ラパラCDJ9(カウントダウン・ジョイント)を再購入したのでレビューです。
ラパラのルアーの中で一度生産中止になったにも関わらず、日本の愛好家たちの努力もあり再度復活したCDJシリーズ。
その中でも僕が住む北海道で使われる続けているのがラパラCDJ9というモデルです。
誰もがお守りのようになぜかタックルボックスに入れているルアーで、値段もそう高くない。子供の頃にもっていたのはロストしていたのですが、今年から本格的にトラウトフィッシングをはじめるにあたりCDJ-9を幾つか購入しました。
北海道はラパラCDJ-9の所有率が高い?
北海道で熱狂的に支持され続けているルアーといえば、僕はラパラCDJ(カウントダウン ジョイント)9だと思います。
このルアーを本州の人がどの程度見たことあるか不明ですが、まず若いアングラーは使ってませんよね。しかし、北海道だと釣具屋はおろか一部のホームセンターでも売ってます。たぶん本州の人からすると珍しい光景でしょうね。
それにしても、ここまでラパラを投げてる都道府県って絶対北海道だけだと思います。
なかでも道北は日本一ラパラCDJ-9を投げてるんじゃないですかね。
CDJ-9は対イトウ用の定番ルアー
全長9cm。
重量13g
シンキングタイプのジョイントミノーで、今や絶滅危惧種となったサイレントモデルのバルサ製品。しかもオフセットリップ搭載。
限定復刻したこのオールドルアーをなぜ道北で使っている人が多いのか?
別にラパラ中毒者が多いというわけでもないんです。
なにせこのルアーは対イトウ用の必殺ルアー。
これ持っておけばイトウが釣れるというので、必ずと言って良いほどタックルボックスに忍ばされています。
朱鞠内湖で良く使われているのを見ていた
僕が住む地域にほど近い場所に猿払川と並ぶイトウの聖地、朱鞠内湖があります。
もう超が付くほど有名な場所で毎年イトウを釣りにくるアングラーが日本中から沢山やってくるんですが、そこではラパラのCDJ-9が現役で水の中を泳ぎ続けていたり、岸際にロストしたCDJが流れ着いている奇妙な光景が見れます。
というのも、イトウ釣りでは昔からラパラのCDJ-9がやたら効くと言われているからです。
北海道におけるCDJ-9の立ち位置はラパラにありがちな趣味なものを若干超えてます。
イトウ相手に昔から使われているせいで定番中の定番というか、もうCDJ9じゃなきゃ釣れないと言われたりとか、イトウを釣るなら一個は持っておけ的なルアーになっているんです。
CDJ-9はイトウ釣りのために購入
かくいう僕もイトウ釣りのためにCDJ-9を購入しました。
やっぱり北海道で、しかも道北で釣りを始めたんですし、今年はイトウにチャレンジしたいですし、迷うわけでもなくこれを購入。それにラパラ好きですし。
前に中古のCDJ-9を持ってたので初購入ってわけでもないです。
最初はただなんか可愛いなというだけでしたし、そもそももらいものでしたから。
昔にタックルボックスにあったのはGRFというカラー。
この色はCDJ-9の定番カラーで、イトウ釣りでもお決まりの色でした。
しかし、それを持っていたのは高校生の頃。
そのルアーは気が付けば手元に無くて(たぶんおじさんに返した)しかも一度も使ったこともありません。
そのルアーが今になって改めて必要になるなんて、当時は思いもしませんでしたが再購入。
今回はHT Hot Tigerというカラーをチョイス。
GFRにしようかと思ったんですけど、他の人が沢山使っているのでこっちにしました。なんか濁りも強そうですしね。
CDJ-9のアクションは最高にエモイ
エモいルアーはトラウトが釣れる。
はやいはなし、キモい動きをするルアー。見ているだけでなにか胸がざわつくようなルアー。
そういうヤバそうな動きをしているルアーがトラウトには最高だと思ってるんですけど、このCDJ-9はまさにその手の動きをする典型的なルアーでした。
CDJ-9が生まれたのは1980年。
僕よりも前に生まれているこのルアーは、完全にオールドルアーですし、一時期は生産が止まってました。
なのに、動きは衰えてなんていない。
オフセットリップと13gのバルサボディが生み出すアクションは、見ていてとてもざわざわする。なにかこう、このルアーはヤバイ。みたいな。
ちなみアクション動画も撮影してあるので見てみましょう。
本当は水中でやろうと思ったんですけど、まだ雪解け中なんで夏に撮影したいです。
蛇のような動きともいうか、魚ではまずいないのだけれど、ウナギみたいな。なんとも本能的に避けたいんだけど、好奇心をそそられる危険な生物に似ている。
なんだろ、こいつはマズいやつだというオーラを本能で感じる。なんともエモーショナル。
ボディ全体の丸みがアピール力を増していて、すごい絶妙にアンナチュラル。うねうね系なのに、むしろブリブリとした動き。そのトイザラス感あふれるデザインからは想像できない怪しい大人の動きをしています。
所有欲満たしまくりのデザイン
ただいま限定復刻しているCDJ-9はセール品でしたが、買って一番うれしかったのが所有欲満たしてれるそのデザインでした。
限定的に復活しているモデルですし、なによりこの形がたまらない。
オフセットリップにラパラのトイチックな目、そして太くて丸い愛嬌のある胴体。
今のルアーには絶対にないデザインですし、今後こういうルアーが生産されていくことはまずない貴重さもあります。
ラパラジャパンがいつまでCDJ-9を生産してくれるかわかりませんが。とにかく大切にっ使っていきたいルアーだと感じました。
ラパラはやっぱり安さも魅力
バルサで作られた9cmのジョイントミノー。
それが1300円代で販売できるのはさすがラパラという感じですね。
イトウを狙うためのミノーとしては最安値かもしれません。
ただし、市場では若干値上がりが始まっている感じがします。特に限定で発売されたカラーはじわじわとつりあがっているようですね。
CDJ-9でイトウを一匹あげたい
このCDJ-9を使いぜひ一匹イトウを釣りたいです。
まだ全然使いこなしていないですし、昔このルアーを持っていたころ、もっと投げていればよかったと思うんですけど、あの時にはこの魅力にまったく気が付いてませんでしたから。
しかし今は違います。
CDJ-9で一匹つれたら、間違いなく嬉しいですね。
もしつれたらインプレとしてこの記事に追記していきたいと思います。
コメント