見える魚は釣れないのか?サイトフィッシングは難しい

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見える魚は釣れないとはよく言われるもの。

しかし、本当に釣れないのかというと、そうでもありません。見えている魚でも釣れることはありますし、そこはもう魚次第というしかない。

ただ、こちらが魚を見ているということは、魚もこちらを見ている。深淵を覗く者は、深淵に覗かれる。いや、ニーチェ先生の言葉はここでは関係ないですね、すみません。

とにかく、魚を覗き見ている時、魚もこちらを覗き見ているということは常に意識しておきたいところ。

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魚の視野はかなり広いので、こちらも見られている

サイトフィッシングで魚を見つけた場合、かなり高確率で魚の視界にも自分が入っていると考えたほうが良いです。

というのも、魚の視野はかなり広く、左右ともに170度ほどあると言われており、合計で320度をカバーできるとも言われています。

要は、自分の背後以外はほぼ見えているようなもの。

さらに、魚の目は上についており、魚は下よりも上のほうがよく見えます。そのため、水面に映るものはほとんど見えていると考えた方が良い。

つまり、人間が魚を発見した時点で、もはや魚の視界には間違いなく入っているわけです。

魚の警戒心は水中より水の外のほうが高い

魚は水中にいるものよりも、水の外側にいるものたちへの警戒心のほうが高いと感じています。

というのも、彼らの一番の天敵は水の中の生物ではなく、水の外にいる野生動物だから。特に鳥は魚にとって天敵中の天敵であり、これに警戒するべく水の外側への警戒心は水中のそれよりはるかに高い。

そのため、水辺に人間が立った瞬間に魚は一気に散って物陰に隠れることが多い。

それでも隠れない魚がサイトフィッシングのターゲットとなりますが、彼らが逃げないのは、見慣れた人間の姿だからかもしれません。

警戒しているが、釣り人に慣れている

サイトフィッシングで狙える魚の多くは、そこにいる人間に警戒はしていても、「まだ危険だから逃げない」と判断している魚でしょう。

こういう魚は釣り人の多い場所ではよく遭遇します。やはり人間を見慣れているのが大きいので、人が近づいたからといって一気に逃げることはなく、水面をふらふらしていることもあります。

しかし、こういう魚はスレていて、ルアーを見切る確率が高い。何度も見切られてきましたよ。

特にデカい魚はけっこう見切りますよね。人間に慣れきっているし、頭が良い。そのサイズになるまでに何回か釣られてきているから経験もある。

だから人間を見ても慌てないし、「はいはい、ルアーですねー」といった感じで、ちょっと見に来てすぐ帰ってしまう。悔しいです。

スポーニングでそのエリアから動かない

スポーニングシーズンに入ると、巣を作る魚は産卵場所から動かないことが多くなります。

また、その付近に近づく他の魚を追い払うために、その場所から離れないケースが多く、ちょっと消えたかと思えば、また同じ場所に戻ってきたりします。

こういう魚はサイトでよく見つかりますし、一瞬どこかに消えたかと思いきや、また同じ場所に戻ってくることも多く、攻撃性も高いのでリアクションバイトを取りやすい。

つまり、サイトフィッシングでは最も釣りやすい魚の一つです。

じつはバレていないケースもある

魚はこちらを見ているはずなのに、なぜか気づいていない。

そんなことがあるのかといえば、意外とあります。

そもそも人間の姿が小さすぎて気づいていない。

また、水の屈折率の影響で、ギリギリ人間の姿が視界に入っていない。

もしくは、背景に紛れてしまい、人の姿を見ても何だかわかっていない。

サイトで見えた魚にはとりあえずルアーを投げよう

サイトで魚が見えたら、とにかくルアーを投げるのが一番良い。

もう釣れない魚は何をやっても釣れないのがサイトフィッシングだと思っているので、とりあえず投げちゃうのがベスト。

ただ、サイトで見つけた魚に興奮するあまりミスをすることも多いので、落ち着いて投げたいところ。どうせ、だいたい釣れませんから、慌てずにルアーを投げましょう。

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