フック:12番トレブルフック
【ドクターミノージョイントS】
全長:50㎜
重量:3g
フック:12番トレブルフック
ただ巻きで異常に動く
ドクターミノージョイントの何がチートかって、基本的にアクションが必要ないことです。
そもそもこのルアー、初心者や子供でも簡単にミノーイングが楽しめるようにと開発されたモデル。
角度のきついリップとジョイントボディのおかげで、超低速リトリーブでブリブリ動いてくれるため、誰が使おうが簡単に魚を釣ってきます。
さらに、アップクロスで投げて巻いた時も、流れより少し早く巻くだけでブリブリ動いてくれるから、他のミノーよりスローに誘えてしまう。
だから魚がアタックしやすいし、食い気が悪くてもノリやすい。
ただ、トゥイッチやシェイクで大きく動かして釣るタイプではないため、普通の渓流ミノーイングとはちょと勝手が違います。こいつは特に何もせず、たまに思い付いた感じで竿先を動かす程度で釣れてしまうミノー。本当に誰が使っても釣れてしまうヤバいアイテムです。
渓流ミノーおすすめ番外編「スミス・Dコンタクト」

最後に番外編としてご紹介するのは、スミスのDコンタクトですよ。
渓流ミノーイングを流行させた最初のルアーであり、原点にして未だ頂点と言われる後方重心系ヒラ打ちミノー。
いわずと知れたその名前から、渓流に行かない人ですら名前を知ってるレベルですね。
ただし、僕はこのDコンタクトが大嫌いなんですよ。
なんでかって、いつまでもデカい顔して王者に居続けているんだよって話なんですよ。
もうみーんなDコンばっかり使うでしょ?Dコンしか押してこないでしょ?
だから嫌いなんだよ!なんだDコンDコンって、Dコンのことは持てはやすくせガンダムXのGコンの事なんか誰も覚えてねぇじゃねぇか!ガンダムの起動キー兼セーフティーシステムっていう画期的な設定なんか誰も知らないだろクソーーー!!
Dコンは嫌いだけどバランスが凄すぎておすすめするしかない
まぁDコンタクトは嫌いな捻くれた僕ですけど、さすがに「渓流ミノーのおすすめ記事」っていうなら、紹介しないわけにはいかない。個人的には嫌いだけど、人おすすめするなら別ですからね。
なんせコイツの安定感ときらヤバすぎなんですよ。
わずかなロッドワークで簡単にヒラ打ちが出来るし、アップクロスだけでなく、ダウンでもミノーが飛び出さない絶妙なバランス感覚。どこで投げようが使えてしまう。
しかもこいつはトゥイッチとシェイクで誘うという基本動作をアングラーに教える側。
もう渓流の先生みたいなルアーなんですよ。
こう動かしてやれば渓流ミノーで釣れるっていうのは、Dコンを動かせばわかるし、渓流ミノーイングを勉強するにはうってつけのアイテムですよ。
けど、だから嫌いってのもある。
もうDコン様の言う通り釣ってれば良いみたいな渓流ミノーイングの流れがあるんですよ、それがもう嫌なんですよ、僕はね、Dコンに逆らうんですよ、何がヒラ打ちですか、何が後方重心ですか!って位に反発して、渓流でI字系ミノーぶん投げたんですが一切釣れませんでしたね。辛い。
けど、僕はDコン嫌いでもその性能は本物中の本物だし、これから渓流ミノーをはじめようって人は、一個持って使って渓流ミノーイングを覚えると上手くなると思いますよ。
渓流ミノーイングを楽しむには色々使ってみるのが大事

渓流ミノーイングは思い切り趣味の世界ですよ。
ていうのは、ぶっちゃけると渓流ではミノー使うより、スピナー使ったほうが確実に、かつ簡単に釣果が上がることが多いから。
深い場所ならスプーンとかのほうが有利な場面が多いし、あえてミノーで行くっていうのは、実用性というより、趣味という部分が大きいんです。
それでも今の渓流ルアーの主役がミノーになっているのは、みんなお気に入りのミノーがあったり、使ってみたいミノーがあったり、とにかく皆ミノーが好きだから使ってる。ほんとそれ。もはやミノーで釣っているというより、ミノーに釣られてるのレベルです。
で、なんで渓流用ミノーがこんなに売られているのかって?
そりゃ、ミノーはそれぞれの個性が凄く出るルアーだからですよ。
スプーンやスピナーのようなシンプルなルアーよりも、圧倒的にバリエーションが多い。
見た目はもちろん、わずかなウェイトの違いや、リップの角度、重心位置の違い、エアルームの違いで、アクションが全然かわる。
でも、どのミノーも使いこなせば釣果は間違いなく出る。これは本当。
でも、本当に使いこなせるミノーって、自分とフィーリングが合うやつだけなんですよ、マジで。
例えば、滅茶苦茶ヒットしている映画があって、「これいいな見よう!」って思ったら、とんでもない駄作だと思うこともある。けど、友達はあれ最高だとか言いだしたり、アカデミー賞とったり、いやなんで?みたいな。このミノー名作って言われてるけど、いまいち釣れないんだけど?みたいな。
だから、自分に合うミノーがあるかディグり続ける羽目になる。
逆に、みんなコレ釣れないっていうけど、めっちゃ釣れるよ!っていう、カルト映画見つけた時みたいなミノーもあるんでね、本当に。個性と個性の出会いってやつがね。
あとは自分が通うフィールドによって使いやすいルアーってのも出てきますし、魚の状況によってヒットカラーやアクションが全然変わる。
派手にやってリアクションで食わすほうが良い時もあるし、ただまきとかナチュラルなウォブリングで追わせてバイトを狙った時のほうが良い時もある
で、どっちもこなせる渓流ミノーってのは、まず存在しない。
だから結局、色んなミノを買う羽目になるんですよ、これが。
渓流ミノーを使って楽しく沼に落ちてくれたら幸い
てなわけで、おすすめの渓流ミノーについての紹介でした。
この他にも本当に沢山の渓流ミノーが発売されているし、今だ僕もディグルのをやめられない。
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