数日前にはじまった釣り場情報を売り買いできるサービス「釣りマ!」
どうやらメルカリみたいな感じで釣り場情報を売り買いできるらい。
でまぁ、当然僕の周りでは大騒ぎ。Twitterのタイムラインも大騒ぎ。
「やべぇだろこれ」
「釣り場が荒れて仕方ない!」
といった意見が大半を占めているわけで、強い危機感を釣り人達に与えているわけですよ。
かくいう僕も「いやーヤバいのきちゃったっすねー」と思いながらも、もとから悪質な脳の持ち主ゆえに。
このサービスをつかってどこまで面白いことが出来るのか?
といったことが思考の大半を占めております。
そんな僕の悪だくみはひとまず置いておいて、まずは釣りマについての簡単な情報を抑えておきましょう。
釣りマ!とは一体どんなサービスなのか?
釣りマ!とは東北新社が提供する釣り情報のフリーマーケットサービス。
てか、東北新社って、あの?
と思った人も多いでしょうが、そうです、あの東北新社ですよ、衛生放送とか、映像系で有名な。
特に映画を良く見る方にはおなじみの会社ですが、そうじゃない方は高額接待事件とかで知っている人が多いかもしれませんね。
しかし会社としては、映画、CM、アニメ、衛星放送などの映像系産業の超大手。
映画好きな人は字幕制作でおなじみで、冒頭に「東北新社」のテロップが入る洋画は結構見たことありますよね。ハリポタとか、スパイダーマンとか、超大作洋画の日本語版はだいたいこの会社が担当してると思って良いレベル。
で、アニメ制作もしていて、ヤマトの版権を持っているのがここ。
バンダイビジュアルとの絡みが多く、アニメのOPを手掛けたり、パトレイバーの劇場版やってたり。
そして、東北新社の特撮ならやっぱGAROだよ!雨宮監督ぅうう!!
・・・はい、まぁオタクはちょっと黙りますけど、釣りという話では無縁な会社ながら、ことオタク話ともなれば東北新社は国内じゃ滅茶苦茶デカい会社なんですね。洋画の字幕作成、配給、制作委員会に名前が入って居たり、オープニングやらCMやら・・・・とにかく見たことある映像作品には、どこかで何かしら東北新社が噛んでる。
そんな会社が、どういうわけか新サービスとして、釣り情報のフリマサービスを出してきた。
どうやら社内の釣り好きの後押しがあったとかですが、いかんせん「???」がほんと多い。子会社がやるんじゃなくて、東北新社がやるの?釣りのサービスを?っていうね。
でまぁこのあたり、たぶん釣りビジョンが噛んでる可能性がタッケーナーと思う人も多いでしょうね。
だって釣りビジョンやってるスカパーとか東北新社の管轄ですし
案の定サービスはじまって中を覗いてみると
どこ見ても釣りビジョンがゴン攻めしてくる地獄のオリンピック新種目。だれか金メダルあげて!
まぁそんな感じで、釣りマっていうのは
「映像産業のでっかい会社」が、まじで突然はじめた釣りサービスだと思ってもらえれば良い。
で、本来この会社は釣り業界には依存してない。そもそも釣り業界に入ってくる理由がまったく見当たらなかったので「マジでお遊びでやってる」か「フリマサービス参入のテスト」感覚でやってるんじゃないかと思っても良いかもですね。
実際のサービスも安そうな仕上がりになってるというか、使いまわし感がすごい。ぜんぜん金が掛かってないうえ、スマホ版アプリも作っていない。
という状況ながら、話題性だけは爆上がりなのは、以前釣り界隈で大炎上したおさかなフリマサービス「fish sale」みたなもんで
「釣り関係にフリマが来るとロクなことにならない」の法則が今回も見事にヒットしたわけです。
釣りマ!は釣り場が大荒れする可能性を秘めている
釣りマ!に関してTwitterで検索してみると、とにかく皆批判的というか
危機感をもってこのサービスをとらえている人が大半をしめます。
その危機感とは何かといえば、そう
「釣り場がメチャクチャに荒れる」
という状況を危惧してのことですね。
なにせこのフリマサービスは、「釣りの情報」の中で最も人が欲しがる
「魚が釣れる場所」についてのフリマだからですよ。
それを100円や70円、なかには数万円で取引される。
その結果何が起きるのかといえば、釣れるポイントの情報を買った人間が釣り場にやってきてしまい、釣り場が大荒れするんじゃないか?という簡単な予想が成り立つわけです。
でまぁ釣り人ならだれもがわかるとおり、ポイントなんて基本人に教えちゃダメ。
もし教えたら、そこに人が集中するようになり、魚が釣れなくなったり、ゴミが増えるようになったり、ロクなことが起きない。
で、それを金をもらったり、「まじここだけの話にしてよ」といって教えるのがガイド。
だからこれ、フリマというか、オンラインガイドなんですね、本質的には。
これを信用もできない、わけのわからない不特定多数の相手にやると、そいつが他の人間に簡単に教えちゃったりするし、釣り場がほんとに荒れまくるんじゃないか?
っていうの危険があるぞーってわけです。
釣りマ!の情報は信用できるのか問題
ところが、僕はこのサービスを見た時に思ったのは、そういった危機感ではなく
「これメチャクチャな悪ふざけができるな」
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