ダイソーにウェイトシールが売っている。
そんな噂を聞いていましたが、まさか本当にあるとは・・・
なにせ、ルアーの中でも、とくにプラグ系のチューンナップに欠かせないウェイトシールは、僕も普段から頻繁に仕様するアイテムですし、おそらく多くのアングラーが手持ちのルアーに張ったことがあると思います。
そんな便利アイテムがついにダイソーで買えるようになるとは驚きましたし、なんともありがたい時代になったと実感させて頂きましたね。
ダイソーのウェイトシールとは?
ダイソーで売っているウェイトシール(重りシール)がこちら。
内容は重りシール一枚で、総重量は30g
パッケージには「強い粘着力!」という力強いメッセージと共に、「ルアーのサスペンドチューンやシンキングチューンに!」という頼もしき言葉も添えられています。
それをみて、おもわず嬉しさが込み上げてきたのは言うまでもなく、勢いよく買ってきた僕。
なぜなら、僕が住む地域にウェイトシールが売っておらず、全てネットで買い続けてきたのです。
その使い方を言い出したらキリがなく、フローティングをサスペンドにしたり、サスペンドをシンキングにしたり、シンキングをヘビーシンキングにしたり、まぁ色々。
さらに、普段の釣りでも細かいウェイトチューンを行う僕は、板重りどころかガン玉を潰して好みの厚みに変え、両面テープでルアーにくっつけるレベルに到達していました。
ところが、いよいよ簡単に、しかもダイソーでウェイトシールが買えるようになるとは。
「ようやくだ!ようやくウェイトシールが身近な店で買える!ありがたい!」
と喜びながらパッケージを開けようとして、ふと戦慄が背筋を駆け抜けました。
なにせ、ダイソーのアイテムは信用してはいけません。
中を開ければ、鉛の板ではなくステンレスの板かもしれないし、粘着テープなんか付いていないかもしれない。いや、もしかしたら、そもそも金属ですらない可能性もあるのが、100均釣具という魔界。
「うかれてはダメだ!ここで慌てれば痛い目を見る!」
そう、絶望はいつも希望のふりをしてやってくる。
修羅場を抜け続けてきた僕は喜びの前に自らを律し、トラップが無いか慎重にパッケージを観察しはじめました。
パッケ時右上部に目をやれば、対象魚としてバス・シーバス・チヌの文字と共に「ライトゲームターゲット全般」という文字があります。
が、ここはいつも適当なので、当然信用はしません。
だいたいメジャーな魚を書いておけば売れると思っているので、トラウトだろうが使えるのはあたりまえのこと。というか、トラウトをないがしろにし過ぎではないでしょうか。ダイソーさん、ここにトラウトって入れたほうが北海道では売れますよ。
続いて裏面をチェック。
ダイソーでネット注文する場合には上部の商品コードを参考にして頂きたい所。
そして肝心の使用方法では、1g単位でカットできるシールが付属しているので、そちらを使ってハサミで切って使うことを推奨されています。
な、何という親切設計でしょうか。僕が前にかったウェイトシールはこんなものは無かったです。
しかし、あくまで目安と書いてあるので、1gピッタリになるわけもない。
騙されないぞダイソー、そんな甘い言葉で僕に希望をもたせても騙されたりしないのだ。
そして素材ですが、当然鉛が中心。
よかった、ここを見るまで本当に鉛かどうか信用は出来ませんからね。もしかしたら真鍮とか銅とか、下手したらアルミかもしれませんよ。
さらに、鉛の厚みも書いてないのが気になるところ。
いったいどんな金属シートが飛び出してくるのでしょうか?
ダイソーのウェイトシールを実際に使ってみる
それではいよいよ開封。
中をあけると、鉛の板とメモリのついたシールが出てきました。
よかった、大丈夫です。安心してください、鉛ですよ。
さらに付属のシールがあるのも確認。
なるほど、このシールを張ることで、計りを使わずに適度にウェイトをカットできるらしい。
ちなみに僕は1gまで使わないので、この目盛りの半分で切って使う事が多くなりそうです。
鉛の板は厚みが1mm程度であり、よく見る鉛シールの標準的な厚みとなっています。
ただ、僕的には2mm位あったほうが好きですが、さすがに特殊すぎますよね。
ちなみに僕は厚みが欲しい時には、板を二枚重ねにして使うこともあります。
こちらが重量の目安となるシール。
そもそも、このシールを作る位なら、板の裏側の紙に目盛りを書いておけば良いのでは?と思うかもしれませんが、想像してみると工程の厄介さが過ぎる。うん、シールは別なほうが良い。
このシールは、鉛の板の裏面。つまり紙の上に貼り付けて使うのがベストと判断。
このようり裏側に貼り付けて、あとはこの目盛りを目安にハサミでカットすれば、簡単に1gの鉛板が完成するわけですね、便利です。
こちらが1g分にカットしたもの。
重量を測ってみると、たしかに1gに近いので十分。
もっと細かく重量を決めたい人は計りを用いると良いですが、ルアーのカスタムでは泳がせながら、その場のカンでウェイトチューンするほうが多いので問題ありません。
それでは切り出したウェイトをルーアに張っていきましょう。
テストに使うのは、これまたダイソーのミノーさん。
この腹部に1gのウェイトを足してみようと思います。
ウェイトを腹部にのせて、いざ接着。
ちなみに貼る位置は適当にベリーフックの後ろ側へ。
張ってみるとこんな感じで、普通のウェイトシールと見た目は遜色ありません。
厚みも1ミリ位なので、たしかにコレで十分な気がしますね。
張ったあとシールを軽く動かそうと思いましたが、接着力はなかなか。簡単には動きそうもありません。
ただ、ちょっと前に使ってたウェイトシールよりは粘着力は弱い気がしないでもない。
ここも好みはありますが、あまりに強すぎて剥がれなくなるのが嫌って人もいるし、普通に泳がせて剥がれない程度の接着力があれば十分です。
続いて半分に切って接着。
僕はこちらのほうが良く使います。
ハサミを使ってベリーのアイを挟むような形に切っても良いですが、わりと面倒臭がりなので、切ったウェイトでアイを挟むように接着することが多いです。
こうすると1gのウェイトが丁度ルアー本体のウェイト重心に合う形で貼れます。
ルアーごとに重心の位置は違いますが、ウェイトを使ってフロント重心にしたり、後方重心にしたり、はたまらリップの下に張って使うことも可能。
自分で切って使えるシートなので、かなり使い勝手が良いウェイトシールだと感じました。
あと、釣り場に持って行くときには、事前に1gずつに切ったシートを束ねて持っていくと使いやすいのでおすすめ。僕は0.5gずつに切ってタックルボックスに入れていこうと思います。
ダイソーのウェイトシールはなかなか良かった
粘着力はソコソコなれど、ソレ意外は普通に使いやすく、なおかつ目盛りシールまであるので便利なウェイトシールだと感じました。
値段的にも安く、30gも入っているのはけっこうお得。
形成済みのウェイトシールも良いですが、フリーカットのウェイトシールはアングラーの好みに合わせられるので、買って損はない100均釣具だと感じました。
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