渓流ルアーの色って本当に意味はないけど夢はある

渓流ルアーHOWTO
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
スポンサーリンク

渓流釣りをしていると、釣具屋でルアーのカラーコーナーの前で固まってしまうことがあります。
「シルバーか?ゴールドか?いや…今日の魚はピンクを欲しているかもしれない…!」

こうして長い時間悩んで、買ったルアーのなかから実際に使うのは結局いつもの色だけ。
釣り人はカラーに強く引き寄せられ、そこに夢や希望を投影しがちです。
ですが――現実はもっとシンプルです。

結論から言うと、カラーの影響は非常に小さい

しかし、釣り人はルアーの色に夢をみるのです。

スポンサーリンク

魚は色が見えるけど “色以外” をもっと見ている

トラウトは紫外線を含むいくつかの波長を識別する能力を持っています。
そのため「色がまったく意味がない」というわけではありません。

しかし、魚が捕食を決める際に重視しているのは以下の要素です:

  • 動き(リズム)
  • 速度
  • シルエット
  • 流れの中での位置
  • 振動や波動

つまり、視覚情報の中でもカラーは最終確認程度の優先度なのです。

渓流は“色を考える暇がない世界”

渓流の魚は生きる世界のスピードが速いです。流れの中では、餌は一瞬で通り過ぎます。
そのため、魚が「これは食べ物か?」と冷静に判断する余裕はありません。

捕食判断はあまりにわずか。チェイスして良く確認する時間もない。その多くは、むしろ反射的な反応です。

魚が考えるのはただひとつ:

「いま食べないと、他のヤツに奪われる」

「あいつは自分のテリトリーを奪う気だ」

「はやく食べないと下流に流されていってしまう」

その瞬間、色の情報はあまり重要ではありません。

とにかく上流から下流にむかって流れてきたものが捕食スポットに入った時、とにかくイチかバチかで襲ってきます。

なので渓流において色はさほど重要な要素ではありません。水深があまりに深く光が届かないということもないし、特定の小魚のみに反応して捕食しているような魚もいません。

なので、カラーにたいするコダワリというのはおおよそ存在しない。

むしろ動き方やレンジのほうが圧倒的に重要です。

◆第3章:「今日はこの色が当たり」現象の正体

釣り人のなかでよく耳にする言葉があります:

「今日はピンクしか釣れなかった」

ですが実際のところ、多くの場合は:

  • その色を長く投げただけ
  • その色に自信があったから集中して操作した
  • 偶然噛み合った記憶だけが強く残っている

という可能性が高いものです。

この現象は心理学でいう「認知バイアス」です。
つまり、釣果と色の因果関係は薄くても、
人間は理由をつけたい生き物なので、「色が原因」と思いたくなるのです。

ただし、ピンクはトラウトに強い・・・というのは、あながち間違いではない。

というのも、ピンク色が最も釣れる説は様々な所で聞こえますし、赤系統が有効という話しは昔から聞きます。

ただ、それは広いエリアや海ということが多く、渓流域では先程の理由により、さほどカラーによる影響は大きくないと思って良いです。

視認性を最優先にするのが便利

渓流ではルアーの視認性を最優先にして釣るのが良いと考えています。

そのほうがルアーを投げる時も、アクションをさせる時も目で動きが追えるので、ストレスが少ないからです。

ルアーカラーがたいした影響を与えない以上、やはりこの点を最も重視すべきですし、視認性の良さは渓流ではかなりの武器です。

なので、全体的に白系のルアーか、上側が蛍光色になっているタイプが最も使いやすいですね。

とくに白系は最も見やすいです。

ルアーのカラーローテーションは意味があるか?

地味なカラーが良いとか、派手なカラーが良いとか、もしくはその両方をローテーションするのが良いなんて場合もあります。

ただ、僕としてはルアーのカラーローテーションは渓流ではたいした意味が無いので、ルアーの種類ごとチェンジするのが良いと思います。

渓流魚はそこまでルアーの光り方や、色合いには注目していません。速度、レンジ、アクションを大きく変化させたほうが魚の反応は明らかによく、ローテーション後に釣れる確率が高いので、カラーよりもルアーチェンジしましょう。

地味なカラーはスレた渓流魚に効くのか?

ナチュラル系のカラーはスレた渓流魚に効くのか?

といわれると、なんかスレた魚には効きそうなイメージは確かにありますが、実際のところ効果があったと感じた事は殆どありません。

それよりもシルエットを小さくするのと、反射率を下げることのほうがスレた魚には効果があると思っています。

反射というのは、フラッシングのことで、このピカピカを抑えるとスレた魚に効果があることが多いです。ナチュラル系でもフラッシングがキツいものは警戒されやすいですね。

結局、何色持っていけばいいの?

もう基本的には「好きな色を持っていって投げまくる」のが一番だと思います。

渓流魚はそこまで色で大きく反応が変わらないので、基本どの色でも釣れます。

自分が「今日はこのカラーで釣りたい!」と思う塗装のアイテムを持っていくのが良いですから、そこはカラーや模様へのコダワリ優先です。

そして美しい塗装が施されたルアーで魚を釣りたい!という欲求があるなら、それを優先するのに越したことはありません。

今日はヤマメカラーで釣りたいとか、今日はイワナカラーで釣りたいとか、いろんな欲求を満たすために様々なカラーリングが存在するのですから、素直にそのカラーをもって渓流に行くのが一番楽しいですよね。

それでも人は色に夢を見たい

カラー選びは無駄な行為ではありません。
釣りは科学の側面もありますが、同時に感情の趣味でもあります。

釣り人には、こういう心理があります:

“信じて投げたルアーは釣れる。”

それは迷信のようでいて、実際は操作精度や集中力を上げる効果があります。

つまり、カラーは魚を釣る道具であると同時に、

釣り人を釣る道具でもある。

◆まとめ

渓流トラウトにおけるカラーの影響は、思われているほど大きくありません。
魚にとって重要なのは「見え方や動き」であり、カラーは最後のひと押し程度です。

それでもカラー選びは、釣りにワクワクや個性を与えてくれる大切な時間です。

最後にひとつだけ。

釣れた色が正解。釣れなかった色は、次に夢を見る理由。

渓流ルアーHOWTO
スポンサーリンク
シェアする
スポンサーリンク
スポンサードリンク付き関連記事