なんだこれ?謎の折りたたみ式ロッドがある釣りセット

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近頃モバイル用ロッドがほしいと思い、ネットで色々見ていました。

とくに車以外で釣りに行くことは無いのですが、今年は原付きで釣りにでも行こうと思い、携行性の高いロッドを探していたのです。

当然テレスコピックが一番ですし、色んなメーカーが出しているので買いやすい。3本や4本の継ぎ足しも良いけれど、釣り場で組み立てるのが面倒ですしね。

そして見つけてしまったんですよ、モバイル用の折りたたみ式ロッド。

いやまって、折りたたみ式?どういうこと?
ロッドを折りたたむってどういうこと?

と一瞬ワケがわからないうえに、これで本当に魚が釣れるのか疑問になりましたが、とりあえず面白いということで皆様にご紹介したいと思います

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折りたたみ式のモバイルロッドセット?

こちらが今回ご紹介する折りたたみ式のモバイルロッド。

名前は「Amundson Savvy Rider Backpacker All-in-One Fishing Combo」

つまるところ、釣り用セットについているロッドということであって、実はこのロッド単体で最初は売っていたワケではないんです。

まぁよくありますよね、初心者用セットってホームセンターでも良く売ってる。

しかし、そのセットロッドの構造があまりにも特殊過ぎて面白い。

なにせ普通ここは振り出し式、つまりテレスコというのが普通。

なのに、なんと折りたたみ式という奇妙なシステムを導入してきたのです。

一体なんで折りたたもうと思ったのか?そこはテレスコじゃダメだったのか?

などと色んな疑問が湧く湧くドキドキな折りたたみ式ロッドですが、最初の状態はかなりコンパクト。

なのに、ロッドを持って逆さまにするといきなりグニョンとロッドが組み合わさる。

なにかスター・トレックで昔みたことある折りたたみ式ソードみたいというか、三節棍ぽいっていうか。なんか見たことあるぞこういう武器。そしてわかる。こういうギミックは割と好き。どこかオタク心をくすぐられてしまう変形武器感があるのです。

しかし、これを見て誰もが思うのが「これ強度大丈夫?」という疑問。

そして一体どうやってロッドが折りたたまれているのか?などなど、釣り具としての不安と疑問が山程あるほか、そもそもセットロッドだけでこんな謎ロッドを作った事が理解できません。

実は継ぎ足し式のロッド

さて、このロッドが一体どのようにして折りたたみから突然一本のロッドになるのか?というと、実は中空カーボンのロッドの中に、ラインが通っており、そのさきにあるマグネットによってラインのテンションが変わるという、なんとも不思議なシステム。

しかし、この説明でわかるとおり、じつはこのロッドは折りたたまれてはいない。実際その中身は、よくある継ぎ足し式のモバイルロッドなのです。

例えばモバイル用の継ぎ足し式ロッドがあるとします。怪魚ハンターなどがよくつかっている、海外遠征用に作られたロッドが有名ですし、よく見るのが4本継や5本継のロッドです。

そのロッドの中にラインを通し、ラインを引っ張るとロッドが継ぎ目が合わさり一本のロッドになるようにしたものが、この折りたたみ式ロッドってわけです。

そして、まっすぐにした後には、つなぎ目部分を手でおしこむ。そのまま使うわけではなく、いちおうつなぎ目があるので、そこをギュっとするそうです。

うしてロッドが完成し釣りを開始するというのが、このろ折りたたみ式ロッドの方式というわけです。

つまり、強度面が異常に弱いとかは無いらしい。強くもないけど、大して弱くもない。おそらくパックロッド相当っぽいですね。

そして小型魚用のルアーがセットで色々とはいっているが、メインはトラウトらしい。

だからスピナーとスプーンがあり、海外ではトラウトでも定番のジグヘット付きワーム。そしてウキにルアーがついたもの。海外のトラウトフィッシングではウキルアーが定番なのです。

さらにこのパックロッドが面白いのが、最初っからロッドにラインが通っていること。おまけにスイベル付きスナップが装着されている。

リールに最初からラインが巻いてある初心者用のセットはしっているけど、ロッドに最初からラインが通ってるルアーなんてのはとてもめずらしい。

そしてなんと、ルアーフィッシングの手引についての本まで入っているばかりか、プライヤーにツールナイフにタオルにというトンデモない初心者用セット。ここまで手厚い初心者用セットはさすがに見たことがない。

と思いきや、どうも海外の釣りセットというのは凄まじく手厚い代物が多いらしく、フィッシュグリップにネットまでついているものもあるとか。なんていうレベルだろうか、今度初心者用釣りセットの特集でもやりたいくらいです。

そしてなんでも釣るというか、どうやら強度もソコソコあるらしい。

ロッドは6ftクラス、リールは3000か2500クラスだがコイくらいは釣れるようで、おそらく淡水の魚なら大抵なんでもいけるようです。

おまけに、なんとセットロッドなのに保証期間が一年ついてくる。どうしてセットのタックルに保証期間がついているのかわからないけど、近頃の釣りセットとは随分と進化しているようで、僕のしらないセットタックルがまだまだありそうでとてもおもしろいですね。

しかし、たかが釣りセットとはいえ価格は129ドル。ただ、リールにロッドにバッグにルアーにウキまで一式そろえてこの値段と考えると、かなり安いです。

そしてアウトドアに行くのに、急ぎで釣り道具がほしい人には良い。家族でキャンプに行く人間が多いアメリカなら、そこで釣りをすることになり、じゃあコレでとばかりに買う。どうもそんな人が多いようで、ファミリーフィッシング向けに作られています。

コルクグリップとEVAグリップの折りたたみ式ロッド

このAmundsonというメーカーは実は他にも折りたたみ式ロッドのセットを作っている。どうやら最初のモデルが売れたらしく、今度はブラックとグリーンでクールな代物を作ったようです。

今度のやつはさらにコンパクトになっており、ルアーは少し大きくなっているし、カストマスター付きだ。クラッピーにパイクなど色々釣っている人がいます。

どうも海外ではコッチのほうがデザイン的にウケるのかもしれないが、とりあえずみんなロッドを伸ばすのを面白がって使っている。もはや折りたたんだロッドをビョン!と伸ばしたくて買ってるだけにしか見えません。いや、あれは実際おもしろいです。

アマゾンのレビューを見ると、その需要の多くは子どもに買い与える釣りセットとしてであり、おじいちゃんが孫に買って喜んでいるらしい。ただ、なかには買ってすぐ壊れたという意見もある。保証期間があって良かったですね。

しかし、日本での販売は行っていません。なので、面白がって買うとなれば輸入となりますが、残念ながらこの会社はアメリカにあり、今はトランプ関税が発動してしまう。そして、それは釣具にも適応される事となったので厳しくなるかもしれません。日本の車メーカーの打撃が大きすぎますが、シマノやダイワにとっても厳しくなりますね。

なので、このオモシロなシステムをそなえたロッドを参考に、ロッドビルディングしても良いかもしれません。今は輸入するより、自分で作ったほうが安くすむでしょう。

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