冬の雪道で使えるサングラスを買って試している中、AXE製オーバーグラスの「マヅメグリーン」なるカラーが大変良かったので詳しいレビューをお届けします。
まぁレビューなんて言ってますが、サングラスなんて今まで全然付けない人間でして。
むしろ「サングラスなぞ付けるのは弱者の証」と花山薫のような発想でいたんですけど、さすがにもう無理。目痛い。普通に雪道の乱反射がキツすぎる。
そこで、色んなサングラスを買ってみたんですが、その中でも変わり種かと思ったら、もはや自分にとって無くてはならない存在となったAXEのオーバーグラス『マヅメグリーン』の購入してはや2ヵ月ほどのレビューです
AXEのSG-605P(GSV)マヅメグリーンとは?
僕が購入したのはAXEのSG-605Pというモデルのオーバーグラス。
値段は定価8000円ですが実売価格は5000円のことが多い、かなりお得なアイテムです。
このモデルにはマヅメグリーン以外にも色んなカラーがありますが、特徴としては視界がとにかく広く、なおかつ大きなメガネでも使えるということ。
さらに装着した時の耳元のグリップ感も良いので、スポーツ目的でも使える所です。
デザインも機能もかなりスポーツよりのモノが多いんですが、AXEは元々ゴーグルの会社であり、実は僕もこのメーカーのゴーグルをもっています。
【スペック】
フレーム / グラデーションシルバー
レンズ / 偏光マヅメグリーン
可視光線透過率 / 33%■フレーム
硬質ナイロンフレーム(TR-90)■レンズ
トリアセテート(TAC)■機能
パノラミックビューレンズ
フレキシブルラバーテンプル■サイズ
引用元:AXE公式ページ
グラスサイズ / 幅163㎜×高さ50㎜
※幅145mm×高さ46mm以内のメガネに対応しています
重さ / 34g
当然偏光レンズなんですが、重量は34g。
耳に触れる部分はシリコン製になっていてグリップ力高め。
フレームのお色はブラックとシルバーのグラデーションカラーです。
視界がとても広く感じる
このオーバーグラスの一番の特徴は、とっても広い視野です。
パラノミックビューレンズという名称で、その視野は180度以上。フレームで区切られていないのでストレスも少ない。
さすがゴーグルメーカーのオーバーグラスですね。
大きなメガネにぴったりなオーバーグラス
そして大きなメガネでも入りやすいのが売り。
このオーバーグラスを見つけたのも、もとは「今より大きなメガネも入るオーバーグラスが無いかなぁ・・・」と調べていたのが切っ掛けです。
オーバーグラスって何気に小さな眼鏡用のやつが大半で、丸形の大きなメガネだとか、ヘンリントン型の眼鏡に合わせたモデルって大して無いんです。
しかし、僕が普段使っているのはヘンリントン型の大きなものばかり。釣りに行く時に細長眼鏡を使ってはいるんですが、それより大きなオーバーグラスが欲しかったので。
幅145mm×高さ46mm以内のメガネに対応しているので、大半の眼鏡に会います。
さらに眼鏡だけじゃなく、頭が大きい人にもおすすめのオーバーグラス。
実は僕はかなり頭が大きいんですよ。
帽子も小さいのが入らないし、眼鏡のフレームも結構広がっちゃうタイプなんです。
そんな人が小さいオーバーグラス使うと、うまくハマラらないうえに、眼鏡とオーバーグラスが浮いてしまって装着感が最悪になる。
けれど、これくらい大きなオーバーグラスだと顔が大きくてもスッポり入り、眼鏡もオーバーグラスの中にきちんと納まります。
マヅメグリーンとは一体なに?
マヅメグリーンとはその名の通り、釣りで使われる「朝と夕方の時間帯」を意味しており、朝方や夕方といったとても暗い時間帯に使用することを前提に作られたオーバーグラスです。
レンズの色は黄緑色であり、普通のサングラスよりは若干薄目。
この手のサングラスで有名なのはタレックスのイーズグリーンですが、狙っている効果はそれとかなり近いと思います。
ただ可視光線透過率が33%とイーズグリーンより若干低めに設定されているので、偏光率が少し高く、見える地形のコントラストも若干高くなってます。
目的としては、マヅメ時の暗い時間でも明るい視界を確保するためのもなので、やはり釣りに使うのが一番イメージが湧きますね。
ちなみに公式動画がこちらになります
視界が明るくなるのはもちろんですが、見える景色のコントラストがはっきり出るようになるので、暗い時間帯の水中の障害物はもちろん、地面の陰影も見えやすくなるモデル。
また対向車のヘッドライトの眩しさを軽減したり、高速道路の看板も見えやすくなるので、夕方のドライブにも便利なモデルだそうです。
マヅメグリーンのオーバーグラスを雪道で2ヵ月使った感想
こうした説明をみて
「これは釣りにも良いが、雪道のドライブにかなり良いんじゃないか?」
と考えて購入してみましたが、これが大正解。
暗い時間帯や悪天候時の冬のドライブでは無くてはならないオーバーグラスになりました。
最初は黄緑色に戸惑うが優し視界だと気が付く
まずは普通朝方の冬の道路をスマホで撮影してみるとこんな感じ。
(カメラなんで肉眼よりは明るく映ってますが、実際はこれより暗いです)
それをマヅメグリーンのオーバーグラスを付けてみると
こんな感じに変わります。
写真を見てもらえればわかるでしょうが、いっきに黄緑色になる。
なので、マヅメグリーンのオーバーグラスを最初につけた時は、とにかく違和感が凄かった。
それまでサングラスは黒か茶色とい定番カラーがメインだったので、いきなりの黄緑色の世界に
「なんだこれは、ナイトビジョンみたいだ!」
となってましたね、ものすごく良く見える新型の暗視ゴーグル付けたみたいです。
ただ暗視ゴーグルと違うのは、光を増幅しているわけでなく、この黄緑色のフィルムが視界を明るくしているわけですね。
それに、暗視ゴーグルが黄緑色なのも、もともと可視光線の中で最も人間の目がモノの形などを判断しやすく、明るく感じやすい色だから。(暗視ゴーグルは元は白黒の映像だが、人間の目が黄緑系の色を最も知覚しやすく、少ない光量でも見えることから電力コスパも考えて黄緑色にしているらしい)
一説によれば、人間の目は進化の過程の中で、森や植物といった緑色の世界で生きてきた経験が多いことから、この色の近く力が最も高くなったらしく、人間の目へのストレスも少ない。
だからこそ暗視ゴーグルの色は黄緑色が最も多いと言われています。
つまり、一見してヘンテコな視界になりますが、人間の目にとっては暗い場所を明るく見せてくれるし、なおかつ長時間見ていても目が痛くならない不思議な色でした。
暗い時間の雪道で道路の状況がみやすい
マヅメグリーンを使うと、突如として明るくなる視界。
そのせいで本来暗くてサングラスなんて付ける気になれない薄暗い時間の雪道でも快適な使用感が得られました。
とくに良いのが、道路の陰影がはっきりとわかることです。
薄すぎないレンズカラーによって、雪道の凹凸がわかるのはとてもありがたい。
暗い時間の雪道は道路の境目が雪の乱反射によって良くわからなくなり、事故の原因になりやすいので。(僕が住んでいる近くの道路も、毎年それが原因でストレートからカーブの始まりに気が付かず雪の壁に突っ込んで横転している車が何台もいます)
吹雪の日も安心感がすごい
続いて吹雪の日にも使ってみましたが、これも使いやすいです。
コントラストがはっきり見えるし、なにより吹雪の日にサングラスを付けても視界が暗くならないのが良いですね、安心感が得られます。
それに、長時間付けても目が疲れにくいので、吹雪の高速道路でも安心して使えましたね。吹雪で視界が遮られても、遠くに一瞬見える車の影も捕えやすくなります。
コントラスト系の茶色も使いますが、暗い時間の吹雪になると使いにくいので、マヅメグリーンのオーバーグラスに切り替えるようになりました。
曇りの日の雪道もかなり良い
朝夕の時間帯以外にも曇りの日の使用感がとても良いですね。
僕は元々暗い視界での運転がすごく嫌で、薄目のサングラスを使用しているんですが、このマヅメグリーンならそれよりも明るい視界が確保できるので、不安感が減ります。
それに、ちょっと明るい位でも使えるので、わりと万能。
可視光透過率が極端に高いわけでもないので、雪道の陰影はしっかり見えつつ、曇りの日の運転も今まで以上に快適になりました。
それと、ドライブだけでなくウォーキングにも良いです。
吹雪の時には歩いていても雪の境目がわからない時ありますしね、そんな時でも視界が明るく道路の陰影がみえるので安全対策としておすすめです。
夕方の対向車のヘッドライトが眩しくない
マヅメグリーンは夕方に使えるので、その時間帯にツラい対向車のヘッドライトの眩しさも軽減してくれました。
ヘッドライトの眩しさが嫌で、夜6~7時くらいの夕方の渋滞時の運転は嫌いだったんですが、これをつけたらヘッドライトの眩しさも減るんでストレスも減りましたね。
マヅメグリーンのオーバーグラスなしで雪道の運転できない状態に
こうしてマヅメグリーンのオーバーグラスを使うことにより、雪道ドライブがとっても快適になってしまいました。
その弊害といってはなんですが、今ではこのオーバーグラスが無いと運転ができない状態になってしまいました。
ええ、一回この安心感を覚えてしまうと、普通にオーバーグラス無しで雪道を走ることが出来ないです。むしろ逆に怖いくらい。
暗い時間の運転や散歩に不安を感じる人はぜひ使ってみてください。
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