ビーズで反則レベルの自作ルアーを作って釣りにいってきた

アイディアなど
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近頃の物価高騰により釣具の値上がりが止まらぬなか、いよいよ渓流用ルアーの自作をそろそろはじめなければと思い立ち、まずは手始めに誰でも簡単ビーズルアーを作ってみました。

アイテムはダイソーなどの100均で手に入れたものと、家にあまってたPEライン、それからスプリットリングやフック、ガン玉などを使って作りましたが、ものすごい安い。原価計算はだいたい高くて40円ってところですけど、ほぼフックの値段です。

そしてこのルアー、物凄い釣れます。

やはりトラウト系の釣りでは、ビーズは反則ルアーの代表格と言われているだけあって、ゆきしろで増水+濁りの中にいるスレたニジマスすら確実に釣ってきます。こんなルアーが流行ってしまったら業界が滅ぶレベルであり、そりゃ管理釣り場で禁止されるわという感じ。おそらく、プラグどころかワームすら必要ありません。ビーズさえあれば、大抵の魚は釣れてしまいます。

そんなルアーですから、基本的に釣れすぎ注意アイテム。ほぼエサみたいな勢いで釣れるので禁じ手の一つとして、もう金もないし腹も減ったし、なにがなんでも魚を釣らなきゃ!みたいな緊急時にのみしか使えません。いわば、経済的自己防衛用ルアーですよ。

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ルアーの値上がりが怖いので激安ルアーを作ることにした

昨今の急激な釣具の高騰の影響を思い切りウケてしまった僕は、とにかく厳しい。なんせ愛用のルアーが海外製品がとても多い。無くしたり壊れたりしたミノーを買い足そうと思ったら、去年の1.5倍。いや、そもそも去年から異様に値上がりしてるなと思っていたし、まぁ仕方ないよなぁ、輸送費がそもそも高騰してるしなぁ・・・とか思っていたら、今年はさらに上がってしまい、厳しさがさらに増してきました。昔は釣具屋でカゴ売りされていて、安いしい釣れるしカッコイイと思って使ってきた海外ルアーでしたが、これも時代の流れというもの。仕方がないとはいいつつも、ここまでくるとソモソモ買うのはもちろん、ルアーのロストが恐ろしくなってきました。

そんな時代の煽りもモロにうけている海外ルアー愛好家の僕なのですが、国内ルアーも煽りは当然ウケており、大手以外のメーカーのルアーは値上がり中。大手はドッシリと手広くやってるんで、いろんな方法でコストを抑えていたり、他でも儲けていたりするんで値上げは遅いですけど、小さなメーカーほど時代の風に吹き飛ばされるのは世の常というやつですね。

そんな事もあり、いよいよ自分でルアーを作る時代が来てしまったか・・・と、今年から自作ルアーに手を出しはじめた僕。そもそもお金がないのでルアー買うのが辛いところにコレですもの、そりゃ自作でもしないと釣りやってられません。

それも、とにかくローコストで作れる上に圧倒的な釣果を誇る代物さえ作れば、最悪ルアーを一つも買えなくなっても、ルアーフィッシングで魚をバンバン釣れる。経済悪化に立ち向かうため、僕はついに反則と言われるビーズルアーの制作に着手したのです。それも、渓流用のアイテムを

いろんなリグと組み合わせて使えるビーズルアーを作る

材料

・スプリットリング3つ

・PEライン(なんでもOK、できたら太いやつ)

・フック(これもなんでもOK)

・小さいカップ状のもの(ビニールテープでも作れるけど、できればプラや金属が良い。理想は薄い金属板をハサミで切って、真ん中に穴をあけ、ペンチでカップ状に曲げる。)

僕が作るビーズルアーは、最初からいろんなカスタマイズができることを前提としたビーズルアーで、それも渓流、アップクロスの釣りで使えるモデルにしようと思いました。

そのために、リップをまずつけること。

ビーズはそのままだと引き抵抗がまるで無いので、ルアーを操作している実感がわかず、面白くないうえに渓流で使うのは難しい。とくにクロス気味になげはじめると浮き上がりやすい。

ということで、とにかく引き抵抗をつけるために、小さいカップ上のリップを先端につけます。これで引き抵抗をつけると同時にブルブルアクションを加えつつ、ルアーにトゥイッチをかけた時の移動距離を抑えます。

そしてフックを2つ使えるようにする。

べりー部分へのアタックが多い渓流魚を釣るなら、シングルの2フックが一番良い。もちろんトリブルも使えますけど、魚へのダメージとか、フックのハズしやすさを考えたらシングル2本が自分的に妥当なので。

それからルアー本体にウェイトは取り付けず、先端はスプリットリングのみにすること。

これでウェイト調整をリングにスプリットショットを噛ませることで微調整するよにします。そのほうが、その日の渓流の水量にあわせて適切なウェイトに調整できるから。

また、先端をスプリットリングにすれば、さまざまなリグを組めます。バレットシンカーでもスプーンでもミノーでも、なんでも組み合わせ使える。そうすれば、より多くの状況に対応できるし、細かな調整が可能になりますし、誰でも自分の釣り場にあわせたカスタマイズが可能になります。それも渓流だけでなく、海だろうがOKです。

というわけで、まずは家にあまっていた1.5号のダイソーPEラインを2重にしてスプリットリングに結びつけ、ビーズを通す。

それを5cmほどに伸ばし、途中でベリーフックのためにスプリットリングを入れて置く。

最後にカップ状のリップを付けてスプリットリングをつければ完成。

とはいえ、問題はビーズが動くように、ちょうど良くPEラインの長さを調整するのが結構難しいこと。ほんの少しだけ隙間をあけないと、ビーズがグニョっと動いてくれない。かといって隙間をあけすぎたらグニョグニョしすぎる。その絶妙な加減でラインのテンションを調整するのが難しくて、一個目は相当苦戦しました。

それに、僕は小さい穴にラインを通すって作業が僕はとっても苦手で、何回も失敗。すごい簡単につくれると思ってたんですけど、以外と苦戦。2個めは簡単だったんで、そもそも慣れたら楽ですが、一回目はコツを掴むのがけっこう面倒なんで気をつけてくださいね。

実釣の結果は反則レベル

というわけで、増水濁りのスレニジマスさん。まぁスレさせたのは僕が釣りすぎたセイってのがあまりにデカくて、ミノーみただけで逃げるやつもいるんですけど、そんな魚をビーズルアーを使って釣ってきました。

結果としては、やはり釣果は凄いです。基本的にはフワフワと水の中を漂わせ、魚の眼の前に通してやればバクっと反射的に食べてしまいます。漂流物に対するリアクションバイトをする魚であれば、ノーアクションで問題なし、トゥイッチもたぶんいりません。

というか、そもそも流れのなかにいれるだけで微妙に動いているし、リーリングでブルブルとアクションするので、上流になげてゆっくりタダ巻きをして、レンジに意識を集中させるような釣り方のほうが濁っている魚を釣るのは良いですね。産卵後の低活性とか水の濁りがあるので、あっちからルアーを見つけてもらって追わせるような釣りが出来ないので、むしろこのスローな釣り方が効果的な時期でした。

それから、2フックのほうがデカいニジマスは釣りやすいです。やっぱり掛かったあと無理やり巻いてもバレないのと、1匹はべりーフックに食ってたんで、こういうひょろ長いルアーは真ん中を狙われる率が高いから、ベリーは必須だなと実感したりしました。

そして、フックが絡みにくいってのが大きいです。

こういうグニョグニョしたものは、フック同士が絡まりやすけれど、動きはじめると水中でフックの絡みが即解消されるという特徴があります。硬いものだと外れないんですが、グニョグニョしてると隙間ができやすく、フワっとすぐ外れるんですよね。

とはいえ、失敗したなとおもったのが、最初はウェイトを軽くしすぎたせいで、ルアーの位置がぜんぜんわかりません。ちょっとドリフトで釣るのを狙いすぎて、つけたスプリットショットが小さすぎて、まったく沈まない。フワフワしすぎてさっぱりルアーの位置がわかりませんが、だんだんレンジを下げるようにして動かしていったところ、ニジマスがヒット。

とはいえ、ルアーの位置がわかりにくいし、軽すぎてボトムも狙いにくい。

そこで、これを4gの肉厚スプーンに接続して使ったところ、いっきに使用感が良くなり、キャスタビリティも上昇。ボトムも狙いやすく、こんどはさっきより簡単にニジマスが釣れました。うんうん、今日は間違いなくコッチのほうが釣れます。

といった感じで、リグ化したビーズルアーは凄く良い。釣り場でウェイトを変えられるし、スプーンに接続できるというのが一番メリットを感じるところ。軽いスプーンにしたり、重いスプーンにしたり、いろんな使い方ができていいですね。

ただ、弁護士に相談したところ「それは憲法違反ですね」と言われました。どうやら9条に抵触しているとかなんとか言ってましたが頭のわるい僕にはさっぱりわかりません。

しかし、あまりにも釣れすぎるルアーだし、ちょっとコレを使うとあまりにも釣れすぎて禁止されそうなんで、今後はイザという時にしか使わないことにします。危ないルアーですよ本当に。

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