さて、今回は釣りブログのアフィリエイトに関する記事です。
このブログをお読みの中にも釣りブログを運営されている人はとても多いと思います。
というのも、釣りというのは様々な趣味の中でもブログを運営する人がとても多いジャンル。
僕自身もブログ運営は他にもやっていますし、仕事でもサイト作った企業様がブログ更新までやれとおっしゃいます。悲しい。
で、そちらは結局お金のために仕方なくやっているていうのが本音。貧乏人は仕事が選べません。
でも、やっぱり釣りブログを運営するのが一番楽しいです。
そこで、釣りブログの運営に関する記事を書こうと思ったのですが、なにせ運営してまだ1年も経ってないですから、とりあえずブログ運営で一番気になるであろうアフィリエイト関連について僕の考えを書こうと思いました。
釣りブログのアフィリエイト収益の現状
僕のブログ「道北貧釣」で使っているアフィリエイトは次の3つです。
・Amazonアソシエイト
・楽天アフィリエイト
・Googleアドセンス
ブログを始めた当初は、仕事で運営しているサイトなどに他のアフィリエイトプログラムを使っていたこともあり、この3つ以外も張っていましたが、今はこの3つだけしか使っていません。
この3つだけで構成されるサイトは、いわゆる「物販系サイト」と言われています。
釣り以外なら、書籍のレビューブログ、雑記ブログ、電化製品ブログ、そしてファッション系・コスメ系ブログで良く使われているものです。
ただただ、アフィリエイトで高収入を上げたい!と思った場合、これら物販系サイトというのは非常に辛いとうのが現状。
なぜなら、本来アフィリエイトで稼ぐ場合、物販はとてつもなく非効率です。
アフィリエイトで稼ぐ人間は物販などたいしてやらない
アフィリエイトで稼ぐ!なんて広告を見ることが多いでしょう。
だから釣りブログでも稼げるのでは?
アフィリエイトにおける収益率は商品合計の10%以下というのが基本。
そのため、多くのアフィリエイターは物販よりも金額が大きい契約制アフィリエイトをメインに使っています。
契約により報酬をもらう場合は分母が大きくなり、その金額はおおむね1万円前後が相場。
月に10件契約できれば10万円、それ以上ならさらに金額が伸びます。
稼ぐ人間で月に100件以上の様々な契約を結び、数十万円の利益を得る人も珍しくない世界。
そのため、アフィリエイトで稼ぐならFX、ビットコイン取引所、カード会社、保険、転職など、契約により金額を稼ぐ人間が中心になっていきます。
一方、物販系を中心とするサイトは、1つの商品を打っても最高で10%。
その多くは5%前後でとどまる世界。
それに加え、物販で売る商品は高くても数万円。安ければ数百円という世界です。
こうなると、いくら売っても利益が上がらず、人気の高いファッション系ですら最高30万円稼げれば万歳という状況です。
これが釣りブログになるとどうなるのか?
というと、まぁ悲惨たるものです。
そもそも僕のブログはコスパ系ですから、高い商品なんて一つもありません。
ですから売れてもさほど収益は上がらずじまい。
僕の現在の収益の大半はアマゾンアソシエイトによるものですが、それでも月の平均は5000円程です。
楽天の場合は平均して4000円行くかいかないかで、アドセンスは先月半ばに導入した結果、収益はわずか1500円。
つまり、普通にこのブログで稼げるわけがない。
これでも商品レビューの記事に関してはSEO対策を施し、投稿から3か月ほどをめやすにして、できるだけ上位表示されるようにはやっています。
こんなダメ人間ですがSEO対策だけは得意。でも、基本Google先生が好きじゃないので下劣な言葉と下ネタを踏んだんに入れつつ上位に紛れ込ませているダメなブロガーでもあります。
結果として僕が書いたレビュー記事はアルゴリズムの盲点をつき、おおむね検索10位以内に入るようにはなりました。今はバレてはいませんが、いつかGoogleに消される気もしてやまない。
でも、それでも今のところこの状態ですから。
そもそも渓流系の釣りはユーザーが少ないってのもありますしね。
でも、僕よりももっと長く釣りブログを運営を運営されている方は記事数も多いですし、さらに収益を上げているとは思います。
ただ、僕の感想では、釣りブログおそらく渓流系なら最高でも物販の収益は5万が妥当。バスでも10万いったらマジやばい、な気もしないでもない。
幾ら競合が多かろうが、パイの数が圧倒的に多い他ジャンルのほうが収益の伸びはもっと早いはずです。
釣りブログのアフィリエイト収益は稼ぎにはならない
今の所、検索上位を狙ったレビュー記事は17本。
そのち、3か月以前のもの全てが上位入りしても、収益はこの程度という現実ですが、特に辛くはありません。
なにせ、これはブログ運営を始める前から分かり切っていたことです。
そもそも、僕は貧乏なので収益が少ないことに慣れています。
そして、物販系はそもそもが収益が厳しいし、それが釣りという趣味のジャンルなら、なおのこと難しいのは承知のこと。
これはSEO対策系の仕事や、個人でアフィリエイトをやっている方なら誰だってはじめからわかること。
ですから別にショックではありません。
ただ、アフィリエイト収益を得ながら釣りブログの運営を続けているのは、やはり運営するブログの中でも一番自由にやれるから。
仕事で行うサイト運営は僕のものではないですし、僕が持っているサイトも基本は真面目なもの。下ネタ一つ言えません。
でも、僕自身そもそもが真面目じゃないし、アフィリエイトで稼ぐことが楽しいわけでもない。ていうか、お金を得ることが喜びってわけでもない。
だから実際、アフィリエイトに向ていない人間なんですよ。
収益を上げることに喜びとか特に感じないし、むしろ、マーケティングまで入ってくるとストレスしか感じない。
正直、生きていける最低限のお金さえあれば良いとすら思ってますし、それ以上は本当に苦痛でしかない。
だから、ただ頼まれたサイトやアプリを作って運営すると、いつも面倒。
サイトにSEO対策を施すにしても、その理由は頼まれたことだから、余計なこと考えずに済むけど、それでもマーケティングに関しては本当に興味が薄い。
つまり、数字は好きでも、お金は苦手。
だから貧乏なんですけどね、ほんと生きにくい。
アフィリエイト収益は釣りブログの運営費にする
ビジネス以下である釣りブログのアフィリエイト収益。
しかし、僕にとっては幾ら少額とはいえ、このブログの収益はとても特別なものです。
なぜなら、釣りブログは本当に好きなことで、好きなことを書いて、アホみたいな文章を書いたとしても、多くの人が払ってくれたお金の一部だからです。
商品を購入してくれたり、アドセンスの関連広告を間違ってクリックしてしまった人達は、僕のためにやっているとは思っていないかもしれません。
ですが、僕自身は間違いなくこのブログを訪れ、クリックというアクション一つを起こしてくれた人たちのおかげでお金をもらっていると感じています。
ですから感謝するほかない。
そして、僕はお金が苦手でも、その仕組みとプロセスには意義を感じていますし、ブログを続ける原動力になっています。
そして、ここで得たお金は、当然ながらそのままブログの運営費用になっています。
その運営費用というのは、レンタルサーバー代金、ドメイン使用料、電気代、そして釣り具の購入代金。
特に一番大きいのが釣り具です。
このブログで買っているアイテムの大半は、全てブログの運営費から出ているのです。
つまり、もはや僕はブログを運営すると同時に、釣りそのものが多くの人が支払ったお金によって支えられているわけです。
これに感謝しない人間なんていません。
例えば自然の中で釣りをするときに、自分が小さな存在だと感じたことがあると思います。
僕なんか元々自尊心が低いので、この北海道の自然の中ではとてもちっぽけな存在だと感じます。
けどそれは威圧されているわけでも自分を否定されているわけでもありません。
僕のような異質な存在がいても、いつまでも自然は雄大であり続けているから。自然を荒らすかもしれない自分なのに、渓流に立っていられるから。だから、釣りをしているのではなく、させてもらっているとすら錯覚するのです。
けれど、自然が本当に僕を受け入れてくれているかはわかりません。
それは、このブログでも同じこと。
よくわからないけど感謝している。
逃がした魚にありがとうと言っちゃうような感覚。
だから、僕にとって、この瞬間だけインターネットが渓流と同じになるということなんです。
それに、僕が釣りに行くのは、大半がストレス解消のためです。
このブログも結局は同じで、愚痴やらなんやらも多いのはご存知のはず。
そんな自分の書いたブログを中心としたインターネットの世界は、僕にとっては渓流と同じ。僕なんてくだらない生き物を受け入れてくれる水であったり、風であったり、森であったり、魚であったりして、その釣果はアフィリエイトで得られる収益。
そんな感覚になったとしたら?
小さなヤマメ一匹相手にしない人もいますが、その一匹ずつに頭なんて上がりません。
それに、もし一匹もつれなくても、きっと「釣れなくても良いと思えた」っていう釣りがあったはず。
僕にとって、このブログの運営と収益はまさにそれ。
だから収益が最高で5万円でもかまわないと思える。
僕は、インターネットを第二の自然と捉え、その片隅の渓流で好き勝手な釣りをしているだけの存在なんですから。
アフィリエイトは釣りと同じなら立場を明確にすべき
以前、リリース関連の記事で僕魚を釣ることに対する罪悪感について書きました。
僕にとってブログ運営と釣りが似たようなものだとしたら、それはアフィリエイトも同じで、やはりアフィリエイトに関する罪悪感というものがあります。
特に商品を渡しているわけでもありませんし、ただこのふざけた文章を読んでもらっているだけで収益をもらうとか、冷静に考えれば本当に罪深い。
それは釣りで楽しませている魚や自然に対して、アングラーが抱く罪悪感にとても似ています。
だったら割り切ってビジネスライクに運営を続けたほうが良い。
もしくは、アフィリエイトそのものをやめれば良い。
釣りにおける「魚が大事なら、釣りをやめるか意識しないか」という二つの選択があります。
しかし、僕は2言論は純粋な子供の役目だと思ってます。
僕みたいな汚れたオッサンは、相互に得がある第三の答えを出すことが求められているんです。
また、釣りと大きく違うのは、人間同士はコミュニケーションが可能だということ。
そのためにどうしたら良いのか考えたのですが、やはり「自分はアフィリエイト乞食である」という姿勢を前面に出すことにしました。
例えば、レビュー記事など収益が生まれやすいものは、ふざけてはいても、できる限り読んでいる人を楽しませるように努力すること。もちろん商品の内容や使い勝手は読者が一番知りたいところですから丁寧に書くのはもちろん。
ただ、それをすすめる以前に、レビューそのもので楽しませるようにするなどなど。読むだけで笑えれば、その人のストレスも少しは減るかなと。
また、記事の中で、自分がブログの収益によって商品を買っていることを明確にし、お金を払ってくれたくれた人に感謝すること。
つまり、自分は釣りブログのアフィリエイト乞食であるとい立場であり、道端で歌ったり漫才をしたりバナナのたたき売りをしたりして、もし気に入ったらそこのアフィリエイトリンクを踏んで頂ければ幸いです。という立場を明確に示すわけです。
実際のところ、多くの専業アフィリエイターはこんなことしてないです。
そもそもコンバージョン率が下がる可能性が高いし、どこまで公にしつつ、ふざけたらいいのか線引きが怖くてできないから。
けど、釣り系のブログは趣味という要素が強いぶん、やっている人もいるし、できる環境でもある。
ということで、釣りブログのような趣味のサイトでのアフィリエイトでは、まずは「このブログはアフィリエイトで運営されています」位の紹介文をプロフィールに入れる位はやったほうが良いと思われます。
これ位ならリスクは少ないですし、以前はSEO効果があるなんて言われていた時代もあり、アフィリエイトサイトの大半が宣言を行ってます。
が、趣味系サイトではSEO対策というよりも、ファンの人に対して行うべきなのかなと。
それにより、読む人も運営者も互いに変な疑心暗鬼が生まれない。
「アフィリエイトしていると言うと読者さんに嫌われちゃうんじゃないだろうか」
「この運営者はアフィリエイト張っているけど、営利目的なんだろうか?」
などというお互いの思惑も、アフィリエイト乞食宣言で解消。
そうです、わたくしは乞食ですが、できる限りオモシロい記事書くので、もしよかったら欲しい商品買ってもらったり、そのあたりの広告を適当に押してもらえますか?と言うだけです。
そもそも釣りブログ運営者は、商売人でも無ければ宣教師でもないんです。
単純に「趣味でお金ちょっともらえればいいな」的な人が大半。
そのために利益至上主義になる必要はありません。
アフィリエイト広告を貼って運営する上で読者に誤解を与える位なら、まずは下げれる頭は下げまくっておくというわけです。
その結果「んじゃまぁ押したろか」とGoogleのアドセンス広告押してくれる人もいますし、僕なんて寄付目的で押してます。
商品も、できるだけファンであるブログの人のリンクから購入するようにしています。
アフィリエイトで釣りブログをより充実させる
釣りブログでアフィリエイト収益を出している以上、やはりその収益を使い、ブログの内容を充実させることが大切だと思います。
アフィリエイトで収益を上げる企業ですらやっていることですから、趣味系のブログの収益なら、当然ファンの方に還元すべきだなと。
収益でルアーを買ったら、それを元に記事を増やしていくことで、またファンが増えますしね。
ただ、ブログのファンはブログや、運営者が作るものを楽しみにしていると思っているので、僕は収益を何らかのプレゼントにして返すってやりかたはしません。
その余裕も全て運営に突っ込むことが、一番の還元じゃないかと。
ただルアーを買ってレビューするだけでも十分ですし、そのルアーが読んでくれた人のおかげで買えているという姿勢を見せるだけで、感謝の姿勢になると思います。
釣りブログのアフィリエイトは使い方次第
というわけで、釣りブログにおける僕のアフィリエイトの考えを書いてみました。
で、今ふと思ったんですが、この手の記事というのは他のアフィリエイトをやっている釣りブロガーの一部の人を否定するような形にもなるなと。
ただ、今間でもブログで「これはあくまで僕個人の考えで、皆様を否定するわけではありません」と断ったことがない。
というのも、僕はそもそも意見というのは皆違うものだと思っているので、これもまた同じものです。
それに、文書は書いた時点で、すでに僕の手を離れたものです。
気に入ったら「うんいいんじゃないの」と思ってもらったり。
気に入らなかったら「こいつめ!」と思ってもらうのもあり。
アフィリエイトも同じく、気に入らない人もいるし、どうでも良いと思っている人もいる。
ただ、広告が好きな人は例外なく存在しないということは、それなりにリスキーなものであり、立場を明確にすることで、押すなら気分よく押してもらいたい。
「このあふぃ乞食に恵んでやる」という優越感でもいいし
「がんばれαトラウト!貧しさに負けるな!」でもいい。
ていうかもう、できれば後者が良い。おねがい下げすまないで。
なんて今更言っても遅いですし、リアルな話どちらもでいいんですよ、気分よく押してもらえれば。
そういうお話でした。
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