渓流ルアーはPEラインを選んどけば最後は得をする

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さて、渓流ルアーフィッシングをやろうって方の中には

「ラインっていったい何を使ったらいいの?」

と思ってる方もいるかもしれません。

実際僕も渓流をはじめる時に、ラインを何にしたら良いか悩んでネットで色々調べましたよ。

で、その時にはだいたい「好みで良いです!」という、初心者が一番困る記事しか無かったんですね。

「好みも何も、こちとら初心者だからね?好みとかそもそも無いからね!」

と憤慨してから数年、そろそろあの頃の自分と同じ渓流初心者向けに記事を書くとしたら

もうPEライン使っとけ、それでもう良いから、リーダー付けて使っとけ!

ということだけを書く記事ですからレッツゴー!

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渓流ではスピニングもベイトもPEラインが主流

渓流のルアーフィッシングで、今一番使われているのがPEラインですよ。

てかPEラインって何よ?っていう人もいるでしょうが、簡単に言うと

「めっちゃ強い紐みたいなライン」

と思ってもらえればいいです。他のラインが透明でプラスチックを使ったものが多いですが、こいつだけ紐です。

で、特徴は細くてしなやかで、めちゃくちゃ引っ張り強度が高いこと。

同じ太さならナイロンの3倍以上は引っ張り強度がある。

こいつを渓流で使う人がとても多い、とくにベイトを使う人はPE以外は淘汰されたレベルです。

まぁなんでPEがメインなん?って話を後でするとして、まずはセッティングについて解説です。

渓流で使うPEラインは0.6~0.8号が中心

渓流で使われるPEラインは0.6号から1号が中心になります。

ヤマメ、イワナを中心に釣る本州の渓流アングラーは0.6号

中流域や、北海道で渓流をやる僕みたいなアングラーは0.8号

本流でCR区間で0ビッグトラウトを狙うアングラーは1号以上を使うってのが相場になってますね。

ちなみに僕は0.8号をメインに、時々0.6号のPEを使ってヤマメやイワナ、ニジマスを釣ってますよ。

渓流のPEはリーダーを必ず使う

渓流ルアーフィッシングではPEライン+ナイロンorフロロのリーダーを使うのが定番です。

リーダーというのは、メインラインの先につけるラインで、長さは1ヒロ(腕を広げた位の長さ)が良いとされてます。

この長さを基本として、あとは自分の釣りに合わせてリーダーを長くしたり、短くしたりしてベストな長さを探してください。

使うリーダーは最初はフロロがおすすめで、ばらしが多いならナイロンにチェンジしてください。

ちなみに号数ですが、ヤマメやイワナ相手なら8lb、ニジマス以上の魚が居るなら10lb以上を使うのが安全です。

ちなみに北海道では10lb以上のリーダーが基本で、僕もそう。

ビッグトラウトが居るエリアなら、どんな小渓流でも間違いなく10lb以上を使いましょう。

なお、リーダー無しの直結はマジでやめたほうがいい。

シナッシナのPEらいんがフックに絡みまくるので、必ずリーダー付けてください。

なお結束はFGノットかFCノットを使うとトラブルレスですが、めんどくさかったらファイヤーノットとかでも大丈夫です。

なぜ渓流ではPEラインが主流になったのか?

正確に言えば、べつにPEじゃなくても良い。ナイロンでもフロロでも渓流ルアーフィッシングはできます。

ただ、フロロもナイロンも使った結果、結局僕がPEラインを渓流で使うようになったと同時に、多くの人がPEに落ち着いたのは、当然理由がある。

まぁ一番の理由は「トラブルが減るので、楽になる」

てのは大きい。

いや、べつにラインに限った話でもなく、使う道具の移り変わりなんて、だいたいコレ。

まぁ、そんなこと考えずに

「いやもう黙ってPE使っとけホントいやホント!」

レベルでPEにしとけと思うんですが

一応説明はしとこうと思います

渓流ベイトフィネス機はPEラインを巻くのが前提みたいになってる

まず現在大流行中の渓流ベイトフィネスですが、これに関しては

9割以上がPEラインを使ってる。

ていうかナイロンとフロロを渓流ベイトでメインラインにする人皆無すぎて草

っていう感じなんですね。

なぜかといえば、渓流ベイトフィネスをやる上でスプール重量をとにかく軽くしたいから

スプールは1g軽いだけで世界が変わるとすら言われているのがフィネスの世界なので

これをナイロン、さらに重いフロロなんかでスプール重量を重くしたくない!ってのが一つ

もう一つは、そもそもスプールが軽量すぎてPEラインじゃないと壊れる!ってこと

軽量のスプールはナイロンやフロロを一杯巻いてしまうと、水を含んだ時にスプールを圧迫してしまい、何もしてないのにスプールを変形させることがあるんですね。

軽量スプールにとってナイロンやフロロってのはアナコンダと同義。がっちり絞められて骨を折られるのと一緒ってことです。

一方、PEは水を含んでも変化が無いから、スプールへのダメージが少ない

っていう理由もあり、渓流ベイトフィネスやるならPE一択。これはもう間違いありません。

スピニングもPEライン勢しか最近見たことない

じゃぁスピニングはどうかっていうと、渓流ベイトほどじゃないですが、やっぱりPE勢が大半ですね。

僕が実際に会ったり話したりする人は、ほぼPEライン使い。

ナイロン勢はオールドスピニングの人が目立つ感じですね。

ただ、僕も最初はスピニングはナイロン派でして

以前スピニングのPEのソルト・ライトゲームでクソ痛い目を見ていらい

「もうPEなんて使うかぁあああ!」

とナイロン一択しか無かったです

最初はなんか面倒な気がするPEライン

ぶっちゃけ、最初はPEラインを使うのは「なんか嫌だなー苦手だなー」と思っていた。

というのも、海でPEを使って小型のワームを投げてたんですが、どうにもトラブルが続発していたから。

風に弱い、糸がフワフワするし、それでエアノットができて、スピニングリールがぐっしゃぐしゃ。

確かに強いラインってのは間違いないけど、正直信用度が低い。

けれど、渓流ではなぜかPEライン勢が圧倒的に増えていて、んーそういうならPEにしようと決断。

けれど、最初に使った時にまずティップにラインがめっちゃ絡まる現象が起きてしまい、うわー最悪だなーこれと思いはじめる。

続いてバラし現象を全力で体感。ナイロンなら何も考えなくても釣れてたのに、PEにした途端バラしが続発はつします。

でも、なぜか糸がボワボワーとなったり、エアノットが起きたりは無い。

たぶん渓流はショートキャストが中心で、なおかつ強風が吹き荒れることが無いせいだと思う。

にしてもバラしが凄いもんだから、そこでいったんナイロンに戻る。

けれども、そこで気が付いてしまったんですね。

トラブルまみれと言われるPEが、渓流では逆にトラブルを減らすという逆転現象が起きることに!

PEラインだと太いリーダーを使える

ナイロンというのは、いろんな場所で使える超優秀なライン。

基本ライントラブルが少なく、使い勝手は抜群。

しかし、渓流でのナイロンラインは、使い始めてしばらくすると、様々なトラブルが続出する恐るべきラインに早変わりします。

まず一番怖いのがラインブレイクです。

岩や倒木が多い渓流では、ラインに傷が入るのは当たり前。

そんな場所で、4lbや6lbのラインはいとも簡単に傷が入ります。

で、もともと1号以下という細さのラインに傷が入ると

魚を掛けたり、ルアーを投げる衝撃でいとも簡単に切れてしまうんですね。

だから、こいつを回避すべくラインの傷をこまめに確認し、メインラインを切るという作業が渓流では必須になっていきます。

けど、ずーっとそんなことやってるの、正直面倒。

さらにいうと、傷見つける→ライン切る を繰り返すと、一回の釣行であっというまに20m位無くなる時もあるんです。

これは金がない僕にとってはキツかった。

なんせ、安いナイロンラインってのは、渓流だとぜんぜん使い物にならないから、ある程度高級な代物(細くても強度がある)やつじゃないとダメだったから。

これを切るのがしんどくて・・・いやもう勘弁して・・・なんでこんな細いナイロン使わないといけないの・・・?ってな具合で、まぁストレスでしたよ。

これを防ぐべくナイロンにフロロリーダーを付けたりしましが、困ったことに結束強度が低い。

デカマスが居るエリアが多い北海道の渓流じゃ使えないし、根がかりで一発リーダーが外れるってこともタマにある。

そこで、PEにしたらどうなるのか?

まず0.8号のPEを使い、そこに試しに10lbのフロロリーダーを付けてみる。

メインラインは1号以下だし、しなやかなPEなので当然ナイロンより飛距離は出る、引っ張り強度も強い。

けれど、そこに2.5号のフロロラインを付けるなんて、そんなもんで5g以下のルアーがまともに飛ぶのか?

不安だったものの、とにかく強いラインシステムが欲しかったので、試しに使ってみる。

すると、投げれるんだな、コレが。

リーダー部分だけならば、10lb以上が使える。

しかもPEはナイロンと違って結束強度が強いので、根掛を外しやすい。

これだけ強靭なラインシステムがあると、北海道というクソデカなトラウトが居る渓流でヤマメやイワナを狙う時でも安心。流れにのって下られても強気でいけます。

これがナイロンラインの4lbとか6lbとかだと、逐一傷をチェックして、魚一匹かけたらラインを20㎝くらい切らないと安心できない。

実際、高いナイロンを使えば安心だと思ってたところ、一発で6lbをラインブライクした僕は、一回の釣行で20メートル近くのラインを切る羽目になりましたからね。ほんと辛いよ。

それくらべて、今は10lbや8lbのリーダーなので、多少傷があった位でラインブレイクなんて事にならない。

それどころか、こまめにラインをチェックする回数も以前より減らせる。

ただ、PEは傷に弱いので、もし枝にひっかけて傷つけたらリーダーを外して結びなおすとOK。

これはとてもありがたいというか

ぶっちゃけ渓流って岩とか倒木が多いから、本当は10lbクラスで釣りしないと、普通にやってられない。安心してやるなら、最低でも8lbは欲しいよ。

けど、使うルアーが軽いもんだから、仕方なく6lbとか4lb使う

だからPEに太いリーダーを付けてやるっていうのは、ラインブレイク対策としてはかなり合理的なんです。

スピニングは巻癖が付きやすく糸ふけが出やすい渓流ではPEは感謝しかない

続いてナイロンに比べてトラブルが格段に減るのが、巻癖が付かないこと、糸ふけが出やすいという渓流スピニングの辛い問題ですよ。

6lbくらいのナイロンラインは巻き癖がつきやすいのと同時に、糸ふけがビョンビョン出るラインになります。

それがベイトならまだしも、スピニングになると致命的なトラブル。

つまり、スプールの中にラインが巻き込まれる現象につながるわけです(ゼ〇ンじゃないぞ)

これが本当にきつい、渓流でのナイロンってのは釣行一回でラインが傷だらけになり終わる以前に、この巻癖で使用不能になることが多い。

だから、僕がナイロン使ってた時は釣行一回で巻替えるのが普通。

シャロースプールを使っていたから30mほどで済みましたが、それでも毎回巻替えるのはしんどいし、コスパも悪すぎる。

だってトラブルが怖くて高いナイロン使ってたから、100メートル巻き1200円が3回釣行で消える。

当時は毎日のように渓流にいってたから、一週間でラインをまた購入する羽目になる。

金も無い僕がコレを続けるのは当然無理なわけで

PEからナイロンに戻った時「あーこれは無理、さすがに無理ゲーだわ」となったんです。

そうなんですね。

たしかにナイロンはトラブルが少ないんですが、細いナイロンってのは渓流では基本トラブルの権化なんです。

ラインスラッグが出まくるミノーイングをやるし、そもそも流れの上流側にルアーを投げてアクションをかけるので、糸ふけやら糸ヨレが出まくる原因になるから、そらスプールに糸も噛むし、巻き方も安定しないから、ももり現象(糸ダンゴ)も早々に出る。

それを「巻替える」ということで補っているんですが、一回でもそれをやめると、悪魔のラインに早変わりするんですね。

だから、僕は一瞬でPEに戻ることを決意しましたよ。

だって、PEラインは150メートル1800円で売っていたとしても、巻癖が一切付かないんですから。

だから傷がついてカットはしても、釣行一回で全てを巻き替える必要がない。

つまりお金を掛けてトラブルを回避していたナイロンよりも、圧倒的低コスパでトラブル回避が実現するんですよ。

渓流PEはロングリーダー化で巻癖を恐れずナイロンのメリットを使える

しかし、PEはバラしやすい、おまけに根ズレにも弱い。

わけなんですが、じつはこれはリーダーを長めにとることで回避できます。

これを太いPEと12ポンド以上のリーダーでやると結束部が邪魔して厳しいですが、渓流だとロングリーダー化しても、たいしてトラブルなく使えるのが強い。スピニングは特に。

で、やっぱナイロンがいいーなー、でも巻癖やだなーって思う

蜘蛛の巣くっつくしなー、あとロッドに絡まるしなー

てね

じゃぁね

ナイロンリーダー5m以上とっちゃえば良いんです。

これ何をするのかって

ようはルアーを投げて出るぶんのラインの大半を、ナイロンにしちゃうって作戦なんですよ。

この場合10lbとか使えません、ぜんぜん飛ばない。

使うのは6lbとか、8lb。

これ何が良いかって、実釣に使ってるのはナイロンだけど、スプールはほぼPE

つまり、巻癖によるトラブルがまるで起こらなくなるんですよ。

だってメインラインはPEですから、スピニングのスプールからボワ!っとラインがあふれることはない。

けど出てるラインはナイロンだから、蜘蛛の巣もとりやすい、あとティップにもからみにくい。

これが渓流だと案外よくて、とくに小さい渓流でナイロンの特性を使いたいときには便利。

投げた時に出てるラインの半分位ナイロンだと、もはや

釣るのはナイロン、スプールにはPE。

って状態になるから、これがスピニングでは一番トラブル無いですね。

ただし、傷は当然つくんで、強引なファイトは禁物。

普通にナイロン使うレベルで傷をチェックしなきゃいけません

あと、ガイド小さいと結束部がぶち当たるから気を付けてね

あと渓流ベイトだとバックラ防ぐにも良いですね。

ティップに糸が絡まったりする

渓流ではエアノットはそんな起きないんですが、やっぱりPEラインがティップに絡まる現象はどうしても起きますね。

ただ、最近のロッドはほぼPEライン用のガイドを装着しているので、そもそも絡みにくい。

メーカー側も渓流ルアーはみんなPEでやるから、そりゃ付けますよね。

で、僕はガイド交換してない鱒レンでもPEを使うんですが、僕の感想だと

「まぁ絡んでも大したことない」

というのが率直な意見でして。

ぶっちゃけ絡んだせいでロッドがへし折れる!みたいなことは、渓流ではないです。使うルアーも軽いしね。

蜘蛛の巣がからみやすいPEライン

あと渓流PEのデメリットとして、蜘蛛の巣が絡みやすいってのがあります。

いや、ナイロンでもフロロでも蜘蛛の巣は絡むんですが

絡んだあとに取りにくい、それがPE。

なんで、もう蜘蛛の巣やべーんだけど、ってなったらPEは面倒だからナイロンでええわーって人も結構いますよ

PEラインはシリコンスプレーで復活できる

で、PEは使ってるとコーティングが取れてトラブルを起こしやすくなりますが

シリコンスプレーを使えば一時的に復活します。

ホームセンターで売ってるので、こいつを一本買えば、あとは釣行の前にシュっとしてやればOK

ラインを交換することなく、トラブルが

金が無ければ一回渓流でPEライン試してみてね

てなわけで、メイラインをPEにしてしまえば、あとはリーダーの種類、長さ、太さを変えることにより、様々な状況に対応できるようになります。

そして、とにかく金が掛からない。

リーダーを交換するだけで、PEラインのは交換しなくてすむから、ぶっちゃけ

1年や2年交換無しで使うひとも多いいるからね、僕じゃないからね、ほんと僕じゃないから、マジでちがうから。

ちなみに最近はシンキングPEなんてのもの出てきて、よりトラブルレスに渓流で使える!なんてモデルもある。ぶっちゃけ浮いちゃうPEより、水なじみの良いほうが有難かったりするから、僕も試してみたい。

ちなみに僕はラパラのラピノバX一択でずーっとやってますが、8ブレイドより4ブレイドのほうが細いラインはやっぱり良いかも?

てなわけで渓流にはPEライン選んどけば、結局あとで得をするって話。

金がないやつほど渓流はPEですよ!

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コメント

  1. より:

    こんなお粗末なラインしか使っていないんじゃもったいない
    国産の質のいいライン使ってみるといいよ