初釣行はw300フルチューンで行ってきたぞう!

リール
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てなわけで今年初の釣行を中華アンバサダーW300のフルカスタムで行ってきましたよ。

しかし、シーズンインするには速すぎる季節だったので、もう釣りなんてまともに出来ませんでした。

ただ、お借りしているMingYangのW300を初めて実釣で使えただけでなく、フルチューンされた中華丸形リールの楽しさやら、面白さを十二分に味わえたのが良かったです。

いやほんと、中華リールを舐めてましたよね。

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W300フルチューンを持って雪深い渓流へ

正直言って、この地域で2月上旬に山に向かい、入渓したって釣りにならない。

そんなことはわかりきって居たのですが、釣りができずにはや3か月近くが経つ僕は我慢の限界でした。

仕事中にもリールを回し、食事中にもリールを回し、トイレの中でもリールを回し、釣りに行ける日を妄想し続ける日々。

「もう限界だ!釣るね!俺は釣るぞ!!」

と、W300のクラッチボタンをバイツァダストし続けたのですが
なんどやり直しても一行に釣りにいけず、救急車にバックで跳ねられてしまう。

そんな狂気の行動を繰り返し、ついに行きつけの精神科で先生に「もう一回釣りに行ったら良いんじゃないですか?」と言われたので、ついに今年初の渓流に出かけることにしました。

ちなみに、使用するリールについて詳しくは以下の記事をご覧ください

フルチューンW300を持って地獄の雪中行進

てなわけで、ようやく渓流へ向かうことが出来たのですが、そもそも雪がまだ深すぎて、入渓できそうな地点がまったく無い。

車であちこち見てまわったのですが、そもそも氷で川が覆われている場所ばかり。これじゃ渓流なんてやれるワケありません。

ただ、本流の方に移動すれば、まだ氷に覆われて居ない場所もある。

しかし今年の初渓流は、どーしてもW300を使いたいので、このリールに丁度良い小渓流を探していました。

で、ようやく入渓できそうなポイントを発見。

車をおりて、カンジキをはいて雪の上を歩きはじめたのですが、これが思ったより雪が固まっておらず、ズブズブと沈んでしまう。

そのせいで、入渓した頃には体力を全て使い切り、なんか銃で撃たれたヤクザみたいな呼吸になってました。
「ヒュー・・ヒュー・・・ゴホッ・・ウゥ!」

と、失敗した鉄砲玉みたいな感じだったので、しばし休憩。

その間に本日のタックルのご紹介をしようと思います。

本日の使用タックル

今回使用するタックルは以下の通りです

【今年初の渓流タックル】

ロッド:鱒レンジャーNEXT CT40 マスタードカラー(改造済み)

リール:MMing Yang W300L(フルチューン)

ライン:ダイソーハリス1.5号

ルアー:Rapala各種

いつもはPEばかり使ってますが、ラインが凍っちゃうんで家にあったナイロンで何か無いかと探したら出てきたダイソーハリスの1.5号を巻いてます。

ちなみに今回ルアーはラパラオンリー。

やっぱりクラシックな釣りにはクラシックなルアーが一番合うということで、カウントダウンシリーズやオリジナルフローティングなどを使います。似合うなぁこれ。

投げればわかる中華アンバサダー面白さ

W300こと中華アンバサダーを投げてみると、これが思いの他飛ぶ。

いくらフルチューンされているとは言え、レベルワインダーとスプールが連動している古風なシンクロ方式のリールなのだから、出だしも遅ければ、後半の伸びも全然足りないだろうと予想していたのですが・・・いや、まったく裏切られました。

まずラパラのCD5を投げるのにまったく苦が無い。
それどころか、ピッチングすらキレイに低弾道でルアーを送れるという優秀さ。

マグネットブレーキ化されている恩恵もあるのでしょうが、コグホイールを樹脂化していたり、セラミックベアリングなどもあるせいか、とにかく立ち上がりが素晴らしい。

特にそれを感じたのが3.2gに設定したF5を投げた時で、普通の中華リールなら100%出だしからバックラする所を、快適かつスムーズにルアーを送り出せている。

おそらく、本物のアンバサダーよりも立ち上がりが良いんじゃないか・・・と思わせられる仕上がりとなっています。

渓流では十分すぎる飛距離

続いて飛距離ですが、これも渓流ではまるで文句がございません。

15m以内のキャストは問題なし。

弾道も程よく、ついでに言えばサミングもしやすいリール形状なんでかなり良い精度のキャストを繰り返せます。

これも最初はシンクロ機構のせいで飛ばないだろうと思っていたので、完全に予想を裏切られましたし、そもそもW300は「飛ばない」と言われていたので、こんなに飛ぶのかと驚き。

低予算B級映画を目当てに見に行ったら、普通にカンヌでコンペディション賞取ってた作品みたいな代物です。菊次郎だよバカ野郎!はやく帰れ

ただ、フルチューンにより飛距離は抜群に伸びていますが、やはり後半微妙な失速があるのは致し方無し。だってシンクロってそんな飛距離出せるもんじゃないから、ここまで飛んでる時点で凄いです。

最大巻き取り量40cmの壁

そして最後は僕が一番気になっていた最大巻き取り量が実釣におよぼす影響です

なにせ40㎝程度しか巻き取り量がありません、ここまでのローギアリールを渓流で使った経験がまるで無いので、とにかく不安でした。

ところが、実釣で使ってみると、おもったよりもイケてしまう。

普段はハイギアしか使わない僕でも、予想していたよりしんどくない。

おそらく、まだ雪解け前で増水していない渓流だから良かったというのもあるんですが、移植されているABU1500の小型ハンドルがメチャクチャ巻きやすいのが原因かもしれません。

ハンドルは大きいほどパワーを出せますが、小型化するほど回しやすくなる。

とにくABU1500のハンドルはシングル化され、手首だけでクルクルクルーと素早く巻きやすい形状になっている。

これが大きく影響したのか、アップクロスでルアーを巻くという運動は苦痛というレベルではありません。

トゥイッチを入れての巻き取りになると、なんだかとても忙しい動きになってしまうんですが、巻きだけでいえば、このフルチューンW300はローギアのストレスを低減してくれてます。

もしW300のチューンを考えている人は、こうした小型ハンドルを装着すると良い気がします。

実釣中にスプールの隙間に糸吸い込みバックラは発生せず

本来スプールの隙間がわりとあるせいで糸が吸い込まれる現象が起きると言われているW300ですが、実釣中は一度も起きませんでしたし、ついでにバックラもないです。

おそらくマグネットブレーキの設定がちょうど良かったんでしょうね。

僕が持ってる中華ミリオネアも同じような現象が起きますが、実釣中に適切なブレーキ設定になっていれば、スプールに糸が噛む現象は大して起きないもんですね。

中華アンバサダーW300ならではの楽しみを発見

でまぁ、この初釣行では一切魚は釣れてません。

なので、普通なら悔しいもんなんですが、このW300を投げる新たな楽しみを覚えてしまったので、今年はあまり釣れなかった悔しさは大してないのです。不思議なことに。

というわけで、このフルチューンされた中華アンバサダーから見出したクラシカルな丸形リールの魅力ンいついてもブログに書き残しておこうと思います。

クラシックだけど情報量の多さが釣りの楽しさを増す

そもそも僕はクラシカルなアンバサダーにそこまで魅力を覚えておらず、なぜ多くの渓流アングラーがアンバサダー系のリールを使うかわかってませんでした。

だって、普通に値段や性能考えたら、ダイワのアルファス系とか最強ですからね?

しかし、本物のアンバサダーではなく、このフルチューンされた中華アンバサダーで感じたは

とにかく音が凄い。

これが僕が持ってる他のリールとの圧倒的な違いですね。

まずクラッチを押し込む時のカチン!という金属音。

続いてレベルワインドがシャァアァア!!と鳴り響きながらルアーが飛ぶ。

そして、着水サミング後、ハンドルを回すと金属と金属が重なり合い、はじき出されるクラッチのカチーン!という音。

そしてリールを巻き始めれば、スプールの回転と連動して動くコグホイールとレベルワイドの音。

とまぁ、とにかく普通のリールに比べて音が多い!

それが釣りをとても楽しくしてくれる。

例えば僕が持ってるダイワのアルファスなんかは、当然音なんか静かなもので、投げる時にも巻く時にもプリウス位しか音がしません。

一方、このW300フルチューンは音まみれ。まるで旧車みたいに、エンジン、クラッチ、そして窓を開けるだけでもハンドル回してキコキコ音がするレベル!

この情報量の多さが、最近のリールには無い楽しさを生み出してくれる、なんともADHDな僕はこのワチャワチャさが最高にたまりません。

さらに音だけでなく、見た目の動きも多い。

投げた時のレベルワインドが左右に動きまくるのが特にそうで、ベイトリールでルアーを投げる人の視界につねにある「回転するスプール」という視覚的な楽しさがありますよね。

これに加えて、さらにレベルワインドが左右にシャワワワワ!と動く姿を見ると「おぉおおお飛んでる飛んでるぅう!」と、飛距離とか関係なく、もう視覚情報で満足しちゃう。

とまぁ、古い機構ゆえに飛距離という点ではさすがに最新機には劣るし、利便性という面ではやはり不利な点が多い。もしかりに、釣りをレースとしたらですけどね。

しかし、こと釣りを楽しむためのゲームとした場合、僕を楽しませてくれる機能は、圧倒的にW300フルチューンの方が多かった。

ゆえに、僕はこのW300フルチューンはすごく楽しいリールだと思いましたし、アンバサダー系を好んで使う人たちは、きっとこんな所が好きで使ってるんだろうなーと思いました。うん。

さらにフルチューンにもっていく楽しみ、本体代金わずか5000円程度という安さも加わることを考えると、これから僕の元にやってくる素のW300も楽しみになってきました。

でも金色買ったのは失敗だった気がして仕方ないけどね!

W300を使用した感想動画はこちら

最後に、釣行にいったその夜にライブ配信をしてW300に関する感想を喋っていたりします。

作業のお供にぜひご視聴ください。

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