正直このルアーについて語りたくは無かった。
けれどさすがにそろそろ向き合わないと行けないというか
いくら逃げていても仕方がないことがあるというか
というか、僕はいつでも逃げてばかりというか
小学校の頃からクラスメートの好きな女の子には怖くて声をかけれず目も合わせなかったし、イジメッコから逃げるために早々に学校から抜け出した。
社会人になっても苦手な人間関係から逃げるため、仕事にばかり集中したり、家に帰っては映画とアニメとインターネットに没頭したり、今でもそう、このブログを書きながら何かから逃げています。
しかし、逃げるべきものもあれば、逃げてはならない出来事があることも、シンジ君が初号機にのるシーンを見た幼少期から察しは付いていた。
それは僕にとってあまりにも害となる社会生活全般や対人コミュニケーションに対してではありません。
僕にとっての逃げ場である、渓流でのルアーフィッシングについて。
その渓流ルアーフィッシングの中で、あれだけ有名であり、僕も所持しているにも関わらず、ブログを開設してから1年6ヶ月あまり延々とスルーし続けたあのルアー。
そう、SMITHから販売されているDコンタクトについてですよ。
渓流ルアーマンでヤマメやイワナを釣る人間なら、知らない人間なんて一人もいないだろうこのルアー。
直接インプレやレビューを書いたことはありませんが、ブログ記事内には幾度も登場しています。
というかですよ?
これくらいのルアーになると、あまりに有名すぎて誰もレビューなんか書かないし、あえて語りが足らないもの。
もはや「好きなアニメって何?」っていう質問に「エヴァ」って答えるようなもの。
というか、そういうやつ大体アニメ大してみないの知ってるαトラウトです!逃げちゃだめだ!
まぁ渓流とアニメがどうつながってるのかは僕もわからないけど、アニメといったらエヴァっていうのは、渓流ルアーといえばDコンみたいなもんですよね、うん。
だからこそ僕は嫌だった。
もう以前からお察しの方もいたかもしれません
いや、僕のブログを初期の頃からお読みの方なら「なんとなく察した」的な意見も出るでしょうが。
僕はDコンが物凄い嫌いだったんですよ。
その理由はおいおい話すとしても、とりあえずレビューを書ける位にはその手の感情も落ち着きはじめたわけで。
しかし、かといって書きやすいわけでないというか。
それでもこのルアーをスルーしたまま、今シーズンの渓流ルアーフィッシングを本格始動するにはいかない気がしました。
Dコンタクトが僕のクソツイに反応した

嫌いなものを褒めることほど辛いものはありません。
例えばムカツクやつがいたとしましょう。容姿端麗才色兼備とか漢字ばっかり並べても仕方がないんで、イケメンで趣味がサッカーのインテリクソ野郎みたいに書いておきましょう。
ほら、もうクソって書いちゃったじゃないですか。
無理なんですよ、腹立つやつのことを褒めるなんて、もう普通に考えてできないんです。そもそもこの感情が原因でDコンのレビューができなかったんですよ。
それでも我慢してレビューするとか耐えられない。
もうこの時点で残り5000文字使ってDコンのことをこき下ろしてやりたい。ていうかTwitterでクソツイしたほうがマシにきまってるじゃないか!
そこでTwitterにこのようなツイートをし、ブログ記事の作成を一時中断し、さっさと面倒な仕事に戻っていったわけです。

まったくもって典型的なクソツイであり、こんなツイートに反応するほうがおかしい。
するとスマホの通知が
きっと僕のようにDコン嫌いの人間がイイネボタンを押してくれたのだろう。ありがたき共感。クソな人間は僕だけでは無かったのだ。
と思いTwitterの画面を開いてみると

Dコンさんからリプきた。
しかもこんなクソツイに真面目に返している。
いや、この場合クソツイをしたのは僕で、Dコンタクトはただ普通に返しただけなのかもしれない。
ていうかなんでDコンさんがTwitterやってんの?とか思ったんですが、これはチャンス。
もしかしたら、苦労してわざわざDコンタクトの記事を書く手間がはぶける。
もうこうなったら、直接Dコンと対決するのだ。
そうしなければ、僕は永遠とDコンタクトのことを内心ディスりながら渓流ルアーフィッシングをやるしかないのだ。
僕は思いのたけをDコンタクトにぶつけてみると、なんとDコンタクトがインタビューに応じてくれるというのです。
Dコンタクトにインタビューしてみた

4月某日
僕は付近の喫茶店でDコンタクトと待ちあわせをし、準備してきた質問を全てぶつけることにしたのです。
やってきたDコンタクトは、やはり風格がある。
スタンダードでいてストイック、それでいてアクティブ。
ツイッターでクソリプを送ったことに怒っているかと多少緊張していましたが、Dコン。まるで気にした素振りをみせはしません。
コメント