今回はウォーターランドの名作ミノー、ジャークソニックについてのレビュー記事になります。
ジャークソニックは一度は使ってみたいと思っていたルアー。我らが事務こと村田基氏が生み出した傑作ミノーですし、僕も未だに村田さん大好き。村田節も好きだし、最近のYouTube上での暴言ギリギリのトークとか、もうネタ要素としても好きだしね。いつかMAD作らせてもらいます。
そんな憧れのパイセン村田基師匠が作ったジャークソニックを今まで使って無いほうが不思議なんですけど、基本あのルアーってジャークベイトっていうイメージが強くて、渓流で使うものでは無いと思ってたんですよ。
しかし、そんなジャークソニックにも色々なバリエーションが存在するばかりか、渓流用で使えるモデルもあると知ったから驚きましたよね。
ただね、最初に言っておきたいんですが。
誰??ジャークソニックを僕に送ったの??
謎の人物からジャークソニックが送られてきた

これが送られてきたのは1月のはじめの事。
というか、今年に入ってからというもの、僕の元に大量のルアーが届いている。
年はじめには、サンタクロースと名乗る人物から、僕が欲しくてたまらなかった超高級ルアー、ガンクラフトのジョイクロ70が送られ、戸惑いと共に嬉しさあったけど、やっぱり戸惑いしかなかった。
その数日後には、ばんぱくさんから大量のレアルアーを頂いてしまい、もう半端じゃない嬉しさがこみあげていた。
ところが、それでは終わらなかったのだ。
その日、朝の仕事を終えて家に帰ってきてポストをあけると、何やら茶封筒が入っている。
しかも宛名は僕。
あれ・・・いや・・・・え・・・まさかな・・・・
と思い、自室に入って送り先を見ようと茶封筒を裏返すと、次の文字が殴り書きで記されていた。
「ロストしたらぶちのめす」「サンタクロースより」
またサンタきたぁああああああ!!!
なんかサンタクロースから来たんだけど!
ていうか脅迫まがいの文面があるんだけど!こわ!!!
いやまて、落ち着け自分。
というかこれ、本当に同一人物なのか?
確かにサンタクロースよりと書いてあるけど、僕は以前サンタクロースなる人物からジョイクロ70をもらったと公言しているわけだから、それを見た別人物の可能性だってる。
けれど、やっぱり宛名はない。
てことは、ジョイクロ70を送った人とやっぱり一緒なのか?
いや、それとやっぱり別人?わからない、どうしよう?え?誰?これ誰?

てな感じで滅茶苦茶混乱していたんですが、中を開けると、やっぱりルアー。
しかも、なんか見たことない奴…なんだこれ?

けれど、箱は見たことがある。ウォーターランド。しかもジャークソニック。
けれど、なんだこの小ささ?ジャークソニック55ということは55㎜だけど、こんな小さいのがあったとは驚きです。
てか、このサンタさんはジャークソニック55を見つけて送ってくれたんだろうけど
センス良すぎだろお前なんだこれ。
渓流用ジャークソニックとか滅茶苦茶いいし、これは使いたくなる。
みんな似たようなルアーしか使わない渓流ルアーフィッシングにウォーターランドのジャークソニックを使えるとか、すごい面白い。
こんな貧乏アングラーの僕に、こんなセンスの良いルアーを送ってくれる人がいるなんて…
とにかく誰かわからないけど有難うございます。
そして言わせてほしい。
誰なの!!!ねぇ!!?
ウォーターランドの万能ミノー「ジャークソニック」とは?

ウォーターランドは言わずとも知れた村田基のオリジナルブランド。
そのウォーターランドから発売されているジャーキングミノー。
一応ヘビーウェイト系のミノーに分類されているのですが、ただ巻きでもよく泳ぐのが特徴。
ボディは他のミノーに比べ若干太目に作られていますが、これは空気室が多くするため。
空気室が広いミノーは沈下速度も遅くなり、同じ重量のシンキング系に比べてアクションのレスポンスが上がる傾向にありますからね。
それゆえ重量が重いのにただ巻きでもよく泳ぐ。
まぁヘビーシンキングミノーって遠投できるし深い場所も探れるけど、どうしても動きが鈍かった。だからトゥイッチとかジャーキングみたいに無理やり動かして、リアクションバイト狙いの釣りしかできない。
けど、ジャークソニックはただ巻きで動くのが良い所ですよね。
ナチュラルな動きでも誘える遠投可能なミノー、これが人気の理由。固定重心ですが飛行姿勢が安定しているため、他の重心移動システム付きと大して飛距離は変わらないとか。
あと立ち上がりが早い。
空気室が大きいルアーは簡単にアクションが出るから、着水後すぐロッドを煽れば、タイムラグなしでルアーが動き出します。
アクションはローリング重視で食わせ能力高め。低速の動きも良いですが、高速リトリーブでも動きが破綻しないため、海、川、湖と使いどころもターゲットも選ばない万能ミノーになっています。
ただし、あまり品数が無いらしく、ネットではずいぶん高値で取引されてますね。
生産数が少ないのもあるでしょうが、やはりウォーターランドのルアーじゃ一番人気と言われているだけあります。
ジャークソニック55が送られてきた

そして今回僕の手元にやってきたのはジャークソニック55という最小モデルです。
発売されたのは2018年頃と比較的新しいのですが、こいつはネイティブトラウトも狙える渓流モデルだそうです。
というか驚きましたよね。
村田基が作るウォーターランドのルアーって、渓流用のアイテムが無いと思ってたし、本人が渓流で釣りしているの見たことないですから。
ところが、このジャークソニック55は本人がきちんと渓流でテストしているらしい。しかも北海道で・・・たしかに村田さんは北海道で釣りをよくやるけど、渓流にも来てたらしい。
ヘビーシンキングミノーだけどただ巻きでも泳ぐ性能は小さくなっても変わらない、ウォーターランド唯一の渓流ミノー。ソルトライトゲームや管理釣り場でも使えますけどね。
【スペック】
全長:55㎜
重量:5g
ジャークソニック110
ジャークソニックというと110が一番有名かも。
シーバス狙いのアングラーが良く使うジャークベイトタイプで、ぶっ飛ばしてからただ巻きやジャークで狙うのが定番。
他にもブラックバスはもちろん、大型トラウトのイトウやアメマスなんかでも人気です。
なお、この110だけはフローティングモデルが存在しています。
【シンキングのスペック】
全長:110㎜
重量:16g
【フローティングのスペック】
全長:110㎜
重量:12g
ジャークソニック90
110よりワンサイズ小さく、狙える魚種が一気に増えるのがジャークソニック90ですね。
こっちも良くネットでは使いてが居ますが、僕のいる北海道ではレアなルアーになってますね、誰か使ってる人いる?
こっちはブラックバスを釣るのに良い感じですけど、ニジマスを狙う時もこのサイズは重宝しますね、良いサイズが狙えます。
【スペック】
全長:90mm
重量:12.5g
ジャークソニック65
ジャークソニック55よりもワンサイズ大きいモデル。
海でのライトゲームやトラウトゲームに重宝するモデルで、ちょっと飛距離が欲しい時にアリガタミを感じそう。
ただ今は作ってるのか不明。在庫はなさそうかも。
【スペック】
サイズ:65㎜
重量:6.5g
ジャークソニックをじっくり見てみる

それでは届られたジャークソニック55をじっくり見てみましょう。
てか冬だから実釣りに行けないし、もう眺めるしか今のところやることがない。
でもこのルアー、眺めるだけでも良い気分がします。
ボディの腹部を見てもらえれば分かる通り、このサイズのミノーとしては太目の作りになってますね。

さらにリップは丸く、角度はキツめ。
ローリングアクションが出るけど、水の抵抗をがっちりつかむ感じですね。
そしてボディ側面のこの美しさよ。
大人の緻密さというよりも、なにか子供心をくすぐられるような、シンプルでわかりやすいデザイン。
ウォーターランドのルアーって、そういう子供心を刺激する何かが常にあるけど、やっぱジムって中身ぜったい子供だよね。うん。
ジャークソニックを使って渓流でフィッシュ!と叫びたくなる
てなわけで、謎のサンタクロースから届けられたジャークソニック55のレビューでした。
それにしても、いつの間にか僕って「謎のアイテムが届けられる人」になっている気がするのは僕だけでしょうか。怖い。
けど、いいねぇジャークソニック。
こいつを渓流で投げて魚かけたら「フィッシュ!」と例の掛け声と共に上半身反り返えらせたいよね。釣ったヤマメがこっちに吹っ飛んできそうだけど、うん。
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