なんで魚がバレるのか?運派とテクニックの話

渓流ルアーHOWTO
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まったく釣れないけ釣り場はしょっちゅうです。場所が悪いのか、運が悪いのか、とにかく釣れない。それが釣り。

そういった場所では、修行僧のように何時間もルアーを投げ続け、3日に一回釣れればラッキーとすら言われるような場所も珍しくありません。

そうしてようやくやってきた当たり。フッキングすると強い衝撃で曲がるロッド。興奮と共にリールを巻き始めようとしたその時、魚がフックアウトしてしまう。

そんな絶望を経験した人も、また珍しくありませんし、その後はたいてい悔しさと悲しさにまみれながら、脳内反省会が開始されます。

一体どうしてバレてしまったのか? フッキングが甘かったのか? それともドラグがキツすぎたのか? いや、ドラグはちゃんと機能していた。なら、もしかしてドラグが弱すぎたのか?

などなど、モヤモヤと頭を巡る不安の可能性。よく釣れる日なら、バレたとしても別に気にもならないんですが、3日に1回の当たりをバラしてしまえば、そりゃずっと反省会が続きます。

というわけで、今回は「どうして釣れたはずの魚がバレてしまうのか?」その可能性について、いくつか語っていこうと思います。

しかし、まずはフッキングは「運が殆ど」だと実は僕は思っています。フッキング位置が良いか悪いかはアングラー側からはどうしようもないですね。ただ、ある程度の努力はアングラー側からできるだろうという位の話です。

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フッキングした位置が悪かった

まず一番に考えられる理由が、フッキングした針の位置が悪かった説です。

つまり、口の外側や下顎に針が掛かっていたせいで、簡単に針が外されてしまったというものですね。

ルアーについている針というのは、必ずしも魚の口の中に掛かるものではありません。想像では、いつも魚の上顎にきれいにフッキングしているイメージがあるかもしれませんが、そのほとんどは理想と相反する位置に針掛かりしているものです。

とくにバレやすいのが、口の外側に針が掛かっているケースです。

外掛かりしている場合、そこは薄い皮の表面にのみ針が掛かっていることが多いので、まず針が緩んで外れやすいです。

そして、フックが貫通しておらず、浅くしか入っていない場合も多い。

よって、口の外側にフッキングしている場合、首振りやローリング、もしくはジャンプなどで簡単に外されます。

次に多いのが、下顎側にベリーフックのみがフッキングしているケースです。

魚は、動かない上顎よりも動く下顎のほうが針が抜けやすいのですが、それがベリーフックとなると、余計に外れやすいです。

このような位置にフッキングしてしまうケースはとても多いです。というか、そもそも魚はきれいにフックを咥えてくれるほうが珍しく、活性が良い魚ほどフックを食わず、ルアーのボディを咥える傾向にあります。

そして、この外掛かりとは、フック以外の場所に魚がアタックしている証拠でもあり、魚の活性が高い兆候でもあります。

つまり、魚は元気だし食い気もある。けれど、そんな魚ほどバレやすくなりますし、こればかりは運がすべて。

なんか首振り一発でバレた時は、だいたい「あー、これは掛かった位置が悪かったな」と言って、すぐ諦めたほうがいいです。

なにせ、普通に良い位置にフッキングしていれば、首振り程度で針は外れません。それが外れたとなれば、まず外掛かりで変な場所に針が掛かった可能性が高い。

そして、こればかりはアングラーがどうしようと無理です。そして、魚の活性はまだ良いと考え、下手に落ち込まず、運が悪かったと思って次のキャストに集中しましょう。

フッキングが出来ていなかった

続いて「フッキングが出来なかった」説です。つまり、フックは口の中に入っていたし、上顎にも掛かった。けれども、その針がちゃんと刺さらなかった可能性です。

これもアングラーが想像するより、とても多くある事態と考えていいでしょう。釣り人はたいてい、魚が掛かったらきれいにフッキング出来ていると思っているんですが、実際のところ、フッキングは綺麗に出来ていないのです。

この場合、まずありえるのが「浅く掛かっていた」状態です。

例えば、フックが魚の歯の部分に掛かってしまった場合です。

魚の歯の部分は、大抵骨が太く硬くなっているので、フックが貫通できる場所ではありません。そのせいで、針の先しか刺さっておらず、簡単にフックアウトしてしまう状態になります。

つまり、人間でいう歯の裏にフッキングしてしまうことなのですが、これもよくあります。なんせ口の中にフックが入って、そのまま引っ張れば、歯の裏にフックが入らないわけがありません。

なので、ちょうど骨が分厚い部分にフックが入ってしまったら、これも諦めるしかありません。よほど自重が重い魚でもないと、どんなに強くフッキングしようが、さすがに骨は貫通できませんから。これもまた運ですね。

デカすぎて針が合わなかった

「逃した魚はデカい」という釣りの名言がありますが、これがもし本当だった場合、そもそも使っていたフックではまったく対応できずに、バレてしまったのかもしれません。

大きな魚の口に小さなフックを使っても、フックで貫通できないことが多いですし、掛かったとしても歯の裏側にしか掛からず、とにかく針掛かりが浅くなりがちです。

なので、ここは相手が悪かったと思うしかありませんし、そんなデカいのがいるとわかれば、フックを大きくすれば良いだけです。反省するより、釣具屋さんに行って大きめの針を買ってきましょう。

魚が小さすぎてもバレる

これはあまり悔しくもないし、悲しくもないので、とくに気にする必要はないのですが、小さい魚というのも結構バレやすいものです。

なにせ小さい魚は自重も軽いし、口も小さいので、そもそも口の中にフックが入りにくく、軽すぎて針掛かりしにくい傾向にあります。

この場合は、逆にフックを小さく細軸にするのが良いのですが、明らかにその場所に大物がいることがわかっている場合はおすすめしません。なにせ小さいのは逃がしても、あまり悔しくないのですからね。

フックの先が鈍っていた

続いてが、フックの先が鈍くて、きちんと針が貫通できなかった説です。

これもたまにありますし、針の刺さりが悪いと、やっぱりバレる確率も上がるので、針先のチェックはこまめにしていたいですよね。

けれど、それはあくまで理想論であり、毎回ルアーを投げるたびに針先なんかチェックしませんし、石や岩にフックが当たって針先が鈍くなるなんてこと、僕が行く釣り場では頻繁に起きすぎて、常に針先をチェックすることは現実的ではありません。

なので、何か根掛かりをしたり、魚が掛かった後に針先を軽く触れて、刺さり具合をチェックするのが限界ですかね。針の交換も実際面倒なんで、フックシャープナーを持参し、それでシャシャっと軽くこすってやると良いです。

あとはフッキングとドラグ

最後はフッキングとドラグです。きちんとフッキングしていなかったり、ドラグを締めすぎていたり、逆にユルユルにしすぎていると、バレる原因になります。

が、しかし経験上、これをちゃんとやったからといって、バレる確率が下がることはありません。逆に、フッキング動作なんてまったくせず、ドラグも適当、ただリールを巻いていても、釣れる時は釣れちゃうんです。

なのですが、わずかにでもキャッチ率を上げるためには、やはりフッキングもドラグ調整も必要ですし、とくにドラグは重要です。

そして、ここで大事なのが、上記に挙げた「運の悪いフッキング位置」に針が掛かっていることを想定して、フッキングもドラグ調整も行うことです。

フッキングを行うのは、歯の裏側の硬い場所に針先が入っていたとしても、少しでも深く針を差し込むために。

そしてドラグは、簡単に抜けてしまう外掛かりの状態でも、できる限りフックアウトを防ぐために。

つまり、常に「変な位置に針が掛かっている」と想定し、それらをフッキングやドラグでカバーするという意識でいることが大事ですし、とくにドラグ調整は、そのために存在するものくらいに思っていたほうがいいです。

9割運な気がするけど気の所為?

というわけで、結論としては「バレるのは運が9割」です。

そもそも、バレるかどうかは針が掛かった位置が、その要素のほとんどを支配しており、それはアングラーがどうにかできるものではありません。むしろ、魚側にしかそこを選ぶことはできないので、こればかりは運としか言いようがないです。

なので、バレた時に悩みすぎたり、落ち込みすぎる必要はまったくありません。これはほぼ運。フックの刺さりが悪いかどうかだけ確かめてみましょう。

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