今回はリサイクルショップで手に入れた「スピンキャスト専用」という謎のロッドのご紹介ですよ。
というわけで、気が付けば人はみなスピンキャスター。顔面クローズドフェイスαトラウトです。すっぴんが怖い!
というわけで、昨今マスクが大流行りしていますが、僕もクローズド気味に顔を隠していきたい。やはりすっぴんって恥ずかしいし、僕は日航湿疹が怖いから、クローズドな顔面は厳しい。
ちなみに、太陽光が凄すぎる日中に釣りをする時はバンダナを口元に巻いて顔を隠し、サングラスをしてフードをかぶっているのですが、ここまでクローズドだと強盗にしか見えない。
素顔を隠し過ぎると人は犯罪者にしか見えないので注意しないといけません。職質されても文句なんていえません。
それはともかく、今回はスピンキャスト用のロッドなんですが
そんなもんがあることすら知らなかったからびっくりですよ。
いや、あるんですね、スピンキャスト用ロッド。
しかも、メーカーは今は無きあのエビスフィッシングですよ。
エビスのスピンキャスト60というロッドを手に入れた
このロッドを手に入れたのは旭川の中古屋さん。
そこは最近できた店だったのですが、先日嫁と旭川の中古屋巡りをしていた時に、偶然このロッドがあったのを見つけたんです。
僕にとって、中古屋巡りとは趣味のようなもの。
何を買うでもなく店を回ってしまう癖があり、常にリサイクルショップを確認するレベルです。
そんな僕が今回リサイクルショップをめぐっていたのは、家にあるソファを交換しようということで、最初はずっといろんな店のソファーを見ていたのです。
ところが、気が付けば釣り具コーナーに立ち寄っていたわけで。
嫁「ソファ見に来たっつってんだろ」
僕「あそこのバンタムの隣に良いソファーあるかもしんねぇだろ!」
嫁「ダイワリールとソファーを一緒におけるわけねぇだろ」
てな感じのやりとりをしつつ、結局釣り具を物色していたら、このロッドを見つけたんですよね。
で、結局速攻購入。
良いソファーは見つかりませんでしたが、この謎のロッドだけは1900円で手に入れてきましたよ
ガングリップのスピンキャスト専用ロッド?
リサイクルショップで偶然出会い、一目ぼれして買ってきたこのロッドですが
まず惹かれたのが、このガングリップですよ。
通称「フジグリップ」と呼ばれる、この細長い樹脂製の黒いグリップ。
こいつを買おうと思いつつも見送ってきたのですが、まさかここにあったか、いや最高か。
シリアルにはUS DESIGHの文字が
アメリカで作られたモデルのようで、シリアルも書いてありますね。
フジグリップには色々なモデルがあるそうなんですが、このUSパテントのフジグリップは結構メジャーらしく、多くのロッドに装着されていたようです。
しかも、今回のはエビスのロッドですからね。
エビスフィッシングといえば、アンバサダーを日本で初めて輸入し販売した代理店。
89年頃まで代理販売をし、その後オリムピック社に移るまでのオールドアブには、だいたいエビスのシールが貼ってあります。
そんなエビスフィッシングはロッドも多数作っていたのですが、こんなスピンキャスト専用のロッドがあったとは。
というかですよ
なんでロッド名がカタカナなのか。
ここ、普通英語か漢字って相場が決まってるのに、あえてのカタカナ表記。
このあたりにもグっときて買っちゃいましたよね、こんなの無いよウン。
さらに
ガイドが鉄のワイヤーときたもんだ
正直思い出せる限り、僕が初めて親に買ってもらった謎のグラスロッド以外、僕史上2度目となるワイヤーガイド。
なんかデカいの掛けたら摩擦で吹き飛びそうなガイドですけど、渋みだけは半端じゃありませんね。
なお、トップガイドが歪んでいたので、ここだけは交換しますが、しばらくはこのまま使ってみるつもりですね。
スピンキャスト80に合わせると渋すぎて吹いた
で、実際に家にあるスピンキャスト80と組み合わせてみたら
ゲロが出るほどマッチしていましたよ
なんだこれ、やばすぎる。あまりにも渋すぎる。
このフジグリップとスピンキャストの相性は抜群というか
フォルムとの相性が完璧だし、色味もベスト。
ううん、何度見てもたまらない。
適度なダサさとカッコよさのバランスが死ぬ程とれた完璧な組み合わせ。
とか思いつつ、ずっとこいつを見ていると
なんていうか、もう泣ける。
リールとロッドを組み合わせただけなのに
輪廻転生を繰り返し現代で再び出会った
乱世の恋人同士並みの感動スペクタクルロマンを感じる。
お願い、誰かハリウッド化して
もしくはネットフィリックスで「スピンキャスト物語」とかでシーズン1放送して。
絶対見るから!僕だけは絶対見るから!
……てな位、もはや運命の出会いとしか思えないタックル同士の出会いです。
いやー、これで速く魚を釣ってみたくて仕方が無いんですけど、ひとまずトップガイドだけ修理したいんで、修理用のパーツ待ち。
はやくこいつで一匹釣りたい。
そんな気持ちで今は一杯ですね。
コメント