今回は中華ベイトフィネス機・DX101を使った渓流ルアーのインプレ記事を書いていきますよ。
前回DX101の購入レビューと試投げに関する記事を書きましたが、さすがに6500円だけあってヤバいリールだなと思ってたら、思ったよりも軽いものが投げれるという驚愕の結果にたどり着きました。
しかし、それはあくまで障害物の少ない場所での結果。
管理釣り場や海ならこれで良いでしょうが、僕がやってるのは足場が悪く、狭く、ストラクチャーだらけの渓流ルアーフィッシング。
つまり、オープンエリアで使えるからといって信用はできない。
渓流で使ってみないと、中華ベイトフィネスの性能はハッキリとしない!
てなわけで、今回は中華ベイトフィネス機の渓流インプレッションということで、近所にある渓流へとテストに行って参りました。
中華ベイトフィネスDX101を持って渓流へ
てなわけで中華ベイトフィネスDX101を持って入渓。
いやね、こういう丸型そもそも使い慣れてないし、ぶっちゃけ普段使ってるどのリールよりも重いから。いやこれ大丈夫か?渓流でイケるんか?と不安だったのは間違いない。うん。
ちなみにテストで使用使うタックルは以下の通り
【スペック】
ロッド:鱒レンジャーnextCT40
リール:SABRE DX101
ライン:ラピノヴァX カモフラージュカラー 0.8
リーダー:ファイター ナイロン10lb
糸巻き量は30m程度で、毎度いつものセッティング
これで渓流で使えるルアーを色々と投げながら、その性能をチェックしていこうと思います。
最初はイッセン45sで投げてみると
一番最初に投げたのはイッセン45s、重さは3.7g
ちなみに今回使ってるルアーは全部シングルフック化+スプリットリング0番や1番にしているので、メーカースペックよりも軽くなっているのであしからず。
イッセンもベリーフックを外してるので、実際は3.5g以下だと思ってください。
で、実釣のほうですが。
これはまったく問題ないレベルで投げれます。
飛距離の方も渓流では問題ないし、フリップ、バックハンド、フォア、どれも普通に投げれる。
僕が普段使うアルファス air TWと比べると快適さレベルは落ちますが、それでもコントロールが悪くなる感じは無い。もうちょいレベルワインダーが遠かったら良かったとは思うけれど。
でも、イッセンがこのレベルで投げれるのは割と凄い。
実際渓流でこれ以下の小型ミノーを使うのってそうそう無いし、メーカーでも出してる数が少ない。
基本は3~5gってところだから、これが行けるなら、大半の渓流ミノーは投げれる計算が成り立ちます。
続いてF5で中華ベイトフィネスの限界チャレンジ
もうイッセンが投げれる時点でヘビーシンキング系をテストする意味もない。
ほんとは躓くポイントだと思ってたのがあっさりクリアされてしまったので、どうしたものかと持ってきたルアーを眺めていると、やっぱり見つけてしまったよね
ラパラ・オリジナルフローティング5cm.・・・いわゆるF5。
渓流で使うルアーの中ではおそらく最も投げにくいとされるのがF5。
なんせ全長5cmのフローティングルアーながら、バルサボディは太めで、リップも結構大きい。
おまけにウェイトが一切入ってないもんだから、もはやパラシュート付いてるレベルで飛ばない空気抵抗の塊。F3よりもF7よりも、なにより飛ばない・・・それがF5。
しかしお気に入りのルアーなのでタックルボックスに毎度忍ばせていたので
「よーし、じゃぁコレ投げてみようか!」
と中華ベイトフィネスでのF5チャレンジに突入しました。
しかし、さすがにコレは無理だった。
一投目からバックラッシュしたうえ、ルアーがこっちに跳ね返ってきて直撃する始末。
これはブレーキを一切下げれないと、マックスにして挑戦。
すると、まぁ投げれるけど、もうぜんぜん飛距離はでない。
おまけにコントロールしずらく、実釣で使えるとはとても言い難い。
まぁね
こんなの普通に実釣で使えるベイトフィネス機なんてカスタムスプール突っ込んだやつか、箱出しならアルファスair TWとかスティーズ air TW位でしょうね。
いくらなんでも厳しすぎる。とはいえ、6500円のリールでとりあえず飛ばせることが出来たのは結構すごい。
ドクターミノー・ジョイントFは慣れるとイケちゃう
続いてテストでも使用したドクターミノーのフローティング版ジョイントを使用。
僕が使う渓流用フローティングミノーの中では群を抜いて釣果が高いミノーゆえに、こいつはぜひ投げれてほしい。中華ベイトフィネスで2.5gのジョイント式フローティング投げるほうが間違ってる気はするけど!なんかF5投げてる時点でただの拷問な気もしてるけど!
しかし実釣とはかくも厳しいもの。
いくら6500円でも使えなければダメリールの烙印が押される。それがルアーレビュー界隈。
てなわけでとりあえず投げてみましたが、これが普通に投げれる。
飛距離のほうは出ないけど、小さな渓流だと使用できる範囲。
あとは投げ方さえ決まれば、バックラも起きることなく実釣が可能になりました。
やはり狭い渓流だとルアーを振りぬけないから、スプール重量的にも飛距離は出ないですね。多少たらし長めにして、サークルキャスト気味にやるとブレーキも落としやすいから、この投げ方でドクターミノーでピンポイントキャストができるようになりました。
ドクターミノーⅡ42sは割と投げれる
続いてドクターミノーⅡ42s。
シンキングの3gですが、シングルフック一本にしていあるので2.8g位でしょうか?
通常の3g代ミノーならいけるんだから、これを投げたらどうなるのか?
てことで投げてみましたが、うん、投げれる投げれる。
どうやらシンキングのミノーなら2g後半までは投げれるようです。空気抵抗少ないからね。
こっちもやっぱり飛距離はでませんが、多少広いエリアで竿を振れるようになると飛距離が出やすい。
フリップはやりずらいですね、うん。どうも飛距離を出したいなら結構スパン!と振らないとダメみたいです。
シルバークリーク・スピナー3gは快適な部類
最後に小さな渓流で出番の多いスピナーを試します。
投げたのはシルバークリークスピナーの3g。スプーンより飛びにくいスピナーなので、もしかしたら飛ばないかと思いましたが。
結構普通に飛んでいきましたね、しかも快適に。
超小型渓流ミノーを使うよりも飛距離も正確さも出しやすい。うんイケるぞこれ。
たぶん2g以下のスピナーになると厳しいかな?この日は持ってきてないからテストできないけど。
中華ベイトフィネス機でヤマメが無事に釣れた
スピナーでテストをしつつ魚が居そうなところをチェックしていたら、無事にヤマメちゃんが釣れました。
この日は活性は低いは、サクラマスがウヨウヨしているわで、ヤマメを釣るのは無理かなぁと思ってましたからね。無事に釣れて有難いですほんと。
それに中華ベイトフィネス機のDX101で無事に渓流入魂できましたからね。テストの時にウグイ先輩が釣れたけど、あれバックラなおしてる最中に勝手に釣れちゃったからなんか違うよ。
渓流での使用感はトータルで「6500円としては意外にイケてしまった」
というわけで渓流での使用感をまとめますけど
一応6500円という値段を考えると「予想よりは使える」って感じですね、うん。
オープンな場所よりも投げづらい場所だけあって、キャストは相当厳しいと予想していましたが、思ったよりもマジでいける。
たぶんですが、渓流で多くの人がメインで使う3g~5gといったシンキング系のミノーは投げれるとおもって良いでしょうね。
ただブレーキが足りないもんだから、逆に6g以上とかぶん投げるみたいになると、ブレーキがね、足りないのよ。うん、これパーツ届いたら改造するけど、圧倒的にブレーキ足りない。
ただね、巻いた感じがすごいのね、新品なのにもうオールドリールですからね。
ふるーいアンバサダーみたいなギアの重なるかんじがするっていうと伝わるかもしれませんが、うん、これは好き嫌いが絶対別れる。僕はぜんぜんいいけどね。
しかしハイギアってこともあって、巻き速度はかなりベストな感じ。ちょうどいいぞ?
もっとギア比高いほうが楽だけど、一巻き70㎝位あれば渓流では結構いい。アップでスピナー巻いてもぜんぜんいけちゃいます。
世界一貧しいミリオネアとして中華ベイトフィネス機を愛機とする
てなわけで渓流では使えるけど、クセの程が半端じゃないDX101。
これをどうするのかというと・・・そうですよ。
道北貧釣ミリオネアとして、わが愛機にすることにしたよね
いや使うんかーい!と言われるかもしれませんが、使いますよ、だって使えるもんこれ。
それに、すでに道北貧釣ステッカーも張っちゃったことだし、なんか最初は「ほんとなんだこのリールふざけんなよ!」と思ってたけど、結局愛着がわいてしまったよね。
あと改造とかして行く楽しみもあるし、6500円をどれだけイジれるかってのも魅力。
なるほどねぇ、これが中華リールかぁ。最初はあんなもん使うか!と思ってたけど、このダメな感じが確かに魅力でもあるんだよなぁ。
てなわけで、これからも世界一貧しいミリオネアを使い、渓流ルアーフィッシングを楽しんでいこうと思います。
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