるか不安なんですけど、ひとまず続きを。

ともかく

なんでビッグバドはこの形なのか?

ていうか、このヘンテコルアーがなんでこの世に生まれたのか?

このザ・アメリカンなルアーの正体について、酔いながらも頑張ってせまっていこうと思います。ああ、またトイレに行きたい。バドは尿意をもたらす天才だな。

ビッグバドは宣伝用ルアーとして作られた

ヘドンの看板ルアーの一つとして有名なビッグバド。

あまりにアホなアメリカンジョークで固められたこのルアーですが、元々はバドワイザーの広告用ルアー。いわゆるノベルティグッズとして販売されたようですね。

というわけで、酔っぱらいながらビッグバドが生まれたアメリカのサイトを色々と検索していたらXVIDEOという素晴らしいサイトがあったんですよ。みんな知ってます?世界中のエロがここに集められいたんですよ。最近読んでないワンピースの最終回はぜったいここにあるはずだ。

てな感じでネットの海でエロ海賊をしてたどり着いたのはジェイムスヘドンではなく、アウガスト・ブッシュ3世という男でした。

ビックバドを作った男アウガスト・ブッシュ3世

ビッグバドはバドワイザーの広告用ルアーとしてこの世に誕生しました。

生まれたのは1975年。

この年にヘドンのカタログに登場し、実際に発売されたのは3年後の1978年でした。

注文したのはバドワイザーを販売している、 アンハイザー・ブッシュ社

アメリカに本社を置くビール界のトップメーカーであり、この名前を知らないアル中はアメリカにはまず居ないでしょうね。

そもそもバドワイザー自体、世界1位のシェア率を誇るビールなので、知名度は断トツナンバーワン。

アンハイザーブッシュ社自体のシェア率は3位なわりに、バドワイザーのほうが順位が高いせいで、社名よりも商品名の方が有名なんですが、2008年に世界1位のインベブ社に買収されアンハイザー・ブッシュ・インベブ社となったことにより、世界1位のシェアを誇るビール会社となりました。

そんな会社のビールがルアーになっているわけですから、ビッグバドの知名度はもちろん高い。ルアーフィッシングをしない人間ですら名前を知るレベルと言っていいし、ビッグバドが人気だった頃は、ザラをはるかに超える知名度だったようです。

しかし、なぜビッグバドをアンハイザー社は作ろうと思ったのか?

そして、なぜそれをヘドン社に依頼したのか。

気になって調べてみるとビッグバドがカタログに掲載された丁度1年前、アンハイザー者の最高責任者になった人物が居たことがわかりました。

その人物がアウガスト・ブッシュ3世。

初代ブッシュから数えて3人目、ようは孫ですね。

この人物がCEOに就任した途端、ヘドン社にビッグバド製作の依頼がやってきたわけです。

このブッシュ3世は大のアウトドア好きなことで知られていたのですが、中でも好きだったのが釣り。とくにゲームフィッシングです。

彼は社内のトラブルを解決する時にも釣りを使うほどの人物らしく

役員「社内で派閥が争って止まりません」

ブッシュ3世「じゃぁみんなで釣りだ」

というノリでカジキを釣りに行くという逸話付きの人物。

そんな男がCEOになった翌年、ヘドン社にビッグバドの製作を依頼したのは偶然でも何でもないはず。

しかもブッシュ3世はビックバド発売時の広告にも自分の顔を出して、実際にバスを釣ってみせているし、となりにいるのはヘドンの当時のCEOですよ。

それほどの釣り好きだったブッシュですが、ヘドン社に当初依頼していたのはもっと単純なルアーだったそうです。

アメリカのマニアのサイトでは「ストレートタイプのルアーだった」とあるので、おそらくは缶ビール型のポッパーのようなものだったのでしょう。

実際にビッグバド以外にもブッシュ社はノベルティルアーを作っていますが、ビール瓶の形をしたペンシルといた超シンプルな「ザ・ノベルティ」なルアーを作っていますね。

たしかに、ノベルティルアーっていうのはそういうもんですよ。ポケモンルアーなんかもそうですが、実釣性能よりも宣伝効果を期待しているほうが大きいんで、だいたい商品にフックを付けて売るような手法が取られます。

ヘドンのデザイナーが仕上げたら滅茶苦茶釣れた

ところが、ヘドン社のメインデザイナーであったジャックデイビスは、そんな単純なルアーを作る気はさらさら無かった様子。

この人物はヘドンの伝説的デザイナー。

元々は自社でルアー製作を行っていたんですが、ヘドン傘下となったあとに本領を発揮しはじめ、数々の名作ルアーを作ってきた人物。ビンテージルアーとして未だ名高いブラッシュホッパーやヘッドハンターを作ったのもこの人です。

ヘドン社時代の彼の作品はゆうに200を超えているらしく、70年~80年代のアメリカバスフィッシング総明記を支えた有名人物の一人であり、当時の記事にはいくつものインタビューが掲載されていました。

しかもヘドンを引退した老後もルアー製作を続けていたのですが、当時の新聞でのインタビューですら

「マジな話、時間さえあればトウモロコシの皮からでも釣れるルアーを作れるわマジで」

と答えているあたり、腕と自信は相当なものです。

で、このジャックが作ったルアーで一般的に知られているのがビッグバドであり、彼の代表作のように扱われています。

そんなジャックですが、当初はストレートタイプのシンプルなノベルティルアーを作れといわれて、とうぜんキレたでしょうね。なんせトウモコロシからルアーを作れるなんて豪語する男ですから、納得するわけがない。

そこでジャックはビッグバドのデザインを見直します。

彼はトップウォーターを得意としていましたが、同時にクランク系のルアーも多数製作していました。

そこで、ただのトップではなく、クランク系のウェイクにしようと思ったんでしょう。

その結果、できたルアーは超高浮力で水面を動きまくり、テールのブレードで魚を誘うという画期的なノイジーだったんですから、この男ならトウモロコシから爆釣ルアーをマジで作りそうです。

そうして、ただのノベルティではなく、実釣性能を併せ持つルアーとして発売されたビッグバド。

「世界1位のビールがルアーになって登場!」とコピーを打たれて発売されたビッグバドは、その見た目の面白さから瞬く間に人気商品になりましたが、それと同時に、企業がルアーを使って宣伝を行う手法そのものが知名度を上げたのです。

タレント・ビッグバドは仕事を選ばない

1978年のデビューで一躍ヘドンの人気ルアーの座へと輝いたビッグバド。

しかし、あくまでバドワイザーの宣伝用ルアーという立場であるため、バドワイザーのパッケージが変更するたびに、バドのパッケージも変更しなければなりませんでした。

おまけに世界中に広まっているバドワイザーは、国によってはパッケージだけでなく、名前すらも違う場所がある(ヨーロッパでバドワイザーは「ブッシュ」という名でも売られている)

そのため、バドワイザー型のバドだけでも幾つもの種類があり、コレクターを沼へと叩き落とす魔性のルアーとなっています。

さらに困るのが、このルアーはバドワイザータイプ以外も存在すること。

その宣伝効果を期待した各メーカーは「うちの商品も宣伝してくれ!」と、様々な広告をビッグバドにまとわせはじめました。

そもそもアングラーはビールが大好きな生き物。

だからこそバドワイザーのルアーが作られたのですが、そこへルアーを通して自社製品を宣伝しようとする会社が現れてもなんら不思議ではありません。

特に有名なのは、アメリカの煙草銘柄である「スコール」と「コペンハーゲン」の印刷がほどこされたバド。

コレクターアイテムとしても人気が高く、ヘドンのカタログにすら乗らず、わずかな期間しか販売されていないためビンテージ化しています。

また、バドワイザーと同じく有名なビールであるクアーズもビッグバドが背負った看板の一つです。

bush社のルアーなのにクアーズが出てきて大丈夫なのか不安なんですが、ビッグバドは「いや、自分フリーなんで」とばかりに、ばっちり他社ビールの宣伝もやってますね。

ここまでくると、ルアーというよりタレント的ポジションというか

泳ぐ広告塔とばかりに様々なメーカーの名前を背負って、アメリカ人のタックルボックスの中に納まっていたわけです。

しかもこのルアー、仕事をまったく選ばず

本国アメリカでの仕事だけでなく、日本でも多く看板を背負ったビッグバドが生まれています。

最もビッグバドのバリエーションが多い国「日本」

僕にとって「これぞアメリカンルアー」だと思っていたヘドンのビッグバド。

しかし、調べてみると、そのバリエーションが最も多い国は。

なんと、この日本でしたよね。

それもそのはずというか、なんというか。

思い出すと、子供の頃から様々な日本の銘柄を背負ったビッグバドを見てきた気がするんですよ。

例えばコカコーラとか、ペプシとか、バヤリースとか、三ツ矢サイダーみたいな柄のビッグバドが、やたら中古屋にあった気がする。

日本でのビッグバド人気は本国アメリカに匹敵するレベルらしく、アメリカ人すら知らないようなビッグバドが日本国内に多数存在するそうです。

しかし、調べてみると。

コカコーラも、ペプシも、三ツ矢サイダーも

ぜんぶオーナーが勝手に作った「勝手にコラボバド」らしいんです。

というのも、日本ではビッグバドを改造し「オリジナルバド」を作ることが昔はやっていたそうなんですね。

そのせいで、アサヒスーパードライやエビスなんかの日本の有名ビールの他、様々な企業の商品、ロゴを背負ったオリジナルバドが大量に存在しているんです。

しかもタチの悪いことに、90年~2000年初頭の日本では、オリジナルバドをこっそりパッケージに戻して売っている小売店すら存在したそうなんです。

それだけビッグバド人気が高い日本ですから、当然公式のコラボレーション系ビッグバドも大量にあります。

2002年のサッカーワールドカップ限定のビッグバドや、キリンとのコラボレーションバド、釣り具メーカーや釣具屋限定のバドや、サミーなどのパチスロ系バドにクマモンに・・・ああどうなってるんだ!

とにかく、ビッグバドのコラボレーション系ルアーは異常なほど多い。

普通ここまで他社と関わるルアーなんて無いのだけれど、生まれが「広告を張ったルアー」だったことが原因となり、ひたすら企業の宣伝ルアーとして様々なロゴを背負いまくっているのです。

さらに、前述のオリジナルバドまで市場にあるため、いったいバドがどこまでコラボしているのか正確に把握できない。

しかも正規品じゃなのにも関わらず、オークションで高値で取引されているビンテージバドまで存在する。

正直にって、ここまでマニア泣かせのルアーは無いんじゃないでしょうか。

日本限定カラーや、ヨーロッパ限定カラーも多数あるし、この世にある全てのバドを集めるのは不可能に近い。

しかも、現在もアングラーがバドをカスタムし続け、なおかつ中古市場に流しているので、どこまで行っても終わらない沼。もはやバドの琵琶湖ですよ。

ビッグバドなのにバドワイザーの柄が消える

ルアーと企業のコラボレーションにより利益を上げるというビジネスモデルを作った、偉大なるタレント・ビッグバド。

このルアーがお気に入りだったブッシュ3世は、1982年にバドワイザーライトというビールを元にしたブッシュ3世特注ルアー「ビッグバドライト」をヘドンに作ってもらい大喜び。

「自社のルアーだけじゃなく、自分のオリジナルルアーまで作ってもらえたぞい!」

とハシャギまくった結果、バドワイザーのカタログに商品として掲載し、短期間ながら受注販売を行っていました。

また、このルアーを気に入ったブッシュ3世はバドワイザーを売る販売店に特別な贈り物として渡していたのです。いや、釣りしないだろ販売店は。

しかし、そんなビッグバドにピンチが訪れます。

それは2002年。

アカデミー賞でビューティフルマインドが作品賞になり、デンゼルワシントンがトレーニングデイで主演男優賞を獲得したこの年をもって、アンハイザーブッシュ社はバドワイザーの柄を使うライセンスの更新をストップすることにしたのです。

というのも、2002年の6月をもってブッシュ3世は最高責任者を降りることとなったからです。

もともとビッグ・バドはブッシュ3世がバドワイザーの最高責任者だったからこそ存在しえた商品。

彼が会社のトップから降りるということは、当然ビッグバドのライセンス契約も消えることを意味していたのです。

これはヘドンにとっても痛い出来事でしたが、すでに人気ルアーとなっていたビッグバドをラインナップから消すことはできない。

そこで、バドワイザー社との話し合いの結果、バドワイザーのカラーを使うことをやめ、その他のビッグバドだけを販売するようになったのです。

しかし、そのせいかはわかりませんが、ビッグバドの人気はどんどんと下火になっていきました。

特にアメリカ本国での人気が下がってしまったことが原因でしたが、日本でも第一次バスフィッシングブームが消え去り、結果としてビッグバドの売り上げも激減。

結果、2017年にはついにビッグバドは廃版にまで追い込まれていたのです。

復活のビッグバド

ところがビッグバドがついに復活。

しかも、オリジナルのバドワイザーモデルの他、クラシックなバドワイザー柄を使用したビッグバドまで登場しているのです。

というのも、廃盤になる前、すでにビッグバドを代理販売するSMITHがブッシュ社と交渉し、バドワイザー柄の使用権を獲得していからなんです。

それでも間に合わず廃盤になっていたのですが、SMITHが後押ししたのか、見事2018年のカタログでは復活を果たしています。

まだまだ過去のような仕様頻度の高さがあるわけでもなく、やはり一部のマニアの方々が使うレベルですが、それでもビッグバド大好きな日本人は結構いるようですね。

あとはユーチューブなどの影響もあり、ビッグバドに再注目している人も増えているんでしょう。

また、リバイバルという意味でも、2000年のバスブームを経験したキッズ達がオッサンになり、ビッグバドを再び買うという流れもありそう。

ともかく、廃盤になるまで追い込まれながら、根強いファンによって復活したビッグバドは、やっぱりすごいなと思います。

現行型ビッグバドのスペック

というわけで現行型のビッグバドの詳しいスペックについて見ていこうと思います。

ちなみにビッグバドは年代ごとに仕様が変わってきているため、中古では様々なタイプがあります。

ちなみに、僕が頂いたビッグバドは水平印刷&エイトカン仕様であるのですが、これは1998年~2003年までに発売されていたモデルです。

それ以降のモデルからヒートン付きのモデルが登場しているのですが、2018年から復活販売されているのもヒートンモデルのビッグバドになります。

【スペック】

サイズ:3/4inch(6.99cm )

重量:18g

バドといえばやっぱりブレード

バド系のルアーとは何か?

と考えた時、やっぱり真っ先に上げるべきは

「テールにデカいブレードが付いていること」

な気がしてますね。

それくらい存在があるブレードがテール側についてますが、これがあってこそのビッグバドですね。

ただし、実釣に関しては別にブレードが無くても釣れる。

というか、場合によってはブレード外したほうが良い時もある気がする。

けれど、とにかくこのブレードがないとバド感が一気に失われるので、外して使うっていう人は見たことありません。

ちなみに、このブレードはフラッシング効果だけでなく、ボデーィ本体と当たったり、ヒートンとブレードが擦れる音で魚にアピールすると言われています。

なので、ビッグバドを巻いてくるとガチャガチャとかなりうるさいため、ノイジー系に分類されていると考えています。

テールのヒートンは位置を変えられる

現行型のビッグバドは、テール側のブレード用ヒートンが全て上部に設置されているタイプですね。

というのも、昔のビッグバドは全てセンターに位置していたのですが、これだとフッキング率が悪いと言われていたんです。

また、エイトカンであるため、ブレードとの間にスナップを使うことになりますが、これだとブレードとボディ本体の距離が遠くなり、サウンドが殺されているという意見もありました。

そこで、あえてヒートンを差し、ブレードの設置位置を変えるというカスタムが流行。

その流れを組み、現行型はエイトカンではなくヒートンが使われ、ブレードが上部に直付けされています。

ただ、好みの問題でセンターにブレードがあるほうが良いという人もいます。

というのも、ビッグバドは泳ぐ時にお尻を上にするので、上部にブレードがあると音は大きく聞こえるものの、水の中にきちんとブレードが入っていない事もあるからです。

というわけで、現行のビッグバドにはセンターにもヒートン用の穴が開けられており、好みによってブレードの位置が変更できるという非常にマニアックな仕上がりになってます。

高浮力ボディのウェイク系?それともノイジー?

ビッグバドはノイジー系のルアーに分類されています。

ただ、ビッグバドはかなり独特というか「バド系」として分類されるべきルアーですね。

特徴は、やはりバカみたいな超高浮力。

この浮力のせいで、本来クランクベイトのように潜るはずのリップ角度なのに、そのパワーが完全に水面家として発揮される仕組みになっています。

だから、最初これを見た時、だれもトップウォーターなんて思わないんですよね。潜るもんだと思ってたのに、ぜんぜん潜らない。

けど、そうやって水面をガチャガチャにかき回してやると、刺激された魚が突然襲ってくるんです。

あと、浮力が高いからこそ潜らないのであって、思い切り巻いてやれば潜っていきます。

ですが、浮力が異常なので、水中で一瞬でもストップしたら、その瞬間に水面に向かって、後戻りするように尻から跳ね上がってくる。もう浮くっていうか、跳ね上がってくる感じ。

これを「キックバック」と呼ぶのですが、高浮力なビッグバドならではのわざ。

後ろに向かって戻るので、その瞬間に追ってきた魚がビックしてバイトするっていう寸法。

浮力が高く、でかいリップがついたクランク系のルアーなら大抵同じことができます。

ビッグバドで実際に釣ってみよう

ビッグバドは元もブラックバス用のルアーとして作られましたが、その後人気が高まるにつれ、様々な釣りに用いられるようになりました。

基本的には「ノイジーが使えるターゲット」ならなんでも釣れるとされていますね。

中でもナマズ釣りでは現行愛用者が多いらしく、僕も鯰用ルアーとしてビッグバドを頂きましたよ。

じゃぁ、このビッグバドが鯰でどれだけ使えるのか?

そのあたりを北海道の鯰釣りポイントで使ってみたんで、そっちのレビューを紹介します。

夜明け前にビッグバドを持ってポイントに到着

僕のナマズ釣りは朝が早い。

というか、夜は仕事してるか寝ているかで、ナマズを釣りにいく元気がない。

あと怖い。なんか道北の夜釣りとかクマとかシカとかキツネとかに襲われそうなんで非常に怖い。

ということで、ナマズ達にとっての夕マヅメである夜明け前に行くのが通例かしつつあります。

今回使うのはもちろんビッグバド。

こっちは現行型ではなく、貰い物のバドワイザー柄のほうですよ。

ロッドは鯰レンジャーなんですが、リールはスコーピオンではありません。

あのアンバサーダシュプリームですよ

ついにアンバサダーのロープロ機が実践投入されることになりましたよ。

元々鯰用に買ったわけではないんですが、スコーピオンがいけるならアンバサダーシュプリームも行けるだろってことでラインを巻いてみました。

使うラインはナイロンの40lb。

こんな極太ナイロンを巻いたのは初めてなんですが、暗くて足場が悪いのでナマズさんを抜き上げてネットインするために使用してます。

あと、ナイロンな理由としてビッグバドのアクションが死なないようにってのもあります。

グニグニと明け方の水面を泳ぐビッグバド

ビッグバドをまともに使うのは初めてなんで、まずはキャスティングから。

重量が18gあるのでキャスト感は思ったより悪くない。

ていうか、ナマズゲームって気が付いたら全然飛ばすことないから、ピッチングで事足りるんでビッグバドでもフツーに使えます。

これがロングキャストが必要なら、まぁこいつは飛びませんね。空気抵抗の塊みたいなボディしてますし。本物のビール腹ですよ。僕の腹にそっくりな気がしてイライラしてきました。

で、成人病ルアーをポーンと投げて着水させ、グリグリと巻いてみる。

すると、水面をうねりながら、ビッグバドがガチャガチャと音をさせながら泳いできます。

あと、抵抗はかなりデカイ。

今回は鯰レンジャーを使っていましたが、バドが動くたびにロッドティップがグングン曲がって、魚でも付いてるのかよって動きをしていましたね。

ここまで抵抗のデカい巻物も珍しいというか、まじでクランキングロッドじゃないと扱いづらいレベルのやつ。グラスコンポジットかグラスロッドが最も向いてます。

一匹目のアル中ナマズさんをキャッチ

なるほど、ビッグバドってのはこういうルアーなのか・・・

とガチャガチャさせながら水面をかき混ぜていたら、いきなりバイト。

ドボォンと派手な音をさせてビッグバドをひったくったくる。

毎度の事ながら、ナマズさんは予想にしないところで食ってきます。

僕「いや、本当に釣れるんだなビッグバド・・・」

とビッグバドに対しておもいきり失礼なことを考えながら抜き上げランディング。

釣れたのは小ぶりなナマズさんでした。

後で動画を見直してわかったんですが、バイトするまえに一回水面に出てきてますね。

たぶんブレードめがけてアタックして失敗したんでしょう。グラスロッドにナイロンライン&ビッグバドなんでまったくわかりませんでしたよ。

でもね、ビッグバドって本当に見た目がその、なんていうかふざけてるじゃないですか。

ルアー界の悪ふざけの始まりみたいなルアーじゃないですか。

だから、バドワイザーで魚が釣れるとは思わなくて使わない人が大半ていうのも納得。

でも、釣れるとこれがまた気持ち良い、アル中だからじゃないです。ビッグバドで釣れたからですよ。

ともかく頂き物のビッグバドの入魂完了。

さらにアンバサダーシュプリームも入魂したというW入魂ですよ。

ビッグバドの弱点も見え始める

ビッグバドの弱点は、巻き抵抗が強いということ。

という話は事前にわかっていたので、極太ナイロン&グラスロッドで解消してはいるんですが。

こいつには他にも弱点がありましたね。

というか、見た目から弱点だらけなルアーな気がする。まずアル中だしね。こいつの社会適合率はゼロに近いと思うしね。

で、アル中の社会不適合ルアー以外の弱点なのが

たまにルアーが動かなくなる。

でしたよ、うん。

ビッグバドを巻いていると、突然ウォブリングがストップし、左右どちからへツーっとルアーが進むことがあるんです。

これ、たぶんデカいリップの角度、そして高い浮力のせいで、受けた水を受け流しきれず、元に戻れなくなるんでしょうね。

特にこの現象がおきやすいのが足元。

たぶん、ラインが短くなるほど動きに追従できなくなり、スーっと動きが止まるんでしょう。

こういうイレギュラーなアクションが出るのは、僕的には悪くはないんですけど、つねにガチャガチャ音を立てたい場合には気を付けたいですね。

フッキング率が悪くなる場合の解消法

続いて、ビッグバドのフッキング率に関する問題です。

バドにかぎらず、バド系のルアーはどれも円錐をストンと切り落としたカートリッジに収まった銃弾のような形をしてます。

これが結構クセもので、フロントフックはもちろん、リアフックのフッキング率がこの上なく悪いですね。

まず第一に、後ろ側が太すぎて魚がフックを咥えられない。

これはパっと見てすぐ気が付きましたが、トリプルフックを装着しても、まともにフッキングできそうなのは下側を向いている一本だけなんですよ。

フロント側も、ルアーの中に埋め込まれたアイにフックが付いているせいで、微妙に魚が食いずらそうな角度になっている。

ということもあり、バスはもちろん、フッキングしずらいと有名なナマズ先輩にそのまま使うとストレスが溜まるという結果を生んでしまいます。

そこで僕がやっているのは、スプリットリングの増設です。

これはナマズ用として頂いたルアーの多くにそのセッティングがあったのと、ユーチューブでナマズ釣りを調べていた時に、ナマズ系で有名な方が紹介していたので真似しましたよ。ぷりぷりびゅんびゅんさんですよ。

こうするとフックとボディの間に隙間が生まれて、フッキングしやすくなる仕組み。

おかげで初のビッグバドなわりに、ナマズさんたちのフッキング率100%という結果となりました。

ビッグバドでナマズさんが連発する

この日のビッグバドの出方は異常でしたね。

投げるたびに釣れるレベルというか、完全にバドの日。

さっきのナマズを釣ってから、再びバドに猛烈なアタックをしかけるナマズに出会いました。

ナイスサイズ。

こりゃなかなかでかいナマズさんですね、引きもかなり強かった。

フッキング率が悪いと言われるバドでしたが、やはりテール側のスプリットリング延長でナマズ釣りは完璧にクリアできてます。

続いてのヒットは、ビッグバドを早巻きして潜らせてのヒット。

サーフェイ系ノイジーながら、グリグリ頑張れば潜ってくれるのがバド。

てなわけで、ものは試してグリグリと巻いて、ストップ。

そこでキックバックアクションで水面に浮上するという動きを試しましたが、水の中で止めて浮き上がった瞬間にひったくられました。

ズッボンナマズさんが食ってきた。

サーフェイスとかウェイク系って基本的にリップが短いし、深めの角度でセッティングされているもんですが、ビッグバドだけは普通にクランクベイト的リップなんで、潜らせることも十分にできます。

ただ、鬼の巻き抵抗なんで普通のロッドでやると凄まじくしんどいでしょうね。

にしても、この日はビッグバドで良く釣れましたよ

ばっこんばっこん出てくるから、このポイントもうダメになった感しかない。

ちょっとやり過ぎたというか・・・ビックバドで釣れると面白いものだから投げすぎた気がします。

でも、これだけ釣れたらもう満足以外の何物でもない。

ビッグバドはやっぱり楽しいし、俄然釣れるルアーですね。

バドのブレードが行方不明になる

ところがですよ。

釣りが終わって、SNSに「おまいらきょうこんなキワいタックルで釣ってきたで」てな具合にこの写真をアップしたんですよ。

そうしたら、フォロアーさんの一人が

「なんか大事なものないんだけど」

と言ってきたわけですよ。

いや大事なものといえば金だけど、金だったら最初からないんだけど?てかみんなタックルにお金付けてんの?今5円しかないしスプリットリング通る?これ通る?

とか思って財布から5円を出して再撮影しようと思った時に気が付きましたよね。

ビッグバドのブレードがねぇ

うううそだろ?

バドといったらブレードだろ?

そのブレードが消えたっただと?

まずい、はやくブレードを付けないと!バドが!バドが消える!

ということで慌てて手にしていた5円玉をはめようとしたのですが、まったくはまらない。

しかしブレードが消えてもバドはきちんと居る。

というか、たぶんブレードが無い状態で鯰釣ってた気がする。

果たして、バドにとってのブレードとは一体・・・・

そういえばブレードのスプリットリングだけ変更しわすれてたんですよね。

やっちまった。

フックのスプリットリングは全て交換していたのに、ブレードの部分だけはサイズの合うリングが無くて買えてなかった・・・

しくじった・・・完全にやってしまった・・・

と、ナマズが釣れまくったのに、肝心のバドのブレードが吹き飛んでいたというオチでした。

正直この時の精神的ショックを思い出すと酒が止まらず、今ベロンベロンによってしまっているので、ベッタベタに落としたい。

トホホホォー!!

ビッグバドは釣れるし使って面白いよ

てなわけで、酔っぱらいながらバドの記事を書くというアル中ブログでした。

最後はブレードが吹き飛んで終わりという悲劇的なラストを迎えましたが、アル中なんてそんなもんです。みんな中島ラモみたいに死ぬだけですから速く治療しましょう。くぅーーーキンキンに冷えてやがる

てなわけで、もう何本目かわからないので視界も良く見えていませんが、とにかくビッグバドは楽しいですよ。

この変なルアーで魚を釣るっていうのがまた良いし、コレクションする楽しみも多いし、カスタムの余地が多分にある。

てなわけで、次回のバド系刑事は無くしたブレードを装着するのと同時に、ブレードチューンを施してみようと思います。

にしてもバドワイザーにはピザだと思ってるのは僕だけでしょうか。ああ、ピザくいてぇ!ピザ頼みてぇ!!

コメント