ジグスプーン化させたジグロック12gはこちら
こちらが12gのセッティングで作ったジグロックのジグスプーンカスタムです。
全長470mm という小ささなので、基本トラウト類はなんでもいけます。
今のところニジマス、エゾイワナ、ヤマメちゃんなんかが釣れてますね。
このスペックを見ておわかりの通り、絶対に坊主にならないという意気込みしか詰めてません。
小さなボディ、黒金系の虫を意識したカラー、スレきったフィールドでも使える仕様になっており、それこそ20cm 以下のお魚さんですら釣れる仕様。
つまり、どこまで卑屈に、どこまでも坊主を恐れる卑しいまでの狩猟本能がこのルアーに込められているのです。
ボディ裏面はざっとこんな感じ。
ちょっと使い込んでで汚いですが、釣れるからつい使ってしまう。
背面部分はスプーンと同じくフラッシング効果を持たせるためにアルミテープを張っております。
あと、テールのアイですが、これはジグロックの中に通っている針金をそのまま利用。
ボディの鉛を切っていくと、すぐに針金が露出してくるので、その針金だけを残して鉛を取り除いてサイズダウンしてるんです。
で、それが終わったらジグロックスプーンの要領で、片側だけを平にして、テール部分をスプーンのように曲げてあげるだけ。
これだけで小型なのにブリブリと良く動くジグスプーンが出来上がってしまうのです。
基本は中規模以上の河川をロック
ジグロックスプーン12gはだいたい中規模以上の河川で使っています。
それがどんなエリアかっていうと、北海道の場合は僕のメインフィールドである天塩川ド本流。
あのだだっ広く、ひたすら川幅があるような場所で坊主にならないために、ジグロックスプーンをぶん投げているっていうわけです。
パイロットルアーとして使用
最近、このジグロックスプーン12gはサーチ用として一発目に投げています。
もちろん坊主逃れ用で作ったんですけどね。
気が付いたら一投目はこれって感じになってて。
なんで最初にこれを投げるのかっていうと、天塩川本流は、その日魚がどこについているのか、全然わかんないから。
川幅が異常に広い所だと、その日ごとに魚がいる場所が全然違ったりして(ポイントが無数にあるので)完全に回遊待ちでルアーを投げることのほうが多くなっちゃうじゃないですか。
でもぼく、ランガンのほうがやっぱり好きなんです。
で、歩きながらルアー投げるんですけど、ポイントになりそうな場所が多すぎ&それがだいたい遠い流れの真ん中付近だったり。
なぜか、このただっぴろい天塩川の中流から少し上では川岸に魚がつているケースがそんな多くない。
サギに狙われるの避けるためなのか、地形のせいなのか。
それか、この川特有の筋のようにえぐれた地形のせいで、岸から遠い流心ほど魚が逃げる場所が川底に作られているという鬼仕様のせいか。テカたぶんそれ。基本遠投しろって感じなんですよね。
で、ポイントに入れる場所もかなり限られているし、地獄のヤブコギをしないと近づけない。とくに流れの曲がり角とか。おいしい深場に全然いけない。
そんな攻略が激ムズの天塩川ランガンスタイルで、遠投できて、ボトムも探れて、なおかつ小型で食いやすいルアーを作ろう、つうことでジグロックスプーンを改造したわけです。
トゥイッチで誘いを入れると良い感じ
このジグロックスプーンなんですが、僕は釣りあがっていくときにはスプーンみたいにトゥイッチで誘いを入れてます。
タンタンターン→フォールみたいな感じで誘って、ルアーが次第に流れに逆らいはじめたらトィッチの回数を減らして、ターン直前になったらただ泳がすだけ、という感じで。
このルアーはのイメージは「もっさりした動きのスプーン」って感じなんで、アップクロスの流れの中ではこっち側からアクションをかけてあげないとちゃんと動かないことが多いですね。
ただ、クロスからダウンクロスの領域になると水の抵抗を受け始め、スプーン並みのピッチでアクションがつきはじめます。
なので、釣りあがる時には初めはメタルジグらしいトゥイッチで誘い、後半にいくにつれスプーンのアクションを掛けてくっていう感じです。
狙ったポイントにピンポイントで入れて、トゥイッチで釣れるパターンが多いです。後半のスプーニングではチェイスしてきたお魚さんへのフォローという感じですね。
ダウンでは逆に、アクションはまったくかけずにスプーン的な使い方でやっていきます。
ただ、スプーンの倍ぐらい沈みやすいので、基本リールを巻かないと常にボトム付近でブルブル泳いでます。
流れが速い場所でも、ロッドワークとリーリング次第でボトムから表層と狙える強みがありますが、表層だけに限定してやるときには、ロッドを立てつつリーリングでコントロールしないといけないので神経使います。ボトムを狙うほうが楽ですね。
本流で坊主になりたくないけどランガンしてます
出来る限り広い範囲を、効率良く探りながらランガンしていく釣りが僕はあっているので、待ちの釣りは基本向いてないんですよね。
なので滅茶苦茶広い河川だろうが、ポイントについたらまず歩いて、ルアーを投げながら移動したい。
そういうランガンでは、サーチできるルアーが一番の武器ってことで。
ジグロックスプーン12gみたいな小さくて、なおかつ群れがいそうな場所まで遠投できるルアーは坊主逃れには最適です。
それと、スプーン形状なので根掛も少ないですね。
ロストは今のところないですけど、仮にロストしても一個100円の安さと、手軽な改造で量産できてるので、なくなったらまた作ればいいやー感覚。
そういう所も使いやすくて、なんか知らないうちに、最近は常にこのルアーです。
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