ダイソーのナイロンラインについて解説するよ【100均釣具】

ライン
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ダイソーラインといえばナイロンライン。

今ではPEとか色々出てはいますが、僕にとってのダイソーラインは未だにナイロンが主流。

しかし、このナイロンラインはとっても不評なんですよ。

まぁ安いラインなんで当然ですし、愛用している人って変わった人ばっかりですからね。

けれど、その変り者の一人として僕はこのラインを愛用しておりまして、どれかタックル一つには必ずダイソーのナイロンラインを巻いています。

そこで、ダイソーナイロンライン愛好家なりに、その使い方やその特性、メリット、デメリットについて解説してみようと思います。

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ダイソーナイロンラインとは?

ダイソーから発売されているナイロンラインですが、その正式名称は『道糸ナイロン』と言います。

全てが200メートル巻で売られている100円商品。

サイズ展開は1号~3号までで、カラーはイエローとピンクの2種類。

材質はもちろんナイロン100%で、スプールはポリエチレン製。

並行巻き使用となっている、ごくごく一般的な激安ナイロンラインです。

ダイソーナイロンの特徴

というわけで、まずはダイソーナイロンの特徴について書いていこうと思いますが。

やはり激安ラインということで、その特徴の殆どが釣りに対するデメリットとなる所があまりに多い。

まぁ普通に考えて一般的な人が使うラインではありません。初心者のアングラーでもこのラインは敬遠したほうが良いのでは?と思わずに言われない性質ですね。

圧倒的な高コスパ

ダイソーナイロンラインの特徴は、やはりその圧倒的な安さでしょう。

普通のラインなら数百円するところをわずか100円。

しかも200メートルあるので、一回買ったら2回程度はラインを巻けてしまいます。

また、他にも激安ナイロンラインはあるのですが、そちらと比べても安さは圧倒的。

例えば激安ラインで僕も愛用しているサンラインの「海平」というのがありますが、こちらは500メートル巻で1000円以上します。

一方、ダイソーラインなら500メートル巻いても300円以内というお得さ。

激安ナイロンライン界では頭ひとつ抜き出て安いラインなのです。

消耗が激しいライン

しかし、その高いコスパと反比例するように、ラインの消耗率もスば抜けています。

丸一日釣行に行くと、その時点でもう水を吸ってしまいラインが白くなるのは当然のこと。

さらには耐摩耗性も低く、擦れに弱いという欠点もあります。

つまるところ、やはり安いラインにはそれなりのデメリットがある。

なにせ100円で200メートルですからね、そんなラインで耐久性まで高かったら化け物すぎて釣具業界が吹っ飛んでしまいます。

つまり、耐久性が低いのはしごく当然の結果ですね。

感度が恐ろしく低い

最後に感度ですが、これはずば抜けて低いです。

僕が今まで使ってきたナイロンラインの中では断トツで低い。

というのも、このラインの伸縮率があまりに高くて、両手でラインを使ってひっぱってみると、まるでゴムみたいにビヨーンと伸びるんです。

この伸縮性のせいで魚があまりに小さいと掛かってもわからないこともタマにある位ですね。

それでもダイソーのナイロンラインを使う理由

その高いコスパだけを見れば魅力的なダイソーのナイロンライン。

しかし、やはり安いなりの耐久性の低さというデメリットもあり、ルアーフィッシングでは使うのを躊躇う人も大変多い。というか、10人中9人はこのラインを敬遠します。

そして、その残りの1人である僕としても声を大にしてオススメはしずらい。

なんか堂々と「ダイソーナイロン使っちゃいなよ」とは言いにくい。

どちらかといえば、ダイソーならPEラインから始めるほうが良いよと言ってしまっている。

の、ですが。

そうはいいつつも、実はこっそり渓流でダイソーのナイロンラインを使い続けているのです。

しかもランカーサイズのニジマスともこれでファイトしているし、ヤマメも釣っているし、アメマスも釣っているし、渓流ならなんでもダイソーラインを使ってしまっている。

しかし声を大にして言いにくい。

なぜなら、ダイソーナイロンラインはその特性を理解した使い方をしなければ、真価を発揮でないラインだからなのです。

伸びの良さを利用してリーダーとして使う

僕がダイソーナイロンラインを愛用してしまう最大の理由が、その伸びの良さです。

そもそも、耐久性が低いこのラインは、張りがあまり無く、引っ張るとグイーンと伸びるまるでゴムみたいな伸縮性があります。

そのせいで感度なんか無いに等しく、時々魚が掛かってもわからないことも。

まぁつまり、伸びるラインほど消耗率が激しいし、感度も低いし、安い。

逆に伸びないラインほど耐久性が高く、感度も良いってことです。

しかし、この「よく伸びるナイロン」という特性はPEラインのリーダーとしては実に使いやすい性質です。

なぜなら、魚が信じられないほどバレにくくなるから。

ラインが伸びるということは、それだけ魚のショックを吸収してくれる働きがあるということ。

つまり、同じ長さのフロロリーダーはもちろん、他のメーカーのナイロンラインよりも、魚のショックを逃してくれる働きがあるんです。

ここが気に入っているポイントで、特に渓流で短いロッドで50cm以上にもなるニジマス等とファイトする僕にとっては有り難いことです。

なんせ、短いロッドはとにかく魚のショックをイナセません。

おまけに魚を掛ける距離も短いので、ラインのたるみも利用できない。

そこで考えたのが、よく伸びるダイソーのナイロンラインをリーダーに使う方法でした。

これが驚くことに、確かにバレが減ります。

むしろチャンと合わせていなくても、フックが貫通していなくても、そのショックの吸収率だけで魚を手前にまで寄せてきてしまう位の追従性を見せてくれる。

この効果はニジマスだけでなく、ヘッドシェイクの激しいヤマメにも有効で、とにかく伸びるという特徴から魚をフックから逃さないでくれるんです。

なので、僕がこのダイソーラインを使うのは、特に硬い竿に合わせる事が多いですね。

渓流ロッドには結構多い、先調子でミノーイングもこなせるよう、トラウト用にしてはやけに固くセッティングされているモノとか、ダイソーラインとの相性が抜群です。

逆に、グラスロッドで柔らかいものは必要ないし、ダイソーのナイロンラインみたいに伸びすぎると、今度はルアーを操作できなくなるわ、魚が掛かってるのかわからなくなるわで大変なんで、こっちはフロロとか、ちょっと頑丈なナイロンリーダーを合わせて使ってます。

2号までで相手が出来る魚に使う

ダイソーのナイロンラインを使うにあたり、一番重要なのが強度に対する認識です。

このラインは一般的なラインよりは「最低でも0.5倍強度が落ちる」と思って良いです。

つまり強度が10位としたら、ダイソーのナイロンラインは7位しか無いって感覚です。

なので、普段1号のラインを使う魚なら、2号を使う。これくらいの使い方で丁度良いです。

ですから僕はダイソーのナイロンラインはニジマスやヤマメ相手でも基本は2号。

これ以下に落とすと耐摩耗性の低さゆえに岩などに擦れた時のラインブレイクが心配ですからね。

個人的には1号は使いません、これくらいのラインは耐久性が無さすぎるので、使うなら2号か3号が良いです。

頻繁に交換するかロングリーダー必須

リーダーとして使うのがおすすめな理由として、そもそもダイソーのナイロンラインは消耗が激しく頻繁な交換が必要だからです。

これがメインラインだと、本当に釣行毎にライン交換が必要になりあまりに面倒なんで僕は使いません。

逆にリーダーなら交換がまだ楽ですからね、釣りにいったらリーダー交換していけば良いだけです。

さらに交換が面倒だという人は、ロングリーダーにするのをおすすめします。

例えば普段リーダーが1メートル位の人は、あえて5メートル位とっておき、そこから釣りをしながら傷んだ箇所をカットしていくとリーダー自体の交換頻度を下げられます。

ダイソーナイロンラインを使う時は頭を使おう

というわけで、ダイソーナイロンラインという激安ラインの使い方でした。

こういったラインは管理が大変だし、そもそも使い方自体が特殊な代物だと思って良いです。

つまり、楽したいなら絶対に高いラインを買った方が良い。

なので「よーしとりあえずダイソーナイロン使おうー」と軽く考えると結構痛い目を見てしまいます。

しかし、その特性を理解して使えば、もしかしたら貴方の強力な武器になるかもしれませんよ?

そう、このラインは結局コスパを極めんとする僕みたいな特殊な人間が使うが一番良い。

激安の道はとても厳しい!安いラインほど扱いが難しいことを覚えておきましょう!

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コメント

  1. ヨーコ より:

    初めまして。初心者です。いままさに釣り道具を揃えている最中で、ダイソーのラインで良いかな?と調べていてこちらの記事に辿り着きました。大変参考になりました。ダイソーラインは、今の私には無理っぽいのでやめておこうと思います。ありがとうございました^ ^