人は何を食べたかで運命が決まる。
つまり、釣りに行く前の食べ物一つで、釣果が変わる――そのような、まことしやかな話を聞いたことがあるでしょうか?
釣の世界では「ゲン担ぎ」と言われる行動の一つであり、魚が釣れるように自らの食事を管理している。そのようなおかしな行動をしていると、おそらく釣をしない人たちは「そんなばかな」と冷ややかに笑うかもしれません。
しかし、こちらは本気だということをお伝えてしておきましょう。
なぜなら、釣りはギャンブルなんですよ。ファッションでやってるんじゃないんですよ、こっちは勝負に来ているんですよ。ギラギラしてんですよ。ありがね叩いて買ったタックル、釣れるかどうかわからないけど買った遊漁券、予約して乗る船の料金などなど、とにかく金をかけって、一匹も釣れない時のダメージのデカさはすごい。3日は寝込むし熱も出る。それが釣りなのです。本気なんですよこっちは、勝ちたくて仕方がないんですよ。
だからこそのゲン担ぎ。ゲン担ぎをしても無駄などという浅はかな希望はむしろない。担げるものならなんでも担がなくては、釣りの現実に勝てるわけがない。やれることは全部やるのです。それが全力フィッシングってものです。
というわけで、僕は釣に行くまえには「ゲンを担ぐ」のをおすすめしておりまして、実はやっているゲン担ぎなどもありますし、けっこう信じているものもある。なぜなら釣は運こそ全て。しかし運というのは変えられる。スピって釣れるならスピってやるという悲壮な面構えで毎度釣に挑んでいるので、みなさまも今回は本気でゲンを担いでもらうべく、色々な釣のゲン担ぎについてご紹介していこうと思います。さぁいくぞお!!熱血ぇえええつ!ゲン担ぎ飯ぃいいい!
食べ物で運命を変えろ!魂のゲン担ぎ食事法
釣りにおいて、食事はただの食事じゃない。魚を呼ぶための燃料であり、心を研ぎ澄ますための儀式だ!ここでは「釣るための食べ物」だけに特化して全力で語るぞ!
前日の夜:肉を食え!
前日の晩飯は勝負の始まりだ。肉を食え!焼肉でもステーキでも唐揚げでもいい。肉のエネルギーを体に叩き込み、全細胞に「明日は釣るぞ!」と叫ばせろ。魚を食うな、寿司も刺身も禁止だ!魚を食った魂は魚に嫌われるのだあぁ!!
そして肉を噛みしめるたびに想え。「明日釣る魚よ、俺の前に現れろ!」と、祈れ。祈りもせずに釣れると思うな!カッコつけて釣れると思うな!全力で肉にかじりつき、血をしたたらせながら祈れ!そして己に誓え!明日必ず釣るのだと!これがスピってんじゃないかなって?ふざけるな!このやろおおおお!!スピりもしないで釣れると思うなぁあ!甘えてんじゃねぇえ!!いますぐ全力でスピれぇえええ!!!
当日の朝:カレーで火をつけろ!
朝はカレーだ!辛さが眠気を吹き飛ばし、スパイスが血を熱くする。一口食べたら体の奥で炎が燃えるのを感じろ。これはただの朝食じゃない、開戦のゴングだ。カレーの香りは魚の神に届く!
レトルトでもいい。スプーン一杯ごとに「今日絶対に釣る!」と唱えろ。熱い口の中で戦う気持ちを作れ!カレーを食べれば絶対に釣れる!カレーは国民食!その気持を忘れずカレーを書き込むのだ!
船に乗るならバナナは絶対にもっていくな!
最後にこれだけは叫ばせてくれ。バナナは持ち込むな!バナナは不運を連れてくる。世界中の漁師がそう信じているんだ。黄色の皮を見せるな、それだけで船全体の流れが変わる。バナナを持ち込むということは仲間を裏切る行為だ!バナナを持って船に乗り込むなどもはやテロリストも同然!このバナナテロリストめ!おまえの命運はここまでだ!トゥア!コノ野郎!やってやるこのやろう!
おにぎりと味噌汁で心を整えろ
磯釣りや陸っぱりなら、朝の定番はおにぎりと味噌汁。これは体を温めるだけじゃない。海と風を味方につけるための心の儀式だ。温かい味噌汁をすすると、気持ちが静まり、魚と同じ呼吸になる。日本の心、日本の味、それこそ最高のゲン担ぎでありその土地の風土の運気を全て体内に宿す唯一の方法でもある。運気をあげたければおにぎりと味噌汁は欠かせないアイテムである。
甘い物は最後の一押し
疲れたら甘い物を食べろ。チョコでもようかんでもいい。糖分は集中力を戻してくれる。最後の一匹を引き寄せるその瞬間まで、エネルギーを切らすな!
食事は釣りの一部だ。食べるたびに心を燃やせ。ゲンを担ぎ、体を整え、魚を呼べ!
海外の釣り人が信じる魂のゲン担ぎ食事法
これらは主に日本人が行うゲン担ぎ方法の一端にすぎない。
そして世界は広い!海の向こうでも、釣りはすでに食事からはじまっている!釣り人は世界中で己の腹から運を呼び寄せる。食べ物が武器になり、祈りになり、魂そのものになる。ここで紹介するのは、各国の釣り人が熱き魂で信じている釣るための食事法である!!
ピーナツバターサンドで運を呼べ(アメリカ南部)
ピーナツバターの油と香ばしさが、全身の筋肉を覚醒させる。朝、パンに塗る瞬間から呼吸が変わる。ネバつく甘さが口の中で広がったら、集中しろ。魚の鼓動が聞こえるまで咀嚼しろ。南部の釣り人はこれで血流が変わると信じている。全身で流れを変える味だ!
ビーフジャーキーを噛み砕け(北米)
乾燥した肉を噛み砕く音が戦いの号砲だ。噛めば噛むほど体温が上がる。顎に込める力がそのまま竿に伝わり、リールが唸る。熊が来る?上等だ、熊すら引き寄せるほどの肉の力で魚を引きずり出す!
ホットドッグで午後の流れを変える(アメリカ・トーナメント)
昼、試合が中盤を迎えると、バス釣りの猛者たちはホットドッグを食う。パンの中の肉を握りしめ、ケチャップを垂らすと同時に午後の流れが変わる。午後のラッシュをこの一口で呼び込むのだ。ここに賭ける熱は異常だ!
サーディンサンドで魚の魂と一体化(地中海)
地中海の漁師は魚を食べる。食べることで魚の匂いを身に纏い、「仲間だ」と伝える。パンに挟まれたイワシの一口は呪文だ。その一口で魚が自ら寄ってくる。魚と同じ呼吸になる食べ物、それがサーディンサンド!
スパイシーフードで炎を纏え(メキシコ湾)
前夜、唐辛子で口を焼け。辛さで胃袋に炎を入れろ。ハラペーニョ、タコス、サルサ、すべての辛さが当日の集中力を極限にまで高める。汗が出たらもう戦闘モード。スパイスは祈りだ!
ドーナツで朝を制覇しろ(フロリダ)
フロリダの海風にドーナツの甘い匂いを漂わせろ。砂糖でエネルギーをチャージした瞬間、目が冴える。穴の真ん中から未来の大物が見える。大漁の輪、それがドーナツだ!
リコリスキャンディで幸運をポケットに(北欧)
黒いリコリスキャンディをポケットに忍ばせ、冷たい風を切って釣り場へ向かえ。甘い香りが空気に乗り、魚が集まってくる。噛むたびに北欧の氷の海が温まる。リコリスは釣り人の護符だ!
ジンジャーエールで体を研ぎ澄ませろ(英語圏)
ジンジャーエールを飲んで船に乗れ。炭酸の刺激が眠っている神経を叩き起こす。胃を整え、波に飲まれない鋼の精神を作る。黄金の泡が喉を通る時、すでに勝利は近い!
ゲンを担いで魂を燃やせ!
ここまで語ってきたのは、ただの食べ物の話じゃない。 これは命を賭けた戦いに挑む人間の心構えそのものだ!
釣り人よ、世界中の仲間たちよ、聞け!
肉を食らえ!カレーで火をつけろ!バナナを捨てろ!甘い物で集中を戻し、ピーナツバターで心を固めろ! ハラペーニョの炎を呑み、ジンジャーエールで体を研ぎ澄ませ!
魚は気まぐれだ。風も波も容赦なく牙をむく。 だが、魂を燃やす釣り人だけは、必ず魚を呼び寄せる!
運命は腹の底から変えられる。 ゲンを担ぎ、食べて、叫んで、全力で竿を握れ!
そして運命を捻じ曲げるのだ!その結果!次に竿を曲げるのは──お前だあああああああああああ!!

