釣りにカメラは欠かせません。なぜなら、釣れた魚の写真や動画を撮影したいからです。
こういった需要もあり、今では釣り場でカメラを持っていない人はほとんどいません。スマホを中心にアクションカメラなども普及しているので、そもそもカメラを持たずに釣りに行っている人はほぼいないと言ってもよいでしょう。
とくに釣りでは、釣れた魚の映像を記録することはかなり重要です。昔から魚拓文化などがあったこともあり、釣れた獲物のサイズや重量まで記録してきました。そう考えると、写真をパシャっと撮るくらいは、釣り人ならほぼ全員がやっていると思ってよいです。
しかし、釣りに行くのに一体どんなカメラを持っていけばいいのか。そもそも、釣り用のカメラというものはあるのか。アクションカメラを買ったほうがいいのか、と迷っている方もいるでしょう。そこで今回は「釣り=カメラ」についてのお話をしようと思います。
釣りのカメラは基本スマホでよいです
釣りで使うカメラとして最も優れているものは、やはりスマホです。
というか、スマホ以上に優れた釣り用カメラは存在しないと思っているくらいなので、スマホ一台あるなら、むしろアクションカメラやミラーレスなどを一切買う必要はないと言えます。
なので、釣り用に何かカメラを買おうかな……と思っている方は、少なくとも最近発売されているスマホを持っている場合、まず必要ありません。
基本スマホ一台あればいい
4K撮影が当たり前になった最近のスマートフォンの動画性能は凄まじく、さらに広角撮影でも画質の劣化があまり起きなくなってきました。昔のスマートフォンは広角撮影時の画質劣化がかなり問題でしたが、ここ数年はほとんどありません。
さらに手ブレ防止機能の進化も凄まじく、どんなに激しく揺らしてもブレにくいため、歩きながらの撮影でも非常に優秀です。
そして何より防水性能も向上しており、30メートル程度沈めても問題ない機種もあります。一時的な水中撮影すら可能で、魚のリリース時の水中撮影でも壊れることはほとんどありません。
つまり、釣り用のカメラとしてスマホは今や圧倒的な存在になっています。
これにより、スマホ一台あれば、釣りのために別のカメラを買う理由がなくなってきています。
それに、そもそもスマホ以外のカメラをわざわざ釣りに持って行くのが面倒です。
アクションカメラは小型かつ軽量で、釣り動画を撮影するには優れていますが、多少重くても問題ないなら、スマホをネックマウントするだけでアクションカメラ代わりになります。やはりスマホがあれば十分です。
おまけに、長時間撮影を行っても熱暴走が起きにくいのもスマホのよいところです。
小型のアクションカメラは高画質撮影を行うとすぐに熱暴走を起こしてシャットダウンしたり、寒さに弱くバッテリー消費が激しかったりするデメリットがありますが、スマホにはそれがあまりありません。なにせ本体が大きいので放熱にも有利です。
さらにマイク性能も高いものが多く、ステレオ録音が可能なのもよい点です。
なので、基本的にアクションカメラをわざわざ買う必要は、今の時代あまりありません。高性能になったスマートフォンは、あらゆるカメラを駆逐していると言ってもよいでしょう。その結果、カメラが売れないのがカメラ業界の悩みでもあり、アクションカメラブームもだいぶ下火になっている印象です。
SNSに上げるために撮影するので結局スマホ
そして今、釣りの映像を撮影するとして、その目的の大半がSNSへの写真の投稿です。
このために撮影するのであれば、結局スマホが最短の手順で行えるので、やっぱりスマホが最強です。
他の機材もスマホと連動してSNSへの投稿を簡単に行えるようにしてありますが、やっぱりスマホより遅いです。
撮って即SNSに投稿したい人が多い今、スマホはあまりにも便利すぎるカメラなのです。
釣りにアクションカメラが必要な人
基本的には不要ですが、釣りに行く際にアクションカメラが必要な人もいます。
それは、常にカメラを回し続けながら、小型軽量なカメラで撮影したい人です。
ネックマウントでスマホを首からぶら下げればアクションカメラ代わりになりますが、重量は100g以上あり、本体も大きめです。
そのため、小さくて軽いカメラのほうが使いやすい場合も多く、首ではなく頭にカメラをセットする場合には、スマホでは現実的ではありません。
こうした理由から、小型軽量なカメラで撮影したい人には、やはりアクションカメラがおすすめです。
ただし、アクションカメラでは釣った魚をきれいに撮影しにくいため、魚の写真はスマホで撮影するのがよいでしょう。
今や誰も使わないミラーレスや一眼レフ、コンデジ
最近はあまり見かけませんが、釣りのためにコンデジや一眼レフ、ミラーレスを使う人もいます。
昔は釣りのためにカメラを持って行く人も結構いましたが、やはりスマホの登場によって駆逐された文化という印象があります。今ではほとんど見かけません。
しかし実は、それでも僕はカメラを持って釣りに行っています。本当に面倒なことをしています。スマホがあれば十分ですし、望遠レンズだってまず使うことがありません。
なので、ここまでくるとカメラが趣味だったり、映像へのこだわりがかなり強い人向けの機材です。これは釣りに限った話ではなく、文化としてミラーレスや一眼レフといった、いわゆる「カメラ」はスマホカメラの進化により衰退している存在だからで、それは釣りでも同じなのです。
しかし、ボケ味や発色、立体感、質感などへのこだわりがある場合は別です。僕の場合は、レトロな雰囲気の映像を撮影するために古いカメラを持って行きますし、それはスマホやアクションカメラでは出せない表現だからです。
ただし、機材を持って釣りに行くのは非常に面倒で、荷物が重くなるという最大のデメリットがあります。僕も時々やっていますが、一眼レフやミラーレスを持って釣りに行くのはかなりしんどいです。おまけに三脚も使うので、なおさらです。
こうしたカメラを持って行くのは、基本的に撮影隊として参加する場合です。釣具の宣伝などで、一人が釣りをして、もう一人がカメラマンとして同行するような状況でなければ、普通は持って行きません。
なので、一般的にはおすすめしませんが、特定の映像表現をやりたい人にとっては、どうしても専用のカメラが必要になることもあります。その場合は、釣りのためのカメラとして持って行く価値もあるでしょう。
水中撮影用カメラ
最後に水中撮影用の特殊なカメラですが、これは主にライブスコープとして魚の存在を確認するために使ったり、水中でのバイトシーンの撮影やら、ルアーのアクションの撮影、そして水中に生息する魚の状況を観察するために使います。
これはアクションカメラで代用するこが出来るのですが、ケーブル付きの専用カメラを使うとかなり面白いです。釣りの趣味というよりも、魚の生態観察に使うカメラって感じがあり、水の下の世界を見る面白みは高いです。
こうした用途のためにカメラを買うのは結構おすすめで、釣りと同時に水の下の世界を観察するのにはやはり水中用カメラは重要かつ唯一の方法です。釣りだけでなく、魚の生態にも興味をもてますよ。
スマホがあったら基本別のカメラはいらないです
というわけで、結局のところ、釣りのためにカメラを買うお金があるなら、釣り道具を買ったほうがよい、あるいはよいスマホを買ったほうがよいと思います。
アクションカメラも、今の時代ではメリットが薄く、昔ほどの優位性はありません。とりあえず最新のスマホを買ったほうが、他の使い道も多く、結果的に満足度は高いでしょう。とくにYouTube用にアクションカメラを買う、という流れも昔ほど必要なくなってきたと感じます。
それに、結局釣った魚の写真を撮るときは、ほぼ確実にスマホを使います。ここはスピードも確実性もスマホが一番です。
なので、釣りのためだけにカメラを買う必要はまずありません。カメラが必要なのは、仕事で使う場合や、趣味として映像作品を作りたい人だけだと思ってもらってよいでしょう。

