シュガーディープを購入したのでカラーチェンジをした【レビュー&カスタム】

ミノー
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シュガーディープを買っていたのでそのレビューです。

 

それにしても、シュガーディープをぶん投げる日が来るとは。

このαトラウト、このルアーを使うとなるといよいよ引き返せない釣り中毒になっている気がしてなりません。

 

というのも、僕の中でのシュガーディープのイメージは「雨の日も風の日も何日も釣れなくてもひたすら大型河川で希少な大物だけを狙い続ける」という狂気の世界だから。

 

そんなルアーフィッシングをしてみたい気持ちもあこがれもあるわけですが

なにかそう、なんとも恐ろしい。そういう世界に釣り人をいざない続けてきた、まさに狂気的なルアーです。

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大物用にシュガーディープを買っておいた

 

釣りの狂気に片足を突っ込みそうになっているαトラウトですが、中古で激安シュガーディープを恐れつつも購入してしまいました。

というのも、シュガーディープといえば対大物用ミノーとして旋風を巻き起こしたというルアー。

釣り歴の浅いαトラウトですらその武勇伝は聞き及んでいるレベル。

そんなルアーが中古市場にあったので、試しに買ってきました

 

いわゆる伝説のサクラマスルアー

 

シュガーディープといえば

いわゆる伝説のサクラマスルアー

というルアーでしたよね、確か。

 

というのも、このルアーが大流行したころ、αトラウトは一切釣りをしていませんし、今のように極貧でもなんでもなかったのである。

 

それがまさか貧しくなったついでに釣りをはじめるとは思いもよりませんでしたね

 

シュガーディープはもともとサクラマス用に作られたルアー。

どぎつい本流の流れの中、サクラマスが潜む水の底へとルアーを届けるために作られているため、激流の中でとても強い。

 

一時期、サクラマスのすむ川には大量にシュガーディープが投げられた結果、川底が根掛りをしたシュガーディープの絨毯になったという逸話すら残っているとかいないとか。

そんなわけあるかーいと思いネットを調べてみると、九頭竜川の2000年初頭では300個近くのルアーが回収され、そのうち半分近くがシュガーディープだったとか。当時の大流行ぶりがうかがえるデータですね。

 

イトウ釣りでも伝説に

シュガーディープが北海道に残した伝説はサクラマスのほうではなく、イトウのほうです。

 

シュガーディープが北海道にやってくるまで、イトウ釣りといえばスプーニングがメインとなっていたようです。

 

ところが、流れの底へとルアーを届けるために使えるミノーとして、シュガーディープが登場。

これ以来、イトウ釣りでもミノーが使えるとわかり、多くのイトウ釣り師がミノーに乗り換えていったようなんです。

そのきっかけを作ったルアーの一つが、シュガーディープなんだとか。ほえ。そうなのか。全然知りませんでしたよ。

というわけで、ぼくがこのシュガーディープを購入したのも、やっぱりイトウを釣りにいったときに使えるんじゃなかと思ったから。

一応シュガーディープのスペックを

これくらいの伝説のルアーとなるとスペックを書く気概というのもが消えるのですが、一応調べてまいりました。

 

SUGAR DEEP 80 F 

●アクション レギュラーウォブリング
●深度 2.3m
●サイズ 80mm
●ウエイト 8.5g
●フック #6
●リング #3
●MZ-19重心移動(小径ツインボール・フルウェイト重心移動)搭載
●標準小売価格 1,650円+税

SUGAR DEEP 90 F 

●アクション レギュラーウォブリング
●深度 2.5m
●サイズ 90mm
●ウエイト 11.0g
●フック #6
●リング #3
●標準小売価格 1,700円+税

(引用元:http://archive.bassday.co.jp/a_products/trout/sugardeep/sugardeep8090.html)

こちらが2018年のスペック。

ちなみに年毎カラーが変わっているんで、気になる人はリンクからチェックしてください。

流れに強いディープレンジ攻略用ミノー

このシュガーディープがサクラマス・イトウ釣りで爆発的に売れまくった理由は、流れの中でのディープレンジ攻略がとてつもなく得意だったからです。

 

引き抵抗が軽く流れの中でも安定。

だからこそこぞってシュガーディープを投げ続けていたんだとか。

で、昨年から釣りをはじめた僕からすると「え?そうなの?」という感想なんですね。

まぁですね。

流れの中でボトムを攻めるためのルアーって、現在相当数発売されているじゃありませんか。

というかですよ。

そもそもフローティングのディープダイバーじゃなくて、シンキングミノーを使ってボトムを狙う人も増えている。

さらにバイブレーション系を使う人も増えた結果、流れの中のボトムを狙う釣り方は、何もフローティングのディープダイバーだけのものでもなくなっています。

 

ていうのは、今現在でのお話。

 

このシュガーディープが発売されたのは1994年。

こんな時代に、河川でのディープレンジ攻略を可能にしたシュガーディープはそれはもう売れに売れたみたいですが、僕が中古で買ったシュガーディープもかなり古いモデルぽいです。

 

中古で買ったので塗装がもうやばい

というわけで、こちらが僕が中古で買ったシュガーディープ90Fさんです。

値段は半額以下。

というのも、御覧のとおりすでにボロボロですね。

もともとディープダイバーって、ボトムをひたすら狙うルアーなんで、ボディが簡単に傷つくタイプのプラグですからこれは仕方がありません。

 

それに、もし本気で本流のボトム狙い続けてたらいつ根掛してもおかしくないルアーらしいんで、まぁ中古にやってきてくれただけありがたいです。

はじめてこのルアーに触れてみた感想は「ふっといなこいつー」でした。

ディープダイバー系のミノーは今までバス用のアイテムだけ知ってたんですけど、90Fなんてはじめて買いましたし、ここまで太いのかと。

 

ただ、いかんせんこのまま使えるかどうか不安です。

さすがに歴戦の勇者という風貌なんですけど、ここまで塗装がはげていると、傷がつくというより、水圧での剥離が怖いレベル。

色もすすけてしまって、光沢も随分と減っている。

このまま投げても釣れる気があまりしませんので、なんとか修復&カラーリングしていこうかと思います。

伝説のルアーを復活させる

ルアーは使い捨ての兵隊みたいなものですが、僕としては使えるルアーは修復してあげたいもの。

 

というわけで、まずはもう色あせてしまったカラーをピンクヤマメに変更していきたいと思います。

はい、まずは煤けきってしまっていたブルーバックの上からピンクのマジックでぬりぬり。

すると、紫とピンクのツートンバックの完成。すごい簡単です。

 

上から見るとこんな感じ。

色のハゲなんかもこれで隠せます。

これだけでもOKなんですが、好きなヤマメカラーに変更。

おなじくピンクのマジックでパーマークと足していきます。

パーマークを足してあげることで、なんとなくアピール力が増した気もしないでもない。

ピンク系の色のほうが使える場所が多そうですし、ブルーバックよりは道北では汎用性高そうです。

 

で、最後に紫でパーマークにあるあの小さな点をつけてあげる。

これでよりヤマメっぽくなったかと。

オリジナルのシュガーディープさんにはまるで見ないカラーですけど、たしかナチュラル系のヤマメカラーはあったはず。ピンクはあったろうか?

これで乾燥させたあと、水性ニスをふいて色止め。

その上から薄めたエキポシ接着剤を3回塗ってコーティング完了です。

オリカラのシュガーディープを復活

はい、というわけでこちらコーティングが完了したシュガーディープ90Fさんです。

カラーリングで大きな傷も隠れたし、つやも復活してます。

それに強度もアップしてるんで、しばらくはもちそうですね。

 

シュガーディープさんで一匹釣れるといいんですが、どうなることやら。

とりあえず根掛がやばいルアーっていうことだけは知ってるんで、使い方が微妙です。

それにオリカラに仕上げちゃってることもあり、結構愛着が・・・ね・・・

なるべくロストしないように慎重に場所を選んで投げていこうかと思います。

 

にしても、中古でかったボロボロのルアーを復活させてあげるのは楽しいです。

使い込まれ過ぎていて値段も超安くなっているのを、いろいろ自分好みにカスタムしてあげるのって、旧車好きの方ならわかる楽しみかも。

ルアーは使い捨てかもしれませんし、割り切らないと良いポイントに投げれないという難点もあって、なにか兵士を戦場に送る指揮官みたいなジレンマに陥りますよね。

 

でも、たとえロストする運命だとしても、こうやって愛着をもってあげても良いアイテムなんじゃないかと、最近思ってきましたよ。

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