メタルバイブレーションのリフト&フォールって難しくない?

バイブレーション
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メタルバイブレーション。

それは魅惑のルアー。リアクションバイトにのみ特化したハイリスク・ハイリターンのルアー。

そのギャンブル性の高が低活性時の魚を引き出すパワーすらもたらし、普通のルアーを食わない変わり者の魚も引き付ける。そしてこの僕も。

このギャンブル性に依存しきっている僕。

ギャンブル依存症なんて目じゃない。使いすぎ注意。世界保険機関(WHO)はメタルバイブレーション依存症を新たな精神疾患として登録すべきです。カウンセリング受けたい。

メタルバイブレーションの記事はこちら↓

http://https://douhokuhinntyou.com/2017/09/22/post-56/
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そんなこと言ってないでメタルバイブレーションの話を

ええわかってます。はいはい。

さて、メタルバイブレーションのリフト&フォール。

今回はこの動きについてちょっと詳しく見ていきたいと思います。

 

メタルバイブレーションのアクションと言えば、リフト&フォールが基本。巻いて浮き上がらせて、フォールさせる。前回のブログでも書きましたビラビラアクション。これがドギついアピールとなり食い気の無い魚にスイッチを入れるっていう算段です。

ですけどね、すごい気になることが一つ。

実際のところ、リフトって言ってもどの程度ルアーを持ち上げられるのか?

これはメタルバイブレーションを使っていると誰でも気になってる所じゃないですかね。

そもそも、リフト&フォールをさせるって、みなさんこんなイメージだと思ってません?

このように、メタルバイブレーションはガイアの上で上下に動きまくる。ビラビラと動きまくる。これがメタルバイブレーション。

僕もメタルバイブレーションを使う前まで、確かにこんな感じでリフト&フォールを繰り返すと思ってました。

が、しかしリフト&フォールを繰り返すといっても、実際に使うとまぁこんな事ないんですよ。

特に遠投すればするほど、メタルバイブレーションはガイアに吸い込まれていくんです。

ガイアの重力に負けるメタルバイブレーション

さて、実際にメタルバイブレーションをぶん投げる。

エリアは止水域。湖とかダムとかそんな所です。

すると、メタルバイブレーションは投げれば投げるほどにリフトしなくなる。それはまるでガイアに吸い込まれるかのようにです。

そうそう、こんな感じこんな感じ。

このキュヒズムが生んだ天才・αトラウトのピカソ風ビットマップアートを見ていただければ誰でもわかるでしょう。

投げれば投げるほど浮かない。もう全然浮かない。ガイアに吸い込まれる。まさに重力の悪夢である。

というのも、遠投すればするほどリフトする角度が足りなくなってしまうのが原因です。

 

というこの問題を解決するためにどんな方法があるのか?

我々はガイアの悪夢からどのように開放されるべきなのか?

メタルバイブレーションを使うものとして必然のトラブルをなんとか解決する方法を考えてみました。

メタルバイブレーション用のロングロッドを使う

メタルバイブレーションを遠投しても使いたい!

なんてワガママなわけありません。だってメタルバイブレーションを使う理由は遠投性能だから。

なのにも拘わらず、遠投すればするほどガイアに引きずりこまれリフトされなくなる。

だったら、ということで大半の人が使っているのがロングロンドを使って、そもそものリフト角度を上げるためにロングロッドを使うという戦法です。

 

ロングロッドを使えば、そりゃリフト角度を上げるのが楽だし、そもそもの遠投性能も上がるということでメタルバイブレーション用のロングロッドを使っている人も多いです。

ですが、これは正直それほど効果があるか疑問です。

りふとできる角度を上げるっていっても、遠投後にそれほど効果が出てるか疑問です。気持ち程度というか、少なくとも僕らが思っているようなリフトはできないです。

メタルバイブレーションのリフト速度を上げる

 

次に多く使われているのが、メタルバイブレーションのリフト速度を上げるという方法です。

方法としては、ロッドを片手でリフトするのではなく、両手で思い切りリフトする方法。

ロッドのバッド部分を思い切り持ち上げる方法で一気にリフトするという方法です。

ただ、これは実際のところリフト角度をそこまで上げられるわけではなくて、根掛を防止するためのもの。立ち上がりで少なくともガイアからルアーを離す効果を狙ったものです。

というのも、遠投後のメタルバイブレーションは普通に引いてきた場合、まるで浮くことなくズル引き状態になることも多いんですよね。

というわけで、少なくとも根掛を防ぐという意味でも一気に持ちあげてるわけです。

ただ、そんな勢いよくリフトして活性が低い時の魚が追い切れるかどうかは疑問が残るところ。

やはりこれも完璧な方法というわけでもないんですけど、少なくとも根掛を回避する意味で思い切り持ち上げる以外に方法が無いみたいですね。

メタルバイブレーションのバジングアイを使う

メタルバイブレーションは大抵がアイ(スナップを付ける穴)が2~3つ空いています。

この穴はアクションに変化をもたらす目的以外にも、メタルバイブレーションの浮き上がりやすさを変える効果もあります。

一番浮き上がりやすいのが、ルアーの後ろ側にあるバジングアイと言われる穴です。

この穴にスナップを通してリフトすると、メタルバイブレーションがおもいきり前傾姿勢になり、浮力を発生させやすい角度になります。

 

なので、遠投するときにはこのバジングアイにセットしてリフト&フォールするのが基本となります。

そもそも、バジングアイってカッコイイですよね。なんかバジリスクみたい。北欧神話みたい。

なら、彼女の釣りにいってメタルバイブレーションを使う時に

「ねぇ、これ度の穴に入れればいいの?」

と聞かれた、得意げに

「この一番後ろのバジングアイに入れるんだよ、おわかり?」

と言ってあげましょう。

やばい、カッコイイ。

惚れる。まじ惚れる。

で、そのあと。

「君のバジングアイにも入れてもいいかな?」

とか言っちゃうんでしょ?

やばい、想像したらキモイから次に行きましょう

浮き上がりやすいメタルバイブレーションを使う

そして最後の方法、それは「浮き上がりやすいメタルバイブレーションを使う」というものです。

メタルバイブレーションに浮き上がりなんてあるの?って思いがちですが、そこはメタルバイブレーションを自作してきた僕ですから、実際に浮き上がりやすいメタルバイブレーションがあることもわかっています。

メタルバイブレーションは鉄の塊。リップもなければ浮力もない。けれども、その形状によってはリフト角度が全然変わって来たりします。

表面積の大きいメタルバイブレーションを使う

メタルバイブレーションの浮き上がりは、ルアーの表面積で決定します。

表面積が大きいほどルアーに受ける水の抵抗が大きくなり、浮き上がりが良くなっていきます。

そこで、メタルバイブレーションを使って遠投してからできる限りリフトするためには、表面積の大きいリーフ型のメタルバイブレーションを使うことがおすすめです。

ウェイトのお腹部分が飛び出しているものを使う

メタルバイブレーションって、頭だけでなくお腹の下側にもウェイトが貼り付けられていますよね。

これはメタルバイブ―ションをボディ全体でブルブルとさせるために付けられているもの。そして、この部分に水を受けることで、メタルバイブレーションはさらに大きく揺れるようになります。

というわけで、ボディ下部のでっぱりが大きいほど、メタルバイブレーションは水の抵抗が大きくなり、大きく揺れる。結果水の抵抗は大きくなり、浮き上がりやすくなります。

さらに、バジングアイに設置した場合、このお腹部分のウェイトのでっぱり自体が浮き上がりやすい角度ができます。

そんなこともあってか、一部のメタルバイブレーションはやたらお腹の部分が出っ張っていたります。それをみれば、形だけで浮きやすいかどうか判断することが可能です。

浮き上がりやすいメタルバイブレーションを使えばリフト&フォールが楽になる

というわけで、遠投性能とリフト&フォールが目的のメタルバイブレーションなのに、遠投をすればするほどリフト&フォールがしにくくなるこの問題も様々な方法で解決することが加納です。

とくにルアー選びは一番の問題で、リフトしにくいメタルバイブレーションを選ぶと、その時点で釣りになりません。

これからメタルバイブレーションでのリフト&フォールを試そうっていう時には、できるだけ浮き上がりやすいメタルバイブレーションを選びましょう。

トラウト用メタルバイブレーションについてはこちらの記事をどうぞ

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