渓流ミノーのおすすめはコレだ!沼に落ちた男のルアー紹介

ミノー
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おすすめの渓流ミノーは?という質問をここ最近よくされます。

特に、これから渓流ルアーフィッシングを始めようという方は、どんなミノーを買っていいのかわかりませんよね。うん、わかるわかる。

でまぁ、一つづつ質問に答えたんですけど、こんなにミノーについての質問が来るなら、いっそのこと記事にしてしまおう!

というわけで、オススメの渓流ルアーについて聞かれたら、たぶん5時間位喋り出すαトラウトです。

いやね、本当に語り出したら止まらないんですよ。

特に渓流ミノーについてなんて、5時間なんて余裕です。

でもね、質問されたからって5時間も喋ったら、誰も聞いてくれないんですよ。

だって、みんなYoutubeに慣れちゃってるでしょ?15分くらいの話で限界でしょ?

おまけに映画なんか長くて見てられないって人も多くなって、さっさとネタばれしろよって、ネットで「ジョーカー ネタバレ」とかで検索かけたりするでしょ?本当にやってられないよ。

でも、それが時代っていうなら仕方ない。

だから、長く語りたくても、いつも手短に紹介するように心がけてますよ。

でもね、それじゃ流石に足りないんですよ、本当のところを説明するには。

だから今回は長文で、僕が使った中でもおすすめの渓流ミノーを紹介しようってわけですよ。

まさに渓流ミノー紹介という名のスペクタクルロマン。

最高のオチに向かって進むスリリングな展開。ゴットファーザー1・2・3を一挙放送位の濃密な記事に仕上げたつもりです。

で、まず最初に言っておきたいのは

「渓流のおすすめミノー?ドクターミノーですね、ジョイントの方」

っていう盛大なネタバレですよ。

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渓流ミノーのネタバレはドクターミノーのジョイント買っとけ

いきなりオチから書いちゃって大丈夫?

かと思うでしょ?わかるわかる

でもね?さっき言った通り、昔みたいにネタバレしたからって鉈担いでそいつの家に乗り込むような奴は今はいないんですよ。

むしろ積極的にネタばれ聞いて、なんか知った風になって終わり。広く浅くが情報時代のトレンドです。

けど、ジョーカーのネタバレ話した友人は家の裏に埋めましたけどね。今思い返しても許せないわあいつ。

というか、もうこの話をした時点で、そりゃオチわかるわっていう人もいるでしょう。

僕はもう昔からドクターミノージョイント押しで有名な男ですから、もはやコピペしてんのかって位同じことしか言わないですね。

だいたいね?

渓流でドクターミノーのジョイントほど簡単に釣れるミノーが無いんですよ。

ただ巻くだけで、クネクネ動いて、いとも簡単に魚を釣っちゃう、ものすごい効率的なルアーなんですよ。

だから初心者の人は結論として「ドクターミノーのジョイント買え、とくにシンキング」で終わるんですが、それでは渓流ミノーが楽しいかわからない。

てなわけで、まずは渓流のミノーを使った釣りの方法から簡単に説明します。

なみに、安い渓流ミノーをお探しの方はこっちの記事も読んでください。

おすすめ渓流ミノーの条件

渓流でミノーを使うようになったのは、単純に釣れるからというより、楽しいっていのが結構大きい。

何が楽しいのかって「ミノーイング」という行為が楽しいんですね、これが。

ミノーイングとは、ミノーを動かして魚を釣る行為のこと。

詳しく言うと、ロッドを操作し、ルアーを動かし、魚を誘って食わせるという一連の動作が楽しい。だから今渓流ではミノーを使うのが主流になってるんです。

渓流でのミノーイングが流行する前はスプーンやスピナーを使うのが定番でしたが、これらはみんな巻きの釣り。で、それらは普通に釣れる。ていうか、スピナーとかはミノー以上に釣果が出やすいレベルです(いずれ渓流スピナーについても記事を書きますよ)

それでもミノーが面白いのは、巻くだけじゃなく、ロッドワークで魚を誘って食わせる感覚を味わえること。ようは「釣れた」ではなく「釣った」と感じられるんですね。

シェイキングとトゥイッチングを多用する

渓流ミノーイングの特徴は、他の釣りでは無いレベルの細かいロッド操作です。

とくに使われるのが「シェイキング」と言われる動き。

これはロッドの先を細かく震わせるように動かして、ルアーにできるだけ小刻みにアクションを加えます。

渓流ミノーイングの基本は、短い距離で、できるだけ多くの動きを加えることです。

渓流のポイントはとても短く狭い上、上流に投げて下流へと動かすのが基本。

そこで、シェイキングみたいな特殊な事をひたすらやるんですね。

次に多いのがトゥイッチング。

ロッドをパン、パンとはじいて動かすんですが、主にシンキング系のミノーでよく使います。

普通のトゥイッチングは潜らせて、左右に弾くように動かして魚のスイッチを入れるのが目的。

けど、渓流の場合はシンキングミノーを多用するので、トィッチでリアクションを狙いつつ、合間にフォールを挟むことで食わせのタイミグを作るのが目的になることが多いです。

渓流ミノーはシンキング系が主流

シンキングミノーを多用するといいましたが、ちょっと語弊がありましたね。

実際は多用なんてもんじゃない。

渓流でミノーを使う人の多くはほぼシンキングしか使わないんですよ。

なんで沈むミノーしか使わないの?って話なんですけど

1・小さいミノーでも飛距離と精度が出せる

2・魚が底についているので沈めないと釣れない時が多い

という2つの理由です。

とくに2番の理由はかなり大きいですね。

渓流魚は速い流れの中に生きていますが、常に流心の中を元気に泳ぎ回っているわけではなく、速い流れを避けつつ川底に身を潜めています。

そんな魚を狙うには、やはり沈むシンキングタイプのほうが有利。

中でも良く沈むヘビーシンキグと言われるタイプのミノーは、活性が低い冬や春先でも有利になりやすいです。

おすすめ渓流ミノーはシンキングで反応が良くアップクロスで使いやすいタイプ

渓流ミノーに必要な以上の条件を簡単にまとめると

「シンキングかつロッドワークへの反応が良いミノー」

ということになります。

この条件をクリアできるミノーが、いわゆるおすすめミノー

でさらに言うなら「値段が安い」もうこれに越したことはない。

てなわけで、去年使ってみた結果、「お、これ良かったな」というミノーを紹介しますよ。

おすすめ渓流ミノー1「ティムコ:シュマリ50FS」

まずはティムコから販売されているシュマリ50FSです。

昨年もらって使ってみたんですが、これは滅茶苦茶使いやすいルアーです。

FSとはファストシンキングモデルの略であり、いわゆるヘビーシンキングミノーです。

長さは50㎜、ウェイトは4.4g。

一般的なヘビーシンキングミノーよりも一回り太目に作られているため、なんか使いずらそうと思われがちですが、使うと驚くほど使いやすかったです。

動きまくりのヘビーシンキングミノー

シュマリ50FSの特徴は、ヘビーシンキングとは思えないほど軽やかに動くところですね。

ただ巻きでも泳ぐし、当然トゥイッチやシェイクへの反応も良い。4.4gとは思えないくらい小さなロッドワークで大きく動いてくれます。

というか、ちょっと動きすぎだろ位の動きで、左右にテールをブンブン振る。アップクロスで動かす時、どんなロッドだろうがラインだろうが、確実に動いてくれる優秀な渓流ミノーでしたね。

これがあれば、大抵のポイントは攻められるし、4,4gながらボディにもたせた浮力のおかげで、フォール速度は速すぎず遅すぎず、まさに絶妙。

それでいて飛距離も出しやすく、まさに万能ヘビーシンキグミノーです。

おすすめ渓流ミノー2「ティムコ:イメル50S」

続いてもティムコから販売されているイメル50s。

こちらは2019年に発売され、僕も発売情報を掴みなんとか購入。

そのご怪しげな記事を書いて投稿したらTwitterのティムコアカウントにリツイートされてしまい、数多くのティムコファンから「イメルのレビューで下ネタぶっかました奴」と認知されてしまった暗い過去があります。みんな忘れてくれ。

そんな事もありましたが、まぁ面白い渓流ミノーですよこれ。

他の渓流ミノーとは完全に異質。アクションの質も、フォール姿勢もまるで別ものなので、他の渓流ミノーに飽きた人に絶賛おすすめです。

独特のフォールで誘う超ハイレスポンス渓流ミノー

イメル最大の特徴は、シンキングながらフローティングミノー並みのキレの良い動きを見せることです。

動きのキレっぷりはシュマリより上、ていうかキレまくり。

渓流ミノーの中でも特別太いボディに大量のエアルームを作ることで、4gというシンキングモデとは思えない素早いダートを繰り返します。

このルアーのレスポンスの良さは常軌を逸してますね。

軽くトゥイッチを入れただけなのに、高速で左右にテールを振ってしまうF1カーみたいなルアーですよ。

まさにイメル(アイヌ語で雷)という名前にまったく恥じない性能により、アップクロスを多用する渓流ミノーイングでは圧倒的な動かしやすさを誇ります。

だから、シェイクが苦手だったり、トゥイッチが上手くできないと嘆く渓流アングラーはぜひイメル50sを使ってください。こいつは誰でもキレの良い動きを出せます。ちょっと出すぎな位に。

フォールも独特で、重量感を感じさえない、ふわっとした動きでテールから落ちます。

このフォールが魚に口を使わせる働きがあり、トゥイッチとフォールを組み合わせた緩急のある動きが効果的です。

ただし、こいつはフォール速度が他のシンキングミノーより圧倒的に遅いので、増水時にはめっぽう弱い。

あとスピーディーな動きに魚が付いていけない時があるので、ただ巻きやフォールを駆使して、食わせの間をしっかり作るのが重要。

まるで極限にまで軽量化されたレース用ミノー。簡単にスピードとキレは出せますが、コースアウト率も高いテクニカルなミノーだと思ってください。その分、釣れた時の気持ちよさは半端じゃありません。

遠く浅い場所も狙打ち

4gのシンキングながらフォールが遅いため、深い場所は苦手ですが、遠く浅いエリアはかなり得意です。

瀬が多く川幅がそれなりにあるところや、ロングキャストで浅い場所を攻めたい時にも有効。

もちろん小さな支流でも使えますが、使い手次第。

ウェイトがありながらフォールが遅いという特殊なミノーをどう使うのか?

考えながら使うと渓流ミノーイングをより面白くしてくれます。

おすすめ渓流ミノー3「メガバス:グレートハンティング・フラットサイド」

メガバスから販売されているグレートハンティングも特殊なミノーの一つです。

そもそも、多くの人がメガバスから渓流ミノーが出てることを知らない。だって、バスメーカーのイメージが強すぎますからね。

ところが、日本で初めての渓流用シンキングミノーを作ったのはメガバスであり、代表の伊藤氏はバスだけでなく渓流にも精通している方。

そんな天才伊藤氏が作ったグレートハンティング・フラットサイドは、渓流では珍しい前方重心タイプ。

見た目は超カッコイイけど、本当に使えるのこれ?

と思って使ったら、これが凄い。一気にメガバスワールドにひこまれる独特の渓流ミノーイング感に虜になってしまいました。

さらに標準装備のバーブレストリプルフックは、今までのバーブレスフックに苦手意識を持っていたアングラーの度肝を抜いてきます。

グレートハンティングのスペック

グレートハンティングはフラットサイド(扁平ボディ)を持つミノーです。

しかしヒラ打ちというより、ダートとローリングが主体の動きであり、細見のボディから繰り出されるナチュアルかつスピーディーな動きは、他のミノーにはまるでない異質な代物です。

ウェイトは全体的に軽量ですが、投げやすく空気抵抗を極力減らしたボディによりキャスタビリティは確保されています。

【グレートハンティング・フラットサイド45s】

全長:45㎜

重量:シンキング/2.9g  フローティング/1.7g

フック:鬼手仏針 12 ×2

【グレートハンティング・フラットサイド50s】

全長:50㎜

重量:シンキング/4.0g フローティング/2.5g

フック:鬼手仏針12 ×2

ボトム狙いに徹した浮き上がらないミノー

グレートハンティング最大の特徴はボトム攻め特化型という点です。

前方重心のミノーはトゥイッチを掛けてもルアーが上へとのぼらず、左右にダートするように素早く動きます。このおかげで、一般的な後方重心ミノーよりもボトムトレース能力が高く、底からミノーを離さずに魚を誘い続けられます。

また、フォール速度は驚くほど速いです、

45㎜のシンキングでで2.9gと軽い部類ですが、そのフォール速度は5g並みか、それ以上。

前方重心は頭を下にして沈むため、テンションフォールでも水の抵抗を受けにくく、ストーンとあっという間にボトムに到着します。

つまり、このミノーはボトムに張り付いた渓流魚の目の前にルアーを通すためのアイテム。

ハイプレッシャーだったり、水温が低かったり、増水のせいでボトムに付いた魚からリアクションバイトを取るのに向いています。

神バーブレスフック「鬼手仏針」

このミノーに僕が惚れ込んでしまった最大の理由は、標準装備されている「鬼手仏針」です。

これはアユの友釣り針にも似た、極細のバーブレストリプルフック。

メガバスオリジナルのフックなのですが、これがまた凄い。

貫通率は他の針の比ではなく、フッキングなんてしなくても、勝手にヤマメのアゴを貫通。

しかも、深いゲイブは一旦掛かった魚をバラスことなく、ヤマメの激しいヘッドシェイクですら平気で耐えてしまう。

初めて使ったとき、これは凄い針だと思いましたよ。あまりにバレにくいせいで、どこかにバーブが付いてるんじゃないかと疑いましたよ。

もし渓流用のバーブレスフックが苦手な人は、一度このフックだけでも使ってください。

ただし、細すぎるフックなんで、岩とかに引っ掛けると伸びたり折れたりします。

あと大物にも使えないので、ヤマメとイワナ専用で使うことをおすすめします。

おすすめ渓流ミノー4「アイマ:イッセン45S」

アップクロス(上流へと投げて釣る動き)での渓流ミノーイングで外せないのが、アイマのイッセン45sです。

まず言いたいのは、とにかくカワイイ。

渓流ミノーとしてはトップクラスの可愛さですね、まぁラパラには負けますけど。

けど、カワイイルアーが好きな人にはぜひ使ってもらいたいし、とにかくアップクロスに強く、水噛みが良いのが特徴。ひたすらに使いやすく、小さな渓流ででヤマメやイワナを釣るのに最適です。

アイマ:イッセン45sのスペック

イッセン45sはローリングスペイルを前後に使用している渓流ミノーです。

バラシ対策のためのスペイルであり、特にローリングをするイワナ系に効果的。標準装備のバーブレスフックのバラシ軽減にも繋がります。

ただし、大物用対策としてローリングスペイルを廃したイッセン45s MAXもあるので、大物が出そうだったり、源流域でスペイルが潰れそうな人はMAXのほうがおすすめです。

【イッセン45s】

全長:45㎜

重量:3.7g

フック:SBL-55M 10番シングルフック(バーブレス)

【イッセン45sMAX】

全長:45㎜

重量:4g

フック:ST-36BC 14番トリプルフック

アップクロス特化型で奇麗なヒラ打ちが魅力

イッセンは渓流ミノーの中でも小型で、なおかつアップクロスに特化したヒラ打ち系ミノーです。

小粒ながら面積が大きい扁平ボディと大型のリップは、上流に投げてからのスピーディーな立ち上がりと、軽やかなヒラ打ちのために付けられたもの。

アップクロスに投げ、シェイキングを入れると細かく奇麗なヒラ打ちを連続してくれます。

ヤマメやイワナにとってかなり効果的な動きらしく、イッセンでかなりの数の魚を釣らせてもらいました。これ釣れすぎです。

すなお過ぎる位扱いやすく動かしやすい

イッセンはとても素直で、癖が殆どありません。

アップクロス特化型のルアーはどこか尖った部分がありがちですが、このルアーに関してはクセらしいクセもなく、誰でも簡単で素直に扱えます。

サイズも小粒であり、キャスト性能も高く、どんなポイントも打てるのが魅力。

ただしヘビーシンキングタイプではないため、深場の攻略は苦手。

最適なのは狭く小さな支流や源流域。

小場所に打ち込み、ヒラ打ちを連続させ続ける釣りで抜群の釣果を叩きます。

おすすめ渓流ミノー5「スピアヘッドリュウキ50Sと38S」

スピアヘッドリュウキは渓流ミノーの定番。

というべきかはさておき、日本の超大手メーカーDUOの製品ですから、日本中の釣具屋に置いてあるのがリュウキです。

てなわけで、初心者だろうが、簡単に手に入るし、補充も簡単。渓流ルアーマンならだれもが一つは持っているミノーですよ。

で、リュウキシリーズの中でも渓流でおすすめなのが50sと38sの2種類です。

この2種類があれば、渓流ミノーイングはどこでもこなせます。マジで。

リュウキ50sがあれば深場も本流も狙える

渓流で使うリュウキシリーズの基本は50s。

全長50㎜、重量4.5gのヘビーシンキングミノーであり、飛距離は抜群。

フォール速度も速く、ボトム狙いに最適で奇麗なヒラ打ちが見えます。

また、本流ではダウンクロスの釣りが増えますが、その際にもリュウキ50sは浮き上がらず、暴れすぎないナチュラルなアクションで扱いやすいミノーです。

リュウキ38sがあれば小渓流は余裕

続いて2019年に発売されたリュウキ38sですが、こいつがまた凄い。

38㎜という小型モデルながら、リュウキシリーズでは最もレスポンスの良いミノーです。

こいつは小渓流なら、まず通して釣れなきゃおかしいレベルのミノーだっと思ってください。

いやいやαトラウト盛り過ぎやろーなんぼなんでもいいすぎやろー

とか関西地方から言われてそうですけど、いやいや本当なんですって。

この小粒サイズで、なおかつ見事なヒラ打ちを噛ましてくるんですよ?

しかもアップクロスで投げても滅茶苦茶動くし、フォール速度も絶妙すぎるんですよ。

そりゃ釣れるわみたいな、もう反則レベルのミノーなんですよ。

ただね?

一つ欠点があるのが、そのまんま使うとベリーとテールのフックが思い切り絡まるのね。

この点はもう以前の記事で散々ディスッテきたんですけど、そもそもこいつ、ベリーなんか殆ど意味ないんで外すか、多少大き目のスプリットリングを噛ませてバランスを取り、テール一本で釣るのがトラブルレスでおすすめです。

おすすめ渓流ミノー6「アングラーズパブリック・ベアトリス45S・53S」

アングラーズパブリックから販売されている個性的な渓流ミノー、ベアトリスシリーズ。

最初からバーブレスフックが装着されていたり、ベリー側だけアイが回転したりと、渓流ルアーマンの要望に応えまくった結果できたようなルアーですね。

僕は数年これを使い続けているんですが、はっきり言って釣れまくり系です。はい。

ジョイントのシンキングミノーなんですが、こいつは今回紹介するルアーの中で最も水噛が良いタイプ。

トゥイッチをかけると、おもいきりリップが水を掴むから、まるでキューブレーキでも掛かったみたいにルアーがその場でストップするため、移動距離の短いアクションが可能です。

そのブレーキの勢いで振り出されるジョイントのヒラ打ちの艶めかしさは、まさに生き物そのもの。

これにやられない魚は居ないだろ!

ってわけで、活性に関係なく魚を引きずり出してクルタイプですね。

ボトムベタベタのストレスフルな魚でも、このワンアクションで食うことすらあります。

さらに、テールを下側にしながら回転しつつ落ちるフリーフォールや、体をクネらせながらのテンションフォールは、まさに水に落ちた虫そのもの。

もはや動かさずとも、フォールだけでバイトが取れるというオーバーテクノロジーミノーです。

ただしリップがデカ過ぎるため、ダウンクロスでは引き重りが半端ではなく扱いづらいタイプ。

それを犠牲にして、本気でアップクロスだけに特化した超ピーキーなジョイントミノーなんですよ。

ベアトリス45S

小さな渓流ではベアトリスの45Sがおすすめです。

全長45㎜、重量2.9g

小粒のジョイントタイプのシンキングミノーですが、ヒラ打ちからのテールの動きは生き物そのもの。動かしても楽しければ、釣るのも簡単なので一個持っておけば損はありません。

ベアトリス53s

本流ではベアトリス53sがおすすめ。

全長53㎜、5.1gのヘビーシンキングミノーであり、キャストの飛距離も制度も抜群。

かなりの大物を引き寄せる力があるので、ここぞという大場所の一投目に使うと高確率で食わせられます。

おすすめ渓流ルアー7 「ラパラ:CD5」

ラパラのルアーは渓流特化型ではないですが、どこでも使えるのが良いところ。

てなわけで、ラパラ好きなアングラーはみな必ず渓流でCD5を投げちゃんうんですが、これがニジマスを釣るのにうってつけで、随分使っています。

全長50㎜、重量5gのヘビーシンキングミノーですね。

特徴はトゥイッチを使うというより、フォールとリフトを交互に繰り返すこと。

ただルアーを下流側に流すドリフトも効果的。他のミノーのように細かくアクションさせるのではなく、しっかりと水の抵抗を受けさせて仕掛けるクラシックミノーです。

ナチュラルな動きに警戒したニジマスも口を使う

CD5を使っていて思ったのは、ニジマスがよく釣れるということ。

しかも、なかなかルアーに食ってこないようなヤツです。

活性が低い、以前他の誰かに釣られたなど、スレている理由は色々あるでしょうが、そんなニジマスにCD5はかなり効果的だったりします。

CD5のリップには窪みがあり、そこで水を受けることで、どれだけ速く巻こうが安定したウォブリングを繰り返します。

この「安定した繰り返し運動」が、スレたニジマスに効果的なのか、ナチュラルなドリフトで釣れてしまうことが多いです。

リフト&フォールでボトムに付いたニジマスを引きずり出す

渓流ミノーとしてのカウントダウンはリフト&フォールが最も釣果を出してくれます。

もともとヒラ打ちが出来ないミノーというのもありますが、素早くリフトして、フォールを繰り返すスプーンのような動きに良く魚が反応します。

トゥイッチやシェイクを滅茶苦茶に繰り返すのではなく、パンとミノーを引っ張ってリフトさせて、ストンと落とす動作を繰り返す感じですね。

このゆったりとした動きにニジマスはすぐ負けるらしく、ボトムに張り付いたニジマスを引きずり出すのに良く使えます。

おすすめ渓流ルアー8「ラパラ:F5」

人におすすめする渓流ミノーは大抵シンキング系ですが、数少ないフローティングミノーでおすすめなのがラパラのF5です。

全長50mm、重量5gのバルサ製フローティングミノーであり、このオリジナルフローティングシリーズは世界で初めて大ヒットを記録したフローティングミノーの草分け的存在です。

この歴史あるバルサ製フローティングミノーを、1000円程度で量産しているだけでも凄い。

渓流用のバルサミノーってどれも3000円位ですから、この値段で使えるのはとてもうれしいです。

巻くだけで釣れるバルサの動き

古いミノーーは大して動かないと思ってるでしょうが、このF5は違います。

バルサの浮力を活かした軽量ボディと絶妙のリップ位置により、流れの中でも軽やかに泳ぎ、ただ巻くだけでヤマメやイワナを釣ってくる超優秀なフローティングミノーです。

元々ラパラのフローティングミノーは愛好家が多数いたのですが、その飛距離の無さから最新のミノーへとシフトした人がとても多いのが残念。

ただし、渓流は別。

わずか10m程度の飛距離で釣りになるこのジャンルでは、飛ばないラパラのF5でも釣りになる。まぁ飛ばないけどね!

潜航深度を活かして釣る

F5は他の5㎝代のミノーに比べて潜航深度があるので、多少深いところも大丈夫。

この性質を利用して、ボトム付近にいる魚にもアピールできるのがお気に入りのポイントですね。

グリグリっと巻いて、ボトム付近に来たら、トゥイッチを入れながら巻いてくるとスパーンと下からヤマメがひったくっていきます。

それと、ラパラのGRFというオレンジの背中の視認性が凄く高いのが好き。

フローティングミノーは目でバイトを取ることが多いんで、このカラーを多用しています。

おすすめ渓流ミノー9「ダイワ:シルバークリークミノー」

僕が使ってきた渓流ミノーの中で、もっともクセがなく、使いやすいのは間違いなくダイワのシルバークリクークミノーですね。

渓流ミノーに必要なレスポンスの良さ、キャスタビリティ、そして短距離でバイトに持ち込めるヒラ打ち性能の全てを兼ね備えている上、お値段980円で手に入る超優秀な渓流ミノーです。

このミノー、渓流ミノーイングの歴史の中では超最近のアイテムなんですが、さすがダイワ、他社の製品が一通り出そろったあたりで「そろそろ行きますか」とばかりに、最強の後出しジャンケンをしてきた滅茶苦茶卑怯な製品。さすが大手。血も涙もない戦略です。

全てを兼ね備えた万能シンキングミノーのスペック

シルバークリークミノーには3つのタイプがあります。

渓流で多くの人が使うのは44sと50sという2つのタイプ。

本流や深い場所は50sを使い、源流や支流などの小さな渓流では44sがメインになります。

また、シルバークリークミノーの亜種としてダートカスタムが存在します。

ダートカスタムはその名の通り、左右へのダートが可能なモデル。

短いトゥイッチではダート、大きめのトィッチでは左右に大きくターンする変則系ミノーです。

【シルバークリークミノー50s】

全長:50mm

重量:4.5g

フック:12番トレブルフック

【シルバークリークミノー44s】

全長:44㎜

重量:4.2g

フック:12番トレブルフック

【シルバークリークミノーダートカスタム48s】

全長:48㎜

サイズ:4.0g

フック:12番トレブルフック

シルバークリークミノーが万能すぎて嫉妬

シルバークリークミノーを一言で言い表すなら「万能」につきるというか

いうなれば、こいつは徹底的に基本性能を高めた究極の汎用型ミノーですよ。

どんなアングラーでも簡単にヒラ打ちができる上、短い距離で多数のアクションを詰め込めるクイックな動き。

フォール速度も考え抜かれたスピードで、多少浅かろうが問題なく使用できますし、当然深場の攻略はお手の物。

おまけにアルミフィニッシュの高級仕上げで900円代ときたら、何も文句は付けれません。

このミノーが登場して以降、もはや渓流ミノーイングをやる上で誰もが「これだけ持っておけば良い」と言わざるを得ない。その優秀ぶりに、もはや僕は嫉妬を覚えています。

おすすめ渓流ミノー10「ダイワ:ドクターミノージョイント」

でまぁ最後は何を紹介するかって、やっぱりこいつ。

ダイワのドクターミノー・ジョイントですよ。

このルアーの何が凄いのかって

本当に何もしなくていい所ですよ。

どれくらい何もしないかっていうと

投げて、ほっとく。これで釣れる。

それくらいのチート級ルアーであり、もう昨年は「使ったら釣れるの間違い無いから温存しよ」って感じで、上記のルアーのテストに徹しておりました。

しかし、いざ使ってみれば、もはや根こそぎ行っちゃうレベルで釣れてしまうので、今の所僕にっとって最強の渓流ミノーは、このドクターミノー・ジョイントで間違いありません。

ドクターミノーのジョイントはフローティングもシンキングもチート級

ドクターミノーのジョイントモデルにはフローティングとシンキングの2タイプがあります。

で、正直言って、どっちもチートです。やばいです。

初期のころはフローティングで釣れまくっていたのでFばかり使っていましたが、のちにシンキングを使って、これもヤバイてな具合に釣れまくり。

本当にダイワはとんでもないミノーを作ったもんです。

【ドクターミノージョイントF】

全長:50㎜

重量:2.5g

フック:12番トレブルフック

【ドクターミノージョイントS】

全長:50㎜

重量:3g

フック:12番トレブルフック

ただ巻きで異常に動く

ドクターミノージョイントの何がチートかって、基本的にアクションが必要ないことです。

そもそもこのルアー、初心者や子供でも簡単にミノーイングが楽しめるようにと開発されたモデル。

角度のきついリップとジョイントボディのおかげで、超低速リトリーブでブリブリ動いてくれるため、誰が使おうが簡単に魚を釣ってきます。

さらに、アップクロスで投げて巻いた時も、流れより少し早く巻くだけでブリブリ動いてくれるから、他のミノーよりスローに誘えてしまう。

だから魚がアタックしやすいし、食い気が悪くてもノリやすい。

ただ、トゥイッチやシェイクで大きく動かして釣るタイプではないため、普通の渓流ミノーイングとはちょと勝手が違います。こいつは特に何もせず、たまに思い付いた感じで竿先を動かす程度で釣れてしまうミノー。本当に誰が使っても釣れてしまうヤバいアイテムです。

渓流ミノーおすすめ番外編「スミス・Dコンタクト」

最後に番外編としてご紹介するのは、スミスのDコンタクトですよ。

渓流ミノーイングを流行させた最初のルアーであり、原点にして未だ頂点と言われる後方重心系ヒラ打ちミノー。

いわずと知れたその名前から、渓流に行かない人ですら名前を知ってるレベルですね。

ただし、僕はこのDコンタクトが大嫌いなんですよ。

なんでかって、いつまでもデカい顔して王者に居続けているんだよって話なんですよ。

もうみーんなDコンばっかり使うでしょ?Dコンしか押してこないでしょ?

だから嫌いなんだよ!なんだDコンDコンって、Dコンのことは持てはやすくせガンダムXのGコンの事なんか誰も覚えてねぇじゃねぇか!ガンダムの起動キー兼セーフティーシステムっていう画期的な設定なんか誰も知らないだろクソーーー!!

Dコンは嫌いだけどバランスが凄すぎておすすめするしかない

まぁDコンタクトは嫌いな捻くれた僕ですけど、さすがに「渓流ミノーのおすすめ記事」っていうなら、紹介しないわけにはいかない。個人的には嫌いだけど、人おすすめするなら別ですからね。

なんせコイツの安定感ときらヤバすぎなんですよ。

わずかなロッドワークで簡単にヒラ打ちが出来るし、アップクロスだけでなく、ダウンでもミノーが飛び出さない絶妙なバランス感覚。どこで投げようが使えてしまう。

しかもこいつはトゥイッチとシェイクで誘うという基本動作をアングラーに教える側。

もう渓流の先生みたいなルアーなんですよ。

こう動かしてやれば渓流ミノーで釣れるっていうのは、Dコンを動かせばわかるし、渓流ミノーイングを勉強するにはうってつけのアイテムですよ。

けど、だから嫌いってのもある。

もうDコン様の言う通り釣ってれば良いみたいな渓流ミノーイングの流れがあるんですよ、それがもう嫌なんですよ、僕はね、Dコンに逆らうんですよ、何がヒラ打ちですか、何が後方重心ですか!って位に反発して、渓流でI字系ミノーぶん投げたんですが一切釣れませんでしたね。辛い。

けど、僕はDコン嫌いでもその性能は本物中の本物だし、これから渓流ミノーをはじめようって人は、一個持って使って渓流ミノーイングを覚えると上手くなると思いますよ。

渓流ミノーイングを楽しむには色々使ってみるのが大事

渓流ミノーイングは思い切り趣味の世界ですよ。

ていうのは、ぶっちゃけると渓流ではミノー使うより、スピナー使ったほうが確実に、かつ簡単に釣果が上がることが多いから。

深い場所ならスプーンとかのほうが有利な場面が多いし、あえてミノーで行くっていうのは、実用性というより、趣味という部分が大きいんです。

それでも今の渓流ルアーの主役がミノーになっているのは、みんなお気に入りのミノーがあったり、使ってみたいミノーがあったり、とにかく皆ミノーが好きだから使ってる。ほんとそれ。もはやミノーで釣っているというより、ミノーに釣られてるのレベルです。

で、なんで渓流用ミノーがこんなに売られているのかって?

そりゃ、ミノーはそれぞれの個性が凄く出るルアーだからですよ。

スプーンやスピナーのようなシンプルなルアーよりも、圧倒的にバリエーションが多い。

見た目はもちろん、わずかなウェイトの違いや、リップの角度、重心位置の違い、エアルームの違いで、アクションが全然かわる。

でも、どのミノーも使いこなせば釣果は間違いなく出る。これは本当。

でも、本当に使いこなせるミノーって、自分とフィーリングが合うやつだけなんですよ、マジで。

例えば、滅茶苦茶ヒットしている映画があって、「これいいな見よう!」って思ったら、とんでもない駄作だと思うこともある。けど、友達はあれ最高だとか言いだしたり、アカデミー賞とったり、いやなんで?みたいな。このミノー名作って言われてるけど、いまいち釣れないんだけど?みたいな。

だから、自分に合うミノーがあるかディグり続ける羽目になる。

逆に、みんなコレ釣れないっていうけど、めっちゃ釣れるよ!っていう、カルト映画見つけた時みたいなミノーもあるんでね、本当に。個性と個性の出会いってやつがね。

あとは自分が通うフィールドによって使いやすいルアーってのも出てきますし、魚の状況によってヒットカラーやアクションが全然変わる。

派手にやってリアクションで食わすほうが良い時もあるし、ただまきとかナチュラルなウォブリングで追わせてバイトを狙った時のほうが良い時もある

で、どっちもこなせる渓流ミノーってのは、まず存在しない。

だから結局、色んなミノを買う羽目になるんですよ、これが。

渓流ミノーを使って楽しく沼に落ちてくれたら幸い

てなわけで、おすすめの渓流ミノーについての紹介でした。

この他にも本当に沢山の渓流ミノーが発売されているし、今だ僕もディグルのをやめられない。

この記事を書いている時なんて、ダイワのドクターミノーⅡが発売されたし、ラパラからはカウントダウンエリートが出てきたし、本当に毎年どんだけミノー出てくるのよって感じ。

でも、もしかしたら、もっと良いミノーに出会えるんじゃないか?

なんて感じで、金もないのに、ダメだとわかってる新作映画を見にいったりする感じで、結局渓流ミノーの沼へと落ちてきた僕がいうから間違いない。本当にここは地獄だよ、うん。

そんな地獄の沼へといざうのが今回の記事の目的でして、落ちるなら皆ばもろとも。みんな散財して貧乏になり、死後タックルべーりに遺品ミノーを大量放出し、貧乏アングラーを釣りまくる本物のミノーイングを心がけましょう。

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