鱒レンジャー(を使ってみたレビュー&インプレ記事になります。
先日の釣行で見事にULロッドをへし折ってしまったのですが、そこで以前からもう一度手にしたいと思っていたあの激安ロッド鱒レンジャーを購入することにしました。
購入から釣行までもこなした今、最強コスパロッドと言われるこの竿が、今後の僕の相棒となる可能性がとても高いと感じています。
鱒レンジャーの動画も作ったから見てね
鱒レンジャーに関する紹介動画も作ってみました。
鱒レンをこれから使いたい人向けの基本的な内容になりますが、これから鱒レン関係の記事と共に、紹介動画も色々作っていこうと思います。
鱒レンジャーが家に届いた

アマゾンに鱒レンジャーを注文して3日目。
驚くほどの速さで鱒レンジャーが自宅に届きました。
しかしここでアクシデントが。
チャイムが鳴り玄関をあけると、なんとも申し訳なそうな顔をした運送会社のお兄さんが
「すいません、梱包の段ボールの上が少し歪んでいたので、お忙しくなければ中身を確認していただけませんか?
と、いきなりのトラブルの予感。
「いえいえ、あとで確認しますから」
「よろしいですか?もし何かあればすぐにご連絡ください」
深々と頭を下げて再び忙しそうにトラックに乗り込むお兄さん。
その後ろ姿を見送りながら、僕はすぐに箱の中身を確認しようとは思いませんでした。
なにせこの箱の中にあるのは
最強最安のグラスロッド「鱒レンジャー」なのです。
多少箱が歪んだ程度では傷一つ付きませんし、むしろお兄さんの運送トラックで轢かないとまず折れない。
それに、仮にトラックの下敷きにして折ったとしても、たったの1200円。
それにもし気が付いていれば、お兄さんも無駄な時間を取らなかったろうにと思いつつ、自宅に入って少し仕事をかたずけたあと、歪んだ梱包箱を開封。
新型の鱒レンジャーNEXT(ネクスト)はヤバすぎる!
今発売されている鱒レンジャーの中で、渓流で使うならどれかと聞かれたら
間違いなくネクストを押したい
こいつは今までの鱒レンジャーとは違う新型機でして、ミノーイングすらもこなせる特殊なレンジャーです。進化した鱒レンジャ―を使いたい人は、ぜひこいつから試してください。
鱒レンジャーのベイトモデル CT50ダークナイトも購入した
ちなみに渓流ベイトフィネスをはじめるため、鱒レンジャーのベイトモデルであるCT50も購入しました。
記事にしているので詳しい内容はそちらからご覧ください。
いなみにベイトモデルはネットでやたら高値で売られてたりしますよね。
なんかAmazonのほうが割高な傾向にありますが、時々定価になったりするので、そのタイミングで買うのがベストかもしれません。
楽天のほうが品が薄いので、出てればラッキーって感じです。
鱒レンジャー改造SP50ダークナイトⅡ
なぜか手に入れてしまったスピニングバージョンのダークナイトⅡ。色が黒いだけのSP50だと思ったら大間違い!じゃなかった大正解!みたいなロッドだけど僕は好きだよ、うん。
最凶の鯰レンジャーも買ったぞ!
レンジャー最凶と歌われる鯰専用モデルのフルソリッドグラスロッド
その名も「鯰レンジャー」
あまりにも凶悪なロッドなんですが、北海道では珍しい鯰釣り用に購入。
ひどく重いんですが、すでに釣果もあがっており、バラしにくさとタフねすが気に入ってます。
鱒レンジャーのスペック

箱の中から登場したのは黄色いワンピースのグラスロッド。
とりあえず一振りしてグラス特有の重みを感じ、わずか1200円の値段を確認。
この時点でコスパ中毒の僕に若干の満足感に笑みが浮かびます。
今回購入したのはグレート鱒レンジャー改のsp50。
2タイプあるサイズのうちの大きいほうで、全長は5ft。
アクションはミディアムというのがオフィシャルスペックですが、実際はULかライトに近い使用感です。
購入したのはイエロー。鱒レンジャーといえばこの色。
適合ルアーウェイトは1~7g。
ラインは2lb~4lbまでが適合サイズ。
主にトラウトフィッシングを中心に使われつつも、バス、シーバス、ロックフィッシングを中心としたソルトゲームからカープフィッシングまで、あらゆる釣りに対応できると言われているのが、このSP50というモデルです。
大橋漁具のTuringMonky(ツリモン)から発売中
鱒レンジャーを販売しているのは栃木県にある釣具販売会社「大橋漁具株式会社」です。
ぱっと出てきたような無名メーカーではなく、創業は昭和38年という半端ではない老舗メーカーです。
あまり名前を聞いたことが無い人も多いかもしれませんが、このメーカーは様々な釣り具製品を代理販売していたり、オリジナルブランドの釣り具を売っています。
Turing Monkyは大橋漁具のオリジナルブランド。リーズナブルかつ使えるロッドを大量に排出しています。
なにげに他メーカーとのコラボも多く、地味ながら結構人気のブランドなんですよね。
【2019/5/4 グラス素材の特性はコメントを頂き訂正】
バッドはミディアムだけどティップはウルトラライト

鱒レンジャー5fのアクションはグラスファイバーならではの曲がり方をします。
公式でのアクションは「M(ミディアム)」となっていますが実際にはライトかULの間という感じ。
バッド部分はライトかミディアムライト位、ティップ部分は明らかにウルトラライトアクションになっているようなロッドですね。
で、ここが重要です。
よく「バッドからグニャリと曲がる」という表現をされている鱒レンジャーですが、実際にsp50を曲げてみると、よく曲がるのは竿の先端部分だけです。

たしかに竿の上半分は異様なほど曲がります。力をくわえれば、竿先が円を描いてバッドに触れるまで曲がります。
つまり、ここがマスレンジャーで一番変態な部分。
信じられないほどに耐久性の高いMなので攻めるこっちの心が折れます。

ところが、中間から根本にかけては随分としっかりとしていて、まったくグニャリとは曲がりません。
というわけで、ここはあんまり変態度は高くない。
バッドパワーがしっかりと確保されているぶん、のされても限界までやられない。
だからでかい魚とのやりとりも可能。
Mだけどやられるだけじゃない、しっかりと芯をもったMなのです。
一方、SP40の方はそこまでバットパワーがありませんので、ぐにゃぐにゃのペナンペナン。
つまり本物のM。360日間、鼻の穴に強制器具をつけながら受付嬢ができるくらいのヤバいロッド。
ですから、もしあなたがヤバいほうのロッドをご希望ならSP40のほうをお買い上げ頂いたほうがよろしいかと。
間違いありません。
あいつはマジで変態です。
ガイドはやっぱり微妙

鱒レンジャーのガイドはやっぱり微妙ですね。
さすがに値段相応。fuji製品ではない安物のガイドが装着されています。
そこまでダメなガイドというわけでもなく、普通に使う分には交換の必要はないと思います。
ガイドリングが外れるっていうこともないですしね。
ですが、本格的に改造するベース素材にするなら、ガイド交換は必須ですね。
グリップはコルクシートで握りやすい

グリップ部分はトラウト用らしくコルクシートで作られてます。
リールを固定するためにはグリップ上部を回します。(パイプシート方式)
安いロッドをお使いの人なら知っているかもしれませんが、案外ここまできちんとコルクシートを使っているタイプは少ないんですよね。
しかも、ちゃんとリールを固定する部分にもあるのは珍しいです。
かなり握りやすいですし、ぎりぎり両手で握れる長さになっていて使いやすいです。
鱒レンジャーの購入方法
鱒レンジャーは店頭とネットの二つの方法で買うことができます。
ただ、店頭で鱒レンジャーを買ったという人はあまり居ないし、そもそも僕が住んでいるド田舎だと釣具屋すらありません。
そういう人は、たいていネットで鱒レンジャーを買っていますね。
ただし、売り切れるのも早いし、値段を吊り上げている連中もいるので初心者の人は気を付けてください。たまに2倍以上の値段でボラれている人がいます。
鱒レンジャーにあうリールの種類
リールは2000番以下が一番合うと思います。
僕は2000番のアブガルシアのエントリーモデルであるカーディナルⅡ2000を装着してます。
1000番くらいまで落としてもいいでしょうが、5ftのロッドなんでそこまでサイズダウンしなくても良いかなと。4ftのレンジャーなら2000番より下のリールがマッチします。
しかし、ここにたどり着くまでの道のりは簡単ではありませんでした。
鱒レンジャーをなくしてしまった過去
実はかつて鱒レンジャーを持っていたのですが、それを無くしてしまったのです。
無くしてしまったのは石狩湾。
その当時、仕事終わりの夜間にナイトロックばかりやっていた僕でしたが、その時に鱒レンばかりを使っていたのです。
あの時、僕は鱒レンジャーに狂っていました。
今回購入したの同じイエローの鱒レンで釣るソイがひたすら面白いせいで、とにかく鱒レンばかりを振りまくっていました。
ところがです。
仕事おわりにナイトロックで鱒レンでカレイが釣れた夜。
しかもサイズはなかなかの50㎝。
こんなナイスサイズを鱒レンの限界ギリギリファイトで釣りあげ大興奮。
「やったぞうぉおお!!」と叫びだしそうな瞬間、急に電話がなりまして。
「おい、仕事やぞ」
当時の僕の仕事は昼夜なんか特に関係ない時が時折ありまして、うわまじかよとテンションが高いまま急いで車に乗り込んだんです。
で、その後仕事を終えて自分の車に戻ってきた時、はたとして気が付きました。
あれ、鱒レンなくね?
気が付いて急いでそのまま石狩湾に戻ったのですが、すでに鱒レンは見当たらない。
誰かが持っていってしまったのか、それともまったく別の場所に落としてしまったのかわかりませんが、ともかく、僕がトチったせいで鱒レンを無くしてしまったのです。
それからすでに数年。
今のいままで鱒レンジャーを買おうかと思いつつも、無くしてしまったショックがいまだに引きずっていたのか、買う気にはなれなかったのです。
しかし、最近購入する意欲が沸いてきたわけで。
いや、意欲もそうなんですけど、このブログを運営することで、皆様のおかげでアマゾンポイントが溜まったわけです。
渓流で鱒レンジャーを使ってインプレ

というわけで色々と難しい説明はあとにして、実際に渓流で使ってきた感想を書きます。
すでに有名なロッドですから色々なところでインプレやレビューがありますから、購入を考えているなら、そちらもぜひ参考にするといいですが、このロッドに関してはそう悩まず買えちゃう値段っていうことですし、まずは買ってみるのもおすすめ。
なんせ、このロッドはとにかく楽しいから。
釣るためというより、ひたすらに遊ぶためのロッド。
このロッドを使ったおかげで、僕もグラスロッドなしでは釣りが楽しくなくなってしまった一人です。
なお長期インプレはこちらからご覧ください
本流で使ってきた

鱒レンはもともとエリアトラウト用のロッド。
そこから人気に火がつき、様々なバリエーションがでてきましたが、残念ながら渓流用モデルというのは未だ発売されていません。
なぜかって?だって鱒レンジャーはもともと渓流で使えるから
しかも本流で
雨が降ってやたら増水した濁流の中でも使えるから
だからこその安心感。
この日の前日まで大量の雨が降っていたせいで、川は滅茶苦茶に増水状態になっていまして。
さすがにこのタフコンディションで鱒レン使おうなんて思う人はいないでしょうが、だからこそテストにはうってつけ
なわけがない。
大丈夫なのか?鱒レンジャー!いくらなんでも荒れ狂った天塩川水系で使えるのか?
ひたすら不安で一匹たりとも釣れないだろうなと思いつつも、ともかく使用感を伝えていきたいと思います。
まずはキャスト性能から

ルアーフィッシングはどんな場所だってキャスティングからスタートするしかありません。
それはこの日もおなじ、ひたすら雨で増えまくった川。
見ての通り流心にはまるで近づけない状態なので、基本ロングキャストが求められました。
というわけで、7gのケンフォードスプーンカスタムを使用。
公式スペック的には限界ギリギリのウェイトでしたし、本当はもっと軽いルアーから投げたかったんですが、今回は飛距離が求められます。
オーバヘッドキャストで一投目。
左右へのブレはさほどないですが、放物線の角度が高すぎてあまり飛距離が出ません。
もう一度投げながら竿先を見ていると、思ったよりも曲がりながらキャストしている。
つまり、リリースポイントが早くて高めのキャストをしてしまったということ。
これは鱒レンジャーを使う時には以前から言われていることで、ワンテンポ遅らせてキャストしないと思った角度にルアーが飛ばないのです。
ただ、別に難しくもなんともありません。
だいたい3投げもすればリリースポイントはつかめます。
飛距離は十分なのですが、さらに重いルアーも投げてみようと10gのチヌークSも投げてみました。
たしかに投げにくくはありますが、かといって竿が折れるかもという不安はありません。
バッドが結構しっかりしているのと、ソリッドグラスロッドは折れないという神がかりの安心感からでしょう。
さらに重い12gの自作メタルジグも投げてみましたが、こちらも投げにくいものの、キャストできないわけではありませんでした。
フリップキャストが凄い得意
サイドキャストもワンテンポズレたリリースポイントになる。
普通に考えてキャスティングはけっしてやりやすくはないし、そこが面白くはあります。
ただし、フリップキャストに関してはまるで別。
むしろフリップキャストのために生まれてきたロッドなんじゃないかと疑うレベルです。
ティップがめちゃくちゃ柔らかいので、手首だけでキャストするようなフリップは最高にやりやすいですね。
キャスティング精度を求められる小渓流なら、間違いなくフリップで攻めていくと釣りやすいロッドだと感じました。
スプーンはとても使いやすいけどトゥイッチは苦手

とりあえず投げていたケンフォードスプーン7g。
このルアーは人生で一番投げているスプーンといっても過言じゃないレベル。
なのですが。
スプーンを投げると、今まで使ったことのない操作感を味わってしまいました。
普通、スプーンを引いてきても竿先には特に変化は現れません。
ところがティップが柔らかいせいで、スプーンがアクションを起こすと必ず竿先をプルプルと震わせるのです。
しかも、感度が悪いとは言われつつも、竿先が揺れる振動はよくわかる。
今までスプーンでこんなにアクションを感じたことが無いので驚きましたね。
ルアーの動きが竿先の振動でわかるので、アップで投げてもルアーが動いているのかしっかりとわかりますし、動きのテンポも知りやすい。
さらに、リトリーブ中の細かいアクションも実は竿先の変化で知れる。
リズミカルにスプーンの動きを知らせていた竿先が、いきなり止まったり、少し強く引き込まれることでヒットだとわかります。
ロッドの感度っていうのは、ラインから伝わる細かな振動を、直接手元に伝えることだとは思います。
でも、竿先が曲がりやすい特性がある鱒レンの場合、手元の感度ではなくて、竿先の変化でアタリを取るような釣り方になります。
けっこう難しいかもしれないんですが、ここも面白くてハマるポイントです。
なので、スプーニングについては文句無し。
同じく巻くだけのスピナー、シャッドも試したんですけど同じように使いやすい。
ルアーのアクションがよくわかるので、7g以下の巻物には有利な竿です。
ミノーイングはラインとの相性が問題
スプーニングは得意でも、ミノーイングは少し難しいです。
まずトゥイッチが地獄のようにやりにくい。
とくにナイロンラインを使っている時は、トゥイッチをかけるというより軽いジャークになっちゃうロッドです。
竿先が柔らかいので当然なんですが、このロッドでトゥイッチをまともに入れようとおもったらフロロかPEラインの使用が必須だと感じました。
なお、トゥイッチが苦手というだけで、ダウンでミノーを流すような釣りなら成立しやすいです。それとクランクやシャッドも特に問題なし。ジャークも使えますから、トゥイッチを使わないような釣りなら特に気にならないです。
ですから、アップクロスでのトゥイッチはかなり難しい。
ただし、PEラインに変えると案外普通にトゥイッチできます。
食い込みはやっぱり良い

鱒レンジャー初入魂となったナイスなヤマメさんです。
ヒットしたのはケンフォードスプーン。
濁り対策のために黒×蛍光オレンジのパーマークに塗装したモデルです。
これを投げていたら、パン!とはじくようないつもの当たりではなく、竿先がひったくられる感じで引き込まれました。
感度が低いんで、ドン!とかパン!みたいな鋭く伝わることはなくて、グィン!と吸い込まれたり、ひったくられるような当たりになっています。
この竿先の柔らかさのおかげで、スプーンのようにルアーを後ろからチェイスして、ひったくるような食い方をする時、反転した時に口元からルアーが外れにくい。
ラインスラッグが出にくい巻物の釣りだと、こういうペナペナな竿先のほうがバレにくいんでしょうね。
竿が柔らかいのでトラウトがめちゃくちゃ楽しい

今回のテストではレンジャーのご加護なのか
なんと濁流の中ですら5匹は釣れました。
釣れたのは全部スプーン。
25㎝未満のお魚さんでしたが、掛けた時の楽しさはいつものロッド以上です。
ティップが柔らかいので、こんな小さな魚でもしっかりロッドを曲げてくれますし、引きも楽しめるのですごい釣りしてる感じがすごい、まじすごい。
感覚的にはというと
いつもの魚が10㎝はサイズアップしちゃう感じ。
なんか小さな子ばっかりでも凄い楽しい。
これが鱒レンジャーに多くの人がはまってしまう最大の理由ですよ。
これで尺が掛かれば40up
40upが掛かれば50up
50upが掛かれば60upのファイト
非効率です、たしかに。
でも、楽しさ優先の釣りができる唯一の道楽ロッド。
しかもバッドパワーがあるので、ただ柔らかいだけでなく魚もよせやすい。
5フィートのSP50ならモンスタートラウト相手もで結構良い勝負ができるのではと夢をみさせてもらえます。
タフネスさはやっぱりすごい

この魚を釣っている時、ロッドが木にぶちあたってしまいました。
しかーし、それくらいでこのロッドは折れません。
渓流ロッドの5フィートクラスはULが多く、細くて折れやすいという欠点もございますが、さすがのソリッドグラスロッド。木にぶつけた位ではびくともしません。
ちなみに余談ですが、同じく「グラスロッド」という名前がついているものでも、ソリッドではなく中空タイプのものがあります。
中空タイプのものはグラス100%ではなくカーボン素材が使われており、弾性はそれなりにあってもぶつけると一発で折れる可能性が(特に2ピースになっているやつは危ない)
頑丈なのはソリッドグラスロッドだけです。
極めきれないその奥深さ
1つのタックルを完全に使いこなすという楽しみが釣りにはあります。
その点、このペナい鱒レンジャーを使いこなすというのは、とてつもなく楽しいゲームとしか言いようがありません。
使いこなしていくまでのプロセスが他のロッドとまったく違う。
この竿一つでいろんな釣りができるという点かも、その奥深さは半端ではないです。
スピニング系鱒レンジャーの種類
というわけで、鱒レンジャーについて長々と語ってきましたが、いよいよ鱒レンの種類について見ていこうと思います
鱒レンジャーは基本的にスピニングなのでそちらの紹介をしていきましょう。
たまに聞かれるのですが、僕の使っている鱒レンジャーはSP50というスタンダードなモデルで、鱒レンジャーといえばまずコレです。
鱒レンジャーSP50
5ftのスタンダードモデルの鱒レンジャーであり、これぞベーシックな鱒レンジャーって感じのアイテムですね。
ルアーフィッシングではとりま50買っとけばOKですし、40に比べるとルアーの操作性がそれなりに良い。あくまでそれなりに。
なお、だいたい1500円位で売ってるんで、Amazonなんかで買う時は値上がりに気を付けてください。
基本楽天のほうが定価で安いです。
クセ者の鱒レンジャーSP40
4ftの40SPは鱒レンジャーシリーズの中で最もクセが強いロッドです。
正直いって、ルアーフィッシングやるのに使うのにはベナベナンすぎて使えないと言われがち。
ただ、軽いルアーを巻いたり、テクトロしたり、餌釣りするならぜんぜん面白いです。
ちなみにレビュー&インプレッション記事はこちら。
改造や購入の参考にしてください。
輝け!鱒レンジャーSP50月光夜刀
鱒レンジャーにまさかの光輝くロッドがある。
なんて非常にごく一部のマニアックなアングラーの間で話題となっているがのSP50月光夜刀です。
ロッドに蛍光塗料が埋め込まれており、ライトにより蓄光。夜間でもロッドが見えるというライトセーバー仕様となっております。
いかし、フォースを駆使して戦うためではなく、ナイトゲームでロッドがはっきり見えるように作られている。
メバリングで鱒レンを使う方は一度試してみるのも面白いですね。
まさに戦闘用!鱒レンジャーアーミー LTD50
鱒レンジャーの戦闘用アイテム。
これさえあれば北アメリカの密林でも、アフガンの砂漠でも、どこでも怒りの釣りができるわけです。
このロッドを持っていれば、ベトナム帰りの元グリーンベレーになれるし、傷口も自分で縫えるし、無限に弾が打てる機関銃だって手に入る気がします。
鱒レンジャーベイトモデルのレビュー
鱒レンジャーにはいくつかのベイトモデルが存在します。
スピニングよりもバリエーションは少ないですが、レンジャーを使ってみたい人のニーズをがっちり抑えたラインナップになっています。
現行のベイトモデルはベイトフィネス用のモデルと、鯰用の2種類。
いずれもグラスソリッドの性能を生かしたベナンベナンの超頑丈ロッドになっています。
限定モデルの鱒レンジャーNext CT40
ついに登場したNextのベイトバージョン。
限定モデルではありますが、二つとも当然ゲットしました。
うん、これはほんと最高。ベイトフィネスやる気になるオシャレなレンジャーです。
グレート鱒レンジャー改 CT50 DarkNight
5ftのベイトフィネス用ベイトロッドです。
はんようせいが高いサイズであり、SP50よりも若干張りがあるのが特徴。
ライトゲームのフィネスタックルに最適ですが、需要が高いせいか時々値上がりがひどいので価格を良く確認して購入したいです。
グレート鱒レンジャー改 CT40 DarkNight
4ftモデルのベイトフィネス用ロッド。
SPと同じく、5ftに比べティップが異常に柔らかい仕上がりとなっており、ミノーイングが大変苦手なのが特徴。
しかし、ティップ部分の改造により使えるロッドに仕上げれば、激安の源流特攻用ロッドに変貌するでしょう。
鯰レンジャーCT66
鱒レンジャーシリーズではないものの、同じツーリングモンキーのレンジャーシリーズとして鯰レンジャーも忘れてはいけません。
全長6.6ftのミディアムクラスの鯰用ロッドですが、フルソリッドということもあり重量感が結構あるのが特徴。
しかし、いちど食わせたら鯰をまるでバラさない粘りや、高所からのブッコ抜きも余裕でこなすタフネスロッドになっています。
鱒レンジャーを改造してみる楽しいよ
鱒レンジャーはそのまま使うのがベターですが、改造用の素材としても優秀です。
なにより値段が安いし、折れにくい特性もあることから、失敗するリスクが低いのも嬉しいところですね。
グリップを交換してベイト化する
スピニングのノーマル鱒レンジャーをベイトロッドにしてみました。
一番の難所はグリップ交換なんですが、とりあえずグリップ部分をぶった切るのが一番おすすめ。これさえできれば、あとはどんなグリップにも装着できます。
誰だって鱒レンジャーは絶対ハマる!

うーん、やっぱり使ってみてわかりました。
いや、使う前からわかっていたというべきか。
鱒レンジャーはやっぱりはまる。
このグラスロッドのペナったティップ部分とか、キャストするときの独特な感じだとか、魚をかけた時の面白さとか、はまる要素がひたすら多い。
しかも値段がこれまた安いし、遊ぶためのロッドとして抜群に楽しいです。
それに壊れにくく、雑に扱っても良いんで、初心者にもおすすめかも。
ガチで釣りをしている人には必要のないロッドですね。
でも、釣りを総合的に楽しんでいるなら、ぜひ鱒レンジャーをおためしあれ。
コメント
たまたま、鱒レンジャーのベイト版が欲しくて調べていたら、ちょっと間違いが気になったのでコメントさせて頂きます。
>硬すぎるがゆえに引張強度が弱く、素材を曲げた時に折れる限界値が低いという欠点があります。
これは明らかな間違いです。引っ張り強度に関してはカーボンの方が上です。
引っ張り強度が高いからこそ剛性を上げることが出来るわけです。
ですが、引っ張って伸ばしたときにはグラスより伸びずに切れます。
イメージとしては、グラスがナイロンでカーボンがPEです。
PEの方が引っ張り強度はありますが、同じだけ伸ばしていくとPEの方が先に切れます。
ちなみに、この傾向は同じカーボンでも高弾性になればなるほど顕著です。
つまり高い竿ほど繊細というのは上記の理由からです。
>しかし、グラスファイバーは繊維同士の結束力が強く、ひたすら素材を曲げても(繊維を引っ張っても)ロッドが折れる限界値がひたすらに高い。
これも、あくまでカーボンの方が伸びないので耐えられる変形量が小さいだけのことです。
記事は楽しく拝見させて頂きました。
竿の調子なんかは大変参考になりました。
カラフルなベイトモデルは無いようでちょっと残念です。
コメントありがとうごございます。
教えて頂きありがとうございます、勘違いしていたみたいですいません。
あとで訂正させていただくため、当該箇所をいったん削除させて頂きます。
記事をお楽しみいただけて幸いです。
それとカラフルなモデルはないですね。
普通の鱒レンジャーを改造している人は結構みます。