はい、今回はナイロンラインとPEラインのバラし率の問題です。
ここ最近、釣りにいけていないわけで、もうそろそろ発狂寸前のαトラウトですよ。
もう雪が降ってきたのもあるんですが、まぁ色々忙しくて釣りに行く暇がない。
ほんとうにね、辛い。
みなさんならわかるでしょ?もうそろそろ限界。
最近集中できるからって理由で夜間に仕事しながらユーチューブで釣り動画をスマホで流しているんですが
基本画面とか見てないんで、音声だけ流れてくるんですよ。
それでもうダラダラ流してるんですけどね、釣りのジャンルとか問わず。
それで地味なコーディングしつつ、作業していたらもう途中で発狂しちゃって
「うるさいよSARU!釣り場で声張り過ぎだよ!!逃げるだろうが魚がぁ!!」
と、人気釣りユーチューバーに声を荒げてブチギレちゃう始末。
もうだめです。
画面越しでSARU君の声がデカイと言い出したら末期。
ついでに前髪マジでウザイと思い始めたら、それは釣りにいけないせい。
まぁね
ここまできたらもうアウト。
完全に釣りに行けない症候群。
というわけで、医者に渡されたラパラを毎食後に飲んでいるαトラウトです。カウントダウン。
いやね、やっぱりバルサは喉につまりますね。
釣りに行けない症候群には最高の特効薬なんですけど、ちょっと粉っぽいっていうか。
だから病院で他のにしてくださいよって言ったら、錠剤のアバシ材出されたんですけど余計飲みにくい。なにこれ歯が折れるんだけど。
だから次の病院では新薬のX-rapを頼もうと思ってますが、その治療で医者に。
医者「α君ね、釣りに行けない時はブログで釣りの話をするといいよ」
α「釣りの話ですか、例えば?」
医者「そうだね、やっぱりPEとナイロンの話とかいいんじゃないかな?バレとかね」
α「釣りユーチューバーのおっさんが釣り場で1人でしゃべってるの隣で見たらどんな気持ちになるとかは?」
医者「それいろんな人が怒るから絶対ダメだね、絶対やらないでね」
と言われたので、今回は行きつけの精神科の助言通りPEとナイロンの話をしようと思います。
PEとナイロンはどっちがバレるのか?
というわけで、本当は釣り場で出会った釣りユーチューバーの独り言っぷりがヤバいって話と、よくあれだけ喋れるなって感心した話はおいておいて。
まずは、PEとナイロンのどちらがバレやすいのか?
この問題について話していこうと思います。
僕は今年、おもにPEラインをメインに使いつつ、ルアーによってはナイロンにチェンジするといった釣り方を行ってきました。
そこである程度ナイロンとPEのバレの違いなどを体験しましたし、どちらにもメリットやデメリットがあるということを肌身で感じましたね。
なお、僕がやっている釣りをいまさら説明するのもアレなんですけど、これは主にトラウトを相手にした渓流や湖などでの話です。
渓流でPEラインを使い続けた結論
僕がPEをメインで使ってきたのは主に渓流域。
基本的には最上流部に近い小渓流であり、釣り上がっていきながらルアーを投げていくスタイル。
ターゲットはヤマメ中心にニジマス、イワナなどなど。
使うルアーは主に5g前後であり、使っていたのは鱒レンジャー。リールは17セドナというセッティングですね。
やはりPEラインのほうがバレやすい
1年間近くPEラインを渓流で使い続けた結論なんですが。
やっぱり、PEラインのほうがバレる確率は高い。
という感想です。
一昨年はナイロンラインだけで釣っていたので、その差は明らか。
どう比べてみても、やっぱりナイロンよりPEのほうがバレるんですね。
バレてしまう理由は色々とあります。
まず第一に、ヤマメやニジマスといった魚はひたすら頭を振るのが一番の原因ですね。
釣り上がって魚を掛けると、ヤマメの場合は大抵ターンした直後から頭をブンブン振って川を下ってきます。
このヘッドバンキングがまぁ凄い。
シングルフックを使うことが多い僕からすると、この動きが一番きつい。
PEを使い始めた時はフッキングしたとしても、足元でヘッドバンキグで見事にフックアウトさせられる現象が続きました。
α「こいつ、メタラーにも程があんだろ・・・」
てな具合でボヤいていましたが、別に渓流にメタリカ流れてたことはない。
これは彼らが習性として遺伝子に刻まれたフックアウト技術。
高速首振りに対しては、伸びのないPEは厳しいアイテムなのかもしれません。
ニジマス相手ではダッシュ後の首振り一発でバレやすい
イワナなんかは、むしろヤマメほどPEでやりにくさを感じない相手。
あとはニジマスですね。
当初、PEラインで一番苦戦したのが渓流に潜むモンスターニジマス達。
その一番の原因が、ダッシュと首振りのコンビネーション。
とくにダッシュしたあとの首振りはPEだと一発でバレることもありました。
バレの原因は、一気にテンションが抜けること。
それと、PEで起きやすいフックが曲げられたり折られたりというのが一番かと思います。
PEで大型のニジマスと渓流でやり取りする時、ドラグをキツメにするのは危ないと悟りました。
それとバレる原因として、僕が普段つかうルアーサイズが大きく影響しています。
小渓流だと5cmほどのルアーを使うことが大半。
このサイズのルアーに付けられるフックサイズは大したことがなくて、ヤマメがいると思ってはいった新規河川でニジマスに襲われると、とうぜんフックの大きさが足りません。
これで何がおきるかというと、歯の裏側に掛かってしまい、とてもバレやすい状況が出来上がるわけです。
この時にナイロンならギリギリ取れるんですけど、PEだと非常に危険。
テンションが抜けやすいので、ドラグユルユルファイトしたって、ランディング直前でフックアウトも珍しくないし、きつくしたらしたで針曲げられたり身切れしたり、もうわやくちゃですよ。
ナイロンのほうがバレにくいけどフッキングミスが多い
それでも早々に「PEはバレるから渓流じゃだめだ!」とならなかったのは、渓流ならではの利点と、小渓流だからこそ逆にバレない使い方があったから。
もしそれが無ければ、諦めてナイロン一本に変えてたかもしれませんね。
PEを使うことでバレにくい?そんなわけないって。
と言われそうですが、釣り上がって渓流で釣って行く中で、とくにヤマメを狙う場合。
ナイロンよりもフッキングだけは上手く行く
という現象を早々に確認しました。
釣り上がりでヤマメのような小さな魚を釣る時、フッキングミスでバラスということがナイロンでは多々ありました。
その原因は、下流側へとヤマメの頭が向いた状態でルアーを食ってくるから。
ここで食った瞬間に反転し、同時にロッドを煽ってフッキング!
となるのですが。
ナイロンだと、距離があればあるほどフッキングパワーが伝わらず、反転したと同時にロッドを煽っても上手くフックで貫通できないことがあったのです。
この状態でもナイロンの弾性でぎりぎり手前までよってくるのですが、ヤマメ特有の首振りで簡単にフックアウト。
このバラしかたはシングルフックでもトリブルでも変わらないです。
この現象が起きやすいのは、流れの下流へと向かってきているため、ロッドを煽る方向と魚の進行方向が同じこと。
それと、渓魚は体が小さいので、ターンした時のオートフッキングが殆どできないのも原因です。
サイズが上がるほどにオートフッキングしやすいのですが、200gもない魚体が反転しても首振りの幅も、かかる自重の力も小さいので、距離が遠いほどにフッキングミスしやすいです。
PEラインでドラグをしっかりしたほうがヤマメは釣りやすい
PEラインの小渓流での利点は、やはりフッキング力です。
体が小さく、流れに乗っている状態でも、加えてから反転するまでの間のオートフッキングはPEはのほうがしやすい。
さらに合わせを入れた時のパワーも、ナイロンより伝わりやすいので、のちのバレやすさはあるものの、渓流ではフッキングミスだけはしにくい。
そんなPEの性質を考えた時、僕は結局「PEのほうがヤマメ相手には便利」だと勝手に思いはじめたんですね。
それと、寄せる時のPE特有のバレやすさは、ドラグ調整を上手くやることで解消しました。
最初はどの程度が良いのわからなかったんですが、釣っていくうちに
α「お・・ここか?ここなんか?」
という感じで試しつつ、最適なドラグ設定を見つけるに居たります。
なので、当然なんですがPEを使う場合、ドラグの出が硬いリールはまぁ向いてません。
僕が使っているセドナは幸いにもPEで渓流を攻めるのに最低限のドラグ性能があるのですが、アブガルシアのカーディナルS2位になるとPEではまぁバラします。
ドラグはタックルごとにセッティングが変わります。
僕はナイロンリーダー(8lb以上)を良くPEの先に付けてるので、フロロを使う人よりも硬いドラグ設定で釣れますし、ロッドも鱒レンジャーなんで、めちゃくちゃ柔らかいから、やっぱ普通より硬いかも。
で、設定はヤマメが食ってから僅かにスプールが動く位。
フッキング力を殺さず、なおかつスプールがわずかに出てヤマメの首振りを相殺してくれるような設定ですね。
このあたりは超シビアなんで、みなさんに「ここっすよ!」みたいなことが言えないんですが。。。(ロッドティップが曲がり、最大曲角の半分程度でドラグが出る程度かも?)
あまりにゆるくするとフッキングできませんし、きつすぎるとバラしやすい。
このセッティングで全部のサイズの魚が取れるわけじゃないですし、ニジマスが掛かったらドラグを少しきつくしないと、追いフッキングできない。
かなり難しいですが、この辺りにもゲーム性があるので、ヤマメがメインターゲットになりやすい僕の小渓流ではやっぱりPEメインで使っていく予定。
それと超大事なことなんだけど。
PEラインは渓流に通う僕みたいな貧乏人に超やさしいってこと。
なんと今年、6月に巻いたPEラインが今だに使い続けてるだけじゃなくて
まだ100mも余ってるっていうこと
これがもう何よりもありがたい。
リーダーを付け替えるだけで簡単節約でラインブレイクの心配も少ない、ほんとうにPEはありがたいんですよ。
湖での釣りでは釣り方でバレ率が変わる
渓流でのPEとナイロンのバレ率について説明しましたが、続いては湖に移りましょう。
湖でもPEラインを使い、昨年よりもバレる確率を下げることに成功したαトラウト。こう見えても案外成長しているんですよ?
その結果わかったのは
湖では釣り方でおもいきりバレ率が変わる
ということでして、ここでも一概にナイロンがいいとか、PEがいいとか言えないと思い知ったわけですよ
トータルで見ると渓流よりもナイロン有利な状況
まずは結論からですが、湖の場合
渓流よりもナイロン有利になりやすい。
ということですね。
これはまぁ痛いほどわかりました。
まずナイロンが湖などの止水域で有利なのは、渓流よりも魚が大暴れするからなんです。
とくにニジマス。
こいつは渓流の中なら上流に行くか、下流に行くかの2択しか考えないので、暴れようがさほど移動距離は少ないんです。
ところが、湖のような広い止水域になると左右はもちろん、上下、縦横まで加わって、もはや異次元の猛ダッシュを繰り返すヤバい相手に早変わりします。
こいつに対してPEで、しかもシングルバーブレスで相手をするのはかなり辛い。
まだ暴れにくい他のトラウトならいいんでしょうが、暴君ニジマスさんになると何時テンションが抜けるかまったくわからないんで、ドラグは常に出っぱなしで相手しないといけません。
これは、管理釣り場でPEラインを使用する人があまり居ないのと一緒なのかも。
ニジマスが動きやすい自由な場所だと、硬いラインはデメリットが目立ちます。
それでもメタルジグや重いスプーンではPEでバレにくい?
しかしです。
止水域でのトラウト相手には不利ながら
なぜかメタルジグとバイブレーション、それと重いスプーンの釣りだけはバラシが少ないんですね。
これには恐らく2通りの理由が考えられます。
1つ目は、掛ける距離が遠く、深いから。
魚を掛けるのに距離があるほど、いくらPEでもラインのたるみで弾性が出来るので、魚が暴れるのにも対処しやすくなること。
それと、深い場所にいる魚の上あごにフックが掛かった場合、常にしたから上へと引っ張られ続けているため、最も激しい左右への動きでフックアウトすることができずらいのかも。
それと、ボトムにいるトラウトに掛けた場合、あんまり走らないっていのも大きいっすよね。
2つ目は、使うルアーの重さにより外れにくいという理由。
メタルジグや重いスプーンはだいたい10〜20gは確実にあるのですが、こいつが口に掛かっている場合、首振りをする魚にも負担がかかり、フックアウトしにくいのでは?という考え。
例えば、5キロのバーベルについた針が自分の口に掛かっているのと、ただの500mlペットボトルがついた針が口に付いている状況を考えると、やはり重いほうがクビを振りにくいし、振ったとしてもルアーを振り回せずフックアウトしにくいかも。
これはPEを使ってジグを投げて釣る時、かなり近い場所で食ったとしても何故だかバレにくい現象から思いついた考えです。
あとはアクションの付けやすさですよね。
これはバレとは直接関係ないんですが、遠投するルアーにアクションつけ、なおかつアタリも拾うならPEのほうが有利ですね。
とまぁ、遠投したあとのフッキング性能や、ルアーの操作性を考えても、やっぱり重いルアーを投げて使うならPEのほうが有利だとは思ってます。
ミノーや軽いスプーンとトップウォーターはナイロンがベスト
一方で、10g以下のスプーンの他、表層を狙うミノー、トップウォーターでの釣りの場合、湖ではナイロンのほうが断然バレにくいと思いました。
これらは飛距離も出ず、近距離でのやり取りになるのが原因。
PEだと弾かれる距離でも、弾性のあるナイロンがやはり有利。
しかもシングルフックを使うなら、まぁナイロンが妥当ですね。
表層付近で掛けると一気に左右へと突っ走るやつも多いですし、浅い場所なら首不フリでジャンプしてフックアウトしようとするのがトラウトの習性。
こういうやつらにバレやすい針で挑むなら、そりゃナイロンしか無いってわけです。
これが渓流だったらさほど感じないんですが、魚が動き回れる広いエリアになるにつれ、ナイロンのほうが断然バレにいくいと感じます。
ラインの使い方で釣果が変わるから面白い
というわけで、PEとナイロンのバレやすさについて自分の経験から考えてみましたが、よく考えたら僕の釣りは、ライン選びからその楽しみは始まっていると思いました。
もうこの辺りは、どの組み合わせが一番釣れるのかを考える面白さっていうか、そういうのってなんかハマるんですよね。
そういえば、昔ミニ四駆って流行ったじゃないですか。
僕は確か小学校の中頃位にはやって、そのあとベイブレードだったかな?
確かあの頃、ハイパワーモーターが良いのか?トルクモーターが良いのか?っていう議論がキッズの間で巻き起こったんですよ。
そこで、だんぜん僕はハイパワー派だったんですけど、このモーターを使うと途端にコースアウトが連発するんですね。
で、友達がトルクモーターを使って可憐にコーナーを曲がってくんですけど、ストレート勝負になったらハイパワーが勝つ。
だから、コーナーが多いコースならトルクを使って、ストレートが多いコースならハイパワーとか、コースごとにモーターを変えて遊んでました。
これが恐らく、ナイロンとPEを使い分ける楽しみに似てるんだと思います。
なんでも最高のラインなんかないだろうけど、きっとそれがあったとしても、僕らはあえてそればかり選ぶ必要なんかないというか。
ミニ四駆が面白いのは、コースごとに最適のセッティングを作り上げる楽しみがあったから。で、釣りもきっと一緒で、どうやったら釣れるのかセッティングを選ぶ楽しみがあると思うんです。
だから、あえて外れたセッティングで釣りを楽しむようなバカな方法だって面白いわけで。あえてnPEライン?面白いんじゃない?僕だってハイパワーモーター魔改造してコーナーですっ飛ばして「いっけーマグナム!」をやってた口ですからね。
それがいつの間にか、タックルやセッティングで軽くディスられた位でキレちゃうような大人ばっかり増えたらしいとか。
まぁディスるほうもどうかしてますがね、そもそも皆キッズのほうがずっと大人だったんじゃないの?
てな具合に一度ミニ四駆から遊びなおそうぜって言いたい。
うちにまだトライダガーとマグナム残ってるからお前エンペラー買ってこいよ、僕がマグナムトルネード教えてやるよ!とかいって、一発でボディにヒビいれたりね。
だからまぁ。
PEとナイロン、フロロも組み合わせてセッティングを探すのって、まぁ楽しいです。
どうすればバレないのか?
単純にコレを考えるだけでも面白いから、けっこうやめられないですね。
正しい答えばっかりじゃ窮屈でしょうがないし。
考え方って、変わらないとつまんないし、これからまた別の方法を見つけるかも。
それに、PEやナイロンだけじゃなくて、エステルラインだってあるし?
まだシルバースレッドみたいな海外ライン使ってないし?
可能性を考えることは、何よりも救いなのだと気がつく
釣りにいけない夜の異常者でした。
はやくラパラ飲んで寝よう。
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