雷魚を釣るために何が必要なのか?
基本渓流トラウトしかやらない僕が、今年最大の挑戦になるのが本格的な雷魚フィッシングですよ。
ヘビーカバーの間。
トラウト達が泳ぐ本流の奥底。
そんな場所に潜む雷魚を釣るために必要なのは、やはり強靭なタックルです。
そのためのアイテムの一つ、アンバサダーの変わり者「6500C3/2speed」を前回手に入れた僕。
これでようやく雷魚が釣れると、メンテナンスも済ませていますが、雷魚をとるためにもう一つ必要なものがありました。
そう、ロッド。
例えヘビーカバーだろうが構わずPEラインでぶち抜き、雷魚を引っ張ってこれる強靭なロッドが必要だったのです。
そこで購入したのが、アブガルシアの全魚種対応モンスターロッド、クロスフィールド738H。
値段が安いながら、あまりにタフにすぎるこのロッドについてレビューをしていこうと思います。
ガッチガチのバッキバキ!クロスフィールドXRFC-732Hとは
そもそも、僕にとっては生まれてはじめての雷魚ロッド
だいたい、何をどう選べばいいかわからず、数日の間ネットとにらめっこし続けましたね。
こういうとき、雷魚専門店とかあれば良いんですけど、雷魚釣り自体マイナーなら、北海道の雷魚なんてマイナー通り越して過疎ジャンルですからね。悲しすぎて布教活動すら心折れるレベルですよ。
そんなわけで、雷魚ロッドはネット通販で探すしか無かったんですが、候補はいくつかありました。
まずはメジャークラフトのセルヴァ。
雷魚はじめるならコレっていうアイテムらしく、取り扱いショップも多いタイプ。価格も1万8000円前後で推移しているので、確かに入門用といえるレベルでしょうね。
しかし、ここは道北貧釣。
神のいない街で暮らすアングラーなんで、1万円超えのロッドはあまりに厳しい。しかもランディングネット買った後ですからね。
で、ネットを見ていたら、金さえあれば欲しいロッドがあった。
それはアブガルシアのワールドモンスター。
頂いたリールがアンバサダーということもあり、このリールに合わせるなら、やっぱりアブガルシアが良い。
デザインもカッコイイし、怪魚釣りとして様々な使い方ができる。
が、このロッドのヘビーアクションモデルが2万円を軽く超えていた。
くそう・・・ワールドモンスター・・・ヘビーアクション以外は安いのに!
と思い諦めかけていた時。
なぜか1万円以下で雷魚に使えるロッドが撃っていたのです。
それがクロスフィールドXRFC-732H。
定価はセルヴァと同レベルながら、ネットでの実売価格が
驚きの9000円代。
安い、これは安い。
前回BF用のクロスフィールドがあまりに安くて買ったけど、これもまた安い。
ていうかクロスフィールドに雷魚ロッドあったのかよ!
と叫びつつポチってましたね。
怪魚用ロッドXRFC-732H
クロスフィールドはアブガルシアが発売している全魚種対応ロッド。
とりあえずコンセプトは
「これ一本でどんな釣りしてもよし!」
てなわけですが、ロッドの長さやアクションの違いなどが存在するので、一応適応魚種というのがロッドごとに決まってます。
そして、今回購入したのがXRFC-732Hですが、こいつも雷魚専用のロッドではなく、雷魚も釣れるタイプ。いわゆる「怪魚ロッド」に分類されるタイプになります。
対応魚種は以下の通り
シーバス・ロックフィッシュ・タコ・バス・ナマズ・雷魚・怪魚
これらの魚が獲れるよというロッドがXRFC-732H
つまり、こいつ一本でモンスタークラスなら何でも釣れるらしい。
な ん で す が
実際にアクションを確認してみると、あまりにパワーがありすぎて、ぶっちゃけモンスタークラス以下にはまるで向かないロッドということがわかりはじめます。
ガッチガチのハイパワーロッド
こちらが購入したクロスフィールドXRFC-732H
そもそも箱から出した時点でわかる、この極太具合。
鮭用のスピニングロッドでMHを持っていますが、太さは殆ど一緒だし、重さもかなり似ている。
けれど、握った感じの剛性はこっちのほうが遥かに上
正直いっていいですか
なんすかこのモンスターロッドは
ガッチガチのバッキバキでなんですけど!
ガチガチのヘビーアクション
ロッドの表記にある「H」の文字は、ヘビーアクションを指すもの。
この表記のロッドを一本も持っていないせいで、XRFC-732Hを振ってみた時にびびりましたよね。
狂暴なほど硬い
本当にこれはロッドなのか?
ってね
なんかAmazonのレビューなどにもあったので、薄々感づいてはいたんですが。
こいつはヘビ―アクションの中でも絶対硬いほうのヘビーなんですよ。
ためしに床にあてて曲げてみたんですが
ロッドティップが全然まがらん。
これ結構思い切り曲げようとしてるんですが、これくらいしか曲がりません。て
絶対武器です。こんなのロッドじゃありません。
この世に唯一存在する大量殺戮鈍器です。
と、思わず国連に通報したくなる
それくらい凶悪な曲がらなさでして
これが雷魚で使うのに適しているのかわかりませんが、ひとまず言えるのは
バスにこれはオーバーキルすぎる
ビックベイトぶん投げるとしたって、こいつはあまりに硬い。
一応対応魚種にバスも入ってますが、まぁ水上スキー確定ですね。
ロックフィッシュにしても、そうとうな怪物相手にするためのロッドって感じだし、こりゃ本物の怪魚ロッドですよ。
自重もかなりのモンスター
金剛棒だと僕が思ったのは硬さだけではありません。
その重さもかなり凄い
重量、なんと264g
こいつはとんでもない。
たった7ftクラスのロッドで、250gを超えてくるとは思いませんでしたよ。
ちなみに持った感想は
「あ、これ振り回して当たったら死ぬな」
とガチで思ってしまうレベルですし、フロッグを投げるよりもゾンビと戦うほうが向いている。
近接戦なら拳銃よりも頼りになるし、これでエクストラハードモードクリアするとロケットランチャーとかゲットできる感じのやつ。
なので、このロッドのあだ名は
「ロッドのような鈍器」に決定。
いざという時はバールよりも確実に戦力になります。
まぁですよ
こんな鈍器を振り回す雷魚釣りは、僕が今まで経験したこともないパワフルなオカッパリの釣りになりそう。
だって、ロッドだけで264gあって、そこにアンバサダー6500がのるんですよ。
いくらゾンビ倒せるからって、部屋の中でバズーカ振り回すような釣りになるはず。釣り以外まるでインドア派のモヤシッ子にはあまりにきつい。こりゃ筋トレ必須です。
クロスフィールドXRFC-732Hの良いなと思ったところ
まぁ雷魚も釣っていないのに、重いだの硬いだの鈍器だのゾンビだの言ってても始まりません。
バイオハザードだって、ゾンビを倒してからがバイオハザード。
バイオ1で洋館に入ったあと、すぐに出ようとしてケルベロスにビビらされてる間はバイオじゃないんですよ。
ということで、さらに詳しいインプレは実際に雷魚を釣ってから。
それまでに、一応良いところでも探しておいておきますね。
トップガイドはやっぱりSICでしょ
クロスフィールドは値段が安いので、トップガイドのみSICになっています。
まぁそのあたりは褒めたい。
PEラインを使うこと前提の怪魚釣りで、トップガイドも普通だったら話にならないし、本当にただの鈍器になってしまう。
とりあえず8号PEラインをセットして投げてみましたが、普通にやってる場合は絡みません。
バットエンドが凄い頑丈そう
あとはバッドエンドが凄い硬そうなところがいいですね。
投げ竿のグリップなみにガッシリしているんで、両手でオーバーヘッドキャストを決めるのが楽。これならすっぽ抜けは無いです。
あとは地面に乱暴においたときも安心。
怪魚ロッドなんで、ガシガシ使っても壊れないグリップがいいですね。
2ピースで運びやすい
雷魚用ロッドはバッドとロッドが分離するタイプが多いらしんですけど、こいつは2ピース。
なので持ち運びがかなり楽ですね。
7ftのロッドを2ピースにすれば軽自動車でも持ち運びは簡単そうです。
値段が安くて怪魚入門ロッドに最適
雷魚をはじめとする怪魚ロッドは、そう安いものはありません。
とくに1万円以下となると、クロスフィールドはひたすら貴重なロッドになりそうです。
雷魚以外にもタコ、ナマズ、モンスターロックフィッシュ、シーバスなど、メータークラスに届きそうな魚にも使えそう。
北海道ならイトウ、それとサケにもいけるかも。ナイロンラインならですけどね。
とりあえず広い範囲の巨大魚を釣れるので、これ一本持っておけば、色々な魚の入門ロッドになりそうです。
怪物ロッドで雷魚を狙う
とにかく、今まで一番強力なロッドが手に入りました。
あとはルアーですが、フロッグは依然購入したものがあります。数は少ないですけどね。ていうか一個しかないんですけどね。
とにかく、これで雷魚をまともに釣れる体制が整いました。
あとは雷魚を釣るだけ。
まぁ簡単に釣れるとは思えませんが、ひとまずロッドを振ってフロッグをぶん投げてこようと思います。
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