というわけで今回は渓流用のルアーのフックを研いで使って良いのか?という、とっても素朴な疑問についてお答えしていこうと思うんですけど。とくに最近のフッ素コーティング用の釣り針とかですね。
これは基本研いで使い続けるみたいなのはダメなんですけど、それはもうダメなんですけど。
まぁ、研いでもいいですよ。はい。
というかそもそもなんですけど。
良いとか、悪いとか、関係ないんですよ。誰にも迷惑かけてないわけですよ、フックを研ごうがどうしようが、それは世間にはなんの関係もないんですよ。それをダメだとか、イイとか、どうでもいいんですよ。関係ないですからねこっちは。地球にも関係ないし、宇宙にも関係ないし、神も「まーフック研ぐとか、研がないとか、それはどうでもいいっすね」って言うんですよ。
むしろ、ぜんぜんフック研がないほうが、環境には良いです。
なんせ刺さらないんですよ、魚にフックが。こんな魚に優しいフックがあるでしょうか。バーブレスを使うなんてもう古いというか、フックの先潰すのがエコロジストとして一番尖ってますからね。
ただ、まぁ僕はそんな尖ってないんですよ。ぜんぜんバーブありのフックビンビンフィッシング野郎なので、そりゃ鋭いほうが良いなと思ってます。
というわけで、今回はフックを研いで使ってますという話をします。
フッ素コートだろうがなんだろうが研いで使うダメな僕
まぁ僕はとりあえず、フックを研ぐ道具はいつも釣り用バッグに入っていて、なんか刺さり甘いかもなぁと思ったら針先を確かめて、耐水研磨ペーパーでゴシゴシとして使いますよ。
そしてそれは、フッ素コートしてあるフックにもやります。
あれって、研げないんじゃないの?と言われたことあるんですけど、研げます。いったいなんで研げないって言われたのかも「へぇ?」だったんですけど、そりゃ研げるというか、普通に鉄鋼の針なんでね。
でもたぶん、研げないっていう人は「最初のフッ素コーティングしてある時くらいのツルツルには戻りませんよ!」と言いたいのをすっごい省略して「それ研げませんよ?」だったのかもしれないんですよ。たぶん、流行り言葉みたいなもんなんですよ。おじさんにはわからない言語操ってるかもしれないんですよ。そりゃおじさんが悪いんですよ。
まぁでも、普通に考えてフッ素剥がれたら針じゃないかって言われたら、まぁそりゃ針なんでね。
針先が岩とかにあたって潰れていた場合、そこを研げば実用的な刺さり具合には戻ります。
なので、釣りをしている最中に「なんか刺さらないなコレ」って思ったら、研いじゃいますよね。
研ぎ続けて使えるフックは少ない
しかし、渓流で使うような細すぎるフックってのは大体研ぎ続けて使うってのは難しいです。なんせ細すぎるし、フックは大抵ステンレスではなく炭素の多い鉄鋼で作られてるので、少しずつ錆びます。
これはどのフックもそうで、鉄鋼+なんらかのメッキ加工が施されているものが大半です。
そして、研ぐということは、そのメッキを剥がすってことになるんで、そりゃ錆びます。
そして、なんども研いで使えるとしたら、かなり大型のフックだけでしょうね。
なので、研ぐということは包丁のように長く使っていくタメではなくて、釣り場で「なんか針先甘いな」と思った時にやることですし、それは結構大事なことです。
どうせ捨てるなら一回研いで使う
渓流のような場所で針先が甘いなと思ったら、すぐにフックを交換する。
なんてことをやってると、まず面倒です。それやるくらいなら、ルアーごと交換したほうが良いですからね。だって渓流でルアーから針外すって、まぁ面倒通り越して、だいたい針がどっか行方不明なりますから。
とはいえ、結構簡単に針先ってダメになります。とくに細い針ばっかり使う渓流は、針先が一番ダメになる場所なんじゃないかと思うというか。まず針がすっごい細いのに、岩とか石が多い場所すぎる。なんか一匹も魚つらずに数分で針だけダメになりますね。
なので、とりあえず針研いどくか・・・・ってな感じで、シュシュっと針を研いでます。
ほんとうに軽くやる感じというか、僕はサンドペーパーで針をただ擦ってますね。すっごい適当に。
なんかシャープナーとか使って、包丁研ぐみたいにシャーコーシャーコーとかじゃなくて、針先をササッと拭くみたいな感じです。なんか汚れ取るみたいな感じ。それでなんかチョット戻るんで。
で、まぁ本来はそのフックは捨てたほうが良いですよ!
とメーカー様はおっしゃるところを・・・これが、そのまま付けたまんま、また釣りに行くんですね。
だって、その針を外すの忘れてるから。
覚えてたら捨てますよそりゃ。あたりまじゃないですか。
でも、そんなの忘れてるんで。針のことなんか、どうでもいいに決まってるんですよ。それよりも大事なことってあるんですよ。
だから、次の釣りの時に
「あーこれもうダメな針だなー、交換しわすれたわー、でもまぁいいかー」って感じでまた使うわけでが、結局それでも釣れちゃうから、メーカーの言うこと聞かなくなっちゃうんですね僕は。なんかソレで「スナップは基本一回使ったら捨ててください」みたいなのも守ってないんですよ。「あーこれ前つけたまんまだー、でも面倒だからいいかー」で、そのまま2回目いっちゃうタイプなんですよ。怖いでしょ?こんなの釣りの世界で一番悪いやつですよ。こんなのほぼマフィアですよ。いやマフィアですら2回は使わないですよスナップ。悪魔かなにかですよ。
フックはダメになったら捨ててください
というわけで、免罪符ってわけじゃないんですけど、最後に良い事言おうと思うんですけど
フッ素コーティングされたフックって一回使ったら捨てたほうが良いですよ。
はい、もう捨てたほうがいいです。普通に。あの針先が常に鋭くないというか、そもそも研ぐっていうのは良くないですよ。もうそんなの普通考えられないというか、常識がなさすぎるというか、たぶん平気で戦争起きねーかなーとか言ってるサイコ野郎ですよ。
だから、やっぱフックって一回使ったら捨てたほうが良いですよ。
というか、一回使ったらまぁ針先って終わってるんで。そのあとも刺さるとかって気の所為ですから。間違いなく針先なめてますから。
というわけで、メーカーのためにも、釣果のためにも、平和のためにも、日本のためにも、フックはできたら使い捨てでお願いします。それからスナップも一回使ったら交換してください。メーカーのためにはそれが一番良いんですよ。わかるでしょもう。
それでもフッ素コーティングされたフックを研いで使おうという方へ
まぁここまで言って修羅の道、つまりフッ素コーティングされたフックを研いで使いたいという方は、やっぱり覚悟してる方だなとお見受けしました。ようこそ修羅の世界へ。
なので、おすすめはサンドペーパーの800番とか位で針先を包んで、掴んで、横にひっぱって引き抜く感じです。
縦方向でもぜんぜん良いんですけど、バリをあまり出したくないので、フックを包んで横方向にキュッ!と数回引っ張るのが効率良いなーって感じてる、なんかフワっとした感じですね。
しかも、そのサンドペーパーってのも、ちぎったティッシュの切れっ端みたいなやつを使ってるんで、もうほぼゴミですよね。ゴミでフックを研いでるみたいな、最悪の見た目ですね。こんなひどいやつになれるかって話ですよ。フックメーカーに怒られますよ。