セリアで釣具を買ったついでに見つけた低反発イヤーピースが面白いのでご紹介します。
こちらはイヤフォンようの交換用パッドなんですが、なんとシリコンではなくポリウレタン製というかわりもの。
僕は散歩やトレーニングの時は常にイヤフォンで音楽やポッドキャストを聞いていますが、最近はじめて中華製イヤフォンなるものを買って使ってみました。
というのも、イヤフォン界隈ではここ数年で「値段のわりに音が良い」と話題の中華製イヤフォンなんですが、これがだいたいイヤーピースの質がとっても悪い。SUREやSONYに比べると装着感がとにかく悪すぎて耳が痛い。
そこで「面白いんだけど、なにか安物イヤフォンに良いイヤーピース無いかなー」と探していたんですが、この低反発イヤーピースにしたとたん装着感どころか音質まで変わったので勢いあまってご紹介してみようと思います。
ポリウレタン製の低反発イヤーピース

なんかイヤフォンを付けてて耳が痛いなとおもったら、だいたいイヤーピースのせい。
とはいえ、安物のイヤフォンにわざわざ高価なイヤーピースを買うのは意味が無い。
ということで100均で買えるイヤーピースがピッタリなんですが、その中でもこちらの低反発イヤーピースはとにかく「耳がいたくなりにくい」ことが売りのアイテムです。
特長は以下の通り
・ワイヤレスイヤホンの充電ケースに干渉しにくいショートタイプ
・ショート丈でも外れにくい溝ありの内芯構造
・長時間でも耳が痛くなりにくい
・しっかりやさしくフィットして音漏れを軽減
・遮音性が高く雑音をカット
ジョイント部分の直径は5.5mm~6mmのイヤホンに対応しており、他にもいくつかサイズがあります。
しかし最も汎用性が高いのはショートタイプであり、この形ならだいたいどんなイヤホンでも使えそうです。
実際に取り付けてみる

それでは低反発イヤーピースを中華ワイヤレスイヤホンに取り付けてみます。
すこしジョイント部分が特殊な形状なのでハマるか怪しい。
しかし、グリグリとやってみると装着できました。けっこう硬い。
たしかに抜けにくそうですが、最初は硬いので気をつけないとジョイント部分の網を破っちゃう可能性もあるので注意ですね。
なんか最初はぐちゃぐちゃになってるが・・・
装着して最初にびっくりするのが、イヤーピースが指で押しつぶされて酷い有様になっていることです。
こんなイヤーピース見たことないので「こ、これ大丈夫?もう壊れちゃった?」と心配になります。
しかし、これが低反発ポリウレタン。
どうも強い力で押すと一気に潰れるのですが、少しすると元の形に戻ります。
つまり、これを耳にいれると、そもそも耳の形にポリウレタンが変形するわけですね。
それが耳が痛くないと言われる一番の理由というか、よくある安物シリコンイヤーピースは反発が強いので、耳が内側から常に圧迫されて痛くなる。
しかし、この低反発ポリウレタンなら内側から耳を押す力が弱いし、そもそも形ごと変形するので痛みを感じないというわけですか、なるほど面白いです。
遮音性がめちゃくちゃ高い

それでは実際に曲を再生してみましょう。
と、ここでまず驚くのが、遮音性がかなり高いことです。
周囲の雑音が減って「あれ、こんなイヤホンだったけ?」と勘違い。ノイキャンオンにしてないっけと確認してしまいました。
まぁそのんぶん周囲の音が聞こえなくなるので安全性に欠けますが、この安ものイヤホンは今どきらしく外部音取り込み機能がちゃんと付いています。すごいぞ中華イヤホン。
そして音を再生してみると、これも驚き。
あんなスカスカしていた音が、急にしっかりと耳の中で響き始めます。
まさか100均のイヤーピースでこんなに音が変わるのかと驚いたのは当然ですが、じつは別のメーカーのイヤーピースも試していたので「ちょっとまって、このイヤーピースが音一番良いんだけど・・・」という二重の驚きでしたね。
これなら小さな音でも十分聞こえるので、鼓膜にも優しいし、低音が抜けないので音質そのものが良くなったみたいな勘違いすら起きます。
そしてやっぱり耳が痛くない。
これに交換したとたん耳の痛みが消えるし、音もよくなるし、だったらもっと早く交換しておけばよかったと後悔したほどです
実は耐久性が低いのと耳の奥に入れすぎると危険

とはいえ、低反発ウレタンのイヤーピース最大のデメリットは耐久性が低いこと。
どうやら長くつかうことが出来ない商品なので、定期的に交換する必要があるようですね。
しかし値段を考えると別にそこはOKというか、なんなら月一回交換しても良いくらいですね。
ただもう一つのデメリットのほうが大きくて、このイヤーピースは痛くないからと言って耳の奥にいれすぎてしまう危険性があります。
そうすると、結局内側から強い圧力が耳に掛かってしまい痛くなるので、まったく意味がない。
低反発ウレタンといっても、何をしても痛くないわけではありません。自分の耳のサイズにあったイヤーピースを使うのが良いでしょう
セリアで売っている低反発イヤーピースの種類
セリアで売っているイヤーピースは確認できるかぎり3タイプが店頭で売っていました。
低反発イヤーピースショートタイプM
通常タイプのイヤーピース、汎用性が高い。カラーは白と黒の2種類
低反発イヤーピース砲弾型S
砲弾型で耳の奥まで入りやすいタイプ。少し小さめ。カラーは白と黒の2種類
低反発イヤーピース砲弾型M
砲弾型でなおかつ普通サイズのイヤーピース。カラー白と黒の2種類
他にも廃盤となっているタイプもありますが、今後も低反発イヤーピースは登場してくるはず。
ちなみにダイソーでも低反発イヤーピースが売っていますが、どうも同じ商品が売っているという情報がありますが、僕がいくダイソーには低反発イヤーピースは売ってませんでしたね。
イヤホンを付けていて耳が痛いかたはぜひ
安い中華イヤホンの音を少しでもよくしたい方にはおすすめですね。遮音性が高くなるだけで一気にいい感じの音になってくれます。
そして一番は、仕事で常にイヤホンを付けていて耳が痛いという方。
そういう人は普段から色々とイヤーピースを試しているでしょうが、もしこのアイテムを知らないのであれば、ぜひ低反発イヤーピースを試してください。
小さな音で聞こえるようになるので鼓膜に優しいし、耳の痛みが解消されます。