セリアで売られているメタルバイブレーションを実は買ったことがないので、試しに使ってみることにしました。
100均のメタルバイブレーションといえばダイソー製品だと思っている僕は、これまであまり使ってこなかったアイテムです。
しかし、サイズもコンパクトだし、使ってみたら意外と釣れるかもしれないという期待があります。
そして何より安い。一個100円で、重さのバリエーションもいくつかあるので、使えるものはなんでも試したいところです。特に河川で使えれば良いのですが、こちらのアイテムは果たしてどうなのか?まずは購入レビューを書いていこうと思います。
セリアのメタルバイブレーションとは?

セリアのメタルバイブレーションは、100円ショップ「セリア」が提供する釣具の一つで、低価格ながらしっかりとした作りをしています。どこかで見たことのあるデザインが特徴的ですね。
ボディはコンパクトで、ダイソーのメタルバイブレーションと比較すると小さめです。
重量は現在のところ7gと10gの2種類を確認していますが、今後さらにバリエーションが増える可能性もあります。
セリアのメタルバイブレーションの特徴
セリアのメタルバイブレーションは、亜鉛合金製の本体を採用しています。
表面にはフラッシング効果を高めるシルバーカラーが施され、光を反射して魚を引きつける効果が期待できます。
形状的にはコンパクトなリーフ型で、一般的なメタルバイブレーションの形状といえます。
7gのメタルバイブレーション

重量7gのメタルバイブレーションは汎用性が一番高そうですね。
海のライトゲームや淡水域でも使う機会がかなり多そう。
ただ小さいとフックを2つ装着した時のフック絡みが気になるので、ここな勢いよくフック一本か、ロングシャンクのフックが良いかもしれません
10gのメタルバイブレーション

飛距離とボトム攻めで有利になる10gのバイブレーションは僕が最も使いそうな重量です。
こちらは7gに比べればフック絡みは少なそうですが、大きなフックを付ける時はシャンクの長さに注意したいです
コンパクトなメタルバイブレーション

ダイソーのメタルバイブレーションに比べて面積が少ないので、飛距離の面ではセリアのメタルバイブのほうが有利そうに感じます。
さらにフォール速度もセリアのほうが速そう。このあたりは一長一短ですね。
個人的には、すぐに塗装が剥げてしまうメタルバイブレーションは、無塗装で販売してくれれば良いと思っているので、シンプルなデザインは好印象です。
それから、コンパクトなボディにラインアイが4つも付いています。
このラインアイの位置によってバイブレーションの水中での姿勢が変わり、アクションの大きさが変わるわけですね。
ちなみに、付属のフックにはカーボンスチール製のトレブルフックが標準装備されており、釣り場でそのまま使用可能です。しかし、サイズが小さく、強度もあまり期待できないので交換推奨。トリプルフックのままだと根掛かりがひどいので、僕はおそらくシングルかダブルに交換します。
使い方とアクションの調整

使い方は簡単で、とりあえずメタルバイブレーションの強みを活かして遠投し、そこからただ巻き。
もしくはリフト&フォールを繰り返して広いエリアをサーチする方法が一般的です。
ダイソーのメタルバイブレーションは形状的に海用ですが、セリアのものは淡水用のメタルバイブレーションという印象を受けます。
ラインアイの使い分け
セリアのメタルバイブレーションは、4つのラインアイの位置を変更することで異なるアクションを演出できます。
- 前方のアイ:水平姿勢を保ちつつ、小さめのアクションで水の抵抗を受けにくいのが特徴。素早く広範囲を探りたい場合に適しています。
- 前中央のアイ:弱めのウォブリングアクションが特徴。水深1.5m程度の浅場での使用に向いています。
- 前後方のアイ:頭を下げた姿勢となり、大きなアクションを発生させやすいが、浮き上がりやすいため水面直下の攻略に向いています。
- 後方のアイ:もっとも後ろのアイにつけると、思い切り頭を下げた姿勢になります。かなり大きなアクションとなり、浮き上がりも速くなるので使い所が難しいです。
フックはダブルフックかシングルフックに交換しよう
標準装備のトレブルフックは、前後で絡みやすいうえに弱く、根掛かりを多発させます。
これを防ぐためには、シングルフックかダブルフックへの交換が推奨。
フックを交換することで、トラブルが減少し、釣りの快適さが向上しますし、大きな魚への対応力も上がるでしょう。
ラインアイのスナップは外そう
標準で装着されているスナップは、基本的に外して使います。
多くのアングラーはスナップを別途使用するため、標準装備のスナップは不要になることが多いです。
ユーザーの評価と実績

一応ネットでセリアのメタルバイブについての評価や実績について軽く調べてみました。
やはり値段の安さもあり、不評の声はあまり聞こえてきませんが、フックが絡みやすいという意見がけっこう多いですね。
これは形状的に納得できる部分で、ボディのサイズが短いメタルバイブはどうしても絡みやすいです。
そもそもメタルバイブレーションは、ラインが絡みやすいルアーなので、フック交換で対応したいところです。
しかしユーチューブの釣り動画では使用されている方が結構いますのでご紹介しておきますね。
こうしてみると色んな方が釣ってますね。
主なターゲットはシーバスだけかと思いきや、バスで釣ってる人もいました。
やはりフック絡みがきになる感じなので、ダブルフックかシングルフックにするのが良さそうです。
釣れている魚

実際にセリアのメタルバイブレーションを使用した釣果として、ブラックバスやチヌ(クロダイ)などが報告されています。フックの交換やアクションの工夫次第では、大型の魚を狙うことも可能です。
ただ、小型のルアーは狙えるターゲットが幅広く、メタルバイブレーションは様々な魚に有効なので、魚種を限定せず使いたいですね。
僕はトラウトをメタルバイブレーションでよく釣っていますし、こうしたルアーは万能だと思います。
まとめ
セリアのメタルバイブレーションは、手頃な価格でありながら、工夫次第でさまざまな釣りに活用できる可能性を秘めたルアーです。
フックの交換やカラーリングの工夫など、ユーザー自身のアイデアで性能を引き出す楽しみもあります。
100円ショップの釣具を試してみたい方や、コストを抑えつつ釣りを楽しみたい方にとって、一度手に取ってみる価値のある製品と言えるでしょう。