今回は河川の水位を確認するための方法です。
お盆といえば夏には色々と河川の事故が起きる季節。
この件についての謎はまた後程解き明かすとして、とにかく夏の川辺には近づくな!と昔から言われております。
しかし、釣り人の皆様はどうでしょうか?
僕のほうは正直にいって、めっちゃ近づいている。
ていうかウェーディングしている。
いつカッパに尻子玉抜かれたって文句言えないαトラウトです。キュウリ美味しい。
で、夏の川といえば、やはり気になるのが事故、そして水位。
こうして雨もふらず水位が下がり、水温も上昇するとお魚さんもやる気がありません。
かくいうαトラウトも、当然やる気なし。
預金通帳の平均値も下がり、支払いに対するストレス値も上昇していれば人間だってやる気をなくしますからね。
おまけにお盆休みに墓参り、ついでに親戚のあつまり。
面倒なことが多いですが、そんな場所で僕がやっていたことといえば、永遠とナスにヨウジを刺して馬にするという仕事。
先祖もまさか、あれで小銭を稼いでいるとは思わないでしょう。
ちなみに、僕の親戚の先祖が乗っている馬は一個50円。
現代では原付一つ買えませんが、あの世だったらサラブレット間違いなしの高級馬なはず。ちなみにあの世の為替は今僕が決めました。
やはり地獄の沙汰も金次第。
なんて盆休みに絶対言っちゃいけないことを軽々しくいってますが、これも貧乏人の貧しい脳みそのせいです。
で、脳みそが貧しくなると、何をしたって面倒になる。
といより、僕に至っては生きていることが面倒。
ここまで達観した面倒臭がり屋になると、酸素を吸えてごはんが食べれるだけありがたいって話ですよ。皆さんもはやくこの境地にやってきてください。
さて、釣りに行くときに川の状況を調べるのが面倒な僕がいつもやっているのが、ネットをつかって河川の状況を確認すること。
この夏から秋まではやたらと川が荒れるので、今回は川の状況を確認するためのサイトをご紹介します。
インターネットで川の状況を調べられる?
暑さで面倒くさがり屋が加速している僕は、釣りに行く時以外は基本的にはあまり動きません。
クーラーが効いている場所には何がなんでも居座りますし、動けと言われても沖縄のデモ隊並みに動きません。
さらに食欲もあまりなく、この時期は冷たいものが好き。
ちなみに僕は狂ったように冷や麦を食べており、冷や麦おじさんと妻によばれています。そんなおじさんの存在は社会が許してくれません。
ただ、それは人間だけではありません。
魚も同じように暑さが苦手ですし、それがトラウトとなるとなおのこと。
川底でじっとして日中の日差しをやりすごしていますし、基本的には涼しい夜間の活動が活発になります。
だからこそ水温や水量の変化は、釣りにとって重要ってこと。
できるだけ水量があり、なおかつ冷たい水のほうが日中の魚も元気が良い。
それに、このあと秋になると台風やらが大量に接近してきて、水位を下げるための放流が開始されます。
これにより、雨も降っていないのに突然水位が上がるタイミングがある。
上がった水位がいつになったら戻るのか、毎日川を観察して確かめているかもしれません。
しかし、それもスマートフォンさえあれば、今や何でもチェックできる時代。
今回は川の水位を中心に、様々なデータをチェックできるサイトをご紹介します
インターネットで川の状況は調べられる
すでに使用している人も多い川の防災情報を見ておけば、水位に関する具体的なデータを手に入れることができます。
(画像引用元:国土交通省 川の防災情報)
こちらのサイトをつねにチェックしておけば、主要河川の水位を中心にさまざまなデータを確認できます。
釣り歴の長い方ならすでにご存知ですよね。
ただ、これから釣りをしようという人。それに新たに釣りをはじめようと思っている人などは、釣果を上げるのはもちろん。水難事故を起こさないためにも見ておくことをおすすめします。
川の防災情報を使って主要河川の状況をチェック
川の防災情報を使えば、主要河川の状況をチェックすることができます
川の状況を普段から確認する人はそう多くはないでしょうが、ここ数年河川の氾濫などから水位を確認しなければならない状況も増えていますから、使用頻度も上がっているサイトだといえます。
防災対策を目的に使うのはもちろん、当然僕ら釣り人が気になる普段の川の水位も教えてくれるとても便利なサイトです。
それでは、まずは基本的な水位の見方を確認してみます。
川の水位の確認のしかた
まずはトップページの上部にあるメニューから「水位雨量」をクリック。
すると、主要河川のマップが表示されるので、そこから確認したい川と観測所を選びます。
今回は僕のメインフィールドである天塩川水系の水位をチェックしようと思います。
こんな感じで天塩川本流が表示されます。
周囲にある三角形は観測所の位置を示しています。
色が示しているのは水位であり、ここ最近は基準水位が続いているのがわかります。
水位の詳しい情報を確認するのは、三角形の観測所をクリックするだけです。
このように水位が一目でわかるように表示されています。
黄色いラインにまで水位が到達すれば氾濫注意水位になるので、当然警戒しなければなりません。
また、現在の水位はどのようになっているのかもチェックが可能。
この夏場であっても水位が上昇中になっていますが、この記事を書いている翌日には台風がやってくるので、上流域のダムの放水量が上がっていることが予想されます。
さらに詳しい水位の変化を確認することもできます。
水位の状況は数日間にわたり殆ど変化はなし。
雨量もまったくないので、安定した状況が続いているのがわかります。
こういったデータを見ると、釣りの役に立つのは勿論ですが、これから怖い台風などの防災対策に役立ちます。
例えば、北海道の川には日本中から多くの遠征組がやってきますが、遠い天塩川の状況を事前に調べておかないと、現場についたら河川が荒れ狂っていてまるで釣りにならない・・・なんてことも多いですよね。
これから台風による水位の上昇が増えるので、この手のサイトを活用する機会も増えてくるでしょう。
川の防災情報を使えば河川の水質も確認可能
川の防災情報を見ると、河川の水温なども確認することができます。
特に夏から秋にかけては、できるだけ水温が低く魚の活性が高い場所で釣りをしたい人も多いですから、その調べ方についても記しておきます。
メニューから「水質 海岸・雪」をチェック。
ここからさらに詳しい河川のデータを見ることができます。
ただし、河川の詳しいデータを観測しているポイントは限られています。
河川の全ての状況をチェックするのではなく、区間ごとの大まかなデータだと思って確認してみましょう。
こちらが天塩川中~上流域の水温です。
安定して20度前後になっていますね。
これが関東の有名河川、荒川になるとどうなるのかというと・・・
この通り、水温はおよそ8度も上昇していることもわかります。
道北地方でここまでの水温になることはまずないですが、本州だとより水温が低いエリアを探すのに役立ちますね。
また、水温だけでなく水質も見ることができますので、詳しいデータを見ながら釣りに役立てることができます。
川の防災情報でダム湖の水位や放水量も調べられる
川の防災情報ではダム湖の水位や放水量についても知ることができます。
河川での釣りでは、上流域のダムの放水量がやっぱり気になるところ。
それに、僕は普段からダム湖で釣りをしますし、これから秋になって水量が減り、インレットが近づくのは大チャンス。
そういう意味でも、やはりダム湖の状況をネットで確認できるのはかなりありがたいです。
データを見ると、少しずつ放流量が上昇しています。
台風などがやってくる前には、こうして水量が増えやすくなるので注意が必要ですが、元々水位が低すぎる夏場にはある意味ではチャンスともいえます。
川の防災情報を確認して安全な釣りを
夏から秋は最も川が荒れる季節です。
川釣りをする上でも危ない時期が増えるので、釣りに行く前に川の状況を常に確認することが大切ですね。
また、釣りに限らずとも、やはり川の状況を確認していないと防災対策もできません。
このシステム自体防災用ですから、釣りをするのと同時に、河川の氾濫状況についてもいち早く情報をキャッチし、事前の対策を取れるようにしたいもの。
つねに川の状況に目配りができるのは、釣りをしている我々みたいな変わり者位のものですからね。
台風が増えるこれからの時期も、安全を最優先しながら釣りを楽しみたいです。
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