自作スプーンで秋の渓流釣り

スプーン
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一体いつから夏が始まったのでしょうか。そして一体いつまで続くのでしょうか。悪と正義、好きと嫌い、そして夏と秋。その境界ほど分かりにくいものはありません。正直に言うと「さっさと夏が終わってほしい」と思っていました。そして気づけば秋がやってきていました。

四季の中では秋が一番好き。できれば一年中秋でいてほしい。ずっと秋。永遠に秋。もうこのまま時間を止めてほしい、雪にはもう飽きたというか、降らなくてもいいですよ、冬になると釣りもできなくなり、頭がおかしくなりそうだから。

というわけで、釣りに最適な秋の渓流で使うのは、スウィンガー3.6gのプロト版。そしてこれは、そのテスト釣行のラスト位です。

元のオリジナルモデルよりも少し小さくなったこの新モデルは、重量も軽く、全長も短いです。オリジナルは40mm以上でしたが、こちらは約37mmです。

やはり小さなスプーンは小さな渓流によく似合う。

釣果第1号はすぐに出ました。ヤマメです。

だんだん体の色が黒くなってきて、秋の訪れを物語っていますが、例年よりもまだ暑。

ウェットウェーディングが未だに心地良すぎる。本来ならもう少し寒いはずなのに。

しかし、これほど暑いと魚の活性が低いんじゃないかと気になるし、遡上してくる魚がどうなっているのか心配になります。サクラマスはどのくらい遡上しているのか、サケはどの程度上がっているのか。なんかすごい少ないとは聞いているけれど。

とはいえここ数年秋アジ釣りはしていません。もうやり飽きてしまったのもあるし、人が多すぎるのも面倒なのと、実は最近イクラが食べれない・・・なんか苦手になってしまった。

だからこうして人のいない渓流に来ていますが、こっちはヒグマが出るから、人混みより怖いですよ。

そして今回の別の目的は、ルアーの水中アクションの撮影。

新しく作ったルアーは必ず水中で撮影。これはルーティンですが、実際にはとても難しく毎回苦戦。一人でルアーを動かしながら水中カメラを突っ込むのは大変すぎる。誰か手伝って。

で、今回の小型スインガーは、前回よりもハイピッチで細かい動きが特徴。

そんなことを考えていたら、突然ヒットしました。映像にはうまく映っていませんでしたが、ユニークなお魚さんが釣れてしまいました。

これに驚いたというのも、じつはルアーのアクション動画は撮ってきたけど、魚のヒットシーンは一回も撮れた事が無かったんです。

でも、すごい水が濁っていたのと、遠くでヒットしちゃったからカメラに全然映りきっていない。もっとチェイスしてから食ってほしかった。残念。

で、結局カメラを撮影しないと、小さな魚は数えきれないほど釣れはじめる。活性の心配はまるで必要ないほどドンドン釣れる。ヤマメがすごい。

とはいえ北海道の渓流では油断は禁物です。小さな川に突然大物が現れることもあります。ヤマメやイワナを狙っていたら、ニジマスが大暴れすることも。

とくに渓流のニジマスのアタックは鋭くて獰猛。ミサイルみたいに突っ込んできて、そのままルアーを丸呑みする勢いで襲いかかってきます。

これを小さなロッドで相手をするのは本当に大変ですが、小さいロッドじゃないと、これくらい小さな渓流では投げにくい。とくにベイトは厳しい。

だからこそマスレンジャーのようなグラスロッドはありがたい。値段が安いだけでなく、この環境ではグラスソリッドの曲がるけど粘る能力が必要だからです。これくらい曲がるロッドじゃないと短いロッドはバレやすいです。

そして、新しく作った3.6gのスインガーは、ヤマメやイワナに対してかなり効果があることが分かりました。さらにニジマスにも強いです。スプーンとしての性能は申し分ありません。小型ながらベリーフックがあるため、突然でてくる良型のニジマスもとれるのはありがたい。渓流魚はどれもサイズが30cmを超えるころからスプーンの真ん中。つまりベリーフックめがけて食ってくるので。

なので、この北海道の小さな渓流にはぴったりのスプーンだといえます。ヤマメを狙うし、イワナもつるけど、たまにくる大物もとれる。

それから、実は釣りの合間にはフィールドレコーディングも行います。渓流や森の音を録音して持ち帰るのが趣味です。録音した環境音はBGMや素材として活用できます。最近は自作マイクを使う人も多いですが、私も例に漏れず自作のステレオマイクを愛用しています。自作すると小型で軽量なので便利なので山に入ってフィールドレコーディングをやる人は大抵こうした自作マイクを使います。

そして釣りを続けながら考えるのは、次のルアー作りのことです。スインガーの重量バリエーションを増やすだけでなく、もっと奇妙なルアーを作ってみたいと思っています。普通のルアーにはもう飽きたからです。むしろ「絶対釣れないルアー」を作ってみたい。たとえばホバールアーのような、釣れないことで有名な存在です。あれを作るのは逆に難しいと思いますが、挑戦してみたいのです。とはいえ普通のルアーを普通に作るという選択肢も頭にはありますが、それは他の人に任せれば良いというか、そうじゃないルアーだけ僕は作ってれば良いなと思いました。

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