この記事は安くて使える渓流ミノーについてです。
わがαトラウト家には次のような家訓があります。
『安いミノーは正義ではないが、悪であろうと優しさである』
先代、αトラウト3世より伝えられし至言は、今もなお僕の胸に息づいています。
というわけでこんにちは、渓流ミノーは釣れなくてはならないが、安くなければ使う意味はないαトラウトです。ロング・グッドバイ。
どうですか?みなさん貧乏してますか?
実は僕の貧乏というのは今にはじまったことではありません。
リアルな話、親の代から超貧乏。
貧乏っていうのはほっとくと遺伝しますからね、みなさん気を付けてくださいよ。
しかし、親の代からの貧乏となると、やはりなりますよねコスパフィッシングのエリートに。
だからね。
コスパっていうのはね、意識するもんじゃないの。
もはやそれが空気なの。
息をするたびにコスパを究め、最後は二酸化炭素で生きれるレベルに到達予定。
そんなコスパエリート、αトラウトが今回は安くて使える渓流ミノーについてご紹介します。
ちなみに安さは関係なく、おすすめの渓流ミノー記事はこちらです。
渓流ミノーは安いものからおすすめしたい。
αトラウトがおすすめする渓流ミノーですが。
とりあえず、安いものからいきたい。
もちろん安いほうが皆様のお財布に優しいのはもちろんなんですけどね。
そもそも、αトラウトの審美眼は安い商品に対してのみ輝くってのがでかい。
しかし、この能力も簡単に手に入れられたわけではありません。
思い出すだけで身震いすらするあの修羅の日々。
幼い頃から古着しか着せられず。
物心を覚えたころには値札シールを付け替えるためスーパーという戦場に駆り出され
目隠しをながら10秒以内に空き缶からポイントシールをはがす訓練では失敗した兄弟は次々と始末され。
さらには血も涙もないコスパ戦争を生き残るため、徹底的にステーキは豚肉だと教育される修羅の毎日。
そうです。
あなた方がのうのうと生きてきた間、アフリカの少年兵となんらかわらない生活を送っていた超コスパエリート。生き残るために備わった嗅覚の差は歴然。
まぁです。
渓流のミノーは確かに安ければ性能はおちやすい。
おすすめするっていっても、安定のSMITHから入るのは当然。
しかし問題はそこではない。
我々スラムのアングラーが、いかにゴミの山からお宝を選び抜けるか?
その技を手に入れることが重要。
貧しい、けれども生き残りたい。
むしろ、貧しければ貧しいほど強く抱く生存本能。
その執念だけが手に入れた安物買いの嗅覚を駆使し、今回は激安ルアーソムリエとして、渓流で使えるミノーについてご紹介します。
安い渓流ミノーでより多くの人が楽しめれば
というわけで今回は、修羅の道を歩んだαトラウトが、安いけども使える渓流ミノーをおすすめするわけです。
渓流ミノーといえば、他のルアーよりもほんの少し高額設定というのは周知の事実
やはり大量に売れるものでもありませんし、ミノーに求められる性能がかなり高い。
その上ルアーロスト率が凄い。
というわけで、基本的に僕のようなスラムの渓流アングラーの皆様はスプーンやメタルバイブなどを駆使する頻度がたかまる。
ですが、やっぱりミノー、使いたいですよね?
僕もやっぱりミノーで釣りたいと思うことが多い。なんかオシャレだし?渓流でもハイソな感じがしますし、インスタ映えも抜群。まるで渓流を泳ぐキャラメルフラメチーノです。
でもですよ。
渓流ミノーはとにかくロストしやすい、特にヘビーシンキングは。
一回の釣行で一個ロストするのは当たりまえな時もある。
でも、そんなことしてたら、これから釣りを始める人はみんな萎えてしまいます。
また、ベテランの方でも「もう定番ルアーは飽きたわー」という人も多いはず。
なにせ渓流は使えるルアーがあまり多くないから、ミノーイングは常に定番のアレばっかりっていう人も珍しくない。
そこで、初心者にはロストを恐れずに攻められるように。
そして、ベテランさんには安くてもオモシロくて使えるように。
αトラウト的おすすめ渓流ミノーについてご紹介していこうと思います。
安くて癒される渓流ルアーならドクターミノーがおすすめ
渓流激安ルアーとして定番のドクターミノーは、やはりおすすめの一品。
ダイワから発売されているだけあり、サイズ、ウェイト、カラーとバリエーションがひたすらに豊富。シーンを選ばず渓流ならどこでも使えます。
また、渓流ルアーでは数少ないジョイントモデルのがあるのもおすすめポイント。
ジョイント系のミノーは少ないアクションで動かしやすいし、ただ巻き性能は断トツ。
アップクロスでの釣りではかなり重宝します。
個人的には釣りあがりでジョイントのフローティングモデルを圧倒的に多用していますが、流れに逆らわせるならファストシンキングモデルも有効。これ一個で現流域から渓流域までカーバーしつくせます。
僕はこのミノーが大好きで、とくにフローティングのジョイントモデルの釣果が凄まじく、ヤマメのフローティングミノーといえばコレ。
ニジマスなんかにも有効で、エリアフィッシングでもただ巻きで釣れる優秀なルアーです。
サイズ(mm) | ウェイト(g) | フック(#) | |
フローティング50f | 50 | 2.5 | 12 |
シンキング50s | 50 | 3 | 12 |
ファストシンキング50fs | 50 | 4 | 12 |
フローティング | 70 | 4 | 8 |
ファストシンキング70 | 70 | 4.5 | 8 |
※ジョイントモデルも同じ
安いぞ凄いぞシルバークリークミノー
フローティングならドクターミノーをまずおすすめしますが、ヘビーシンキグモデルが欲しい方には、やはりシルバークリークミノーを知っておいてもらいたい。
今時の渓流ミノーといえばヘビーシンキング。
そこでダイワもオールラウンダーなドクターミノーだけでなく、平打ちが得意な扁平ボディのヘビーシンキグミノーを作ったというわけです。
性能はもちろんダイワの折り紙付き。
渓流域で必要な性能はすべて詰め込まれており、しかも価格は980円という鬼の安さ。
ヘビーシンキグミノーとしては破格のコストパフォーマンすでありながら、抜群の使いやすさを発揮してくれる超優秀なエリートミノー。
サイズは50sの他、44sと61sが販売されています。
44sに61sという微妙なサイズになっているのは、あらゆる使い方でも完璧な泳ぎをするように設計したから。作ったのはダイワの渓流王子こと小林将大。
小林氏曰く「アップクロスでもダウンクロスでも確実に泳ぐベストな設計」を目指したところ、このサイズに落ち着いたのだとか。
ボディもアルミコーティングを施してあり高級感も抜群。
安くても妥協を一切許さない作りこみのミノーなのです。
【スペック】
44s | ウェイト:4.2g | フックサイズ:12 | モデル:シンキング |
50s | ウェイト:4.5g | フックサイズ:12 | モデル:シンキング |
61s | ウェイト:6.5 g | フックサイズ:10 | モデル:シンキング |
ラパラのXrpcd5は攻めのスタイルにおすすめの渓流ミノー
渓流域のラパラといえばCD5ですが、ラパラの新派閥エックスラップのCD5はそれよりも安価で万能なミノーとなっています。
その性能は超攻撃的。フラッタリング機能追加のファストシンキングモデル。さらに幅広のボディはトゥイッチへの操作性抜群。ノーマルリトリーブでもブリブリ動く。
弱点であった飛距離も克服している点も含め、CD5よりもはるかに使いやすくカラーバリエーションも豊富です。
ラパラのCDシリーズでは最も渓流向きだと感じるモデル。
ハイレスポインスでトゥイッチへの反応が良い新型ラパラって感じですね。
【スペック】
サイズ:5cm | ウェイト:4g | フック:12 | モデル:シンキング |
当然おすすめなスピアヘッドリュウキの50/45
スピアヘッドリュウキシリーズといえば、多くの渓流アングラーがコスパの神とあがめるDUOのミノー。渓流域では45㎜や50㎜といったモデルが最も活躍してくれます。
価格は900円前後で販売されているものが多く、カラーバリエーションも豊富。
アップクロスやダウンクロスと使い道は幅広く、僕もひとにミノーについて聞かれた場合「リュウキさえもっときゃいいよ!」と言い出すことで有名です。
スピアヘッドリュウキの凄いところは、フローティングからヘビーシンキング、さらにサスペンドモデルまでそろえているところでしょう。
【スペック】
サイズ(mm) | ウェイト(g) | フック(トレブル) | モデル |
50~45 | 2.8 | 12 | フローティング |
50~45 | 4.5 | 12 | ヘビーシンキング |
50 | 3.3 | 12 | サスペンド |
渓流だってアメリカンルアー!REBELミノーはトラウト向け
渓流ミノーというと日本製品の独壇場ですが、僕はアメリカンルアーもハマル場面が多いと思い、結構な頻度で使っています。
そもそも、僕はヘドンが好きで、子供の頃は良く使っていて凄く馴染があるんですよね。
そんなアメリカンルアー好きの僕が渓流で使うのは、プラドコの生みの親であるREBEL社のミノーですよ。
REBLE社は昔からアメリカのトラウトフィッシングに適したルアーを作ってきたメーカーで、公式でもトラウト向けと宣伝しているものが多いのが特徴です。
渓流だってトップウォーターが楽しめるクリックホッパー
REBEL社の中でも渓流でとくにおすすめなのが、元祖バッタルアーとして名高いクリックポッパーですよ。
このルアーは日本でも散々パクられてるので一度は見たことあるでしょうが、こいつがオリジナル。
もともと子供でも簡単にバスが釣れるようにと作られたアイテムなのですが、次第にトラウトフィッシングでの釣果が高いことが知られ、エリア用ルアーとして多数模倣品が作られています。
しかし、このルアーの本領はネイティブ。
大きなリップが水を思い切り噛むため、アップストリームでの釣りですら見事にアクションを出し、もがくバッタを演出し、渓流息で見事にトップウォータープラッキングを成功させます。
水面に飛び出すヤマメやイワナを見たければ、このルアーを使っておけば間違いないですね。
反逆の象徴!REBELミノー
続いてREBELの代名詞的ルアー
というか、この会社が初めて販売したのがこのルアーで、プラスティックルアーの普及につながった伝説のREBELミノーです。
じつはこのルアー、バス用だと思われがちなのですが、REBEL社的にはトラウトフィッシングでも使ってほしいと押しまくっているアイテム。
実際にREBEL関連の情報を見ていくと、アメリカ北部のクリークでトラウトを釣るために良く使われています。
サイズも5cmや4cmといった渓魚が口を使いやすい大きさがそろっています。
僕が渓流で使うのはF49( 4.13cm 2.5g)というモデル。
REBELにはフローティング・シンキングの両方がありますが、やっぱりオリジナルのフローティングタイプの動きが抜群に良いですね。あとバリュープライスっていう値段の安いタイプも凄く良い。
機敏に動き、ロッドワークへの反応も従順。スローリトリーブできっちり泳ぐように作られているんで、アップクロスで投げて動かすのは得意。
潜航レンジもそれなりにあり、小さい渓流で使うにはもってこいの性能です。
しかもこのルアー、値段が凄い安い。
本場だと大体3~4ドルで売られているので、日本に輸入して売ろうが1000円以下っていうのが当たり前。
バスプロショップとかABSでも取り扱ってるので、楽天で買った方が安いですね。
僕が確認した限り最安値は600円。むちゃくちゃオトクです。
海外のメジャークラフトには激安ミノーが存在する
メジャークラフトの海外版では激安のミノーが売っております。
しかも、トラウトでも使用可能な50㎜のモデルが存在するのです。
日本ではまるで知られていないミノーですが、その価格がまた凄い。
お値段、なんと500円代
恐ろしいぞメジャークラフト。
日本だとソルト版のルアーしか販売されていませんが、本家ではフレッシュウォーター盤のルアーも販売しており、その中でもミノーは驚きの安さを誇っています。
数は少ないながら日本でも売られていますが、ECサイトで買ったほうが数も値段も良いですね。
もちろん本来は渓流用じゃなくて、バッチバチの大型フィッシュイーター用。
バスももちろん、シーバスなんかが凄いマッチするんじゃないのか?止水域も活躍してくれそうな予感。
珍しいルアーが欲しい場合にはこんなアイテムを使ってみるのもいいですね。
サイズ(mm) | ウェイト(g) | フック | モデル |
50 | 2 | トレブル | フローティング |
隠れコスパ番長!デュエルのLミノーはエリアでも活躍
お次はデュエルのLミノー。
エリア用のルアーとしてファンの方は知っている例のアレ。
そもそも、デュエル自体が渓流ルアーマンにとってまるでなじみの無いメーカーですしね。
それにデュエルのサブブランドであるヨーヅリーから発売されているので、知名度もさほど高くない。
しかし、バスフィッシング経験者のαトラウトにとってデュエルは定番中の定番。
というよりも、むしろバス界のコスパ神というべきありがたきブランドです。
そんなデュエルが唯一発売している渓流ミノーがLミノー。
有名メーカーから発売されている渓流ミノーの中ではダントツの安さ。
その金額、わずか定価600円代。
あの渓流界の激安王ダイワ・ドクターミノーをもしのぐ安さでありながら、小粒で飛距離は抜群で、しかもヘビーシンキング。しかも見た目が可愛い。くぅう。
可愛いルアーに対して正直目がない僕ですが、一番の押しは物凄い面白い性能を持っていること。
飛距離もぶっ飛び仕様となっているばかりでなく、最小33mという極小モデルのヘビーシンキングという代わりダネ。
めちゃくちゃ可愛いですが、小型ミノーとクランクの間のようなアクションという変態ルアー。
リトリーブでもトゥイッチでも使いこなせるとても面白いアイテムなのです。
さらにマニアックなルアーだけに、販売停止したフローティングモデルも市場には未だ現存中。
本気で使える隠れたミノーとしておすすめですが、ただのミノーイングに飽きた玄人様にもいいかも。とにかく面白いルアーなのでぜひチェックしてください。
【スペック】
サイズ:33mm | ウェイト:3.5 | フックサイズ:12 | モデル:シンキング |
サイズ:44mm | ウェイト:5g | フックサイズ:12 | モデル:シンキング |
サイズ:66cm | ウェイト:7 g | フックサイズ:8 | モデル:シンキング |
※現行販売は終わりましたがフローティングモデルもあります。
渓流ミノーは探せばあるし結構安い
渓流ミノーは色々とありますが、探すほどに色々とでてきます。
有名メーカーのものでも「これ渓流に使えるの?」なんてアイテムもあれば、このメーカーから渓流用のミノーが販売されていたなんて知らなかった!というものも多数。
ともかく、安くて使える渓流ミノーというのは探すほどに面白いもの。
案外こんなミノーが使えたり?なんて具合で試してみるのも面白いです。
個人的にはアジングとかメバリングで使うようなミノーがヤフオクとかで滅茶苦茶安く売っていたりするので試しに買ってますが、結構いけますよ。
とにかく、安くて良いものを探し当てるのは楽しい。
貧乏だからってあきらめてはいけません。
むしろ、貧乏人の強みである安物根性を駆使し、色々な安いルアーを試してみたりしてください。
コメント