カウントダウンエリート35のレビュー記事ですよ。
ラパラから発売されたeliteシリーズは僕もお気に入りで使ってるんですが、この35は渓流用として遺憾なく威力を発揮してくれるアイテム。
特にヤマメ、イワナというターゲットに対して優れたサイズ感、渓流にばっちりのフォール速度とフラットサイドボディのヒラ打ちが魅力。
さらにエリートの美しい塗装とカワイイフォルムのバルサーミノーというのも良い。
正直現在ラパラから発売されてるミノーの中で、一番渓流に適していると感じている。
ただ、ただ巻性能は従来のCD3のほうが若干上な気もするので、トゥイッチを使う釣りにおすすめ。
ちなみにフック&スプリットリングも交換推奨!
ラパラ好きの渓流アングラーの皆様はすでに買ってると思いますが、まだ買ってない人は試しに釣り具屋さんにゴー!
ラパラのカウントダウンエリート35とは?

ラパラから発売された新なeliteシリーズ。
実測サイズは4㎝、3.5g以下といった感じなんで、パッケージに記載されている寸法や重量とは若干の違いがあるのがラパラらしいところ。

(ちなみに重量が軽くなるのはバルサ材の乾燥があるので仕方ない)
リップは小型で薄いものを使ってるし、バルサなんで外れやすいところもラパラらしいですが、通常のCD3のほうが外れてたので、なんか強化されてる感!(たぶんリップが柔らかくなってるから?)

じゃぁお気に入りはどこかって、やっぱデザインですよね。
僕は今発売されてるルアーの中じゃ、このエリートが一番気にいってるんですよ。見た目が。
特に塗装が良い、なんか日本のセンスじゃないんだけど、だけど日本的なところがある感じ。
デザイナーさんはラパラ本社の人なんでしょうが、なじみのあるヤマメ系カラーにチャートバックのビビットさが「海外で作った日本の渓流ミノー感」があっていいんですよ。逆くに。
ボディの厚みが神経質な渓流魚にあまりにジャスト

この35が発売される前、僕は渓流でCDEL55を使っていました。
こちらもカワイイ&カッコイイバルサミノーで、ニジマスやらアメマスを釣って随分楽しませてもらったんですが、渓流で使う際にはある問題点がありました。
それは、ボディの厚みです。
ある程度サイズのある魚を掛けるのにはまったく問題ないのですが、ヤマメ河川に入るとどうしてもフッキング出来ない事が多い。とくに神経質な渇水の時などは。
もう少しボディが薄ければ、ここでもエリートで釣れるのになぁ・・・と思い、日本製の薄型扁平ミノーにチェンジしてスグにヒット。
ということがあって、小さい魚にはあまり向いてなかったんです。
だから、ワンサイズ小さい35が出たら、ヤマメを釣るにも凄い向いてるのになぁ・・・
と思っていたところ、よりボディが薄くなっている。

ありがてぇ・・・こりゃありがてぇよぉ・・・・
この薄さなら間違いなくヤマメも大好き。
ちなみにダイワのシリバークリークミノー・スローフォールカスタムとほぼ同じ厚みです。
ただ、フォール速度はこっちのほうが速いですけどね。
フォール速度もヒラの打ち方も明らかに渓流魚向き

こいつを実際に使ってみた所、やはり使い勝手がいい。
旧式に比べて飛距離UPはもちろん、とにかくフォールが良い。
フラッタリングをしながら、小渓渓流でボトムを取るのに適切な感じ。
スローフォールよりも若干速い、そんな具合が凄く使いやすい。川幅が狭い場所ならこのミノーだけで大抵攻略できます。
そしてヒラ打ちですが、アクションを入れると「ブルルン!」ともだえるようにローリングしつつショートダート。
左右に多きく動くのではなく、ローリング多めの短いダート。
他のミノーではあまりない動きですが、追ってきた魚に食わせやすく、なおかつ高アピールという点がバイトをものにしやすいと感じました。
そして、小さいのに存在感抜群。
渓流をすごく楽しめるデザインですし、投げててとても気持ち良い。
フックとスプリットリングは交換推奨

すごーく気に入っているルアーなのですが、唯一残念なポイントがスプリットリング、そしてフックがどうしても交換必須な所です。
とくにスプリットリングは柔らかく、簡単に歪んでしまううえ、デカい。
平打ちの小さなスプリットリングへの交換をおすすめします。
そしてフックですが、そのまま使うとまずベリーがラインに絡みます。
とくにトゥイッチをすると速攻で絡むので、渓流で使うならベリーを外し、テールオンリー推奨。
ここにウェイトを足してバランスを取るのも良し、後方重心にしちゃうのも全然あり。
ラパラはカスタムして楽しむ文化が根付いているルアーでもあるので、好みのミノーに仕立てちゃうのがオススメ。僕なんかほぼ全部改造してるし、ウェイトバランスも全然違います。
そして自分で改造したラパラは釣りを楽しくしてくれる。
カワイイ&カッコイイ&個性的なミノーで渓流ルアーを楽しめれば、シーズン優勝も同然です。
渓流での実釣インプレ記事はこちら↓
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