今回はダイソーのPEラインのレビュー記事です。
まさか、あの、ダイソーからPEラインとは・・・そりゃ話題にもなりますよね。
僕もビックリしてたんですが、やはりダイソーの新商品の売れ行きはあまりに速い。
売り場にならんだのか、それとも並んでないのかもわからない速度で売り切れになり、コーナにある空白の大きさから「これはPEラインが来てたな・・・」と推測するしかありませんでした。
そんな時「ダイソーのPEライン?あるよ」とばかりに0.8号と0.6号を送ってくださった方がいたので、さっそくレビュー記事を書かせてもらいたいと思います。
ダイソーのPEラインとは?

ダイソーから発売されたPEラインは価格は300円。
種類は下は0.6号から0.8号・1号・1.5号の4種類が発売されています。
各号数の強度は以下の通り
【強度】
0.6号 12lb(5.4kg)
0.8号 15lb(6.8kg)
1号 18lb(8.8㎏)
1.5号 22lb(10kg)

ラインは中国製で当然ポリエスチレンを使用。
強度を一見してみると、Amazonやらで売ってる中華PEラインぽくあります。
ちなみに強度は僕が良く使う激安PEラインのピットブルよりも若干下。
ラパラのラピノバXよりもやはり若干下ですね。
ラインマーカーが付いている

ラインを取り出してみると、10mごとにラインマーカーが付いていました。
ソルト系のラインによくあるマーカー。
淡水でPEを使う僕なんかは滅多にこうしたラインを使わないのですが、やはりメインターゲットは海なんでしょう。
でも、淡水域でもマーカーがあると結構便利です。

飛距離も簡単に把握できるし、わりと視認性もよくて目立つ。
渓流アングラーはあまり使いたがらないかもしれませんが、湖などではこうしたラインは使い勝手か良いかもしれません。
ラインは張がある激安PEのそれ

ラインを触ってみた感じ、コーティングがしっかりされていて張りがあるたいぷ。
もうちょいシナっとした位が使いやすいでしょうが、使っていけばコーティングも落ちていくでしょう、それも簡単に。
なんせこれ、たぶん普通の中華PEラインとなんら変わらないと思うので。
過去に中華PEを使ったことがあるので、触った感じが一緒。
つまり、中華PEを使える人は全然問題ない。

ぎゃくに、中華PEは使いたくない!というひとは当然使わなくてOK!
ちなみに僕は中華PEを使う時は常にPEにシュッ!とかホームセンターで売ってたシリコンスプレーを吹きかけて使ってました。
そうしないと、ガイド抜けが悪いもので。
なので、これもおそらくそんな感じて使えば案外長持ちするかもしれません。
ダイソーPEをリールに巻いてバックラッシュを起こさせてみる

さて!それじゃあ使ってみよう!
と思ったけれども現在道北地方の河川でPEなんか使ったら即凍ってしまう。
というわけで、うちの庭で投げてみることにしました。
でもまぁ、普通になげて使えるのは、なんか触った感じすぐわかったし面白く無い。
ってことで、ベイトPEでバックラを起こさせ、高切れさせるとどうなるか確認することに。
最初に使うタックルはクロスフィールドにロキサーニBF8。
巻くPEは普段よく使う0.8号
そして、ルアーはリップが折れちゃったリュウキの70s(9g程度)
さぁ、PE0.8号で9gをフルキャストすれば高切れは確実に起こるはず。
下手すれば一発のバックラで高切れもありえる。
何発のバックラに耐えられるのか?ダイソーPEの高切れチャレンジスタートです!
なかなかバックラが起きてくれない

さあダイソーPE!何発のバックラに耐えられるのか見せてもらおうじゃないか!
と、思ってフルキャストをブチかましていたんですが。
これがまず全然バックラしません。
なぜだ!?なぜバックラしない!!
ブレーキを5からどんどん落とし、ついに0にしてようやく初バックラ。
遅い、なんて遅さだ。
これじゃ高切れ選手権で負けてしまうどダイソーpe!
とりえあず最初のコーティングに張りが結構あるので、いきなりラインがギュイーンと巻き込まれることは無かった。
そして、そもそもロキサーニBF8でやったのが悪かった気がしないでもない。
このリールのスプール径ではやすやすとバックラしないどころか、快適な飛距離まで出てしまう。

それもラインマーカーで丸わかり。アベレージ30m超え。
しまった、ダイソーPEだからなんか簡単にバックラするだろうと甘い計算で挑んてしまった。
むしろ使い始めはコーティングしっかりしすぎてて全然バックラしない。
しかもバックラがあまりに弱い。
かるくーくバックラ、っていう程度しか起きてくれない。
これはロキサーニではダメだ・・・
というわけでリールをチェンジ。
今度は小口径スプールのアルファスAIR twで挑戦。
そしてブレーキを下げまくり設定1!
ぜったいこれなら一撃バックラ間違いなし!いくぞー!
とばかりに、全力で投げると、一撃バックラ!
やはり小口径スプールは回転数が上がりまくりバックラができる!エアブレーキなんてなんのその!優秀だぞぉアルファス!
で、一発目のバックラに耐えたダイソーPE。
おのれ・・・ダイソーごときが耐えやがって・・・おのれぇ!ダイソーのくせにぃ!!
と怒りの2発目のキャスト。
すると、なんと2発目も耐える。
・・・しぶとい。
もっとやすやすと高切れすると思ってたのに、わりとガンバルPE0.8号。
これは0.6号でやったほうが簡単に高切れさせられた気がするけど、ええい!
と3投目のフルキャスト!するとついに
高切れ成功!

3発目のバックラで成功。
無事切れましたね・・・いや無事ってなんだ・・・・だめだろ高切れしちゃ・・・。
でまぁ高切れさせた感想としては、中華PEとして考えた場合、なんかこう・・・特別悪いPEという感想はないですね。
いわゆる「期待したほど悪い」ではない。
Z級かとおもってた映画が、見たらB級だった時と一緒。
たしかに品質は悪いPEですが、中華PEとして考えたら普通な気もしますね。
ただ、使い続けていったらどうなるのか・・・・って所はまだ検証してません。
しかし、ちょっと使って試してみようという気になれるレベルのPEだったので、今年はどれかリール一台にこのダイソーPEを巻いてみようと思います。
4/27 追記:その後のダイソーPEラインについて
あれから3ヶ月が経過し、なんとメインラインとして渓流ベイトにおいてダイソーpeラインの0.8号を使い続けてきました。(きっとそんな奴は僕だけかもしれない)
その結果からお伝えしますが「とくに問題はない」です。
ほんとうに、特にトラブルというトラブルもなく、ただただ普通にPEラインとして使い続けてきましたし、中華PEライン程度の使い勝手というか、なにか「すぐ切れる」とかもない、いや正直一回も高切れしてません。
普通にメンテして、普通に投げて、普通にリーダーを使う分で期待するようなトラブルも無かったというのは結構意外だったんですが、やっぱり特別悪いラインってワケじゃなさそうですね。
で、正直ライン巻き変えるのが面倒で、下手するとこのままワンシーズン渓流でダイソーPEを使い通してしまう可能性すら出てきてるんですが・・・なんか色々ダメな気がしてきました。
結論:ダイソーPEラインは中華ラインと思って使うべし

ダイソーPEラインは中華PEラインと思って使うのが一番良いですね。
それも、100m売りの中華PEラインです。
普通、こういう激安ラインって800m巻きとかで売られていることが多いんですけど、それが100m300円で売ってるっていうのが、かなりの特色なのかなと。
まぁ本当に中華PEをバチバチで使うなら800m巻きのほうが安いんですが
「とりあえず釣り始めるからPEライン使うか」的な人には良い感じ。
だって800mの中華PEライン、使い切る前に普通のPE買っちゃうでしょ初心者。
んで、とくにライトゲームは良いですね、遠投しないし、重いルアー使わないし、激安PEでもトラブルが起きにくい。スピニングタックルはとくにトラブルレス。
僕も海で使うライトゲームのPEなら、まーこれでいいかーって感じで選ぶでしょう。
逆に1.5号でメタルジグぶん投げて遠投の釣りするのはあんまりおすすめしない。
魚が掛かってどうこうより、高切れが続発する可能性が高いんで。
特にベイトに巻いて遠投!なんて釣りはやめたほうがいですし、もしそれをやるなら、ロングリーダーならまだなんとかなるかも?って気もするけど、それでもまぁ遠投では使わないですね・・・
あとはラインの下巻きとして利用してみたりするのも良いですね。
下巻きようのPEがないなーって時に、あーダイソーで買ってこよー!って感じ。
なお、こういう激安PEはいとも簡単にコーティングが取れるんで、使うなら毎回シリコンスプレーを必ず塗布することをすすめします。
コメント
ワタシも0.6と0.8をお試しで買ってみました。ラインの太さは1番手上の太さでしたね 笑
引張り強度はテストした人の某動画SNSだと1番手下の強度みたいですね 笑