渓流におけるトレブルフックとシングルフックのメリットとデメリット

渓流ルアーHOWTO
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今回は渓流ルアーフィッシングにおけるトレブルフックと、シングルフックのメリットとデメリットについて考えてみたいと思います。

渓流用のルアーを買うと、最初からトレブルフックが付いているものが多いですが、僕の場合はシングルフックに交換して使う事が殆どです。

じゃあ結局どちらが良いのかというと、これがなかなか難しいところ。

単純に「魚を掛ける」ということだけ考えればトレブルフックにはかなりのメリットがありますし、一方でシングルフックには扱いやすさや魚へのダメージを抑えやすいといった良さがあります。

というわけで、それぞれの特徴を見ていきましょう。

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トレブルフックのメリット

とにかく魚に掛かりやすい

トレブルフック最大のメリットは、やはり魚に掛かりやすいことだと思います。

針先が3本あるので、魚がルアーに噛み付いた時だけでなく、横から体当たりするようなバイトでもフックが掛かる可能性があります。

渓流魚は必ずしもルアーを綺麗に口の中へ入れてくれるわけではありません。

ミノーを追いかけてきて、最後に軽く触るだけだったり、ルアーの横っ腹にアタックしてくることもあります。

こういうバイトを拾いやすいのは、やはりトレブルフックでしょう。

とくに活性が低く、魚の食いが浅い時にはトレブルフックの恩恵を感じることがあります。

ショートバイトを拾いやすい

魚がルアーを完全に食い込まず、軽く触っただけのようなショートバイトでも、トレブルならフッキングすることがあります。

シングルフックだと「今触ったな」で終わってしまう場面でも、トレブルなら魚が掛かっている。

この差は結構大きいですね。

とにかく魚を掛けることを優先するなら、トレブルフックはかなり優秀だと思います。

トレブルフックのデメリット

根掛かりしやすい

一方で、トレブルフックはとにかく色々なものを拾います。

石、枝、草、水中のゴミ。

渓流にはフックが引っ掛かるものが大量にあるので、3本針のトレブルフックはどうしても根掛かりが増えます。

とくにボトム付近を攻めたり、倒木の近くへルアーを投げる時には結構怖いです。

魚を掛ける能力が高いということは、魚以外のものを掛ける能力も高いということなんですよね。

ネットに絡まりやすい

これも渓流では結構厄介です。

魚をランディングネットに入れた瞬間、トレブルフックがネットへガッチリ絡み付く。

しかも魚が暴れて、もう片方のフックまでネットへ刺さる。

こうなると外すのが結構大変です。

僕も何度も経験していますが、釣った魚をリリースするよりネットからルアーを外すほうに時間が掛かることがあります。

魚へのダメージが大きくなりやすい

トレブルフックは複数の針が同時に掛かる可能性があります。

口だけならまだ良いのですが、魚が暴れた時に別の針が目の近くやエラ付近へ刺さってしまうこともあります。

とくに小型の渓流魚では、ルアーそのものが魚に対して大きいため、複数のフックが刺さってしまうこともあります。

キャッチ&リリースを前提にするなら、このあたりは気になるところです。

シングルフックのメリット

根掛かりが減る

シングルフックに交換して一番分かりやすいメリットは、根掛かりが減ることです。

もちろんシングルだから絶対に根掛かりしないわけではありません。

それでも針先が1本しかないため、トレブルと比べると障害物をかわしてくれることが増えます。

そのおかげで、今までなら怖くて通せなかった場所へルアーを入れやすくなるのもメリットです。

倒木の横やボトムギリギリなど、魚が居そうだけど根掛かりが怖い場所を攻める時にはシングルフックが使いやすいですね。

魚からフックを外しやすい

シングルフックは魚から外すのもかなり楽です。

1本しか刺さっていないので、フォーセップなどで掴んで外せばすぐにリリースできます。

渓流魚は小さい魚も多いので、なるべく短時間でフックを外して水へ戻したいところ。

そういう意味でもシングルフックは便利です。

ネットや服にも絡みにくい

釣りをしていると、フックが刺さるのは魚だけではありません。

ネットだったり服だったり、バッグだったり、最悪の場合は自分の手に刺さることもあります。

その点、シングルフックはトレブルよりも圧倒的に扱いやすい。

藪の多い渓流を歩く時にも、この差は意外と大きいです。

シングルフックのデメリット

バイトを弾きやすいことがある

シングルフックの弱点として感じるのが、やはり魚が掛からないバイトが増えることです。

ガツンとしっかり食ってくれれば問題ありませんが、軽くルアーに触れるようなバイトでは掛からないことがあります。

「今絶対食っただろ!」

と思って合わせても何も掛かっていない。

シングルフックを使っていると、そんな場面があります。

もちろんフックサイズや向き、ルアーとの相性でも変わってきますが、単純な掛かりやすさではトレブルのほうが上だと感じています。

フックのセッティングが難しい

シングルフックは何でも付ければ良いというわけでもありません。

フックが小さすぎれば魚が掛かりづらくなりますし、大きすぎればルアーの動きを邪魔してしまいます。

さらにフックの重量によってルアーのバランスが変わることもあります。

とくに小型ミノーではフックの重量変化が意外と大きく、交換しただけで動きが変わってしまうこともあります。

なので、純正トレブルからシングルへ交換する場合には、ある程度セッティングを試す必要があります。

結局トレブルとシングルはどちらが良いのか?

これは結局、何を重視するかで決めるのが一番だと思います。

とにかくバイトを拾って魚を掛けたいならトレブルフック。

根掛かりを減らしたい、魚へのダメージを抑えたい、フックを外す手間を減らしたいならシングルフック。

僕としては、どちらか一方だけが絶対に正解という感じではありません。

ルアーによって使い分けても良いですし、釣り場によって変えても良いでしょう。

渓流ではシングルフックもかなり使いやすい

個人的には、渓流釣りとシングルフックの相性はかなり良いと思っています。

渓流は根掛かりする場所が多いうえ、釣れる魚も比較的小型。

さらに釣った魚をリリースすることを考えると、素早く外せるシングルフックには結構メリットがあります。

ただし、トレブルフックの掛かりの良さも捨てがたい。

結局のところ、

「どちらが優れているか」

ではなく、

「どちらが今の釣りに向いているか」

で選ぶのが良いのでしょう。

僕自身もシングルとトレブルを使い分けていますが、どちらにも明確な長所と短所があります。

もしトレブルフックしか使ったことがないという人なら、一度シングルフックに交換して釣ってみると面白いと思います。

根掛かりの少なさやフックを外す時の楽さなど、実際に使ってみると想像以上に違いを感じるかもしれません。

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