ストレスのせいで力が欲しくなり本流でトラパラ振ってきた

ロッド
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仕事のストレスはいとも簡単に人を獣に変えてしまいます。

獣といっても、それはとてつもない力を持った獣。例えば、生体ナノマシンにより腕から反物質を生み出せるジャバウォックのような存在。

というか、あれほどの巨大な力を持つと自分で処理しきれないのか、暇さえあれば。

「力がほしいか?」

と、まるで野菜をもらったお隣の奥さんの如く力のおすそわけを願い出てきますよね。

ほんとうにジャバウォックは近所のおばちゃんとか、親戚のおばちゃんとか、妻の母親にそっくりで「〇〇いる?すごいあまってるのよー」てな感じで常に力をわけあたえようとするので、実はものすごいお節介な性格なのではと疑っています。

いや、この際ジャバウォック=おばちゃん説はどうでもいい。

というか、ジャバウォックじゃなくてもいい。

力が入ればなんでもいい、それくらいの気分。

というか、中二病の天才、皆川亮二の最高傑作はアームズではなくスプリガンであったと声を大にしたいおっさんの皆さん、そしてスプリガンなんか知らないキッズのみんな、力が欲しくてたらまないαトラウトです。グ…抑えきれない!みんな逃げろ!

こんな事いっちゃうのもストレスのせいなんですが、もう皆川亮二はりの中二妄想がこの年にて止まりません。

なんの病気か考えてみれば、もちろん中二病。

いったい何歳までこの病気が発症するのかわかりませんし、不治の病の可能性もある。

ただ、発症するタイミングはきまって高ストレス状態の時。

ここ最近、朝起きて、病院にいって、帰ってきて、仕事をしてという日々を繰り返しているわけで。しかも作業を終えて寝るのはだいたい深夜。しかも永遠とモニターと、その端にたまに映る疲れ切ったおっさんの顔を見るだけ。

こんな生活を送り続けていると、色々な妄想ばかりしはじめるようになる。

最初にはじまったのは、小学校のころよく考えていた「今この瞬間学校にテロリストがこないだろうか?」という妄想でした。

あまりに苦痛でしかない学校生活から逃れるべく、テロリストが学校にやってくる。

そしてクラス一目立たないはずの自分がテロリストを一瞬で制圧してしまう。

そんな中二妄想が出るのは昔から決まってストレスが溜まっている時間でしたね。

しかし大人になった今、しかも自宅で仕事をしている僕がその手も妄想をした場合とてつもなくリアリティに欠けるというか・・・

いや、そもそも中二妄想にリアリティなんて無いんですけど、やはりいくら何でも自宅にテロリストはない。

というか、なんでうちにテロリストが来るのだろうか?道北にすんでるオッサンの家を占拠した程度で彼らの要求なんてほぼ通らない。

ということで、リアリティを増すために若干の修正を加え、テロリストではなく強盗犯に設定しました。

しかし、強盗もなにか違う。

そもそも強盗っていうのは金持ちの家を襲うもの、常に金がなく今年の自動車保険の香辛料すらギリギリな僕の家に来てもとるものなんてない。

家にきたところで「おら!金を出せ!」と言われても、すぐさま脳内で「なんもないよばか!」と言い返している自分がいる。

そうすると強盗のほうも「え?まぁそりゃね、いやまぁ確かに、うん」とかなんか納得して「ごめんね、ほんと、なんか勘違いしちゃって」とか言って帰っていってしまう。

まってくれ、さすがにそれはないだろ。

いくら金目の物がないからって帰らないでくれ、なんかちょっとは襲ってきくれ。わるかった。妻も怯えてくれ。なんで佐川が来たと思って印鑑準備しているんだよ!

と妄想の世界から抜け出し、まったく進まない作業画面を見て気が付きました。

まずい、このままではまずい。

頭の中で自宅に強盗が押し入ってくる妄想自体ひどい。

さらにいえば、帰ろうとする強盗を呼び止めてしまうなんて。

こうして人はストレスで頭がおかしくなり、激しい妄想によって攻撃的になったあげく、恐ろしい犯罪を犯す。あの凶悪犯も、この通り魔も、結局はストレスに押しつぶされ中二に戻ったあげく、皆川亮二が作った怪物に「力が欲しいか?」と聞かれ、ハイと答えた結果なんです。

なら、このまま凶悪事件を起こしてしまう前になんとかしなければ。

そう考えると、やはり釣りに行くことしか考えられませんが、いまだ道北は雪に覆われている最中。渓流なんて釣りにいけるわけがない。

くそう、どうしたらいんだ・・・

と、家でリールをぐるぐる巻き続けていたある日。

なんと、この2月半ばを過ぎた頃で最高気温が+へと上昇。

これは行けるじゃないか?と、ともかくモニターの前から離れるため、トラパラを担いで川へと向かいました

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天塩川の本流が良い感じになっていた

というわけで天塩川本流へとやってきました。

すると、氷で殆ど覆われ本筋まで近づけなかったはずの場所が、見事岸際まで海氷していたのです。

素晴らしすぎる眺め。

中二病前回だったあの頃、春になると必ず歌ったあの歌。雪解けの音、この良き日。

あの時は先輩たちが卒業するかなんだ、さっさと家に帰ってメタルギアソリッドやりてーよとか思ってたんですが、今回かばかりはまるで別。

まさに本日、ようやく釣りにいける姿にまで天塩川

こうなったらもう投げまくるしかない。

ただし、昼の間に近くのポイントまで様子を見にきただけなので、時間は30分しかありません。

しかし関係ない。

ちゃんとロッドだって持っていきているし、ルアーもある。この間改造した本流用ダイソースプーンだけど。

しかしこのスプーン、1個100円なのでロストしてもぜんぜん大丈夫。ひさしぶりの本流で沈み木にルアーを持ってかれても安心なので、練習には最適ですね。

ちなみにタックルは、昨年はニジマス一匹釣って冬に入り、出番がなくなってしまったトラパラ。リールはカストキングです。

とりあえず本流・湖でスプーンやらミノーをぶんぶん投げ倒すためのタックルでしたが、昨年は小渓流オンリー釣行みたいになってしまい、出番が無かったこのロッドをフルキャストしていこうと思います。

久しぶりのトラパラ全力キャストが気持ちい

7ftのロッドで本流でフルキャスト。

じつに3か月ぶりの動作だったんですが、一頭目から気持ちよくルアーが飛んでいきました。

ラインの先についていたのは、12gにまでアップした本流仕様のダイソースプーン。

それがシューパーンと本筋を通り超えて、狙ったポイントまでキャストが決まった時のこの気持ちよさ。

一匹もつれていないないのに、もはやストレスが消えていくのを感じる。

トラパラはやっぱりそれなりに安心感があるというか、安いわりにはスプーンを引いても感度はそれなりにあり、アクションは結構わかる。今年はこのロッドも使い倒したい。

ピックアップ後、もう一度キャストすると、スプールのラインが放出されていくと、一緒に抱えていた汚らしい何かが出ていく。

これだ。

僕がこの3か月、雪に覆われたボロ屋の中で、永遠とキーボードを打ち続けながら追い求めたものは、けっして力ではない。

テロリストを素手で全滅さる能力でも、強盗と戦う気概でもない。

癒しだ。

僕は力なんていらない、ただひたすらに癒されたいのだ

と思ったらタイムアップ。

まじかーいまー?いまなの??今超いいところなんですけど?なんか中二かかったヤバいやつがキャスティングによって我に返り真実を見つけ出した瞬間なんですけどー?

とか脳内一人称が加速していると、今度は電話がなりはじめます。

まずい、妻か。

僕がなかなか帰ってこないから、しびれを切らして電話をいてきたのかと、しぶしぶ電話に出てみる。

電話「あのーそちらαトラウトさんでしょうか、こちらアコム」

「すいません今忙しんでまたあとで連絡します」

といって、即座に電話をきり、急いで車に変える。

しまった、まさか妻ではなく消費者金融。

世界一僕の行動を監視してこようとするツートップのうち、社会的に抹殺されるほうからの連絡。

これはまずい、はやくATMに急がないと!

ということで、やはり30分で僕の発釣行は終了したのです。

2019年は案外トラパラ背負って本流に通うかも?

ということで、2019年発釣行はみごとノーフィッシュで終了してしまいました。

今回釣りをしたポイントは実績が低いこともあり、釣れないだろうがバイト位あるんじゃないかと期待していましたが、やはり無理。

しかし、これからじわじわと雪がとけ、ポイントが解放されていくと思うとワクワクしますね。

春先はニジマス達含め、産卵のために細い支流へと魚が移動する時期。できれば支流のほうもポイントが解放してくれれば嬉しいんですが、まだ先でしょうね。

でも、久々に輝く天塩川でルアーを投げれたというか、その姿が見れただけでも良かったというか、テンションあがっちゃってTwitterで動画投稿しちゃいましたよね。

今みてみると、なんかボディビル大会の掛け声みたいになってますけど、それくらいテンションが上がってしまって、河川に向かってずっと応援してましたよね。

てな感じで川にむかってルアーキャストしたあと「キレてるキレてる!」とか叫んで帰ってきたんですけど。

とにかく、思いのほか早くまともな釣りができそうな予感。

しばらくは暇なときに防災カメラやポイントチェックで色々と確認していこうと思います。

まぁとにかく、やっぱりストレスから逃れるのに、川とロッド、そしてルアーがあれば最高。

さらに釣れればもっと良いんですが、ファーストフィッシュはいつになるのか?

それはわかりませんが、とにかく初釣行ができたのでよしとします。

ロッド
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道北貧釣

コメント

  1. 飛竜 より:

    天塩川が近くにあること事態が羨ましい限りです。私なら仕事しないで毎日釣り三昧ですw実はイトウをつり上げることを今年の目標としています。もしかするとそちらのホームグランドにお邪魔することがあるかもしれません。

    因みに皆川作品は全巻コミックで保管してますW

    • アバター画像 αトラウト より:

      飛竜さん>天塩川は近いですねー、本流は魚影さほど濃くないので厳しいですがビッグワンがいるので楽しいです。
      イトウさんが中流域から出現するので近くにはいないのですが、上流域には常に僕がいますよ。
      皆川作品お好きですか!スプリガンはうちに全巻ありますね。