今回は新しく作ったSWINGER(スウィンガー)シリーズの46mmモデルの紹介です。
今後しばらくすると、さらに少し大きい5g台のモデルと、湖などのワカサギパターン用にロングモデルを、冬の間に順次作っていく予定です。シーズンに入る春ごろには、最初に出した小さいモデルを少しだけマイナーチェンジして再販できたら良いなと思っています。
SWINGER 46mm / 4.6gはアピール力抜群で渓流用としてオールマイティ

近ごろ夜中にコツコツとルアー作りをしてきましたが、今回は46mmモデルを作りました。
性能的にはアピール力が高く、サイズアップにより4番フック前後が使えます。ちなみに写真ではベリーに4番、テールに2番フックを装着しています。
渓流で使うと考えると、最も幅広いターゲットを狙えるというか、小さなマスから大きなマスまで釣れるほか、とても扱いやすい重量やサイズ感ということもあり、ミノーでいう50mm相当のようなスプーンになりました。

これまでの釣果はヤマメ、イワナ、ニジマスで、小さいものから大きいものまで釣れています。今までのモデルより少し大きくなったことで、搭載できるフックサイズが上がったこともあり、大きめのトラウトによく似合うかもしれませんが、意外と小さい魚も釣れます。
特徴としては、トゥイッチを入れたときのアクションがよりミノーっぽくなりました。少しサイズアップしただけですが、それだけでヒラの打ち方に明確な差が出ています。

それだけに、使っていて楽しいルアーになったと感じます。秋の終わりの低活性のヤマメに対して、ゆったりとしたトゥイッチを仕掛けると、スプーンが真横を向いた瞬間にベリーフックを食ってくることが多く、威嚇系のアピール力が増している印象を受けました。

フォール速度はこれまでのモデルとほぼ同じで、さまざまなタイプの渓流に対応できます。
それと、SWINGERのベリーフックは、スプーンに対するブレードバイト(スプーンを咥えるようなアタック)に大してとても効果的だと最近わかってきました。
なので、トゥイッチを入れずとも、ドリフトやただ巻きでもベリーフックに掛かる事が多いのですが、これは基本普通のスプーンでは取れないバイトを取ってるような形になります。(難しい話なので別の機会に)
まぁ簡単にいうと、魚は実は多くがスプーンの本体めがけてバイトしてきており、中でもとくに多いのが、ブレードの後方を咥えるように噛みつくこと。
それもあり、このルアーを使うとベリーフックでヤマメが釣れるのでビックリされることもありますが、意外と魚ってテール食わないんですよね。
なので、裏ワザ的に、ベリーフック一本でスプーンを使う方法がSWINGERでは可能です。
いやいや、スプーンのテールフックを外して釣れるわけない・・・と思うでしょうが、コレが釣れるんです。そして根掛かりが減るとか、ボトムの釣りに有利になるとか、いろんなメリットもありますが、それもまた別のお話。基本は2フック仕様で使ってみて、トラブルが多いと思ったり、レギュレーションがあれば、ベリーかテールのどちらか一方にフックを装着してください。
今後は、薄型や厚型など、板の厚みでウェイトを変えたファストシンキングモデルやスローシンキングモデルも作っていけたら良いなと思います(材料は一応そろえています)。
動きの気持ちよさから、一番のお気に入りかもしれませんが、これから作る5g台モデルもなかなか動きが気持ち良いですし、ロングモデルも面白そうです(こちらは渓流というより湖用)。
また最近、海でSWINGERを使っている方から釣果報告をいただきました。メバルなどを釣るのに使っているようなのですが、表面を夜光カラーで塗装して酸化を防いでいるそうで、海で使おうと思っている方の参考になれば幸いです。
というわけで、SWINGERの新しいモデルの紹介でした。今後もさらにバリエーションを増やしていこうと思います。

